ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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コスモポリタンな番組:関口知宏の中国鉄道大紀行

 最近楽しみにしているのがNHKで放送されている「関口知宏の中国鉄道大紀行」という番組.

番組のホームページ:http://www.nhk.or.jp/tabi/
番組のblog:http://www.nhk.or.jp/tabi-blog/

旅をして風景や自然を紹介するだけの番組ではない.そういった観光案内的要素もあるが,むしろ関口知宏と旅先で出会う人とのふれあいを楽しむ番組だ.関口知宏の人当たりの良さに負うところも大きいかも知れないが,旅先で出会う人達の人間らしさがたまらない魅力になっている.

伝統,文化,言語は違っても,どこの国でも同じ人間,喜怒哀楽の中で日々生活していることを再確認させてくれる.
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by hiroi22 | 2007-09-20 00:18 | じっと思う

相撲協会は批判に耐えうる組織なのか

 「名選手必ずしも名監督ならず」という諺がある.この諺は,少なくとも日本では野球界を意識したものだが,一般論として全てのスポーツに当てはまる諺だろう.当然相撲界にも当てはまる.つまり,「名力士必ずしも名親方ならず」というわけである.
 しかし,こういう言葉の言い換えをしてみて,ふと考えると相撲界というものの特殊性が見えてくる.先の「・・・名監督ならず」という言葉だが,これには「名監督かそうでないかが評価される」という暗黙の前提がある.たとえ名選手でも監督として不適格であれば首は切られるのだ.しかし,翻って相撲界を見た時に,部屋の力士の成績が悪いので親方を辞めましたという話は寡聞にして聞かない.つまりそういう批判はない世界なのだ.批判があったとしても,力士の礼儀作法だといったレベルの話で終わってしまう.この点から「名力士必ずしも名親方ならず」というのは実際には意味のない諺であり,相撲界の特殊性の一端が見えるのである.
 私はこのblogで,例の「朝青龍問題」で相撲協会の対応を批判してきた.その中で,心に引っかかっていたのは,「いったい相撲協会のお偉方というのはどれほどの判断力,経験,問題対処能力を持った人達なんだろうか?」ということだ.彼らは現役時代番付の上位を経験した元力士たちばかりである.しかし「名選手必ずしも名監督ならず」ではないが,相撲が強かったからというだけでは,組織を運営出来る能力に長けてるとはいえまい.(例えば,そこに外部からの批判というものがあれば,篩(ふるい)がかけられ物事は健全な方向に進むのであるが.)実際,この不安が適中したのではないかと思わせる事態が起こった.

<相撲協会>記者クラブ会友の杉山さんの取材証を”はく奪”
 日本相撲協会の北の湖理事長は10日、横綱・朝青龍に関する一連の騒動に関してテレビで解説をした東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(76)=日本福祉大学客員教授=の発言が協会批判にあたるとして、協会発行の取材証を返還させた。事実上のはく奪で、これに対し、同クラブは11日、抗議文を提出したが、理事長側は返還に応じていない。

 北の湖理事長は、抗議文で「(杉山さんの)言動の何が問題なのか、明確にしてほしい」と要請されたのを受けて、同クラブの代表者に対して口頭で回答。(1)8月中旬の朝の民放情報番組で「朝青龍への処分に対しては弁護士や識者を入れて決めるべきだ」というコメンテーターの発言に杉山さんがうなずいたのは相撲協会批判にあたる(2)テレビ出演の際の肩書が「相撲評論家」「相撲ジャーナリスト」となっているが、こうした立場の人には(記者でないので)取材証を発行できない——と、返還させた理由を説明した。
「言論の自由」であるとか「議論によって物事を決める」ということなどを少しでも考えたことがあるのならば,「協会批判の意見にうなずいた」とか「テレビ出演時の肩書きがどうたらこうたら」という理由で取材を許さない,という発想は出て来ないはずだ.
 杉山邦博氏は元NHKのアナウンサーである.相撲の実況としては北出清五郎氏の名調子には及ばないものの,北出氏の後輩として長く相撲の実況放送に携わってきた人だ.したがって,大相撲に対する見識と愛情では人後に落ちない人だと思う.そのような人の意見・批判をどうして真摯に受け取ることができないのだろう.この対応では,批判を受け付けない,批判に耐えられない組織であることを自ら公言しているようなものである.
 現在の北の湖理事長は,現役時代のしこ名で親方を名乗ることが許されるほどの大相撲の功労者ではあるが,彼は中学を卒業後すぐに三保ガ関部屋に入門している.つまり,人間形成期から一貫して相撲界という特殊な世界に身を置いてきた人なのである.今回のことも含めた一連の騒動の対処を見ると,彼は大相撲というものをマネジメントする人間としては不適格であると断定せざるを得ないのである.
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by hiroi22 | 2007-09-12 00:21 | じっと思う

