ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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フォーク野郎の血が騒ぐぜ

 僕はどうもカラオケというのが苦手である.みんなで歌を歌うのは嫌いではないが,他人が一人陶酔の境地で歌っているのを見ると,自分はそれに加わりたくないという気持ちになってしまう.それにやはり機械の伴奏に合わせて歌うということに抵抗感がある.男はギターを持って弾き語りが似合う.特に秋の夜はそうである.学生時代はそうだったよなぁ・・・とおじさんは一人昔を思うのであった・・・
 TVでも昔のフォークソングなどを耳にすることがあるが,そんな時にやおら昔のギターなんかを取り出して,弾き語りでもやろうとしてもなかなか思い通りにはいかない.チューニングあたりはいい加減でよいとしても,コードが押さえられない.指先にタコができるほどは練習しないといけないが,そんなヒマも情熱もないあかんたれ状態である.そういうちょっとフラストレーションがたまった状態で見つけたのが,その名もズバリ Guitar というiPhoneのアプリケーション(下の写真).450円なり.
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 使い方は画面を見れば一目瞭然.コードを選択して,画面のギターを弾けばその音が出るといういたって分かり易いものだ.画面はディランIIの名曲プカプカのコードが羅列してある.これを曲のコード進行に合わせて選択してボロロンボロロンとかき鳴らせば一丁上がりである.音は弦ごとに出るので,アルペジオもできる.ちょっと訓練すればスリーフィンガーだって出来てしまう(と思う).ピックを持ったスタイルの演奏も大丈夫.コードは一画面10個まで登録出来る.やわな日本のフォークソングなら普通はこれで十分である.
 というわけで,秋の夜長にiPhoneを持ってギターをポロンポロン鳴らしている素敵なオジさんを見つけたら,それは私です.003.gif
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by hiroi22 | 2008-10-02 22:19 | ずっと思う

えっちを観ずにシッコを観る

 先日大阪に出張した.大阪という町は面白い.こんなものを発見した.どこにでもある「町を美しく」という張り紙だが,大阪は違う.まず,そのメッセージに反してとても汚い.しかしどういう訳だか大事なものを保管するようにガラスのケースに収まっている.まるで意味が分からない・・・・  003.gif
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 その大阪で泊まったビジネスホテルにはビデオオンデマンドのサービスがあった.つまりサーバーに置いてある番組を自分で選んでテレビで観ることができるのだ.最近ではこんなサービスも珍しくはないが,特筆すべきは,このビジネスホテルではこれがタダ,つまり無料で利用できるということだった.
 選べるジャンルはアダルトをはじめとして映画とかアニメとかが5つほどあったろうか.しかし番組の多さではおじさんの大好きなアダルトものが圧倒的だった.で,お前は喜んでアダルトものを無料で観たのだろうとお考えのお方が多いだろうけど,そんな当たり前の展開であればわざわざblogに書いたりはいたしません.おほほ.

