ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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ホンマかいなの民主300議席

 衆議院選挙の予想で民主圧勝が大勢だ.やれ単独過半数,300議席だのという威勢の良い話が出ている.しかし,どうも信用出来ないのである,
 ワタクシは.自慢じゃないが,私は選挙権をいただいて以来,一度も自民党に投票したことはない.何しろ,私の祖父は地元の自民党後援会で積極的に活動していたバリバリの自民党支持者であったにもかかわらずである.自由新報は子供の頃よく目にした.自民党支持者の理想的な環境で育ったにも拘らず,不肖の孫である.そういう投票行動をしてきたので,選挙の度に毎回失望させられてきた.選挙結果もさることながら自民党に大量の支持票が集まるということに対する失望感である.こういった辛酸(?)を嘗めてきた身には,今回の予想をにわかに信じるわけにはいかないのである.
 確かに今の麻生内閣は酷い.程度が低いと言った方が当たっているかもしれない.選挙運動にしても,先日の日の丸に対するつまらない非難などを見ても完全にズレている.ああいったことをまるで鬼の首を取ったのごとく言うかね?天下の宰相たるものが....それにそういったことは政策の本質ではない.今回の選挙日程にしても,これまで「景気を良くするために政治空白を作らない.したがって選挙は出来ない」といって民意を問うことを先延ばしにしておきながら,解散が決まったら投票日は憲法で許される最大の期間を置いて設定するのだから自己矛盾も甚だしい.投票期間が短かれば負けることは確実なので,最大限の引き延ばしたという党利党略の行動がミエミエ.つまり,今までの弁明が嘘っぱちであったということを自ら証明したのだからおめでたい.
 しかし,どんなに自民党が酷くても,有権者が延々とそれを支持してきたのも事実なのだ.今回もし与党が過半数を万が一確保すれば,また麻生首相が居座るという可能性があり,そのことの嫌悪感はあるだろう.しかし,多くの予想にある民主党300議席とかそういうところまで達するのだろうか・・・
 それが小選挙区制というものなのかもしれないが.
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by hiroi22 | 2009-08-22 15:32 | じっと思う

NHKのTV,気骨の判決を見る。

 先日NHKで放映された,「 気骨の判決」というドラマを見た.戦時中に行われた大政翼賛選挙,その選挙においてあからさまに行われた非推薦候補への選挙妨害事件を,軍部の圧力を跳ね返して選挙無効の判決を言い渡した裁判官の物語だ.この史実に基づいたフィクションとしてのドラマも面白かったが,時折挿入される当時のニュース映像が戦時下の日本の雰囲気を伝えていて興味深いものだった.
 そういった映像を通して感じられたのは,当時の日本における批判的精神の圧倒的な欠如だった.多くの人が集団で一斉に万歳を唱和する.また,一糸乱れぬ行動で「国家の栄光」を無批判に賛美する.そういった映像が流れていた.ある意味で,現在の我々がよく見かける光景だ.そう,あの北朝鮮のニュース映像そっくりである.戦前・戦中の日本は今の北朝鮮と同じ狂気を持っていたのだと実感した.

 今はどうかは知らないが,角川文庫の最後に”角川文庫発刊に際して”という角川源義氏の文章が書かれていた.私は長い間,この文章の真に意味するところがよく分からなかったのだが,この戦前・戦中の日本の有様を見てようやく理解出来た.その角川文庫の文章の触りを載せておこう.
 第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たちの若い文化力の敗退であった。私たちの文化が戦争に対して如何に無力であり、単なるあだ花に過ぎなかったかを、私たちは身を以て体験し痛感した。西洋近代文化の摂取にとって、明治以後八十年の歳月は決して短かすぎたとは言えない。にもかかわらず、近代文化の伝統を確立し、自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成することに私たちは失敗して来た。そしてこれは、各層への文化の普及滲透を任務とする出版人の責任でもあった。

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by hiroi22 | 2009-08-19 22:12 | じっと思う

