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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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知人がiPhoneを買ったことについての覚え書き

 私の知人(女性)がつい最近iPhoneを買った.iPhone 3GSの16G.色はホワイト.ところが最初からトラブってしまった.メールでつまずいたのだ.
 iPhoneを購入するとi.softbank.jpのメールアカウントがついてくる.しかし,この与えられたユーザー名やメールアドレスは意味の無い文字列なので,すぐに変更すべきものだ.しかし,iPhoneでのメールアカウントは自分で設定しないといけない.これはハードルが高い.Appleストアでは丁寧に説明をしながら設定してくれると聞くが,購入したのは量販店だったのでそこまでのサービスは望めなかった.購入日は私が同伴していたので,メールアカウントの設定はなんとか出来た.App Storeの登録も無事終わった.ところが彼女が自宅に帰って,メールアドレスを変更しようとしてトラブってしまった.
 iPhoneのメールはPCメールである.送受信サーバの設定が必要で,その設定がどこかおかしければメールはうまく働かない.iPhoneの場合そのサーバの設定が比較的分かりにくいところにある.私はじっさいにそのトラブルの具合を見ていないのだが,話を聞いた限りではそのあたりの設定がおかしいようだ.おそらくいろいろ試行錯誤している間にどこか狂ってしまったんだろう,彼女はApple直営店に駆け込むようだが,最初に思わぬ誤算を生じた.
 もう一つの誤算は英語のキーボードだ.彼女がキーボードを使うのを横で見ていると,誤ってキーを打つ場合が少なくない.別に彼女の指が特別大きいことでもないだろう.多分慣れの問題だと思うが,その誤りのせいでパスワードなどを誤る可能性が高くなる.これも無用なトラブルの原因となっている.私は左利きなのでiPhoneは左手で使っている.彼女は右手で使っている.ひょっとして右手で使う方が使いにくいのだろうか・・・

 私はあたらし物好きで,こういうガジェットは好きで,比較的順応しやすいタイプだから気づかなかったが,ほんの小さなことでも大きな障害となる場合があるんだと実感した次第.それに彼女がiPhoneを買う気になったのは,日頃から私がiPhoneを自慢していることもあるのだから,多少なりとも責任を感じてしまうのである.まあ,私は四六時中つきっきりで指南すれば進歩するだろうが,それは無理難題だし.
# by hiroi22 | 2009-07-16 00:56 | Macintosh

自民党は詰んでしまった

 いくら有利な状況でも悪手に悪手を重ねては相手の反撃に会い,ついには自分が詰んでしまう.悪い手を放っても冷静に対処すれば挽回は可能なのだが,悪手が悪手を呼んでどうしようもない状況になってしまう.将棋ではよくあることだ.これが安倍内閣から現在に至るまでの自民党の姿だ.今回の都議選の敗北でとうとう詰んでしまった.どういう手を考えても負けてしまう.
 例えば,麻生首相が衆議院を解散したとしよう.前回勝ちすぎた議席を大きく減らすばかりか,下手をすると歴史的大敗北を喫することさえある.自民党は瓦解するだろう.では,自民党が「麻生おろし」に成功した場合はどうか.これも歴代3人の首相を有権者の審判を仰がずにたらい回しにしてきたツケが効いている.たった2年間で信任されない首相を4名も許したことになる.そんなことはまったく支持されないだろう.ということで,これも来るべき選挙での大敗は確実だ.麻生首相の代わりに新しい人を選んでその人気を期待する向きもあるかもしれないが,これには東国原宮崎県知事を担ごうとした悪手が効いている.人気取りで有権者の目をごまかそうとする姿勢が見透かされてしまうのである.
 そもそも,よく考えもせずに安倍元首相のようなボンクラを選んでしまったことから自民党の間違いは始まる.彼のおかげで参議院選挙は大敗したわけだが,それでもまだ挽回の余地はあった.民意を受けて首相を交代させればよかったのだ.ところが当時のボンクラ首相は何を思ったか,この歴史的大敗を受けても「われわれの政策は支持されている」と血迷った言明をして,われわれを呆れさせてくれた.更に呆れさせてくれたのは突然の内閣放り出し.知性ばかりか責任感すら欠如していることを白日の下にさらしてしまった.これで首相になった福田氏もすぐに選挙をすべきだったのだが,大連立を画策して失敗.その失意かやはり自ら辞任.注目を浴びるために派手な総裁選挙を演じて,新たに「国民的人気」を期待して選ばれたのが麻生首相.ところが発足当時のご祝儀人気があったにもかかわらず解散しない.時が経つに連れて化けの皮がはがれてか,支持率は急降下.信を問うどころか,折からの不景気に乗じてばらまき政策を続け,ずるずると政権にしがみつく始末.その間にも閣僚の泥酔記者会見など馬鹿馬鹿しい事態とそれに適切に対応出来ない無能ぶりをさらけ出すなど,もう目をそむけたくなるほどのありさまであった.
 とまあ,振り返ってみると自民党はよくまあ酷い手ばかりを指してきたものだ.このblogでも何度か指摘したけれど,いくら自民党といえども少しは理性のあるものの分かった政治家はいるだろう.彼らは何をしてきたんだろう.まー,ワタクシ的には自民党の中のネット右翼如きの議員はどんどんいなくなっていただきたいと願ってますが.
 冒頭,将棋の喩えをしたが,勝負が決まっていても相手がポカをして大逆転が起こる,これも将棋でよくあることである.だから勝負は最後まで分からないとはいえるのだが,願わくばそんなことは起きて欲しくはないけれど.もう一つ,民主党といっても中身は自民党と同じく幅がある.そういう意味では全幅の信頼は置き難い.
# by hiroi22 | 2009-07-13 01:23 | ずっと思う

