ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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久し振りに野茂のことを書く

 野茂が出演しているCMが流れている.「まだ現役だ」みたいなメッセージが込められたCMだ.しかし,野茂自身は一昨年戦力外通告を出されてから一度もメジャーのマウンドに上がっていない.つまり,昨年一年間われわれは野茂のピッチングを見ることができなかったのだ.
 このblogには検索欄があるので,興味のある方は「野茂」でこのblogの過去の記事を検索して欲しい.過去6度ほど野茂のことを書いたが,彼に対して賛辞は惜しまなかった.
野茂という存在
野茂の前に道はない,野茂のあとに道はできる
それだけに,彼の現在とこれからが気にかかる.
 どんな職業にも引退は避けられないが,スポーツ選手,特に野茂のような華やかな経歴を持った選手はその身の処し方が注目される.CMのように,もう一度這い上がるのか,それともこのまま引退となるのかはわからない.しかし,私は「もう一度勇姿を見せてくれ」とも「このまま潔く身を引いてくれ」とも言わない.言おうとも思わない.どういう道を選んでも「野茂」は「野茂」であるからだ.
 これまで,彼は自分の信じるところを愚鈍なまでに進んできた.それは私に強烈なインパクトを与えた.それが成功したかか否かは問題ではない.だから,私は今後のことについても,そういう彼の行動原理をそのまま受入れ、支持し,見守りたいと思うのだ.むろん,心の中では,もう一度勇姿を見たいと思っているのであるが....
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by hiroi22 | 2007-06-19 00:06 | ずっと思う

スポーツ観戦の一日

 3月24日(土)はなんとまあスポーツ中継の多い日だったことよ。まず、プロ野球パ・リーグが開幕。日ハムのダルビッシュ有投手にほれぼれ。若いし、ハーフのイケメンで足も長い。ピッチングも素晴らしい。天は二物も三物も彼に与えたようである。ダルビッシュ君よ、もてるだろうがお嫁さんは慎重に選ぼう。続いて大相撲の朝青龍ー白鵬戦を見る。押し込まれた状態から、とっさに体を入れ替えた朝青龍の反射神経は凄い。その大相撲が終わって1時間後の7時からはサッカーとボクシングの同時進行が始まった。CMごとにチャンネルを入れ替えるのが忙しい。
 亀田興毅対エベラルド・モラレス戦は亀田興毅の判定勝ちに終わった。前々回の試合と違い、今回の判定勝ちは文句のつけようがないものだったが、今朝の新聞の見出しを見ると、辛口だったし、本人の談話も試合内容に不満を述べたものが掲載されていた。しかし、私は世界ランカー相手に文句のない判定勝ちをおさめたのだから、一定の評価を与えてよいと思う。本人の気持ちとしてKO勝ち出来なかったことに不満があるのは理解出来るが、世界の有力選手相手に簡単にKO勝ち出来るものでもない。ともかくも、この試合は彼が今のフライ級で世界に伍する実力を持っているということを証明した試合であったと思う。
 ただし試合運びについては検討の余地があろう。新聞などで指摘されているように、今回のガードを固めて低姿勢で接近するこれまでの「亀田式スタイル」が最適だったかどうかは疑わしい。前回のタイトル戦と同じく、アップ・ライトスタイルでアウトボクシングをする方が、彼のスピードを生かした戦い方が出来たのではないだろうか。ただ、今回の相手はリーチが長いことが亀田陣営としては気になり、従来の戦法に戻したのかも知れないが。
 上にも述べたように、今回の勝利で亀田興毅が世界王座を争える実力を持っていることが証明された。ただし、チャンピオンになれるかどうかは運次第だ。かつてF原田は「黄金のバンタム」エデル・ジョフレに挑戦し、戦前の圧倒的不利の予想を覆して勝利を収めて世界チャンピオンとなった。しかし、そのF原田はタイトル戦の前にあるボクサーによってマットに沈められている。原田を倒したボクサーとは、「ロープ際の魔術師」と呼ばれていたジョー・メデルであった。ところがメデルは、その当時十分な実力がありながら、タイトルに挑戦したのがエデル・ジョフレの最盛期であったためにチャンピオンになれなかったのである。つまり、チャンピオンと挑戦者の「実力の波」の状態によっては、偉大なチャンピオン、実力十分な挑戦者であっても負ける可能性はあるのだ。亀田の狙うWBC王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)は強いチャンピオンと聞く。両者の「実力の波」次第では亀田にも十分チャンスはあるだろう。彼の挑戦時期に「実力の波」の状態がどのようになっているかは神のみぞ知ることではあるが。
 もう一つの注目すべき試合、サッカー日本代表対ペルー戦。試合は2−0で日本代表の勝利、しかも中村俊輔選手と高原選手が活躍するという、ファンにとっては満足すべき結果となった。また、試合内容も終始ボールをコントロールして、日本ペースでおこなわれたように見えた。サッカーはまったく素人なのだが、新聞などの記事もおおむね好意的なものが多かったようだ。ところがオシム監督は手放しで喜んでいないようで、
 普段は「選手にマイナスの影響を与える」と個人評価を控えるオシム監督が、この夜はあえて中村俊を「もっとプレーのスピードを上げなければ」と評した。「終盤、若手を入れた方がスピードが出た。あれが日本の目指す方向だ」とも付け加えた。
という記事にもあるようになかなか厳しい見方をしているようだ。日本代表を預かる監督としては楽観的な見方も出来ないかなと感じていたのだが、あるblogの記事;
オシム代表の異物だった俊輔
を読んでウムと唸ってしまった。このblogの分析が正しいのかどうかは判断出来ないが、実に説得力のある解説である。サッカー観戦もとても奥が深いのだ。
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by hiroi22 | 2007-03-25 12:44 | じっと思う