そして誰も呆れなくなった・・・

 麻生首相が長崎市で行われた平和祈念式典での挨拶でまたまた読み違えをした.
「一命をとりとめた方も、癒やすことのできない傷跡を残すこととなられました」と述べる際、「傷跡」を「きずあと」ではなく、「しょうせき」と読んだ。(朝日新聞)
どうでもよいニュースではある.誰にでも間違いというものはあるだろう.一々それを咎めたりはしない.しかしである.いくらその正当性に疑問があるとはいえ,対外的には日本のprime ministerである.自国の言語,つまり日本語についての教養というものを感じさせて欲しいと思うのだ.
 昔の政治家はなんだかんだと難しい漢籍の言葉を使っていた記憶がある.「晴天の霹靂」とか「惻隠の情」とかは彼らの言葉で初めて意味を知った.そういう言葉を発するのを聞いたときには「わざと難しい言葉を自慢げに使っている」とやっかみ半分に思ったものだが,今の首相を見ていると彼らに尊敬の念すら覚える.そういえば,安倍元首相も「慚愧の念」とかいうのを間違って使っていたなあ・・・「慚愧」の言葉の意味を知らずに使って慚愧の念を感じて欲しかったね.

 しかし,少なくともまだ3週間は首相を務めるのだ,この人は.008.gif
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by hiroi22 | 2009-08-09 22:39 | ずっと思う

ソーラーフォン:アホかいなと思ったけれど...

 久々に我らが田幸和歌子サンの登場である;

ソーラーフォン、どれだけの充電でどれだけもつの?
太陽光で充電できるというauの「ソーラーフォン」。「世界初、防水機能付でソーラー充電できるケータイ」という謳い文句に惹かれた人は、けっこういるのではないだろうか。
 と,いつものようになかなかよい滑り出しで始まる.で,この記事の肝心の部分はこれである.
現実的には、どのくらいの充電で、どのくらい使えるもの? KDDIに聞いた。
「太陽光があたる容量にもよりますが、お天気が良いときの場合、30分の充電で通話は2分、何もしない待ち受けは140分。60分の充電で通話6分、待ち受けは360分、90分の充電で通話は9分、待ち受けは560分ぐらいが目安となっております。ただし、天候が悪かったりすると充電しづらくなり、曇りの場合には90分の充電で通話は2分、待ち受けは240分ぐらいです」
また、メールなどは消費が早いため、また状況が変わってくるという。
 この記事のタイトル「どれだけの充電でどれだけもつの?」の回答の部分である.これだけを知るのならば,何もKDDIの人に訊くまでもなく,カタログを見ればよいだけという突っ込みは封印するとして,この回答の(ちょっと計算が合わんけど)「60分の充電で通話6分」というのは,実際の使用についてはお話にならないレベルである.たまたま晴天の日に,日当りのよい場所に携帯電話を使いもせずに1時間(長い!)も放っておいて通話時間6分です,と言われても仕方あるまい.しかもこの数字はカタログスペックである.(ありえない)理想的な場合にはここまで出来ます,と思うべきもので,実際はその半分も出ればよいのではないだろうか.そもそも,携帯電話を何時間もじっと太陽光の下にさらすとはどういう使い方なんだと思う.ほとんど携帯電話を使っていない人にしか恩恵はなく,普通の人にはほとんどメリットのない機能である.こういった使い物にならない機能のために,余計なコストがかかっているのならば,まったく本末転倒である.
 したがって,結論としては,「使い物になりませんね」というのが正しい終わり方なんだろうけど,KDDIのお方の言葉:
「アンケートでは『外出時に充電が切れてしまう』という声が多数寄せられておりました。『外出時にすぐに充電できる』ということから、切れそうなとき、切れてしまったときにわずかでも太陽光で復活できるということもあります」
を無批判に受け入れて,
外出先で切れてしまい、コンビニで充電器を買うかわりに、太陽光で一時しのぎ、ということができるわけか。いまはまだ生まれたてのソーラーフォン。改良を繰り返すうち、未来には本当に「太陽光のみで充電可能」のケータイが登場するのを期待したい。
な〜んて終わってしまうから,またしても「エラい人の言うことは無批判に受け入れます」みたいな,役に立たない記事になってしまったのだよ.
 それにしても,ここで紹介されているKDDIの人の発言もスゴい.「切れそうなとき、切れてしまったときにわずかでも太陽光で復活できるということもあります」というが,バッテリーが危なくなったら,日向に出て,携帯電話を30分じっと太陽光にさらせば万々歳ということか?まさか本気でそんなことを思ってはいないだろうね.そんな時間があったなら公衆電話を探しなさい!第一,屋内じゃ役に立たん!
 いくら宮仕えで自社の製品を擁護する立場にあるとはいえ,ここまでおバカなことを言わんといけないのか?!だとしたらサラリーマンは辛い.