 アダルトものをブラウズしていたのだけれど,何せ数が多いので何が何だかわからない.そうこうしているときに,映画のジャンルでマイケル・ムーア監督の「Sicko」を発見した.アダルトものとは対極の社会派映画である.つまらなければ再びアダルトもの探しに戻ろうとこの映画を見始めたのだが,引き込まれてしまい,とうとう最後まで観てしまった.
 この映画はアメリカの医療制度の問題点を鋭く追及した映画である.アメリカでは日本のような公的な健康保険はない.各人が民間の保険に加入して,何か病気などをした時にはそこから給付を受ける仕組みだ.しかし,保険会社は営利企業である.様々な理由で給付の支払いが拒否される.また,いろいろな理由で保険そのものに加入できないケースがある.病院・医師は保険会社と深く繋がっていて,そのことで患者に多大の不利益が起こる場合が少なくない.映画ではこのようなことを実例を挙げて糾弾し,最後には例の9.11の際に献身的な救助活動を行い,それが原因で病気になったにもかかわらず,アメリカでは満足な医療が受けられない数名の患者をキューバに連れて行って健全な医療制度のもとに十分な治療を受けるというエピソードを披露して終わっている.
 アメリカで病気やケガすれば莫大なお金がかかるということは聞いていた.しかし,それは日本人である自分がアメリカでは外国人だという理由によるものだと思っていた.だから,アメリカという大国のこのような非人間的な医療制度が真の原因であることを知ってショックであった.しかし,私が本当にショックを受けたのはこの映画で紹介されていたイギリスとフランスの医療事情だ.両国とも医療費は基本的に無料である.フランスでは,たとえ貧しい人でも,その健康を国民全体が支え合うという意識が徹底されているという.イギリスでも同様で,人々は病院でお金を払うことは一切なく,病院の会計は貧しい人に病院までの交通費を支給するためにあるという.
 この例がスエーデンやデンマークなどの北欧の高福祉国家の話であったならば,私はそんなに驚かなかったろう.このblogでも何度か書いたように,私はそれらの国は日本が目標とすべき国々だと思っているからである.しかし,フランスやイギリスとなると話は別だ.特にイギリスはサッチャー政権時代民営化の嵐が吹き,いろいろな面で国民の福祉が後退したと思っていた.しかし,そのイギリスでさえ医療費は無料なのだ.それどころか,貧しい人達に交通費の補助が出る!それにひきかえ格差社会の日本はイギリスにすら劣るのか・・・・イギリスにすらひけを取る部分が出ているのか・・・  そんな鬱々たる気分の時に飛び込んできたのがこのニュースである.
<無保険の子>大阪で628人 医療費は全額自己負担
 国民健康保険(国保)の保険料を滞納したため、保険給付を差し止められ、医療費の全額自己負担が必要になった世帯の子ども(中学生以下)が、大阪府内17市町で3月末現在、628人に上ることが民間団体の調べで分かった。大阪市、堺市など6市ではデータがなく、この団体は大阪府全体で子ども約2000人が「無保険」に陥っていると推計する。
 このニュースから受けた私の絶望感を理解していただけるだろうか.イギリスでさえも「貧しい人達の健康もみんなで支える」ということであるのに,貧乏人は医者にもゆけずに見捨てられる社会になろうとしているのだ,日本という国は.多くの勤勉な人々,優秀な人々が働いているはずなのにどうしてこんな国になっているのだ?
 大阪でのとあるパーティーで知人の開業医にアメリカの医療制度のこと,Sickoの映画のことを話したところ,彼は
「小泉・竹中の理想とするのがアメリカの制度なのだ.」
と語気強く語っていた.そう,おそらく根本的な原因はそれに突き当たるのだろう.そして何かといえば「自己責任論」を振りかざす人々もその一端を担っていると断言する.
 ということで,えっちな映画は観ずに終わったが,そんなものよりもずっと物事を考えた時間を過ごせたと自覚したのであった.
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by hiroi22 | 2008-06-28 22:34 | じっと思う

非国民じゃぞ森毅

 今日は帰りがてら何となく発泡酒が目にとまり1本買って帰った.その発泡酒をグビグビやりながら,今日も夕刊の森毅センセのインタビュー記事にまたまた笑ってしまった.話はいきなり戦時中の旧制中学(北野中学)と旧制高校(三高)の話から始まる.
 無理に分けるとね、北野は非国民派が4割で愛国派が6割。三高では、非国民が6で愛国派が4ぐらい。
うぷっ!年とともに非国民が増えとるやん!?ホンマかいな?
勤労動員先でも「戦争が負けるのは丁の月か半の月か、賭けせえへんか」とか。戦争終わった時点で寮でね、9割ぐらいのやつは喜んでるのね、1割ぐらいのはものすごう怒ってるわけ。
自国の戦争の負ける月で丁半博打をするとはさすがの非国民の私にも思いつきませんでした.参りました.あなた,これは筋金入りでございます.
 とまあ,こんなどこまで本当か分からんような人を食ったとぼけた話が続くのである.どこか安っぽい発泡酒に合うような,なんとなくおもろいジイさんである.このシリーズは,ちり紙交換に出す前に忘れずに切り取って残しておこう.
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by hiroi22 | 2008-06-18 00:38 | じっと思う