「悩みのるつぼ」がオモロい

 ここではめったに下ネタは書かないのだけれど(でも好きですけど),あんまり面白いので書き留めておく.何のことかと言うと,朝日新聞の土曜日の朝刊の別冊の中にある「悩みのるつぼ」というコーナーだ.このコーナーは読者から寄せられる悩みに「識者」が答えるというものだ.しかし,そんじょそこらのお悩み相談と違う.相談事も相談事だが,回答も回答でぶっ飛んでいる.
 このコーナーはいつからやっていたのか知らないのだけれど,最初に注目したのは先月寄せられたある女子高校の中年男性教師からの悩みの相談だった.悩みというのは
5年に一度くらい,決まって自分を失うほど好きになってしまう教え子が現れてしまう.どうしたらいいか
というものだった.
 私は残念ながら女子高というのは門をすらくぐったことすらない.だから,この中年教師の悩みはうらやましく,かつ贅沢な悩みと思ったと同時に,毎日毎日自分の娘のような年頃の女性と接していれば,うんざりするかと思っていたが,決してそんなことはないのだと少しホッとしたような気分になった.
 この回答が驚くべきものだった.回答者は作家車谷長吉(失礼ながら私はよく知らない).この回答者,なんと
好きになった女生徒と出来てしまえばよいのです
というのだ.これには仰け反ってしまった.この回答で背中を押されて,この悩み多き中年教師はどうするんだろう?僕,知ぃ〜らないっと.

 先週のはこれに輪をかけて面白かった.相談は女子浪人生,18歳.相談事は,ついに出ました
性欲が強くて勉強出来ません
これ,土曜のさわやかな朝に目にする活字じゃありません.で,回答者は「成り上がり」社会学者の上野千鶴子.回答の詳細は書けませんが,見出しだけ;
むずむずしたら自分でほぐしましょう028.gif
 朝日新聞には昔「中島らもの明るい悩みの相談室」というコーナーがあった.そちらも面白かったが,こちらはそれよりも生々しいというかお下劣というか・・・・ その分,インパクトはあるね.