タイトルには違和感があるが....

 オシムジャパンが強豪カメルーンに2−0で勝利したが,勝ってよかったというよりも「カメルーンは強いわ」という感想が出てくる試合だった.日本のホームでどれだけ真剣だったかは不明だが,スピードという点で日本を上回っていると感じた.さすが,世界ランクが上位のチームだ.それはともかく,オシムの本「日本人よ!」(新潮社)について書く..
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 この本の帯には「自分に『誇り』を持とうじゃないか。」とある.本のタイトルと合わせて考えると,何だかオシムが日本のナショナリズムを持ち上げているのではないかと錯覚させる.内容はそんな代物ではない.そもそも,旧ユーゴスラビアで民族間の対立による悲劇を見てきたオシムが,単純に日本のナショナリズムを賛美するようなことを書くはずがない.実際この本には,日本賛美というより,むしろ我々日本人にとって耳の痛い事柄がここかしこに書かれている.しかし,この本の主題は日本の話ではない.サッカーに対するオシムの考え方が主題だ.したがってこの本のタイトルは不適切と言えよう.
 オシムは数学者になるかサッカー選手になるかで悩んだという.つまり彼自身には数学を志すほどの論理性があるのだ.実際,そのことはこの本の中にも随所に見られる.私の見る所,彼の論理は常にはっきりしている.まずは,ある事柄に関して基本原理をきちんと提示する.そして,その基本原理に基づき具体的な事柄について自分の考えを展開するのだ.したがって,話に説得力があり,結論とその理由が明快なのだ.
 例えば,この本でサッカーマスコミを批判する部分がある.その矛先は,例えば子供じみた質問である.通常,このような質問を批判する多くの人は,「馬鹿げた質問だ」と質問そのものを批判するだろう.オシムは「ジャーナリストはプロフェッショナルであれ」という基本原理を掲げる.そしてその原理に基づき「子供じみた質問」を批判するのである.もう少し言えば,プロフェッショナルとしてサッカーを理解しているのならば子供じみた質問の答えは自分自身で理解しなければならないと説く.したがって,そんな質問を発してはならないのだと.
 これは簡単なように見えるかも知れない.しかし,上に言及したように,私には多くの場合,人々は物事を批判するのに,その現象自体に拘泥して感情的に批判しているように思える.したがって,同じことを批判する人同士でも本当の理由は異なっている場合も多い.
 もう一つ,彼の考え方での特徴として,普遍性・客観性とのが挙げられる.具体的に日本のサッカーに関していえば,世界の中でone of themだということである.何も日本代表だけが特別な存在ではない.「日本代表」というだけでオートマチックに,例えばアジアの中で強豪であり続けるということが保証されていることではない.しかし,これは逆に言えば,他の国の代表についても当てはまるのだ.そして,そのone of themである日本代表が,特別な地位を占めるためには,人まねではなく,自らの独自性を生かす方法を模索しなければならないと主張するのである.

