ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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嘘と卑怯とを許容する社会

 「記憶にない」「真意が誤解された」こんな言葉をわれわれは何度聞かされたことだろう。
漆間氏、発言を重ねて否定 「申し訳ないことをした」
 漆間房副長官は9日、西松建設献金事件をめぐり自民党議員への波及を否定したとの発言について「私と私の秘書官の記憶を突き合わせた結果、そういう発言はしたことはない」とあらためて釈明した。
<違法献金>漆間官房副長官が釈明 「自民波及せず」発言で
 漆間巌官房副長官(63)は9日午前の参院予算委員会に出席し、西松建設の違法献金事件について「自民党議員には波及しない」と発言した問題について「検察捜査の中立性、公平性を否定するような発言をしていない。真意が伝わらない形で報道され、まことに申し訳ない」と釈明した。そのうえで「私も記者もメモ、録音をしないルールだ。記者がどう理解したかを私から申し上げることはできない」と述べた。
 漆間官房副長官の発言が飛び出した席には記者が20人ほどいたらしい。そしてその発言を聞いた新聞各社がほとんど同じ内容の記事を書いた。それをこの漆間官房副長官は「私と私の秘書官の記憶を突き合わせた結果、そういう発言はしたことはない」、「私も記者もメモ、録音をしないルールだ。記者がどう理解したかを私から申し上げることはできない」とシラを切るのだ。こんな醜い姿はない。恥ずかしとは思わないのかと言いたくなる。上司たる麻生首相は、もう当然のごとくこの嘘と卑怯な姿勢を擁護している。
 あ〜あ。この人たちに何を望んでも無駄である。何を言っても無駄である。でも、この人たちって「武士道」とか「子ども達の教育」とかエラそうに言ってるんじゃない?冗談じゃない。

 「記憶にない」「真意が誤解された」こんな言葉をわれわれは何度聞かされたことだろう。こんな不正義を見過ごしてはいかんのだ。絶対に。最低限の信義さえ存在しない社会になってしまう。
 
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by hiroi22 | 2009-03-10 23:16 | ずっと思う

いいんじゃない--正しければ反骨を貫こう

 前のエントリーでも書いたが、今回の「西松建設事件」には検察側の言い分には私は組しない。余りにも政治的な捜査・対応だからだ。しかし、この事件に対しての世論の評価は小沢代表には厳しいようである。
61%が小沢代表の辞任求める 共同通信調査
<小沢代表>「辞めるべきだ」57% 民主、支持率も下落
ナニ、かまわぬ。自ら潔白と信じるのならば権力側の走狗になっているかも知れない検察に屈することはない。アンケートに基づく「世論」とやらが正しいとは限らないのだ。他を見て群れる必要はない。正しいと思えば反骨を貫こう。

 政治資金規正法がザル法であることはよく知られている。しかし、逆に言えば「ザル法」であるから正規の抜け道があるということだ。むろんそんな抜け道を作った法律は欠陥商品だし、望ましいことでは決してない。その議論と今回の検察側の政治的捜査とは別の問題だ。

 再度書くが、政権交代の可能性が高い総選挙を前にして野党第1党の党首に嫌疑をかけられる事態になっている。これはまるでどこか遠い独裁国家、警察国家がやる手口である。こんな手口を通用させてはいけない。
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by hiroi22 | 2009-03-08 21:35 | じっと思う

議会制民主主義はどこにある?

 昨日だったか自民党の後藤田議員(名前からするとこの人も2世議員か?)が「反麻生」をぶち上げていた。
自民・後藤田衆院議員、麻生首相退陣を要求(朝日新聞)
どれどれと読んでみて、「こらアカン」
 自民党の後藤田正純衆院議員は18日、「麻生内閣は危機管理能力のなさを露呈し、信頼という誠実さがない。誰が総理であるべきか、しっかりと示さないと、自民党は終わる。できれば禅譲していただき、若い世代に自民党を託してもらいたい」と述べ、麻生首相の退陣を要求した。党本部で記者団に語った。