森毅のオッサン

 朝日新聞の夕刊に「人生の贈りもの」という連載インタビューがある.一口でいえば年寄り有名人にこれまでの人生の自慢話をしてもらうというものだ(というのはちょっと皮肉すぎるか).そのインタビューに今日から森毅京都大学名誉教授大先生がご登場なさった.
 私に言わせれば,森毅センセぐらい幸せな人はいないと思うのだ.なにしろ世間がまだ素朴で,京都大学教授しかも専門は数学,ということだけで一目置いてくれて引っ張りだこになった人なのだから.そういう古き良き時代をゆっくり過ごしてきた人なのである.じっさいに80になっても天下の朝日新聞のインタビューに対して理路整然風に答えるのだ.これはよっぽどストレスのないお気楽な人生を送ってきたに違いない.まったくうらやましい,うらやましい.(^0^) これが最近だとそう簡単にはいかない.大学教授といっても無闇には尊敬してくれない.藤原正彦先生のように文才という武器がなければダメである.もっとも森センセとて無芸ではない.テキトーに話を広げて何となくわかった気にさせるテクニックには長けているような気がする.
 そのインタビュー,おそらく今週一杯続くだろうが,初めから森毅節が炸裂している.堂々と「僕は物好きで,ものぐさ。」と公言するのだから,「公務員は楽して給料もらい過ぎ,キー!」といっている方々が聞けば卒倒しそうな話である.そういえば,記憶違いでなければ森毅センセは“公務員イジメ”で一部の人の溜飲を下げている橋下大阪府知事と同じ高校出身じゃなかったかな? ふふふ.
 今日のインタビューはこんな言葉で締めくくっている.
ただ教育問題で一番気に入らんのはね、クラスの人数が少なければ目が届いて、みんなに愛情が注げるって、あれは上からの論理でやり過ぎですよ。僕の一人っ子体験からしても。そんなに目を届かされたら、かなわんし、そんなに愛情を注がれたら、困るの。
う〜む,このジイさんはホンマに素直やないのぅ・・・・
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by hiroi22 | 2008-06-16 23:13 | ずっと思う

「民間なら当たり前」となぜ言わぬ?

 先日TVのNHKのニュースで女性アナウンサーが「また,公務員の不正が明らかになりました.」ととても深刻な顔で話し始めたので, 「いったい何事か」と思ったら
「深夜タクシーで運転手から金品・ビールなどを受け取っていたことが発覚した.その額は・・・」
と言うものだった.
 正直言って,これを聞いて僕の頭は混乱した.状況が理解できなかったのだ.タクシーはもちろん乗ったことはあるが,たいていはワンメータそこそこしか乗らない.深夜の長距離利用などの経験は全くない.だからタクシーの運転手がビールを振る舞う,しかもタダで,ということがまったく理解不能だった.なぜそんなことをするのかと.そして,その理解できないことの一体どこが問題で,何ゆえ件の女性アナウンサーがそれほど深刻な顔になるのだろうかと思っていた.厳密に言えば,「公務員の倫理規定」とかいうものに違反するのかも知れない.しかし,たかがビールとおつまみ程度で「また,公務員の不正が明らかになりました.」とわざわざ言うほどのものなのか?それとも,それ以上の何か大きな不正があるのだろうか?
 このニュースが報道されて数日が経過し,多少は理解出来たが,本質的に僕の疑問は解けない.深夜まで残業して,これから長い時間をかけて自宅まで帰らなければならない.そんな時に乗り合わせたタクシーでビールをサービスされたら喜んでいただくだろう.少なくとも僕はそうである.このことを批判している人達がいるが,彼らはそういう状況でビールを敢然と断るのだろうか.当人が下戸でない限り,そんなことは僕には到底信じられない.自分のことは棚に上げて他人を批判するなんてことは僕にはできない.
 今度のことを「接待」または「賄賂」みたく言う人もいるが,これも理解できない.金権やビールをもらう代わりに,運賃を余計に払ったり,わざと高い料金のタクシーを使ったりしたのなら問題かも知れないが,今までの報道ではそのようなことは聞かない.つまり,ビールを飲んでも飲まなくても支払いは同じなのだろう.ならば,運転手がサービスしてくれるビールを受けて何が問題なのだろう?税金云々と言うが,差し出されたビールを税金で買ったわけでもあるまい.