 こんなスペックだから,さぞかし「ソーラーフォン」の評判は悪いに違いないと思って,検索してみたら,提灯持ちの記事がゾロゾロ.まだ田幸和歌子サンのほうがマシなくらいである.呆れた・・・ホント,こんな提灯持ちの記事にコロッと騙される人達もいるんだろうな.
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by hiroi22 | 2009-08-04 23:51 | ずっと思う

まさに自縄自縛

じじょう‐じばく【自縄自縛】
《自分の縄で自分を縛る意》自分の心がけ•言葉•行為のために、自由な動きがとれず苦しい立場になること。「—に陥る」
 やや時間が経った話題になってしまったが,7月29日の朝日新聞のニュースである;
自民、自己評価したら「前回公約で未達成なし」
 自民党は29日、前回05年総選挙の政権公約の自己評価を発表した。120項目のうち未達成はないとの内容で、細田博之幹事長は記者団に「国会審議で達成できていないものもあるが骨の部分はほとんどできている」と強調した。

 民主党が自民党の前回のマニフェストを独自に検証し30日に発表する動きを見せていることから急きょ発表。公約に掲げる120項目を3段階で自己採点し、「郵政民営化に再挑戦」「行政スリム化プログラムの推進」など55項目は実現したとする「A」。「簡素で効率的な電子政府の実現」「政府関係法人の合理化および効率化を実施」など65項目は取り組み中・一部実現した「B」とした。未着手の「C」はないとしている。
 この記事の読み方は二つある.この「自己評価」を信じる読み方(1),信じない読み方(2).
(1)自民党の自己評価を信じたとする.今の社会は自民党の政策がほとんど達成された社会ということになる.しかるに,社会のありよう,人々の生活は以前よりも相当悪くなっている.これは自民党の政策が間違っていたことを意味する.よって政権担当能力なし.
(2)自己評価は間違っているとする.自民党の政策評価能力はおかしいという結論.よって,自民党の公約達成はあてにならない.
 結局どう読んでもダメである.つまりこんな都合の良い「自己評価」なんかは何の得にもならない.現状でのベストの「自己評価」は,「以前の政策は間違っていました.その理由はこれこれです.今後はこれを考慮してこういう政策をします.」と言うか,あるいは「達成度は十分ではありません.よってこういう弊害がまだありますが,今後は引き続きこういう政策を推し進めるので,今後はこれこれの状況になります.」とでもすることだろう.

 事実に対する謙虚さも言葉に対する責任感もないからこういうていたらくになる.
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by hiroi22 | 2009-08-02 17:28 | ずっと思う

「高速道路無料化」についての覚え書き

 民主党のマニフェストにある「高速道路無料化」について思ったことを書いておこう.
 この「高速道路無料化」に賛成か反対かと問われれば,私は賛成と答える.私の知る限り,この案に対する反対意見は大きくわけて次の3つである.
1.財源.
2.無料化によって逆に渋滞することへの懸念.
3.地球温暖化防止に逆境する.
 1の財源を盾に取った反対論は与党・官僚側のお家芸だ.この反対論者,特に政権側に問いたいが,今までの彼らの「データ」なり「計算」「予測」といったものがどれだけ正しかったのか?自分たちの都合の良いデータ,資料で高速道路を建設し,赤字を垂れ流してきたのではなかったのか?したがって,そういう人々の言い分を鵜呑みには出来ないのである.財源云々の問題は,もっとトータルに「高速道路無料化」によって得られるメリットを冷静に判断すべきものだ.
 皆が使う道路が増えて渋滞が起こるという2の論点は非常におかしなものだ.首都圏や関西圏の一部の道路ではそれもあり得るかもしれないが,地方の道路でそれが起こりうるという判断はまったく妥当性がない.そんなことがあり得るのならば,逆にどうして「皆に使ってもらっては困る」そんな高速道路を高いお金を使って建設したのかということになる.そんな理屈が通るのなら,高速道路建設は自民党の道路族のためか,あるいは官僚の天下りのためだ言われても仕方があるまい.確かに純理論的に,道路が増えることが交通コストに逆作用することもあり得るのは知られている.しかしこういったことは部分的な現象であり,仮にそれが起こったとしても.それは無計画に高速道路を建設してきたツケでもある.「無料化か否か」という枠組みで論じるものではない.
 3に関しては一理あるだろう.私もアメリカのフリーウェイは何度も走った経験がある.これは確かに便利だが,このフリーウェイによってアメリカの公共交通が極めて貧しい状態にあることは言えると思う.高速道路無料化によって,年末年始あるいはお盆での新幹線の利用者の何割かが自動車利用に回るとすれば,環境と公共交通を支える企業にとって痛手になることは確かだ.結局この問題は,われわれの社会の交通体系をどうするかという問題であることに気づく.そして,今までそんな視点で高速道路は決して建設されてこなかった,だからこそ上に挙げた1.2のような批判がこれに反対する与党側から持ち出されてくるのだ.
 実際のところ,「無料化」によって生じる変化をどこまで把握出来るかは未知数だと思う.unknownパラメータが多く関与している複雑系になるだろうから.しかし,ともあれ,この閉塞した状況は一度ひっくり返さなければ何も進歩しないだろう.そう思うのである.
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by hiroi22 | 2009-07-30 22:04 | じっと思う