大きなつづらと小さなつづら

 先月、中村紀洋選手が契約更改で、当時所属していたオリックスが提示した大幅減棒を蹴って自由契約選手になったとき、私は「舌切り雀」の童話を思い出していた。意地悪なおばあさんが雀のお宿を訪ね、そのおみやげに出された小さなつづらと大きなつづらで、選んだ大きなつづらには妖怪が詰まっていたというお話だ。
 中村紀洋選手は昨シーズン、年棒2億円ながら、成績は85試合出場で、2割3分2厘、12本塁打。主力選手以前に、レギュラーの野手としてもお寒い数字だ。これを受けて球団側が提示した額は8000万円。減棒の割合が通常の限度を超えてたとはいえ、この成績では中村選手側としてもそんなに強気にはなれないと思っていた。2億という金額はもちろん、8000万円というのも一般人から見ればとてつもない額である。プロ野球界の水準でも昨年度打率2割そこそこの選手に8000万という年棒は高いからだ。ところが、中村選手側は何を勘違いしたのか、昨年の不振はケガによるものであり、またこのケガは“公傷”である。よって、この大幅減棒は承服しかねる、と主張したのだ。また、自らを「中村ブランド」と称し、その「ブランド価値」なるものを要求したのだとも聞く。いわば、「とてつもなく大きなつづら」を望んだのだ。
 中村選手側のこのような要求が通れば球団経営は出来ないだろう。したがって、オリックス側が突っぱねたのは当然だと思う。その後自由契約になって、どの球団から引き取り手がなかったのも、今シーズンの陣容が固まっていたことより、こういう要求をする選手を各球団が毛嫌いしたためではないだろうか。
 そして、今日中村紀洋選手の中日への入団が決まった。
<中村紀洋>育成選手として中日に入団へ 年俸400万円
 プロ野球のオリックスを自由契約になった中村紀洋選手(33)が25日、2軍の試合しか出場できない育成選手として、中日に入団することが決まった。年俸は昨季の2億円から50分の1にあたる400万円、背番号は「205」。中村紀は「お金じゃない。ユニホームを着て野球ができる喜びを感じている。早く(1軍の)試合に出場できるようアピールしたい」と抱負を語った。
 テレビのニュースを見る限り、「お金じゃない。ユニホームを着て野球ができる喜びを感じている。」という言葉どおりの清々しい表情をしていた。妙なプライドからは解放されたように感じた。ただし、だからといって活躍出来るほど甘くはないだろう。昨年は見ての通り不振であったし、一昨年は大リーグに挑戦するも、さっぱり通用しなかったのだから。つまり、少なくともここ2年間はまともな成績を残していないのである。今シーズンの成績はまったく保証されていないと言ってよいと思う。

 年棒8000万円という「小さな」つづらを嫌い、年棒2億円と「中村ブランド」という大きなつづらを望んだ中村紀洋選手は、結局、年棒400万円の育成選手というどん底まで落ち込んでしまった。これが彼にとって、結果的に良いことだったのかどうかは分からないが、今回の騒動は、舌切り雀の童話のごとく、反面教師としての教訓を世間に与えたと思う。
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by hiroi22 | 2007-02-25 23:05 | じっと思う