 この本はオシム自身のこのようなものの考え方の基本原則に,彼自身の長年にわたる深い経験に基づくサッカーへの洞察を織り込んで書かれている.だから再度言うが,本のタイトルは全く間違ったものなのである.また,冒頭に挙げた帯のコメントも誤解を招くものだと言わざるを得ない.この本の内容についての間違ったアピールである
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by hiroi22 | 2007-08-23 00:50 | じっと思う

「教育の荒廃」の必然性

 何気ない(?)ニュースが目にとまった.
<学力テスト>障害持つ児童の答案を採点から除外 足立区
学校ぐるみで成績向上「不正」の疑いも 足立区立小
 朝日新聞の記事によれば,
 東京都足立区の区立小学校で、区独自の学力テストの採点から障害のある児童3人を外したことが明らかになった。なぜ問題は起きたのか。区教委は7日の会見で「今後の調査を待ちたい」と明言を避けたが、教育関係者からは、学校ぐるみで成績を上げる「不正行為」をしていたのでは、との疑惑も出ている。
(中略)
 問題が発覚した小学校の成績は05年度、72校中44位。ところが、3人を採点から外した06年度は1位に。この両年は、同種の問題がほぼ9割を占めていた。今年度からは業者が代わり、テストの内容も変わった。5日に公表された今年度の成績は59位に落ちていた。
 要するに足立区独自の学力テストの実施にあたって,小学校ぐるみで不正があったらしいという.学力テスト結果の不自然な上下や,その他の証言から考えて,成績に不正操作があったことは間違いあるまい.多少とも分別があると思われる人たちがいる教育現場で,どうしてこんなことが起こりえるのか?
 このblogはその時々に自分が考えたことを,正しい・間違っているにかかわらず,かなりくわしく述べている.そのおかげでピンと来た.以前(昨年の11月)にこんなことを書いていたのだ.(↓)
絵に書いたような愚かさ
 これは”足立区教委が07年度、区内の公立小中学校(72小学校、37中学校)で実施した学力テストの結果を基に、予算配分に差をつける方針を決めた”(この方針は以後撤回)に対して怒りのコメントをしたものだが,ちょっと引用すると;
「学力テスト」の結果で予算配分に差をつけるとは一体何を考えているのだろう。その「学力テスト」なるものはそんなに有り難いものなのか?そんなに絶対的なものなのか?考えても見よう、そんなものはどんなにがんばってみたところで、児童生徒たちへの教育の限られた部分しか表さないものだ。そもそも「学力テスト」といっても、結局は業者テストかそれに毛の生えた程度のものだろう。そんなもので税金の配分を決めてどうするのだ?
 この決定で、足立区の教育委がどうしようもないボンクラの集まりであることが明らかになった。彼らの頭の中には多様な価値観という言葉はないようだ。また、子供たちにある色々な可能性というもの、それを育てることの大切さというものも全く理解していないようだ。
 上に挙げた朝日新聞の記事にはこんなことも書かれている.
 足立区の中学校の教諭(59)も「成績の悪い子の答案を採点しても、上にあげない学校があるという話はきいていた」という。同区は学校選択制をとっており、保護者にとっては調査結果が数少ない判断材料になっていることが「大きなプレッシャーにもなっていたのではないか」と話す。
 確かに今回伝えられたような不正は許されるべきもではない.しかし,これは足立区の教育現場の荒廃の一部が露見したに過ぎないのではないのか.
 「学校選択制」というのは聞こえがいいかも知れない.しかし,足立区が独自の学力テストを実施しているということは,つまりはその「学力テスト結果」が選択の判断基準になると言っているようなものではないのか?したがって,「学校選択制」のその実体は「学力テスト結果」という一元的な価値で小学校を選別するに過ぎないものだ.児童を育てるということに対して責任ある制度とは思わない.また,このような一元的な価値観で小学校の教育現場が振り回されて,教育の荒廃を招かないはずがない.再度,足立区の教育委員会はボンクラの集まりだと断定しよう.
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by hiroi22 | 2007-07-08 23:05 | ずっと思う

納得の”失望”--大仁田氏の引退

 プロレスラーの大仁田と言えば,派手なパフォーマンスが目立つが,少なくとも自民党参議院議員になるまでの彼の発言・行動は評価していた.
 彼はプロレスラーとして世に出たあと,若い頃に不十分だった勉強をするために,高校(確か定時制)に入学した.これだけで,「ほぉ」と彼のことを見直したのだが,さらに上を目指して大学まで入ってしまった.私は大学入学時にTVのインタビューに対して答えた彼の言葉をよく覚えている.高校の勉強について聞かれた彼は
数学は面白い.特にその考え方は価値がある.微分と積分は日本人全員が理解すべきものだと思う.
という趣旨の答えをしたのだ.インタビュアーはやや戸惑ったものだったが,私は随分感心した.だから,彼がそのあと自民党から参議院に立候補して,当選後あまり良い活動をしていないのを残念に思っていた.そういう意味では,今回のニュースはある意味で当然と納得したものなのだ.
<参院選>大仁田氏“失望引退” 政党の集票手法に一石
 記事の中の彼の発言を拾ってみる.
 同日記者会見した大仁田氏は「参議院は首相官邸の人気取りの道具ではない」と切り出した。