「お前が言うな」ですね

私は民主党のマニフェスト,全部きちんと読んだわけではないが,100%支持というわけではない.宗教団体の信者でもない限り,そんなことは当たり前である.しかし,教育面での支援など,あるべき方向性はとらえていると思っている.この民主党に対する与党の反応がこれだ:
Excite エキサイト : 政治ニュース:<民主マニフェスト>「ポピュリズムの極み」閣僚ら批判
 麻生太郎首相は28日午前の閣僚懇談会で、民主党のマニフェスト(政権公約)について、「特に安保・外交政策が極めて不安だ。このような民主党に政権を委ねるわけにはいかない」と、強く批判した。河村建夫官房長官は同懇談会で、各閣僚に民主党のマニフェストを精査し意見をまとめるよう指示した。

 各閣僚の閣議後会見でも批判が相次ぎ、甘利明行政改革担当相は税金の無駄遣いをやめることなどで財源を捻出(ねんしゅつ)するとした点に関し「ポピュリズムの極み。突然、何十兆円も捻出される魔法の種を教えてもらいたい」と語った。

 与謝野馨財務・金融担当相は「マクロの財政、経済政策が入っていない。極言すれば、選挙用のフライフィッシング」と痛烈に批判した。

 中曽根弘文外相は外交安全保障政策について「平和と安全をないがしろにする無責任極まりないもの。『現実的対応』という発言を聞いたが、自分たちの変節をどう説明するのか」と厳しく指摘。斉藤鉄夫環境相は、民主党が温室効果ガスの排出量を20年までに90年比で25%削減するとしたことについて「ガソリン税の暫定税率の廃止は方向が逆ではないか」と批判した。【坂口裕彦】
「ポピュリズムの極み。」というが,自らの政権延命のためにバラマキ予算を組んだのはどこの誰なんだい?ホント,よく言うよな〜 呆れた.「財源,財源」というが,自分らは与党で好き勝手に予算をバラマキに使ってたんじゃない.納税者から預かったお金を与党で赤字国債連発してでも勝手に使えるんだから「財源」の心配はないわなあ〜 
 批判は結構だが,それは自分たちの過去の行いを総括してからの話ではないか?「責任政党」と胸を張るのならば.
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by hiroi22 | 2009-07-28 22:24 | じっと思う