TV中継---阪神が負けてしまったので

 昨日、阪神が負けてしまったのでTV中継に対する熱意が失せてしまったのだけれど、前回言い足りなかったことを書いておく。
 まず断っておくべきは、私はBSにもケーブルテレビにも加入している。したがって、今回の中継は見ることが出来る。私が硬直化もここまで来たかTV局でTV局関係者を批判したのは、自分自身が中継を見ることが出来ないからではない。そういう近視眼的視点ではない観点から、その姿勢自体を批判したかったのだ。
 TV局というのは、その電波を独占的に使用することを認められている限り、NHKだけなくすべての局が公共的な使命を持っているはずである。この点から、今回のようなペナントレースのクライマックスともいうべき試合を、在京のすべての地上波の局が無視するということが納得出来ないのだ。今年のプロ野球を中継してきたという流れからいっても、おかしな態度だと思う。首尾一貫性に欠けるのである。
 もう一つ、これはTV局だけではなくプロ野球側にも問題があるのかも知れないが、シーズンの中継予定がシーズン前にあらかた決まってしまうということを俎上にあげたい。これからどうなるか分からないシーズン前に、放送される試合が決まるというのはどう考えてもおかしな話だ。
 確かに一昔前までは、ある特定の球団のゲームを流しておけばそれで済んでいたので、このような方式もある意味効率的と言えたかも知れない。しかし、今や状況は変わった。これまでの野球中継では視聴率がとれない時代になっているのだ。しかし一方、球場へ足を運ぶファンの数は減っていない。むしろ増えていると言ってよい。このアンバランスは、TVが人気を吸収出来ず、人々の嗜好の変化に対応出来ていない証左である。この現状を変えるには、早々に放送予定が決まってしまうという今の方法をやめるべきだ。そして、タイムリーに好ゲームが放送出来る方式に変えることだと思う。
 もちろん、このような方式にするにはTV局だけでなくプロ野球側との意見調整が必要だろう。しかし、現状を鑑みれば十分実行出来る話だと思う。出来ないのはやる気がないからである、と再度断言しよう。
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by hiroi22 | 2006-10-01 12:12 | じっと思う

硬直化もここまで来たかTV局

 プロ野球も大詰めで、セ・パとも連日のように数万人の観客を集めて白熱している。特に中日を追う阪神は鬼気迫るような戦いで、連戦連勝。一方の中日も一時のスランプを跳ね返して、阪神の迫力に応えるよなすばらしい戦いを繰り広げている。
 しかしである。
プロ野球の1年の総決算ともいうべきこの戦いを、在京の民放はどこも放送していないのである!
はっきり言おう。
この状況を指をくわえて見ているTV局関係者はアホである。
 これはもちろん、視聴率という面からもそうであるが、娯楽を提供するという責任、そしてこれまで中継してきたプロ野球の最後の肝心かなめを放送しないというあほらしさ(今までの中継は何だったのだ?)から見て、全く理解出来ない。
 阪神と中日だから放送出来ないのか?視聴率がとれないとでも思っているのだろうか?そうだとしたら、頭の中がワンパターン、硬直化もはなはだしい。
 すでに番組が決まっているというのは言い訳にならない。そんなものはスポンサーとの交渉でなんとでもなるだろうし、過去にも例は幾多もある。要はやる気の問題だ。
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by hiroi22 | 2006-09-28 23:11 | じっと思う

野球を知る人は「感動」を乗り越えて

 その昔の野球部の練習では、練習中に水を飲むことはやってはいけないことだった。そのおかげで、真夏の試合に投げて脱水症状寸前になったことがある。試合前日の猛練習は当たり前。当時は、練習というのは技術を向上させるというよりも「根性」を鍛えるものだった。時に、チームワークは「連帯責任」というものにすり替わった。
 今どき、このような理屈の通らない練習をやっているところはないだろう。練習中の水分補給は大切だし、試合前日は軽い練習で、試合になって存分に実力を発揮出来る状態にするのが当たり前だと思う。また、練習後のマッサージなど体の手入れの面でも進んでいるのだろう。つまり、選手のコンディション調整、健康管理の理解の面で大きな進歩があったのだ。

 今回の決勝再試合も前日に劣らぬ好ゲームだった。斎藤投手の冷静なピッチングは見事だったし、最終回の追撃の2ランは鳥肌が立った。このゲームを通じて日本中が熱狂し、感動と両チームがよく戦ったと賞賛が渦巻くのは当然だろう。