 しかし,こんなコーナーでも天下の朝日新聞だから読んで,ゲヘヘとなるわけで,これが東京スポーツの下ネタ紙面でいかがわしい写真とともに掲載されていたら,絶対日の目は見なかったろう.不思議な巡り合わせというべきか.誰が考えたんだろう.003.gif003.gif
 「悩みのるつぼ」はまさか私だけが喜んでいるわけでもあるまいと思っていたが,検索してみると,私と同類の人はたくさんおいでのようである.まことに慶賀なことだ.
# by hiroi22 | 2009-07-11 22:06 | ずっと思う

自動券売機で迷うご老人

 先日,PASMOのチャージをしようと横浜駅の東急の切符の券売機に立ち寄った時,隣の券売機でおじいさんが係の人の説明を受けていた.大きな声でしゃべっていたので聞き耳を立てていると,どうやら回数券の買い方を教えているらしかった.ふむ,なるほど確かに東急の回数券はあまり買いやすいとはいえない.しかもこのご老人は3種類の回数券を所望していたようなのだ.これは大変である.
 横浜駅では,本来別々であるはずの東急とみなとみらい線の切符が同じ券売機で買える.それは便利と言えばそうだが,最初にどちらを買うか決めてその画面表示に触れなければならない.また,回数券を買うには.画面横の「回数券」ボタンを押さなければならない.「回数券」も最近は休日用などの種類がありややこしい.更にややこしいのは,東急の回数券は乗車区間を指定して買うのではなく,運賃を指定して買うのである.たとえばA駅ーB駅290円の回数券は2900円のボタンを押して買う.これによって回数券の使い勝手は増したが,初めて購入するときには迷うシステムだ.説明などは,もちろんない(あったとしても読まないだろうが).

 今回,回数券を買うのに右往左往していたご老人も,窓口で切符が買える時代であったならば,何の問題もなく回数券を買えたことだろう.ずらりと並んだ券売機のおかげで大量の切符が販売出来るようになった.しかし,そんなことはこのご老人のような人々にとっては不便以外のなにものでもないかもしれない.さほど抵抗もなく切符を買っているわれわれにしても,よく考えてみると上に書いたように複雑な操作と思考を強いられている.平たく言えば「機械に使われている」のである.それも知らず知らずのうちに.

 以前,いくつか外国の都市を訪れたとき,その路線バスが利用し難いのに閉口したことがある.バス停がはっきりしない(電信柱にペンキで線が書いてあるのが目印ということもあった).時刻表もない.バスの車内で停車駅の放送がないのでどこで降りればよいのか分からないなど,とてもじゃないが初めて利用する人はまるで使えないと思ったものだ.それに比べて日本の場合は(日本語の理解が必要だが)くどいくらいの表示と車内放送があるので,こういう国のシステムと全然違って誰にでも分かりやすいものだと信じていた.しかし,今回ハタと思った.いくつもの路線が交わる横浜駅という特殊性はあったものの,どんどん機能を追加していくうちに知らず知らず複雑怪奇なものが出来上がり,結局は上に述べた国と同じように初心者・異邦人に不親切なシステムになってしまう.更に機械化という人と人とのコンタクトが少なくなるシステムは,老人などの弱者を疎外または想定しないまま突っ走る.われわれはそんな不安を内包している.
# by hiroi22 | 2009-07-04 02:02 | じっと思う

いかに日食を見るか それが問題だ

 7月22日は日本本土で日食を見ることができる数少ない日だ.歴史的イベントと言ってもよいかもしれない.そういう日なのだから,晴天であって欲しい.そして,この目で日食を見たいものだ.小学校のときにやったように,下敷きを通して太陽を見ればよい....というわけにはいかないのだから世の中は分からない.
日食を観察する方法:国立天文台
このホームページに「やってはいけないこと」の中に下敷きを使うことが載っている.「絶対にやってはいけません」とまで書いてある.では,どうやって観察するのかと言うと,ピンホールを開けるとか木漏れ日を見るとか,要するに間接的に見ろと薦めている.これはツライ.せっかくのイベントなのに,靴を履いたまま足の裏をかくようなことはしたくない.このホームページの最後には「専用の日食グラスを使う」というのも紹介されているが,滅多にない日食のために1500円ほどする専用グラス(=他の用途には使いようがない)を買い求めるのは馬鹿馬鹿しい.
 ということで,やっぱり黒い下敷きで見ることになりそうである.ナニ,凝視しなければよいのだ.問題はむしろ,どんな所でどんな風に見るかである.弁当を持って芝生に横になってピクニック気分で見るとか,ビルの屋上で仕事の合間に見るとか,どんな風にが問題.
 そんなことを考えていると,何だかワクワクしてきた.当日はカラッと晴れてくれることを祈ろう.
# by hiroi22 | 2009-07-03 00:12 | じっと思う

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