ここに至っても見識のないバラマキ

 アメリカの高官が民主党の幹部と会談するなど,世の中の動きはもはや民主党政権を見越して動いているように見える.もちろん,いくら事前の情勢が有利とはいえ,これから選挙があるのだから確定した事態ではない.しかし,少なくとも来月以降も当然のように自民党が政権を担当するという仮定で物事を考えるべきではあるまい.ましてや麻生首相がこのまま政権を担当するというのはほとんどあり得ない想定なのだから,首相たるものはこの期に及んでは不要不急の事業について決裁するようなことはすべきではない.それが真の責任というものだろう.国民の税金を預かる最高権力者として,そんなことは当然の判断だと私は思うのだが,この国の内閣総理大臣はそうは思わないらしい.
 今日の朝日新聞の夕刊の小さなコラムに,今週末で応募が締め切りになる科学研究費の話が載っていた.何でも一件あたり90億の研究資金を30件ほどのプロジェクトに今後3〜5年間支給するというものだそうだ.総額は最大で約2700億円(!!).これをたった1ヶ月で決めるというのだ.その選考は政府の総合科学技術会議というところが中心だが,議長は麻生首相で,自ら「私の責任で決める」と述べているとのことだ.このコラムでは,こんなことを今の内閣が駆け込みで決めることではない.もっと長い期間をかけてじっくり選考すべきだと主張している.これには私も100%同意する.しかし,そもそもこの計画自体,麻生首相お得意のバラマキで,その適切性は疑わしいと思う.
 いったい麻生首相が科学技術研究にどれほど見識があるのだろうか.私はほとんどないと断言する.今回の1件当たり90億を30件,という計画自体どういった必然性があるのか彼には絶対に説明出来ないだろう.研究にはお金がかかる.しかし,お金を掛ける研究が質が高いというわけではない.必要な研究費の多寡は,研究の質ではなく研究の性格による.一般に実験系は理論系よりもお金がかかる.同じ実験系にしても研究対象の規模に研究費の額は左右される.今回の計画はすべての理論系と大半の実験系の研究を排除するものだ.社会科学系の学問は当然ながら想定外だろう.本当に年間90億も必要になる科学研究が日本にいくつあるのかは知らぬが,それが日本にとって必要な上位30の研究とはとても思えない.大した考えもなく,ただ自分が大きな予算配分を決めたという手柄が欲しいのだろう.つまり,目先の人気取りのために巨額の税金をばらまくことがまた行われようとしているのだ.それも今後5年間に渡ってだ.
 このコラムではオバマ大統領の方針も紹介されていた.全米科学財団に今回とほぼ同額の2800億円が配分されたそうであるが,その3分の2で既存の研究プログラムで,予算が足りずに却下されたものを救い上げるという.オバマ大統領と麻生首相とでは能力が違いすぎるのは重々認識しているが,地味ながらも足下を見たしっかりした予算の使い道で,毎度のことながら彼の健全さを実感してしまう.
 麻生首相は極端なことを言えば,自分の政権延命の人気取りのために税金を惜しげもなく使っているとしか私には思えない.「予算が足りずに却下されたものを救い上げる」などという地味で自分の宣伝にもならないようなことは,たとえそれが日本の科学研究にとって健全であっても,予算を振り分けるということは考えつきもしないのだろう.
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by hiroi22 | 2009-07-18 23:18 | じっと思う

自民党は詰んでしまった

 いくら有利な状況でも悪手に悪手を重ねては相手の反撃に会い,ついには自分が詰んでしまう.悪い手を放っても冷静に対処すれば挽回は可能なのだが,悪手が悪手を呼んでどうしようもない状況になってしまう.将棋ではよくあることだ.これが安倍内閣から現在に至るまでの自民党の姿だ.今回の都議選の敗北でとうとう詰んでしまった.どういう手を考えても負けてしまう.
 例えば,麻生首相が衆議院を解散したとしよう.前回勝ちすぎた議席を大きく減らすばかりか,下手をすると歴史的大敗北を喫することさえある.自民党は瓦解するだろう.では,自民党が「麻生おろし」に成功した場合はどうか.これも歴代3人の首相を有権者の審判を仰がずにたらい回しにしてきたツケが効いている.たった2年間で信任されない首相を4名も許したことになる.そんなことはまったく支持されないだろう.ということで,これも来るべき選挙での大敗は確実だ.麻生首相の代わりに新しい人を選んでその人気を期待する向きもあるかもしれないが,これには東国原宮崎県知事を担ごうとした悪手が効いている.人気取りで有権者の目をごまかそうとする姿勢が見透かされてしまうのである.
 そもそも,よく考えもせずに安倍元首相のようなボンクラを選んでしまったことから自民党の間違いは始まる.彼のおかげで参議院選挙は大敗したわけだが,それでもまだ挽回の余地はあった.民意を受けて首相を交代させればよかったのだ.ところが当時のボンクラ首相は何を思ったか,この歴史的大敗を受けても「われわれの政策は支持されている」と血迷った言明をして,われわれを呆れさせてくれた.更に呆れさせてくれたのは突然の内閣放り出し.知性ばかりか責任感すら欠如していることを白日の下にさらしてしまった.これで首相になった福田氏もすぐに選挙をすべきだったのだが,大連立を画策して失敗.その失意かやはり自ら辞任.注目を浴びるために派手な総裁選挙を演じて,新たに「国民的人気」を期待して選ばれたのが麻生首相.ところが発足当時のご祝儀人気があったにもかかわらず解散しない.時が経つに連れて化けの皮がはがれてか,支持率は急降下.信を問うどころか,折からの不景気に乗じてばらまき政策を続け,ずるずると政権にしがみつく始末.その間にも閣僚の泥酔記者会見など馬鹿馬鹿しい事態とそれに適切に対応出来ない無能ぶりをさらけ出すなど,もう目をそむけたくなるほどのありさまであった.
 とまあ,振り返ってみると自民党はよくまあ酷い手ばかりを指してきたものだ.このblogでも何度か指摘したけれど,いくら自民党といえども少しは理性のあるものの分かった政治家はいるだろう.彼らは何をしてきたんだろう.まー,ワタクシ的には自民党の中のネット右翼如きの議員はどんどんいなくなっていただきたいと願ってますが.
 冒頭,将棋の喩えをしたが,勝負が決まっていても相手がポカをして大逆転が起こる,これも将棋でよくあることである.だから勝負は最後まで分からないとはいえるのだが,願わくばそんなことは起きて欲しくはないけれど.もう一つ,民主党といっても中身は自民党と同じく幅がある.そういう意味では全幅の信頼は置き難い.
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by hiroi22 | 2009-07-13 01:23 | ずっと思う