 しかしである。早実の斎藤投手は延長15回を含む4連投である。健康管理を考えると正気の沙汰とは思えない。一方、駒大苫小牧のエース田中将大(3年)は右肩の張りを押して登板している。スポニチの記事「田中V3夢散…次の舞台はプロ」によれば;
 疲労との闘いだった。夜の通常の40分のマッサージに、この日朝、さらに20分追加。張りのある右肩から後背筋にテーピングを施し、初回途中でマウンドに立った。
痛々しいとしか言いようがない。どうして、こうまでして投げさせなければならないのか?
 冒頭述べたように、高校野球で選手の健康管理の理解が進んでいるにもかかわらず、甲子園ではまだクレイジーな大会運営を平気でおこなっているのである。ダン野村氏のコラム、血と汗と涙に濡れた高校野球ではこの点を厳しく指摘している。ダン野村氏は、高校野球で過去に起こった「連投を強いられる投手の投げ過ぎによる故障」による悲劇の実例をあげながら、「(投手の)球数の制限」のルール化を提案し、
高野連と高校野球の指導者は、自らの利益や目先の勝利ではなく、選手達の将来を最重要視する必要があります。これまで幾度に渡って犯されてきた過ちを繰り返さない為に、今こそ指導者達が考えを改めるべきなのです。そして立派な指導を受けた少年達が、その次の世代にも本来の野球の楽しさや興奮を伝えて行ってくれるはずです。それが、高野連が常々重んじている真の教育ではないでしょうか。
と結んでいる。私は「投球制限」が実施可能かどうかは懐疑的であるが、「選手達の将来を最重要視する必要があります。」という言葉は高校野球関係者は重く受け止めるべきだと思う。例えば大会運営についてはまだまだ改善の余地がある。休養日を設ける、大阪ドームなどの利用を考えるなどで、選手に負担のかからない効率的な運営ができるはずだ。実際、同じ高校の全国大会であるラグビーやサッカーでは当然のこととして実行されている。高野連が出来ないはずはあるまい。過去の悲劇を繰り返さないためにもこの機会に大胆な方策を考えるべきだ。
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by hiroi22 | 2006-08-22 14:01 | ずっと思う

センチメンタリズムのために才能を摘むのはやめよう

 駒大苫小牧(南北海道)と早実(西東京)の決勝戦、延長15回引き分け再試合となった。決勝戦での引き分け再試合は、あの松山商対三沢の延長18回再試合以来という。
 手に汗握る熱戦で、両校のエースの好投が光った試合だった。両投手とも甲子園での最高のピッチングを思わせた。炎天下での彼らの熱投はスタンドを埋めた大観衆に大きな感動を与え、明日の再試合は格別の期待を持ってみられることになろう。しかし、彼らの将来のことを考えると、明日の試合に彼らを投げさせないで欲しいと願う。
 早実の斎藤投手は、5日間で3連投を含む4試合42イニングを投げ、駒大苫小牧の田中投手も4日間で3試合29イニングを投げている。投球数も相当なものだし、おまけにこの暑さの中の投球である、若いとはいえ体に相当な負担がかかっていることだろう。ほとんど限界と言ってよいのではないか。この上、彼らに明日投げさせるとなれば、彼らの肩に更なる過酷な負担を課すことになる。
 全国大会優勝が目の前にある。これまで、チーム一丸となり厳しい練習に耐えてきた目標がかなえられようとしている。また、周囲の期待も大きい。しかし、将来ある若者の才能を摘み取ってはならない。勝敗も大事だろうが、彼らの健康管理はもっと大切だ。高校野球は教育の一環と標榜しているのならばなおさらだ。
 理想をいえば、数日間の休養の後に再試合をするのがよいのだが、それが不可能ならば明日の試合は両投手は投げず、野手として出場させられないだろうか。そのような起用でもし負けるようなことになれば、周囲の非難は避けられないし、本人も悔しいかも知れない。しかし、指導者・責任者は感情論に惑わされず、合理的・大局的な判断をするべきだと思う。才能ある若者を預かる監督の勇気を望む。
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by hiroi22 | 2006-08-20 22:39 | ずっと思う

また出た、変な精神論

 高校野球ではわけの分からんことがまかり通っている。この記事も「なんだぁ?」の類である。
<高校野球>監督が故意の三振指示 秋田大会準決勝(毎日新聞)
 秋田市の秋田県立こまちスタジアムで22日に行われた第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘—秋田戦で、大量リードした本荘の尾留川徹監督が七回表、雨天ノーゲームを避けるために、打者に対して故意に三振するよう指示した。県高野連は同日、同校野球部に対しフェアプレーをするよう指導し、始末書提出を求めた。

