ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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これからもうちょっと考えまひょ--府民の皆様

 ちょっとテレビに出て面白いこと言うてはるからいうて、ちょっとハンサムで私のタイプやわぁやからいうて、それだけの理由で大阪府知事選挙に投票するのはやめてんか!そこのヒョウ柄のおばちゃん!あんたのことやで!

橋下知事「くそ教育委員会」 学テ公表問題で
 大阪府の橋下知事は7日、同府箕面市で地元FM局の公開生放送に出演。全国学力テストの結果公表に消極的な市町村教育委員会などを指して「くそ教育委員会が、みんな『発表しない』と言うんです」と発言した。集まった府民に公表の是非を問い掛け、拍手を受けたところで飛び出した。記者団に発言の真意を問われ「今の教育制度全体を指している。ずっと言っていることだ」と、問題ないとの認識を示した。
 FM放送ちゅう公共の電波を使て、自分の意見だけを一方的に言うわ、おまけに汚い言葉で罵るわ、まともな人間のやっとることとは思えまへん。こんなことさせる放送局も悪いわ。責任者出てこい。
もっとひどいのはこれですわ。
橋下知事「自主的に公表しないと予算つけぬ」 学力調査(朝日新聞)
 全国学力調査の結果を公表しない市町村教委には「予算で差をつける」方針を明らかにしている大阪府の橋下徹知事は8日、報道陣に対し、教委が情報公開請求により結果を開示したとしても、「自主的に公開したとみなさない。予算をつけるときは『非公開』と判断する」と話した。

 橋下知事は、府が年間30億円負担して維持する35人学級編成について、非公表の教委には来年度、予算をつけない意向を示している。今回の発言は、教委が情報公開請求を受け開示した場合について言及。「いやだいやだと言っていて、無理やり公表になったからといって、それは公表と判断しない」と述べた。

 ただ、記者から「中央集権的なやり方では」と質問されると、「予算執行をちらつかせてというのは、もしやり方がまずいというのなら考えます」と答え、方針の見直しにも含みを持たせた。

 言葉は悪いけど、簡単に言えば「俺の言うこときかんと、お前んとこぶち壊したるわぁ!」と言うてんねんやわ、この府知事さんは。こらもうヤクザと一緒ですわ。大阪府民の代表、大阪府庁のトップがヤクザまがいの人間に成り下がったちゅうことですわ。
くどいけど、もう一遍言わさして。
ちょっとテレビに出て面白いこと言うてはるからいうて、ちょっとハンサムで私のタイプやわぁやからいうて、それだけの理由で大阪府知事選挙に投票するのはやめてんか!

 横山ノックで懲りたはずやと思てたんやけど、甘かった?まさか今度は桂三枝やなんて言わんといてやぁ。
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by hiroi22 | 2008-09-09 00:10 | じっと思う

相撲協会は批判に耐えうる組織なのか--again

 以下は、昨年の9月12日に書いたことですが、再び抜粋を載せます。「だから言ったじゃないの」と言いたいのです。

 私はこのblogで,例の「朝青龍問題」で相撲協会の対応を批判してきた.その中で,心に引っかかっていたのは,「いったい相撲協会のお偉方というのはどれほどの判断力,経験,問題対処能力を持った人達なんだろうか?」ということだ.彼らは現役時代番付の上位を経験した元力士たちばかりである.しかし「名選手必ずしも名監督ならず」ではないが,相撲が強かったからというだけでは,組織を運営出来る能力に長けてるとはいえまい.
 現在の北の湖理事長は,現役時代のしこ名で親方を名乗ることが許されるほどの大相撲の功労者ではあるが,彼は中学を卒業後すぐに三保ガ関部屋に入門している.つまり,人間形成期から一貫して相撲界という特殊な世界に身を置いてきた人なのである.今回のことも含めた一連の騒動の対処を見ると,彼は大相撲というものをマネジメントする人間としては不適格であると断定せざるを得ないのである.
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by hiroi22 | 2008-09-07 22:35 | ずっと思う

知的レベル低下もここまで来たか

 今どき「大学生」,「学生さん」がかつてのように「教養のある人」とか「勉強をしている人」と一目置かれるようなことはない.それは実体を見れば致し方ないとは思うが,二十歳も越していれば多少なりとも物事を考える力が備わっていそうなものである.ところが現実はそうはいかず呆れるばかりだ.