「悩みのるつぼ」がオモロい

 ここではめったに下ネタは書かないのだけれど(でも好きですけど),あんまり面白いので書き留めておく.何のことかと言うと,朝日新聞の土曜日の朝刊の別冊の中にある「悩みのるつぼ」というコーナーだ.このコーナーは読者から寄せられる悩みに「識者」が答えるというものだ.しかし,そんじょそこらのお悩み相談と違う.相談事も相談事だが,回答も回答でぶっ飛んでいる.
 このコーナーはいつからやっていたのか知らないのだけれど,最初に注目したのは先月寄せられたある女子高校の中年男性教師からの悩みの相談だった.悩みというのは
5年に一度くらい,決まって自分を失うほど好きになってしまう教え子が現れてしまう.どうしたらいいか
というものだった.
 私は残念ながら女子高というのは門をすらくぐったことすらない.だから,この中年教師の悩みはうらやましく,かつ贅沢な悩みと思ったと同時に,毎日毎日自分の娘のような年頃の女性と接していれば,うんざりするかと思っていたが,決してそんなことはないのだと少しホッとしたような気分になった.
 この回答が驚くべきものだった.回答者は作家車谷長吉(失礼ながら私はよく知らない).この回答者,なんと
好きになった女生徒と出来てしまえばよいのです
というのだ.これには仰け反ってしまった.この回答で背中を押されて,この悩み多き中年教師はどうするんだろう?僕,知ぃ〜らないっと.

 先週のはこれに輪をかけて面白かった.相談は女子浪人生,18歳.相談事は,ついに出ました
性欲が強くて勉強出来ません
これ,土曜のさわやかな朝に目にする活字じゃありません.で,回答者は「成り上がり」社会学者の上野千鶴子.回答の詳細は書けませんが,見出しだけ;
むずむずしたら自分でほぐしましょう028.gif
 朝日新聞には昔「中島らもの明るい悩みの相談室」というコーナーがあった.そちらも面白かったが,こちらはそれよりも生々しいというかお下劣というか・・・・ その分,インパクトはあるね.

 しかし,こんなコーナーでも天下の朝日新聞だから読んで,ゲヘヘとなるわけで,これが東京スポーツの下ネタ紙面でいかがわしい写真とともに掲載されていたら,絶対日の目は見なかったろう.不思議な巡り合わせというべきか.誰が考えたんだろう.003.gif003.gif
 「悩みのるつぼ」はまさか私だけが喜んでいるわけでもあるまいと思っていたが,検索してみると,私と同類の人はたくさんおいでのようである.まことに慶賀なことだ.
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by hiroi22 | 2009-07-11 22:06 | ずっと思う

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