 後藤田氏は、麻生首相では総選挙は戦えないとの認識を示し、「予算を通し、国会が終わった後、7月のサミットで新しい自民党を世界に発信したうえで総選挙で民意を問う以外にない」と強調。「ポスト麻生」候補として、石破農水相と野田消費者行政担当相の名前を挙げた。
「禅譲」とは一体どういうことか?こういう発言は有権者無視、権力を私物化するとは思わないのか?
ホント、いかにも2世議員の発想である。033.gif こんな私の気持ちを天声人語が代弁してくれていた。
 麻生首相の言葉を聞くにつけ英国の詩人、ウィリアム・ブレイクの名言が浮かぶ。〈キツネはわが身をとがめず、わなを責める〉。失敗のたび、不運や状況のせいにしては進歩なし、という戒めだ▼きのうの衆院。「もうろう会見」で財務相を降りた盟友について、首相は「健康管理が不十分で」と説明した。とがめるべきは「お酒ごっくん」で失敗を重ねる人物を重用したわが身の甘さだ。首相が任命責任に触れたのは、野党に突っ込まれてのことだった▼未曽有の経済危機、ねじれ国会など、「わな」を責めることが多い人である。底なしの支持率も「世論の無理解」と翻訳しかねない。キツネ首相に「国を挙げて危機を乗り切ろう」と言われて、奮い立つ国民がどれほどいよう▼それにしても、自民党内でうごめき始めた「麻生おろし」のキツネぶりにもあきれる。5人の中から党国会議員の56%が支持して麻生氏を選んだのは、つい5カ月前ではないか。選挙の顔を間違えましたと、国民の審判を経ずにドタバタと次を探すなど、厚顔無恥にもほどがある▼今の政治のもどかしさは、選んだ覚えのない首相や内閣が勝手にこけ続けていることにある。そこをわきまえず、懲りずに若手や女性を担いだところで、有権者は踊るまい。なめてはいけない▼何度でも書くが、早い解散しかない。どの党が軸になるにせよ、せめて「選んだ感」のある政権とともに危機にぶち当たりたい。選挙をしている状況ではないというが、踏ん切りをつけるための数週間なら、ちっとも長くない。
「5人の中から党国会議員の56%が支持して麻生氏を選んだのは、つい5カ月前ではないか。選挙の顔を間違えましたと、国民の審判を経ずにドタバタと次を探すなど、厚顔無恥にもほどがある▼今の政治のもどかしさは、選んだ覚えのない首相や内閣が勝手にこけ続けていることにある。そこをわきまえず、懲りずに若手や女性を担いだところで、有権者は踊るまい。なめてはいけない」はまさにその通りである。さらに言うならば、上に後藤田議員が名前を挙げた野田消費者行政担当相は前回の選挙では無所属で自民党の対立候補、いわゆる刺客を破って当選したものだ。つまり、前回3分の2を得た選挙では自民党ではなかったのだ。
 もうここまでくると「議会制民主主義なんて知らないよ」である。「選んだ覚えのない首相や内閣が勝手に」税金の使い道を決めているのである。不況を「人質」に取って解散を遅らせて権力にしがみついている。ただそれだけ。
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by hiroi22 | 2009-02-21 00:23 | じっと思う

もう何でもいいからさっさと総辞職して!

 カラスの鳴かぬ日はあっても麻生内閣の呆れたニュースを聞かぬ日はない。

「百年に一度の非常事態だ」と宣う割には、経済政策の要たる財務大臣がほとんど人事不省の状態でインタビューに臨んで国際的失笑を買って、日本中を呆れさせて、誰しも「こんな大臣はダメだ」と思ったところが、なんと
17日にも財務相問責提出 首相は続投を指示
麻生太郎首相は16日夜、中川氏に「体調を管理して職務に専念してほしい」と続投を指示。
 はあ?なに?”続投を指示”だってぇ〜?

 悪いけどさあ〜 キミタチ二人とももう終わってるわ〜 解散総選挙をする勇気がないんなら、もうさっさと総辞職して辞めてくんない?それが国益のためだからさあ〜
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by hiroi22 | 2009-02-16 22:34 | じっと思う

かんぽの宿--何だこのうさんくささは?