 僕は「タクシーチケット」何ぞは使ったこともないし,お目にかかったこともない.ただし,いつだったか友人が「この間の飲み会の帰りにAさんの会社のタクシーチケットで一緒に送ろうかと言ってくれた.」と言う話を聞いて,なかなか便利なものなんだと思っていた.会社で使われているタクシーチケットがどれほど適正に使われているかは関知しないが,少なくとも深夜残業で疲れた体で乗り合わせたタクシーでビールを振る舞われたら,民間の皆さんは喜んでいただくのではないのか?ならばなぜ今回のことも「民間なら当たり前」となぜ言わぬ?それとも赤の他人がうまいことをしているのは許せない妬み嫉みか?
 残業が多くそんなにタクシーチケットを使うことが問題と言う意見もあるが,それはそれで問題が別だ.確かに伝えられる残業時間は異常だ.民間ならば労基局が適切に指導すべきものだ.
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by hiroi22 | 2008-06-07 01:28 | じっと思う

あまりに軽く弱い命

 私は自殺というのは,過労死などの特別な場合は別として,まったく個人的な事柄と思っている.自殺する人に対して格別同情もしない.逆に自殺という行為に,それが他人を巻き添えにしない限り,悲憤慷慨するわけでもない.むろん,身近にそういう危険性のある人がいれば別ではあるが,赤の他人が個人的な事情で思い悩んで自ら命を絶つことに対しては,申し訳ないが無関心である.それでも,このニュースには一言いわないわけにはいかない.
<高1自殺>ネット上に「死ね」と書かれ苦に 北九州 (毎日新聞)
 北九州市小倉北区片野新町1の美萩野女子高校(大久保元晴校長、生徒数736人)に通う同市在住の1年の女子生徒(16)が、ネット上に「死ね」と書き込まれたのを苦に自殺したことが分かった。同校は31日、保護者集会を開き、経過を報告した。
 自殺するのは勝手だが,他人が「死ね」といったから自殺するとは,これほど軽い理由は見たことがない.また,この程度のことで自ら命を絶つとはなんと弱い命だろう.報道される内容からはでは,超ポジティブ思考と自他ともに認める私には彼女の行動はまったく理解できない.また,理解する気もない.逆にこのことで振り回される周りの人間,校長先生や担任の教師に同情したい気持ちである.また,16年間一緒に暮らしてきた親御さんのやり切れなさにも同情する.ただ,この記事で次のことは気掛かりだ.
 同校は女子生徒と近い生徒らから聞き取りを実施。その中の一人が「26日から27日にかけて(女子生徒を)中傷する書き込みをしたかもしれない」と話したとしている。この生徒は30日以降、ショックで学校を休んでいるという。だが、自殺との因果関係は確認できていない。
 彼女が書き込んだ「中傷」とはどのようなものかはわからない.反省すべき点があれば強く反省すべきだろう.しかし,このことと今回の自殺を強く結びつけるべきではない.過ちは誰にでもある.まだ若いのだから,過ちは深く悔やんで今後は繰り返さず,他人を思いやる人間になればよいのだと言いたい.
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by hiroi22 | 2008-06-01 22:43 | じっと思う