在日学生差別、入部させず 日大弁論部が活動停止(朝日新聞)
 日本大学法学部(東京都千代田区)の公認サークル「弁論部」で今春、入部希望者の女子学生(21)が在日韓国人であることを上級生らが問題にし、結果として入部を断っていたことが分かった。大学本部は調査の結果、国籍・民族差別があったと認定。同部は先月末から活動を停止している。
 この女子学生は韓国籍の在日3世で、今春入学。民族差別で入部を断られたとして、先月上旬、同大本部に母親と申し立てをしていた。
 在日3世の女子学生云々よりも,正規に自分たちと同じ大学に入学してきた新入生に対して入部を拒否するという姿勢は,全く了見の狭い輩と言う他はない.下品な言い方だが,ケ○の穴の小さい奴らであると思う.ところが彼らはそれだけではなかったのだ.
大学が委嘱した弁護士らによる調査などによると、同部幹部の3、4年生3人が女子学生の受け入れを検討する際、「外国人だから付き合い方が分からない。不安だ」「過激な宗教にかかわっていたら怖い」などと議論していた。
 彼らは了見が狭いだけではなく,幼稚であった.
「外国人だから付き合い方が分からない。不安だ」
「過激な宗教にかかわっていたら怖い」
これが法学を学んでいる「弁論部」幹部の3,4年生が集まって検討している中で出た言葉なんだそうだ.小学生の言葉である.最高学府に学んでいるはずの溌剌たる若者の言葉ではない.
 しかし,こんな嘆きとは別に私が許せないのは次の記事の内容にある彼らの言動だ.
 報告を受けた人権侵害防止委員会(委員長=島方洸一副総長)は「重大な国籍・民族差別事件」と認め、先月末、法学部に再発防止などを要請。弁論部アドバイザー(顧問)の2教授と部員3人は女子学生に対し「心痛をおかけしました」と謝罪した。また、同部は当面の活動を自粛する、との届けを出した。

 しかし一方で、3人は関係者の話し合いの場でも「在日であることを理由に断ったわけではない。差別のつもりはなかった」と主張しており、女子学生側は謝罪を受け入れていない。
 つまり,彼らは「謝罪します.しかし差別はしていない.」というのだ.では,一体何に対して彼女に謝罪したのか?記事では「心痛をおかけしました」とある.つまり
「こんなことで傷つくとは思わなかったんで,ごめんね」
というわけだ.本質的に自分たちの行動にたいしての反省はない.彼らはこれが差別でないというが,これが差別でなくして一体何が差別だというのだ.これが差別でないと開き直れるのなら,この世に差別なんぞという行為はあるまい.こんな姑息な言い訳をするために「弁論」をやっているのなら彼らの活動に何の意味もない.弁論部は即刻解散させるべきである.この点で,「活動停止」という大学の処分は甘い.「国籍・民族差別があったと認定」したのなら,弁論部は解散して幹部は謹慎のため停学処分にすべきだ.
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by hiroi22 | 2008-07-20 21:19 | じっと思う

非国民じゃぞ森毅

 今日は帰りがてら何となく発泡酒が目にとまり1本買って帰った.その発泡酒をグビグビやりながら,今日も夕刊の森毅センセのインタビュー記事にまたまた笑ってしまった.話はいきなり戦時中の旧制中学(北野中学)と旧制高校(三高)の話から始まる.
 無理に分けるとね、北野は非国民派が4割で愛国派が6割。三高では、非国民が6で愛国派が4ぐらい。
うぷっ!年とともに非国民が増えとるやん!?ホンマかいな?
勤労動員先でも「戦争が負けるのは丁の月か半の月か、賭けせえへんか」とか。戦争終わった時点で寮でね、9割ぐらいのやつは喜んでるのね、1割ぐらいのはものすごう怒ってるわけ。
自国の戦争の負ける月で丁半博打をするとはさすがの非国民の私にも思いつきませんでした.参りました.あなた,これは筋金入りでございます.
 とまあ,こんなどこまで本当か分からんような人を食ったとぼけた話が続くのである.どこか安っぽい発泡酒に合うような,なんとなくおもろいジイさんである.このシリーズは,ちり紙交換に出す前に忘れずに切り取って残しておこう.
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by hiroi22 | 2008-06-18 00:38 | じっと思う