 問題のプレーは、本荘が12—1とリードした七回表の攻撃中、1死二塁の場面で起こった。県高野連によると、尾留川監督が打者に三振するよう指示、打者は明らかなボール球を空振り三振した。県高野連は、本荘の野球部責任者を呼び「アンフェアなプレーがないように」と指導した。しかしその後、三塁に進んだ走者も本盗を狙ってタッチアウト。七回裏の秋田は無得点で、本荘は七回コールド勝ちした。

 県高野連は試合終了後、本荘に対して始末書提出を求めた。秋田の佐藤幸彦監督は試合後、「負ける以上の屈辱だ。最後まで正々堂々とやりたかった」と怒りをあらわにしていた。【岡田悟】
 12-1もの大量リードをしていた試合。しかし雨が降っていて、ノーゲームの可能性があった。勝っているチームの監督ならば早く試合を成立させたいと思うのは当然だ。勝敗のことはもちろんあるが、ぬかるんだグランドでの怪我や、疲労など健康管理面での心配もある。成立したんとたんコールド勝ちの試合ならなおさらだ。
 「アンフェアなプレー」というが、何が問題なのか?確かに、わざとらしい三振は見苦しいが、ルール上は自分たちに不利な行為なのだから、許容範囲だろう。「もう少しうまく演技しろ!」とヤジの一つでも飛ばせばすむ話だ。このように試合状況や相手にあわせてプレーをするのも作戦の一つだし、もしそれが悪いのならば、(強豪校がよくやるように)弱い相手に対して2軍・3軍をぶつけるというのも問題ではないのだろうか。始末書提出というが、まったく「不始末」でもなんでもない。県高野連の変な精神論で高校野球をコントロールするのはもうやめて欲しいものだ。
 「最後まで正々堂々とやりたかった」と相手の監督が言うが(言う方も言う方だ)、何が正々堂々でなかったのかさっぱりわからない。悪質なプレーの妨害があったわけでもあるまい。正々堂々と12点取ってコールド勝ちしたのだから立派。それよりも7回の表にどんどん点が入って、雨が強くなってノーゲームになる方がよっぽどアンフェアだ。「負ける以上の屈辱だ。」と言うほどくやしかったのなら、最後の7回の裏に猛反撃して、相手の思惑をひっくり返せばよい。それも出来ずに負けたのだから、力がなかったのである。それが勝負というもので、相手の監督を非難するとは、まったくお門違いと言うべきである。
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by hiroi22 | 2006-07-23 13:33 | じっと思う

WBCの波紋

 日本チームの優勝で終わったWBC。この結果は日本はもちろんだが、アメリカ側にも波紋を生んでいるようである。考えてみれば、ともかくも大リーガーを揃えたアメリカチームは負け。現役大リーガーが数多く参加したプエルトリコやドミニカも負け。決勝に進んだのはFar East、格下と思っていた日本と”敵国”キューバであるから、大リーグの権威も台無しである。たとえば、NY TimesのWilliam C. Rhoden記者はこの状況を見て、"U.S. baseball faces Classic problem"という記事を書いて、その中で
大リーグのWorld Seriesという名称は変更すべきだ(It ought to rename its fall chamipionship classic, the annual World Series.)
と主張している。そう、この意見には賛成だ。このRhoden記者のこれまでの意見は知らないが、今までこんな意見がアメリカ側からは出たのは私は聞いたことがない。
 さらに彼は小見出しで
今回の結果はアメリカのワールドシリーズの傲慢さを示している (Classic's outcome shows hubris of U.S. World Series.)
とまで言っている。「アメリカ人がこんなこと書いて大丈夫かいな」と、こちらが心配するほど小気味がよい記事だ。
 WBCのもう一つの波紋は、今回出場を拒否した面々のことだ。特にヤンキースの松井が注目されている(ほかにも井口とか城島とかもいるのだが、やはり松井である!)。それも決まってイチローと比較されている。実は先に挙げたRhoden記者の記事で、王監督の話として、イチローについては
今まで彼はある種自分本位(selfish)だという間違った認識を持っていたが、実際は彼はチームのためによく尽くしてくれた。
というのを紹介し、松井に関しては
日本のファンは、松井がこのトーナメントで日本のためにプレイして欲しかったと思っている。松井が今シーズン活躍すれば、ファンのbad feelingは相殺されるだろう。
という話を載せている。松井に関しては、控えめながら王監督にしては踏み込んだ発言だと思う。
 WBCの運営に関しては、例の審判問題を始めとして問題が多かったのは事実だ。だから、松井の不参加に対して、私は理解出来る。2009年と予想される次回にはもっときちんとした大会、それも日本や韓国などが運営にかかわる形で開催されるべきだろう。それと、これだけは言っておかないといかん。これは今朝の新聞で知ったのだが、
キューバは、キューバへ与えられる賞金をハリケーンカトリーナの被災者へ贈ることで大会参加が認められたそうだ。
 なぜキューバの参加とブッシュ政権の怠慢によって生み出されたと言うべきカトリーナの被災者の救済が関係あるのだ!?こんな理不尽な話はないね、まったく!あきれる!
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by hiroi22 | 2006-03-23 01:14 | ずっと思う