人ごとではない,原発という爆弾を抱えた日本

 中国の今回の大地震には全く言葉もない.ニュースで見る状況は悲惨でこれからどれだけ被害者が増えるかもわからない.数万人以上の規模になることは間違いないだろう.被害に遭われた人達にはお見舞いの言葉をかけるしか今のところ術がない.今はメールというものがあるので,私も中国の知人にお見舞いのメールを送ったが,テレビで流される映像を見るとほんの気休めにしかならないと痛感する.これからどんどん悲惨な状況が明らかになるのではないだろうか.日本としてできるだけの援助をしたいものである.
 今回の地震は阪神淡路大地震の数十倍の規模であったという.地震国日本でも人ごとではない.これは個人的に備えが必要という意味もあるが,原発というやっかいなものを抱える国としての危機感もある.先だっての北陸での地震で柏崎原発が「想定外の揺れ」で大きなダメージを受けたことは記憶に新しいが,柏崎原発だけでなく地震列島日本には危険な原発が至る所にあるといっても過言ではない.もっとも問題なのは,柏崎原発と浜岡原発だろう.特に浜岡原発は想定される東海大地震の断層の上にあると聞く.仮に東海大地震で浜岡原発がポンとお釈迦になれば静岡名古屋は壊滅するのだろう.
 いったい原発というものは一旦大事故になれば,その被害はローカルなものでは収まらない.例えば,今回の中国の地震でも被害が震源地付近が深刻だが,その地域以外での被害は小さい.しかし,原発での大きな事故ともなればそうはいかない.その時の風向きにも依るが,百キロ程度の範囲であっという間に放射能被害が広がってしまう.しかも半減期が数千年数万年という単位の放射性元素による汚染である.広範囲に渡り末代までも被害が及ぶのである.
 原発というのはこういう大事故だけでなく廃棄物処理の問題も抱えている.たぶん,平時(?)にはこちらの方が問題として深刻だろう.いずれにせよ,こんなあぶない綱渡りをどうして続けるのか,私には理解できないのである.
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by hiroi22 | 2008-05-14 23:00 | ずっと思う

これも大阪の凋落なんだろうか・・・

 関西,特に大阪の地位の地盤沈下が指摘されて久しい.僕自身大阪の出身だし,今でも地元大阪に愛着があるのでそのような話を聞くと寂しい気持ちになる.“地盤沈下”と言われても,大阪を離れた身としては今ひとつ実感はなかったし,インターネットで情報が飛び交う時代には,インフラさえしっかりしていれば地域格差などないのではないかといぶかしく思っていたほどだった.それでも,出張などで大阪に帰った時に,電車の中が東京ほど混んでいないことなどに出くわすと,空いていて快適だと思う反面,やはり少し元気がないのかと感じることがあった.そんな先日,久々に神戸に物見遊山に出かけたおりにまた“地盤沈下”を感じてしまった.
 神戸というのは昔から僕のお気に入りの街で,眼前に迫った緑の六甲山系は僕を温かい気持ちにさせてくれる.天候も申し分なく,僕は気の合った知人と楽しいひとときを過ごし,同窓会に出かける知人と別れて,三宮から空港バスに乗って伊丹から羽田へ気分よく戻ってきた.ところが羽田空港のロビーに出て,しばし考えてしまった.伊丹空港との落差を感じたのだ.ANAを利用したので,新しい羽田空港第二ターミナルに降り立ったということもあるが,レストランが立ち並ぶ羽田空港に比べると伊丹空港の飲食街は貧弱だ.これでは「大阪の食い倒れ」と言えたものではない.レストランだけではなくその他のショップも含めて圧倒的な差がある.また,そのロビーを行き交う人々の数とアクティビティにも大きな隔たりがあるといわざるを得ない.伊丹空港では人々は出発待ちという風情で,どこかのんびりした雰囲気があるが,羽田空港では多くの人々が活発に往来しているように見えた.
 新しい滑走路も完成して発展中の羽田と関西空港に取って代わられた伊丹とを比較するのは適切でないかも知れないが,そういった事情を考慮しても両者の差のあまりの大きさは,関西の凋落を象徴しているように思えた.
 冒頭にも書いたように,出稼ぎ大阪人としてはこれまで“地盤沈下”をあまり思ったことはなかったし軽視していたが,今回のちょっとした印象で「うむ」と考えてしまった.おそらく,この現象は全国の地方都市で起こっていることなんだろう.それにしても,長い歴史と文化のある関西の凋落の原因は一体なんだろうか.僕の住んでいる最寄りの駅前には最近マンションが建ち並んでいる.人が集まりますます窮屈になる都会.その一方,ビジネスという面からはメリットが大きいのだろう.地方分権っていう言葉がむなしい.
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by hiroi22 | 2008-04-29 22:49 | ずっと思う

夜桜 in 千鳥ケ淵

 先日、千鳥ケ淵に夜桜見物に出かけました.デジカメでうまく撮れたので,記念にアップしておきます.
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これは地下鉄九段下の出口を出たところの風景.まだ,薄暮だったのでライトアップとの微妙なトーンが綺麗に写せました.