 引退の直接の理由は、安倍政権が主導した今国会の会期延長と、参院選の日程先送りに対する抗議だと説明。「国民が求めているのは付け焼刃で法案を通すことでなく、慎重審議だと思う。選挙目当てにウソをついてまで当選したくない」と強調した。
 この発言に安倍政権の欺瞞と無能さが表現されていると思う.安倍晋三がいかに言辞を弄しても,まともな判断力を持った人間は騙されまい.
 また,自分自身の議員活動に対しても
 「何百という選挙区に応援に行った。それがタレント議員の仕事みたいなもの。(テレビに映る)僕の映像は(審議が荒れた時)いつも委員長を守る場面ばかり。レスラーという偏見を打ち破ろうとしたが、自分の勉強不足を痛感することもあった」と語った。
と告白している.正直で誠実な発言だと思う.逆に言えば,こういう人物を単なる票集めの道具としてしか使わなかった自民党というものの体質に嫌悪感を覚える.だから,安倍とか麻生とかがのさばっているんだろうか?
 大仁田氏の言う通り,安倍政権はひどい.ひどすぎる政権だ.場当たり的政策,歴史修正主義,アホなお仲間.これだけでもひどいものだが,最近の強行採決連発の国会運営などは議会制民主主義を破壊している.しかし,おそらく安倍晋三にはそういう意識はあるまい.彼は「議会制民主主義」を理解していないのだろうから.理解していないものは,実体として感じていない.実体として感じていないものを破壊したとは思えないんだろう.おおかた,「強行採決を繰り返して暴走」することは「ゆるぎない,ぶれない姿勢」を示すパフォーマンスとでも思っているのに違いない.
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by hiroi22 | 2007-06-24 21:47 | じっと思う

iTunes Uはすごい!

 何気なくAppleのサイトをチェックしていたら,こんなニュースが目にとまった.
米国著名大学のコンテンツを無料で提供

2007年5月31日、アップルは本日、iTunes Store(www.itunes.com)内の専用エリアとして「iTunes® U(アイチューンズ・ユー)」を立ち上げると発表しました。これにより、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、デューク大学、マサチューセッツ工科大学といった米国内の著名大学から提供される教育課程の講義、語学の授業、研究デモ、スポーツの名場面、キャンパスツアーといったコンテンツが無料で配信されます。
 アメリカの一流校の講義がiTune Storeから無料でget出来るのだ.で,そのiTunes Uの画面がこれ.(↓)
 
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たしかに,Stanford, Duke, MIT, Berkeleyなどの有名校の名前がキラ星のごとく並んでいる.で,さっそくダウンロードしたのがこれ.(↓)
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これはMITの微分方程式の講義で,大学院向けなのでレベルは高そうだ.このようにビデオで配信している場合もあれば,podcastで音声だけのもあるようだ.いずれにしても,ついにここまで来たか,というのが正直な感想だ.これを作った大学も立派!
 正規の授業なので,そんじょそこらの公開講座よりも難しいだろう(きっと).おまけに英語の勉強にもなるし.これは「駅前留学」のレベルをはるかに超えているに違いない.
 こうなるとビデオiPodが欲しくなるのだよ.物欲に流されてはいかんのだけれど.....
 最後に手前味噌になるけれど,こういう事態になると,以前blogで書いたことは,やっぱりそう思うんだよね.痛感します.(↓)
Englishなんですよねぇ
English again
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by hiroi22 | 2007-05-31 23:29 | Macintosh