終身刑についての覚え書き

 今朝の朝日新聞に「耕論」と題してそれぞれの立場から終身刑を論じた企画記事が掲載され,目にとまった.読んでみて,死刑と無期懲役の“緩衝地帯”としての終身刑について考えさせられた.死刑制度については最近問題になっているが,これについては僕は知識もない上に格別興味もなく,あまり考えたことがなかった.この「耕論」に惹かれたのは,終身刑について推進,懐疑的反対,反対の3つの立場からの意見が載せられ,それぞれを比較が面白かったからだ.
 いったい健全な議論は,多様な立場からの意見をぶつけ合ってこそ成立するものだろう.その観点から,対立する意見を並べて見せるこの「耕論」という企画記事は精読に値すると思う.ということで,居ずまいを正して3人の意見を読んでみると,それぞれそれなりに説得力があるが,僕の感想としては,結局「終身刑は反対」である.理由は,けっして出所することができない,どのような更生があっても一生刑務所で過ごさなければならないという刑に意義を感じないからだ.
 例の光市の殺人事件の死刑判決が下された日,NHK-BS2で「ベーブルース」の映画が放送されていた.この映画は昔何度も読み返した「ホームラン王 ベーブルース」の伝記を思い起こさせる一方,僕にはある意味象徴的示唆的な放映だった.というのもベーブルース自身,とんでもない不良から立ち直った人物だったからだ.荒くれ者で孤児院に入れられ心が荒んでいたルース少年を導いたのは,その孤児院のマシアス先生だった.プロ野球の選手になった後,一時スランプでルースの心が荒れそうになったときもマシアス先生は厳しく,温かく彼を諭し立ち直るきっかけとなったという.
 僕は死刑制度そのものに対しては確たる意見は今のところない.しかし,少なくとも感情的・私刑的な判断による死刑判決はあってはならないと思っている.また,仮に死刑でない量刑が下されたのならば,将来の更生に希望を託す処置がなされるべきだと思う.その必要性は,ベーブルースが証明しているのではないか.もし,少年時代の行為で一生失格者の烙印を押されてしまえば,偉大なホームラン王は生まれなかったのだから.こういった観点から,“中途半端な”終身刑というものに反対なのである.
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by hiroi22 | 2008-06-08 14:54 | じっと思う

あまりに軽く弱い命

 私は自殺というのは,過労死などの特別な場合は別として,まったく個人的な事柄と思っている.自殺する人に対して格別同情もしない.逆に自殺という行為に,それが他人を巻き添えにしない限り,悲憤慷慨するわけでもない.むろん,身近にそういう危険性のある人がいれば別ではあるが,赤の他人が個人的な事情で思い悩んで自ら命を絶つことに対しては,申し訳ないが無関心である.それでも,このニュースには一言いわないわけにはいかない.
<高1自殺>ネット上に「死ね」と書かれ苦に 北九州 (毎日新聞)
 北九州市小倉北区片野新町1の美萩野女子高校(大久保元晴校長、生徒数736人)に通う同市在住の1年の女子生徒(16)が、ネット上に「死ね」と書き込まれたのを苦に自殺したことが分かった。同校は31日、保護者集会を開き、経過を報告した。
 自殺するのは勝手だが,他人が「死ね」といったから自殺するとは,これほど軽い理由は見たことがない.また,この程度のことで自ら命を絶つとはなんと弱い命だろう.報道される内容からはでは,超ポジティブ思考と自他ともに認める私には彼女の行動はまったく理解できない.また,理解する気もない.逆にこのことで振り回される周りの人間,校長先生や担任の教師に同情したい気持ちである.また,16年間一緒に暮らしてきた親御さんのやり切れなさにも同情する.ただ,この記事で次のことは気掛かりだ.
 同校は女子生徒と近い生徒らから聞き取りを実施。その中の一人が「26日から27日にかけて(女子生徒を)中傷する書き込みをしたかもしれない」と話したとしている。この生徒は30日以降、ショックで学校を休んでいるという。だが、自殺との因果関係は確認できていない。
 彼女が書き込んだ「中傷」とはどのようなものかはわからない.反省すべき点があれば強く反省すべきだろう.しかし,このことと今回の自殺を強く結びつけるべきではない.過ちは誰にでもある.まだ若いのだから,過ちは深く悔やんで今後は繰り返さず,他人を思いやる人間になればよいのだと言いたい.
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by hiroi22 | 2008-06-01 22:43 | じっと思う