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少し暗くなったときの写真.手ぶれ写真ですが,うまい具合に面白い効果になってます.


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ちょうどライトアップのライトの真下から撮りました.幻想的(?)な一枚.


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このあたりは,ライトの色に変化がついている場所でした.それで桜の色合いが違って見えています.


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対岸の桜もライトアップのおかげで綺麗に見えています.ボートがおもちゃのようでした.
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by hiroi22 | 2008-04-05 18:49 | じっと思う

大阪日記

 橋下知事の話題が出たというわけではないが,大阪のことを書く.今でこそ遠く大阪を離れた地に流刑の身だが,元をただせば僕は大阪人である.正確には大阪府民.大阪市民ではない.「ふるさとは遠きにありて思うもの」と言うが,離れてみれば大阪というところは面白いところだと感心する.そこに住んでいる人達が面白いのだ.出張で大阪にいるが,今日もそんなことを感じさせる風景があった.

 その1:お昼前のことだ.バスを待っていた.バスと言っても,ある団地と最寄りの駅を結ぶミニバスの少し大きいものである.そのバス停には,子供連れの正装をした若い夫婦を含む数人の人がバスを待っていた.ちょうどそのとき,バス停の前のマンションから子供二人とその母親が出てきた.するとバスを待っていた方の若い母親が,その母親に声をかけた.子供同士が知り合いらしい.マンションから出てきた二人の子供というのは,小学校低学年と見える女の子とまだ就学前の男の子で,二人は兄弟のようだ.男の子は大きなタライを抱え,その中一杯に道具が入っている.そばの砂場にそれを置いたので,砂場で遊ぶ道具のようだ.それと,なぜか縄跳びも持っていて,母親同士が話し始めると縄跳びを始めた.どうやら,男の子の砂場遊びに母親とお姉ちゃんがついてきたようだ.お姉ちゃんの女の子の方は,母親同士の会話に入りたいような入れないような風情で,二人の話を聞いている.彼女たちの話では,バスを待っている子供(男の子)がピアノの発表会にこれから行くらしく,夫婦が付き添って発表会を見に行くところらしい.夫婦の正装の理由はそういうことだったのだ.
 母親同士が発表会の話をしているとき,ピアノの男の子が,マンションの彼女に向かって「おばちゃんも一緒に見にきたらええやん」とぽつりとつぶやいた.その言葉に,僕の前に並んでいた別のオバさん,こっちはだいぶ年配,が「子供は面白いこと言うなあ」と笑う.子供の砂場遊びに出てきた彼女も「おばちゃんはこんな格好ではちょっとまずいわな」と笑う.二人の笑い声に誘われたようにバスがやってきて,僕らはバスに乗り込んだ.
 これだけである.ひょっとしたら日常よく見かける風景かも知れない.しかし僕には新鮮だった.小さな弟の砂場遊びについてくるお姉ちゃんとその二人に付き添う若い母親.母親同士の他愛のない談笑と子供のつぶやき.それが起こした小さなさざ波に自然にとけ込んでくる別のオバさん.この一連の流れが僕には心地良い.

 その2:昼ご飯を市内のレストランで食べていた。何気なく入ったレストランだったのだが,そこは大阪のおばちゃんトーク爆発のレストランだった。ガヤガヤうるさいことこの上ない。特に隣の若いおばちゃん同士の話がおもろい。おばちゃんというには若すぎる。まだ20代後半か30代前半だろう。しかも,二人とも結構美人である。二人の話を別に聞く気もなかったのだが、声を落とすということもないので耳に飛び込んでくる。旦那の悪口から知人の噂話まで遠慮なくぶっちゃけトークを聞かせてくれる。例えばこんなことを言う,
(彼女の友達(?)の彼氏を見て)「『僕』と自分のことを言う男の子、初めて見たわ!」
って、あんたの知り合いは「ワシ」とか「ワイ」とかばっかりでっか?
クック!笑いをこらえるのが苦しかった。
 大阪のおばちゃんおよびその予備軍は何故あんなにパワーがあるのか。ホントに,そのパワーを昼ご飯を食べるだけで堪能させてもらった。
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by hiroi22 | 2008-03-23 01:12 | ずっと思う

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