こんな日本に誰がした---必要にして十分な批判

 例のナントカ還元水の松岡大臣のことがまだ片付かない.私はこのblogで,安倍晋三のことはボロカスに書くが,この松岡大臣のナントカ還元水の件は正面切って批判したことはない.これは別に問題がないと思っているわけではなく,要するにアホらしいのだ.こんな政治家は大臣の資格がないことは自明の理.だから,わざわざ非難するのも馬鹿らしい.ところが「美しい国」の安倍首相はそうは思っていないのだから世間は広い.常識はずれの人はどこにでもいるものである.それが“たまたま”内閣総理大臣だったのが日本の不幸というべきか.今日の中日新聞の社説が私に代わって見事にその批判を代弁してくれているので,かいつまんで紹介したい.
松岡農相 かばう首相の見苦しさ
 いまだに説明責任を果たさない人が閣僚で居続ける政治のレベルに暗たんとする。金銭の絡む疑惑をそのままに、かばう首相の言葉が空々しい。この倫理の鈍感さは、政権のおごりというほかない。
ほんとにねぇ.
 「適切な報告」そのものの信ぴょう性が厳しく問われているというのに、法の趣旨を都合よくねじ曲げて具体的な説明を拒絶する。政治資金規正法をこんなふうに盾にする厚顔無恥は、政治家の中でも珍しい。
うん,珍しい,珍しい.
 民主党の岡田克也氏は首相に「農相は説明責任を果たしていると考えるか」と迫っている。自民や公明の与党幹部でさえ農相の説明の不十分さを指摘しているではないか、かばう首相が国民の政治不信を倍加させている、というわけだ。
 口ごもる首相の答弁もまた“壊れたレコード”であった。「農相は法に基づいて説明している」。
“壊れたレコード”とはよく言った!
そして首相は民主党代表の小沢一郎氏の不動産取得問題に話を振った。
え?そんなことを国会で答弁したの!?信じられな〜い!
内閣の最高責任者の認識を聞かれているのに、それにはほおかむりで他者の問題をあげつらうのは、見苦しい。
おっしゃる通りです.まるで子供の喧嘩の論理ね.頭の悪さだか品性の低さだかがにじみ出ております.
 資金管理団体以外の政治団体にも適用すべきでないか、五万円では実効性は薄い、との指摘にも、首相はまるで人ごとの答弁をしている。一体どこが新時代のリーダーか。
リーダーなんて思いたくありません.
 尾を引く松岡問題に自民の参院選候補からも怨嗟(えんさ)の声が聞こえる。これを放置して憲法や教育を語る資格はあるか。あらためて問うておく。
そんな資格はないです(きっぱり).

 実はあるblog主から「中日新聞の社説はなかなか鋭い」と教えていただいたのだが,ホントに冗長にならず,かつ論点をズバリと指摘して,大変気持ちがよろしい.
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by hiroi22 | 2007-05-24 23:02 | じっと思う

一声かけたら終わってたのに・・・

 変な(?)ニュースが話題になっている。
高校生26人乗れず ドア近くの生徒詰めず
 JR留萌線秩父別駅(北海道秩父別町)で9日朝、列車(1両編成)に乗ろうとした通学途中の高校生26人が、車内が込み合っていたため乗り込めなくなり、タクシーで代替輸送された。入り口付近にいた別の高校生が車両奥に詰めなかったのが原因とみられ、空知教育局はこの路線を利用している深川市内の2高校に対し、乗車マナーの徹底を呼び掛ける文書を送付した。
 このニュースに対して、奥に詰めなかった高校生のマナーを非難するのが大勢のようだ。実際この記事もそのような趣旨で書かれたのだろう。しかしね、思うのだよ。
この乗り遅れた26人もの高校生は何をしてたのかね?
小学生ではない、いい年をした若者である。満員とはいえ、毎朝利用している通学列車なのだ。
なぜ一言、「もっと奥に詰めてくれ。乗れないよ。」と言えなかったのか?
 この記事からは、そういうことをしたのかどうかは読み取れない。しかし、普通の高校生なら、そして毎日この電車を利用しているのなら、こういうことを言われたら詰めてくれると思うのだ。だから、乗り遅れた彼らは誰もそのようなことをしなかったんじゃないかと想像する。

