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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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いささか とうが立った話だけれど

 今更麻生首相の言動に何か非難めいたことを書いてもむなしいだけだし、何も期待できないこの人に思いめぐらすのは時間の無駄というものだけれども、かつてはこんな人もいたんだという記録のために書いておこうと思う。

 麻生首相がブッシュ政権の北朝鮮に対する政策に不満をワシントン・ポストのインタビューで漏らしたそうである。
<麻生首相>北朝鮮核でブッシュ前米政権に不満…米WP紙
 【ワシントン及川正也】米紙ワシントン・ポストは25日、先に訪米した麻生太郎首相とのインタビュー記事を掲載した。首相は北朝鮮の核問題をめぐるブッシュ前米政権の対応について「検証問題で少しあいまいな文言にしようとする傾向があった」と述べ、前政権の方針に不満だったことを明らかにした。

 日本政府はブッシュ前政権が核検証で焦点のサンプル(試料)採取を一時、北朝鮮との「口頭合意」にとどめたことなどに懸念を示していたが、前政権とはいえ、首相が公に米国の外交方針に不満を表明するのは異例。一方、オバマ政権については「クリントン国務長官が検証可能な査察の重要性を明確にしている」と歓迎の意向を示した。

 また、北朝鮮のミサイル発射準備とみられる動きについて「(発射した場合には)国連安保理が直ちに対応をとることが重要だ」と述べた。
ブッシュ政権の政策に不満だったと言うが、言っている本人はそのブッシュ政権時代、安倍内閣で日本の外務大臣を務めたその人だろう。その時にはへいこら尻尾を振っておいて、ブッシュがいなくなった今になって不満を漏らし、現政権を持ち上げる。どこの会社でもいるんだろうな、こういう人。上司におべっかを使っているけど、その上司が左遷でもされて、その後釜が入ってきたとたんに前の上司の悪口を言って、新しい上司は持ち上げる。そういう人は陰口の対象にはなっても尊敬はされない。ましてや一国の宰相の取るべき態度ではあるまい。一言でいえば男らしくない。

 もう一つは先日、麻生首相が「日教組と戦う」とか勇ましく講演をしたそうだが、例によって深く考えずに勇ましく拳を上げたものだから後になって弁明に追われて大変恥ずかしい姿になったというお話。
首相VS記者団:教科書“政治介入”、「そういう意味ではありません」 2月23日午後7時2分~(毎日新聞)
その情けないやり取りを抜粋しよう。
Q:朝日新聞です。総理は昨日の青森の講演で、我々はいい加減な教科書を変えた、というような発言をされたと思うんですが。政治の力で内容を変えさせたとも受け止められる発言なんですけれども検定制度の趣旨からして、政治的介入はあってはならないと思うのですが。

A:それは当然ですよ。それは当然です。教科書検定っていう制度がありますんで、それによって。確かあれはペットを家族の一員というような話だったんじゃないすかね、あれは。それはちょっと違うんじゃないかということで、あれは検定に関して、ペットに対する表現は変えた、たぶんその例だったと思いますけどね。私の記憶です。

Q:教科書を変えさせたということについては。

A:いや、変えた。いや変えさせたと言ったのか知りませんけど。あれは教科書検定、検定委員会だったっけな。教科書検定委員会が変える、ここが責任です。

(中略)

Q:今の件ですけれども、変えさせたということは、言葉通り聞くと政治介入をしたという風にしか受け取れないんですけれども。

A:そういう意味ではありません。教科書検定、え、なんだったっけ。検定委員会だっけ。検定委員会が変える。そこが、責任を持って変えるということです。
 麻生太郎のしどろもどろの状態が目に浮かぶようなやり取りである。で、本人は実際に何を言ったか?ありがたいことに東奥日報が全文を掲載してくれている。それによれば当該箇所は次の通り。
教育基本法の話でも、また、今のソマリアの話1つにしてもちゃんとまとまって答えてくれない。そいういった所は、われわれにとってあのいい加減な教科書をわれわれは教育基本法を変えてあのいいかげんな教科書を変えました。覚えていない人もいるかもしれませんが、おじいちゃんとおばあちゃんと一緒の写真、こちらは犬と子供と一緒の写真で、両方家族ですと。うまいように書いてあるように見えるでしょう。犬と子供もおじいちゃんとおばあちゃんも一緒の扱い。おばあちゃんは犬と同じか、こんなふざけた話がどこにあるのか、と言って当時やりあったことがあります。相手はご存じ日教組です。
 「検定委員会」の「け」の字も出てこない。それどころか「教科書を変えた」と自慢しているのである。
 勇ましい話も結構である。しかし後で言い訳をするようなミットモナイことになるのなら、あるいは抗弁する度胸もないのなら初めから止めとけと言いたい。上の話で看破出来ないことがもう一つある。麻生太郎は犬を家族の写真から外したことを自慢している。なぜ愛犬を家族として認めてはいけないのか?「おじいちゃんとおばあちゃんと一緒の写真」を愛犬と一緒の写真と並べたら「おばあちゃんは犬と同じか、こんなふざけた話」にどうしてなるのか?愛犬を家族と思うのが日教組の考え方でおかしいというのならば、全国の愛犬家そして愛猫家は皆日教組を支持するだろう。

 初めに書いたように、こんなことを書くのはむなしいし時間の無駄なだけなんだけど・・・
by hiroi22 | 2009-03-03 01:10 | じっと思う

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