 山形市にある「かんぽの宿」を一度利用したことがある。非常に立派な施設で、風呂場も綺麗で快適、豪華な温泉ホテルといった観だった。しかも公共の宿ということで利用料も高くなく、なかなかの盛況に見えた。このようなかんぽの宿を一括してオリックス不動産に売却することが問題になっている。伝え聞くニュースではいかにもうさんくさい話である。しかしながらどうもそもそもの事情がはっきりしない。ここでネット社会の便利さを生かそう。朝日新聞のサイトで「かんぽの宿」を検索してみた。するとこの問題は実は新しい。発端は昨年末である。

かんぽの宿事業、オリックス不動産に譲渡 日本郵政
日本郵政グループから「かんぽの宿」譲り受け=オリックス不動産

つまりこのニュースから一月もたたないうちにこの騒ぎになったわけである。その後も「1万円で入札した物件を6000万円で売却した」など捨ててはおけぬ話が出てくる。朝日新聞のサイトで検索するとこんな記事に行き当たった。

改革と現実と〈上〉郵政民営化 合理化へぬぐえぬ不安

前回の郵政民営化選挙の際の記事である。
 温泉街の近くにあるのに、天然温泉はない。04年度、収入を支出で割った収支率は90%で赤字だった。水口順路総支配人は「本来、施設は簡易保険加入者への利益還元が目的。もうけは考えていなかった」と説明する。
「簡易保険で作った施設であるから、加入者への還元をする。したがって利益は考えない。」これはこれで筋が通っている。一方、「採算性を追求」するはずの民営化後の日本郵政がこんなずさんなことをやっていては一体「民営化」とは何だという話になるのは当然だ。

 今度の話に限らないが、いわゆる「小泉・竹中改革」でわれわれの社会は大きく歪んでしまったことはもう大方の認めるところではないだろうか。にもかかわらず、竹中平蔵氏は一切の弁明もなく、いや逆に平然とマスコミに出演して「政治改革」を語っている。その語り口は「攻撃的」に聞こえる。しかし私にはその「攻撃性」が却って彼の精一杯の防御のように感じられる。彼は引くに引けないように思える。そんな余裕はないのだろう。
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by hiroi22 | 2009-02-05 23:42 | じっと思う

オバマ外交がうまくいくといいな

 オバマ新大統領の政策はブッシュ前大統領のそれとは全く違う。それだけははっきりしている。彼はアメリカだけでなく世界的な視野で物事を眺めているように見える。
<米大統領>イスラム社会との関係修復に意欲 中東のTVで
 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は26日、中東の衛星テレビ「アルアラビーヤ」とのインタビューで、「米国は(イスラム社会の)敵ではない」と述べた。20日の就任後、米国内外のメディアとの本格的な単独会見は初めて。ブッシュ前政権の対テロ戦争で傷ついたイスラム社会との関係修復をアピールする意図がある。
 アメリカの大統領が中東の衛星テレビのインタビューを受けるというのも珍しいのではないだろうか。しかもその中身が素晴らしい。
 会見でオバマ大統領は「最も重要なことは、米国が中東和平にすぐに関与することだ」と指摘。イスラエルとパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスとの停戦確立のため、「(中東歴訪に出発した)ミッチェル中東特使に相手の話を聞くことから始めるよう指示した。これまで米国は(話を聞かずに)命令していた」と述べ、外交姿勢の転換を強調した。
大統領でなくても一定の責任ある地位の人間が「これまで米国は(話を聞かずに)命令していた」と述べることは立場上難しい。これまでの経緯や種々のしがらみがあるからだ。それを振り払ってここまで思い切って誤りを認め、路線転換を表明するとは想像以上に中東和平の強い意志を持っているのだろう。
 先日も書いたが、オバマ新大統領の言動には「徳」を感じる。それは昔の中国の孔子・孟子を思い起こさせる。各国の利害が鋭く対立する外交の場で彼の理念がどこまで通じるか予断を許さないが、オバマ外交が成功すれば世界は確実に平和になってゆくだろう。たとえそれが世界一の軍事力をバックにしたものであっても、彼の中東平和外交が成功すればよいと思う。
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by hiroi22 | 2009-01-27 23:31 | じっと思う