 確かに奥に詰めなかった高校生のマナーは問題かも知れない。しかし、彼らは単に無知だっただけなのだと思う。悪気があったわけではなく、他人に対する配慮がすこし欠けていたということだろう。それならば、自分たちが少しずつ奥に詰めることによって、困っている人もみんなが乗れるということを教えてやればよいのである。それには、その場で一言詰めてくれとお願いすればよいだけの簡単な話。そうすれば、彼らも学習するだろうし、こんなニュースになるような騒ぎにならずにすんだのだ。
 例えば、観光シーズンの京都。市バスは修学旅行の中高生でにぎわっている。彼ら、修学旅行の中高生はたいてい後部の入り口付近に固まっている。しかし、そんなとき市バスに乗り込む京都の人たちは「あんたらもっと前へいってや〜」とやさしく(?)諭すのである。あるいは市バスの運転手が「後ろに固まらんともっと前へ前へ」と指導することもある。私が見た限りでは、そんな時に彼らは素直に前の方に移動していた。そして、今後は市バスに乗る時にはきちんと奥に詰めて乗っていることだろうと思う。
 今回の場合は通学列車で、しかも乗り遅れると遅刻するという切羽詰まった状況だったのだろう。そんな状況でも、乗り遅れた26人は乗れなかったといって、ボーッと電車のドアが閉まるのを眺めていただけだったんだろうか?
わからんなぁー〜
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by hiroi22 | 2007-05-11 01:20 | じっと思う

不勉強が身にしみる

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 最近手に取ってみた本がこれ。
不勉強が身にしみる
 このタイトルに心を動かされない人は少ないだろう。そういう意味ではこのタイトルは◎である。タイトルだけでいえば、この本の成功は半ば約束されたようなものだと思う。肝心の中身について、ちょっと長いが著者による紹介を引用しよう。
四〇歳を過ぎた。親として子に何かを教えようとしたとき、ふと、自分の生きざまを問われ、恥じ入りたい気持ちになる。子供に読んでやる文章が、自分自身の身にしみる。この年になってやっと、本当の勉強の意味に気付いた気がする——。学力低下不安から、子供にお勉強をさせることは、一種のブームと言える盛り上がりを見せている。しかし現在の日本人の不勉強ぶりは、子供にお勉強をさせればいいというレベルをとうに超えている。自戒を込めて言えば、すでに大人からしてダメである。本書は、凡庸な親が自分も勉強しなくてはならないと考え、しかし何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄を、国語・倫理・歴史・自然科学といった広い分野にわたって思い悩むドキュメントである。
これは著者によるいわばCMなので、割り引いて読む必要があるが、少なくともこの本の序盤は、上の紹介通りの雰囲気を醸し出している。特に「ゆとり教育」とそれを改めた政策の両方の「場当たり性」を批判している部分などは「勉強」というものに対する著者の意見に一定の説得力を持たせていると思う。
 ところが読み進んで行くうちに、何だかこの紹介からは路線がどんどんズレていくのである。まず、著者の力み具合が伝わってくる。肩に力が入っているのだ。読者にしてみれば、子供の頃に親から「勉強しなさい!」と言われていたことが思い出されるような雰囲気になってくるのである。とにかく、この本は「思い悩むドキュメント」なんかでは決してない!
 例えば、著者は【勉強するための基本図書ガイド】なる節をもうけて、いろいろ参考図書を紹介しているが、その中で
大目標を達成するための中目標、小目標を立てて、一つ一つ攻略していく。
と宣うのである・・・
 うーむ。いわれていることはわかるが、そんなに目くじらを立てることもあるまいと思うのである。もうちょっと肩の力を抜いてリラックスした方がいいじゃないのぉ?その結果でもあるまいが、この本の強調する「勉強すること」というのが目的化されているような印象を受ける。
 力む傾向は章を重ねるにつれてだんだん強くなってくる。それに著者はとても博学である。古今東西の文献からの引用が夥しい。また【〜のための基本図書ガイド】というコーナーをもうけているように、この本の随所で読者にちょっと押し付けがましくアドバイスをするのである。にもかかわらず自分は凡庸な親で、勉強はできないと告白している。読者としては対応に戸惑う状況である。
 私の基本動作として、力んでいる人を見ると「ちょっと待て」と思ってしまうのだ。力んでいる人は暴走しやすい。例えば、著者が数学について、その勉強法や数学を学ぶ意義を解いている節で(その勉強法や数学の意義の説明も全面的に支持というわけにいかないのだが)こんなことを書いている(179ページ);
こうしてみると、なぜ現代人に「数学アレルギー」が多いのか、その本当の理由が見えてくる。人間の欲望を許さない「正しさ」に、わがままな現代人は拒否反応を起こしているのだ。本当は現代人は数学が分からないのではなくて、分かりたくないのだ。みんな、バブル経済であれ、ネズミ講であれ、自分の欲望を甘美に刺激してくれる詐欺に引っかかりたい、と無意識に思っているのである。
ここまでいわれると「数学アレルギー」の人たちの立つ瀬がないというものだ。(^_^)著者は力が入り過ぎて自分がどこを走っているのか分からなくなっているようだ。