日本ーキューバ戦の印象

 長い試合だった。日本の攻撃時間も長かったが、キューバの投手交代の多さがその原因の第一。いったい何人ピッチャーを登録しているのだと思うくらい、序盤戦からピッチャーをつぎ込んできた。
 このようなキューバの戦術は、アテネで苦杯を喫した先発松坂を意識していたのではないかと思う。つまり、松坂が投げている間は点が取れないのだから、日本打線の目先を変えてでも、とにかく失点を最小限に押さえる、そういう戦術のように思えた。また、この試合で最後なので、そのために全ての戦力を惜しみなくつぎ込む、というキューバの監督の強い決意が伝わってきた。
 確かに、8回を終わって6−5までキューバが追い上げた時にはこの戦術が功を奏したかに見えた。そういう意味では、結果的に決勝点となった9回のイチローの7点目は大きかった。
 この放送は、前回の韓国戦と同じくCS(J Sports)の英語音声で視聴していたが、その放送の解説者がイチローのこのときのバッティングには感嘆していた。ランナ−1、2塁の場面だったので、三遊間が空いている。だから、イチローならば当然そこを狙うだろうと、彼はコメントしていたのだが、結果は1、2塁間のクリーンヒット。
「さすがメジャーで200本のヒットを打つだけのことはある。」
と彼はイチローを褒めちぎっていた。
 韓国戦に続いて王監督の采配も冴えていた。私のこれまでの印象では、王監督は頑固で、型にはまった戦い方をすると思っていたが、今回のWBCでその印象は改めなければいけないと思った。リーグ戦とトーナメントはもちろん違う戦い方が要求されるが、イチローの3番起用や福留の代打など、これまでとはひと味違った采配がうまく当たったと思う。
 それにしてもやはりキューバは強い。中盤で6−1となった時、これから出てくるキューバのピッチャーは力が落ちるだろうから、日本のワンサイドゲームになるのではないかと思ったのだが、豈図らんや一点差まで日本を追い込むのだから!ラテンアメリカの人たちは熱しやすく冷めやすいので、諦めるのも早いと思い込んでいた。キューバの皆さんごめんなさい。軽率でした。

 上にも書いたが、今回もTV中継は民放(日テレ)ではなくCS放送を見た。民放のうるさいスポーツ中継、アナウンサーと解説者の大仰な表現に辟易していたからだ。しかも、今回は初めから潔く(?)英語音声で聞いていた。やや大リーガーイチローにスポットを当て過ぎているきらいはあったが、耳障りな日本の放送に比べると気分良く観戦出来たと思う。その放送内容をどれくらい聞き取れたかは不明だが、いくつか面白い発言があった。思いつくまま並べる。
・この解説者はマツザカ、マツナカ、マツザキ(誰だ?)を区別出来ず、アナウンサーにそのことを冷やかされていた。[どうも彼らにはオガサワラとか、ほかにも日本人選手で言いにくい名前が多くあるようである。]
・キューバは大リーグのような野球である。多分アメリカに近いせいだろう。しかし、日本や韓国はそれとは違った独自のスタイルの野球が発展しているようだ(解説者)。
・日本のバッターは2ストライクになると、スラッガーでもバッティングがpullではなくpushになる(解説者)。[引っ張らずにはじき返すという意味か]
・日本の選手は、オーサンのことを尊敬を込めてオー・コントク(王監督)と呼んでいる(アナウンサー)。[オー・カントクとは発音しにくいのだろうか]

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by hiroi22 | 2006-03-21 22:38 | じっと思う

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