オバマ新大統領

 TVや新聞ほど熱心ではなかったオバマ新大統領の就任。私はどちらかと言えばヒラリー・クリントン派だったせいだろうか。それでもブッシュ前大統領よりはずっとマシだ。ともあれ歴史的なことには違いないので、思いつくまま感じたことを書き留めておこう。
 正直言って、オバマ新大統領が民主党の指名争いをヒラリー・クリントンと戦っているときは、彼についてはどうもうさんくさい印象を持っていた。何より知らない名前だし、その人気も演説も何となく上滑りのような印象があった。これは今でも私の心のどこかにある。オバマ氏の演説や政策を知ったあとでもである。では、彼の演説や政策に引っかかるところがあるのかと問われれば、答えは「NO」。私の知る限り彼の理念は真っ当であると思う。朝日新聞に彼の大統領就任演説の全訳が掲載されているが、たとえば
 今日、私たちは恐怖より希望を、対立と不和より目的を共有することを選び、ここに集まった。今日、私たちは、長らく我が国の政治の首を絞めてきた、狭量な不満や口約束、非難や古びた教義を終わらせると宣言する。
にはブッシュ前大統領の政策への強烈なしかし「徳のある」批判を見る。また、
私たちの経済的な成功は、国内総生産(GDP)の規模だけではなく、繁栄がどこまで到達するかに常に依存してきた、つまり、意欲のある人にどれだけ機会を広げられたかだ。慈善心からではなく、それが、私たちの共通の利益への最も確実な道筋であるからだ。
と断言出来ることもすばらしいと思う。この言葉を発することができる彼は、格差社会を容認する新自由主義者の明確な批判者であると私は考える。そして
 なぜなら、私たちの多様性という遺産は、強みであり、弱点ではないからだ。私たちの国はキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンドゥー教徒、そして無宗教者からなる国家だ。世界のあらゆる所から集められたすべての言語と文化に形作られたのが私たちだ。
と述べた言葉はキリスト教原理主義に近いブッシュ前大統領は逆立ちしても言えないものだ。
 この大統領就任演説後、オバマ新大統領は早速中東首脳と電話会談をして、中東和平への意気込みを示している。グアンタナモ米海軍基地(キューバ)の収容所の閉鎖も即断した。

 ふむ、このように見てみると私の懸念は杞憂に終わるような気がする。上でも少し書いたが、オバマ氏の演説には何かしら「徳」を感じる。そして、それは理性に裏付けられている。それに引き換え、わが日本の二世議員にして差別主義者のprime ministerは「不養生でなった病人の医療費をなんで私が払うんだ」なんて平気で言ったりするのである・・・・(sigh)
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by hiroi22 | 2009-01-22 23:17 | じっと思う

坂本さんたちがアホなことをやらかしました

 たまたまなんだけど、二人の坂本さんがアホなことをやらかしました。一人は言わずと知れた坂本政務官。首を切られて行き場をなくし、師走の寒空の公園でテント暮らしを余儀なくされている人々を見て;
「本当に働こうとしている人か」
ってさ。口をあんぐり。
坂本政務官「深くおわびしたい」 失業者めぐる発言を撤回、謝罪
 坂本哲志総務政務官は6日午前に総務省で記者会見し、東京・日比谷公園の「年越し派遣村」に集まった失業者らをめぐり「本当に働こうとしている人か」とした自らの発言について「関係者に迷惑をかけた。発言を撤回して深くおわびしたい」と謝罪した。責任の取り方については「地方をもっと活性化させる意味で職責を全うしたい」と述べ、辞任を否定。発言に関しては、激励の電話があったとも強調した。
トンデモ発言で開き直った中山某よりはマシかもしれないが、謝罪しておきながら「発言に関しては、激励の電話があったとも強調した。」とは往生際が悪い。こんな発言を支持するのはまともな判断力・人間性の持ち主じゃなく、おバカなネット右翼風情しかいないのがわからないのだろうか。いろんな意味で愚かじゃのう・・・・

 二人目の坂本さんは「大」産経新聞のローマ特派員の坂本鉄男記者。彼が新年早々発信したイタリアからのコラムでの主題がなんと
日本人はイタリア人より怠け者(!?)
してその理由が
イタリアに比べ日本は祝日が多いから(!?)
 アホだね〜(^_^) 実をいうとこの記事のことはdj19さんのblog(↓)
産経の坂本鉄男記者の外信コラムがひどい
で知った。この記事の突っ込みどころはdj19さんのblogを見て欲しいが、しかしまあこの坂本記者はローマ特派員として一体何を見聞してきたのだろうかと思ってしまう。また、こんなアホな記事を公然と掲載する産経の編集者も編集者だ。朝日新聞ならこんなことはあるまい。これが入社試験における朝日と産経の偏差値の差だとしたら、おじさんはとても悲しいぞ。
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by hiroi22 | 2009-01-07 00:06 | じっと思う