 とまあ、天の邪鬼で素直じゃないと自他ともに認める私がこのような本を読むと、もうワンフレーズごとに文句をタラタラ述べてしまう結果となる。初めに述べたようにタイトルは抜群にいいし、狙った方向性も悪くないと思うだけに惜しいなぁと感じるのである。
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by hiroi22 | 2007-05-10 00:02 | じっと思う

受験産業はウハウハじゃない?

 「学力調査」なるものに反対ではないです。必要とあらば、教育効果を計る資料にはなりますし。ただしそれが全てでないことも当然で、教育効果を知るためのOne of themとしては理解出来ます。で、その「学力調査」が裁判沙汰になっているというのです。
<学力テスト>違憲違法と差し止め申請 京都の児童生徒ら
 小学6年生と中学3年生を対象に24日実施される全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は「プライバシー権を侵害し、家庭教育への国家の不当な介入で違憲違法」として、京都市と京都府京田辺市の市立小、中学校の児童生徒計9人が16日、各市を相手に実施差し止めを求める仮処分を京都地裁に申し立てた。同テストを巡る法的訴えは全国初という。
小中学生が原告かい?と突っ込みたくなるが、次のくだりを読んで「何!?」
 同テストは学校ごとに行われ、「教科調査」と、生活習慣や学習環境を聞く「質問紙調査」の2種類。いずれもクラス・出席番号を記入させ、小学校では氏名(例外規定あり)も書かせる。問題の発送・回収や採点、学校などへの結果提供を、小学校はベネッセコーポレーション(岡山市)、中学校はNTTデータ(東京都)が担当する。
ベネッセコーポレーションというのは、あの「進研ゼミ」の会社だろう?そして、この「学力調査」は文科省がおこなうものであるから、当然
税金を使っておこなわれるのだろう?
そして記事にあるように
いずれもクラス・出席番号を記入させ、小学校では氏名(例外規定あり)も書かせる。
とある。なんだぁ、これは?要するに
われわれの税金を使って受験産業を儲けさせるばかりか、彼らに生徒たちの成績の情報まで与える
ということなんじゃない!もう彼らにしてみれば
ウハウハじゃん!文科省さまさま

小中学生の「学力テスト」が受験産業でなければ出来ないなんてことはない。断じてない。いったいこんなこと誰が決めたのか?そのベネッセコーポレーションに依頼することをどういう理由で決めたのか?その決めた人物はベネッセコーポレーションと利害関係がないのか?

あ、それから「このテストの個人情報は守られる」なんてノー天気なことは信じませんからね、ワタクシ。これが守られるような社会であれば「耐震偽装」も「原発の事故隠し」も起きていませんから。ハイ。

も一つついでに、この記事に対して原告にいちゃもんをつけるblogも予想どおりあります。原告の言い分を読んで反対するならともかく、
「お上に対してたてつく奴らは許さん」
としか読めないようなものばかり。権力者には甘いお方が多いことです。そういう人に限って「公務員はけしからん」という話題になると目の色を変える人なのよのぉ。こういうことを決めているのもお役人=公務員なんですけど。
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by hiroi22 | 2007-04-19 22:24 | じっと思う

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