自分のblogで一年を振り返る

 恒例(?)によりこの一年に考えたこと感じたことを自分の書いた文章で振り返る。このblogは決して活発に更新しているわけではないが、それでも一年経つとかなりの量になっている。今年の一月からのエントリーを読み直してみると、「あれ?こんなことも書いたんだ!」と気づくこともある。自分では物を書くという作業を通してその時々の考え方を忘れないようにしているつもりだが、それでも忘れることもあるようだ。時系列に従って振り返らず、目についたトピックを順不同で挙げてみる。
1)教育問題.
これは思い出しては繰り返し取り上げている。主張もおおむね一貫していると思う。主なエントリーは以下の通り:
フィンランドかぁ...(3)(2008.1.8)
教育談義 (2008.3.13)
点数だけ見ることはしない (2008.9.16)
今年の日本シリーズは面白かった (2008.11.11)
 最後のはタイトルは教育問題は無縁に見えるが中身を読めば納得できるはずだ。内容は繰り返さないが、上に挙げたいずれもが「教育における点数至上主義」を批判するものになっている。この考えに則り、昨今の全国共通テストの成績開示問題での一部の知事の行動は自らの見識のなさ--つまりアホということ--あるいは人気取りのパフォーマンスのいずれかであると私は断言する。賢明なる選挙民は彼らの正体を見抜くべきである。

2)福祉国家北欧に憧れる.
日本が昔の日本であり続けることは無理としても、昨今のぎすぎすした雰囲気、格差社会の現状から「われわれは一体何をしているのか」という気持ちが強くなった。その気持ちが北欧諸国の福祉の実態を知って、北欧への憧れと日本への落胆に変わったのであった。どうしてこうも違うのかと・・・
福祉国家にクラクラ (2008.1.17)
北欧に恋して (2008.5.26)
 もう一度その気持ちを書き留めておく。
 日本は世界有数の経済大国という.世界で何番目かどうかそんな数字はこの際どうでもよい.この経済的“発展”は,戦後の焼け野原から懸命にこの国を建て直してきた人々の輝かしい成果だ.そしてその功績は勤勉さと高い教育水準にその主たる要因を求めることができるだろう.では,その経済発展は一体何のためだろう.エコノミックアニマルと蔑まれ,欧米の技術を盗んで改良しただけと非難されようが人々は汗水出して懸命に働いた.一体何のために?それはいうまでもなく幸福のためだ.GNP,GDPであるとか成長率といった数字を競ったわけではない.それは結果として後からついてきたものだ.
 では,その経済発展を遂げた結果,いったい我々はどういう状況にあるのか.一言で言えば,極めて貧しい.医療,社会福祉,教育.どれをとってもすべての国民が経済発展の恩恵を被っている状態とはとても言えない.何もない焼け野原から豊かな社会を目指して突き進み成功を収めたはずなのに,満足に医療が受けられないたくさんの人々がおり,明日の生活も見えない人々,授業料が払えずに学業を断念する若者が絶えないのはどういうことなのか?いったいどうしてこんなことになってしまったのか?われわれの先輩,そしてわれわれは一体どこで間違ったのだろうか?
そして年の瀬の現状はこれを書いたときよりもさらに悲惨なことになっているのである。
3)批判されるべき人々.
昨年の安倍晋三一派に続いて今年も愚かな人々を輩出(?)してしまった。重大なのは何と言っても例の映画「靖国」上映中止騒動である。
日本を恥ずかしい国に貶める輩 (2008.4.1)
卑劣な恫喝と脅迫を蹴散らし自由を守る (2008.4.5)
言論人の見識を示した「クローズアップ現代」 (2008.5.8)
 この騒ぎを引き起こした張本人の稲田朋美議員を私は忘れない。
 今から思えば、この映画「靖国」上映中止騒動の伏線であったのが日教組の教研集会の会場拒否問題だ。
信念なき人々 (2008.2.2)
法律よりも正義よりもヤクザの要求に頭を下げるのか? (2008.2.26)
 これらのエントリーは今読み返してもそのときのやるせない気持ちがよみがえってくる。プリンスホテルの大人達は子ども達に一体どんな顔向けが出来るのだろうか。
 その他いろいろな批判をしてきた。いちいち言及するのも面倒なのでエントリーのタイトルだけを残しておく。
相撲協会は批判に耐えうる組織なのか--again (2008.9.7)
これからもうちょっと考えまひょ--府民の皆様 (2008.9.9)
久々に切れました (2008.10.26)
こういう唐変木とそれを囃す輩が国を滅ぼしたのね--納得 (2008.11.11)


4)Appleネタ.
Appleネタと言っても最近はもっぱらiPhoneである。iPhoneは私の生活を変えたと言っても過言ではない。Star Warsや鉄腕アトムのような派手な未来の生活ではないが、ほんの10年前までは想像もできなかった未来がここにある。情報端末、メール、手帳、地図、辞書、天気予報、文庫本、ゲーム、映像・・・これらの機能が手のひらに乗るこの小さなデバイスに集約されている。d0007533_1651336.jpg 最近はご覧のように財布管理アプリまで使っている。使った額、銀行からおろした額を入力すれば、現在財布の中にある現金がわかり、同時に自分の小遣い帳が出来上がる。これは無料アプリなので使ってみて嫌になったらやめればよいという気楽さがある。どっぷりとiPhone生活に浸っているのがお判りだろう。最後のは天気予報の無料アプリだが、普通の予報に加えて地図上で雲を表示するという機能もある。これだと「晴れのち雨」という予報も実際に雲の様子で納得することができる。天気予報もなかなか楽しい。
 一時期プレイステーションのソフトが増えているときに「とんでもないことになってきた」というTVCMをソニーが流していたが、iPhoneのアプリの増大ぶりはまさに「とんでもないこと」になっている。しかも無料または廉価(100円〜300円)のアプリが多く、すべてが買いっきり、つまり月額使用料なんてものは取られない。iモードなんかの携帯電話のアプリとはこのあたりが全然違う。英語のソフトが多いので少しばかりハードルが高いが、慣れてしまえば何てことはない。
 というわけでこの「進化するiPhone」で毎日クリエティブな生活を送っているわけである?d0007533_16535627.jpgd0007533_1731679.jpg
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by hiroi22 | 2008-12-31 17:34 | ずっと思う

ひとつの見識

 最近はたいていのニュースはWebで見ることができる。各新聞の社説なども同様である。しかし今のところ新聞のすべての内容がインターネットで見ることができるというわけではない。例えば読者の投書、意見などがそうである。昨日(12月26日)の朝日新聞の朝刊の投書欄にある「私の視点」で「ふむ」と思える投稿を目にした。「私の視点」というのは読者からの投書欄と同じ紙面だが、専門家の投稿が多く、一般の投書よりもやや格上の位置づけであると思われる。
 この投稿は医療費の話で投稿者は青山学院の社会保障法の教授。麻生首相の「予防にもっと力を入れることによって医療費全体を抑制できる」という発言をきっかけとしている。私のような素人は麻生首相の「不養生でなった病人の医療費をなんで私が払うんだ」みたいな発言は容認できないが、この発言はそうかいなとスルーしてしまう。しかしこの投稿は次の文章でそれをあっさり覆してしまった。
もっとも医療費のかからない国、それは多くの人が乳幼児のうちに死んでしまう国である。生き続けていたらかかっていただろう何十年分もの医療費が不要になるからだ。
なるほど・・・確かに説得力がある。目から鱗が落ちたとはこのことだろう。
 投稿者はこの中で医療費というものに対するこれまでの政治の姿勢を批判している。次のような文章が続く。
誰しも医療費のかからない短命の国よりも、医療費のかかる長寿の国に生まれる方を望むだろう。医療費や社会保障費の多寡とはかかわりなく、疾病が予防され、人が健康でいられることに価値がある。私たちは医療費のために生きているのではない。「より良い生」のために生きているのである。
 疾病予防はなぜ大切なのか。それは人間の命や健康そのものに価値があるからである。医療費のためではない。
 「医療費抑制」という言葉が錦の御旗になって医療現場に様々な「改革」がなされてきたこと、そしてそれが医療現場・患者に大きな弊害をもたらしてきたことは私も目の当たりにしている。投稿者の言う「人間の命や健康そのものに価値があるからである。医療費のためではない。」という主張は「改革」というものを押し進めてきた人々、特にその責任者に突きつけたい言葉である。
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by hiroi22 | 2008-12-28 01:14 | じっと思う

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