"Z"を観る

 NHK BS2で映画“Z”を観た.もうずっと昔に映画好きの友人に連れられて観て以来2度目だ.イブ・モンタンが主演--といっても活躍するのは前半だけだが--のこの映画はギリシャで起きた政治的陰謀による暗殺事件がモデルとされる.しかし,そういった後知恵的なことは抜きにして,当時の僕の常識にガツンと食らわせる映画だった.
 この映画は軍と警察による謀殺を描いたもので,国家による犯罪を告発している.“警察は頼りないけど正義”,“軍隊は市民を守ってくれる存在”と能天気に信じていたボクには,天地がひっくり返るようなメッセージを発する映画だった.久し振りの観賞はその時の衝撃を鮮やかに思い出させてくれた.一方で,年齢を重ねた今,当然ながら昔とは違った思いも感じた.
 首謀者は上層部の人間だが,実際に手を下すのは学問もなく日々の生活にあえぐ貧しい人間である.1969年製作のこの映画の中で,「この国の正しい姿は国王と宗教だ」という,どこかで聞いた風なメッセージで,名もない人々を極右組織へと煽動する人間が描かれていた.そう,どこの国でもこの手の思想は同じなのだ.ただ,それを信じている人間が「自分たちは特別だ」と思い込んでいるに過ぎない.そして,無知がその煽動を手助けするという構図も変わらない.これは情報伝達手段が豊富になった現代でも同じである.むしろ「嘘も百回言えば本当になる」という傾向が強まった感さえある.どこかの漫画家のアホな言説が通用しているのもしかり.

 政治的なインパクトに目をつぶってもこの映画は面白い.前半のややスローと感じる伏線部は後半の息もつかせない展開につながる.いつかフランスの小説でも読んだことがある展開である.そして最後の鮮やかなどんでん返し.少しのユーモアと聴衆に訴えかける社会正義.真剣な姿勢だがスマートである.

 この映画はもちろん「政治的」な映画である.おそらく「靖国」よりももっと政治的であろう.「言論・表現の自由が保障されている」現代日本では,当然稲田朋美センセイらの“国政調査権”の発動で,この種の「反体制映画」の製作は困難であると予想される.この映画の中で,実際に暗殺を実行した人間--それは貧しい労働者なのだが--彼が
「この国は民主主義で集会の自由が保障されているが,それに反対する自由も保障されているのだ」
と発言していたが,これもどこかで誰かから聞いたような気がするのだが,ハテ気のせいだったろうか・・・

 それにしても,まだ幼かった当時のボクをこのような映画に誘ってくれた友人には感謝しなければならない.そういえば,来月同窓会があるが,彼は来るのかしらん....
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by hiroi22 | 2008-05-20 00:18 | ずっと思う

なるほど,日本でイジメが無くならないわけだ

<入学式>入学金未納の2人、出席させず 千葉県立高(毎日新聞)
 千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長、339人)が、入学金未納の新入生2人を入学式に出席させなかったことが12日分かった。大迫校長は「授業料滞納が目立ち、未納は負担の先送りと思った」と話すが、県の公立高校教職員組合は「非教育的対応」と批判している。

 県教委と同高によると、新入生159人に、入学金、教材費など9万円を8日の入学式に持参するよう求めていた。男女各1人が「お金が用意できない」などと持参せず、式直前、校長がそれぞれの担任に別室での待機を指示した。2人は約40分の式の間、教室と会議室で待機した。
高校を管理運営する者としては,むろん入学金の未納は看破できないだろう.しかしその責任の追及は保護者たる生徒の親にたいしてなされるべきものだ.経済的に責任のない高校生,しかも新入生として入学してきた生徒に入学式に出席させないという公然たるペナルティーを与える教育的かつ合理的理由は全くない.
 大迫校長は「入学式当日に必要なお金は3月の説明会で伝えている。経済的問題があれば相談するよう話した。苦渋の決断だったが、当然の判断だと思っている」と説明。県教委指導課の田山正人・主任指導主事は「保護者と生徒にはつらい思いをさせてしまった。事前に入学金についての十分な説明をしており、学校としてはやむを得ない判断だったと思う」と話している。
「入学金と教材費が未納なので入学式には出席させない」というのはまったく人間味を欠いた処置である.なぜそれが「当然の判断」なのか?上にも述べたように,入学金の支払いは保護者に対するものであり,入学式の出席は生徒本人に関する事柄である.入学式というセレモニーで生徒の心を傷つけるような行為が教育的といえるのか.入学金未納については「これが支払われなければ高校入学が認められない」と保護者に通告すればよいだけのことだ.また生徒たちには「みんなと入学式を迎えるけれども,まだ入学金や教材費が支払われていないから,正式な入学手続きは終わっていないよ」と話しておけばよい.それだけで状況はすべて確認される.
 教育評論家の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」と話している。【神足俊輔】
「保護者に謝罪」はともかく,「教育者」という人間を育てる側の対応にしては「極めて機械的、官僚的対応」というのは同感である.

 いい年をしたオッサン,しかも高校の校長というから,長年の教育経験もあり,それなりの分別ももっているだろう.なのに何故こんな思いやりのない対応しかできないのか.校長がこんなお粗末な対応しかできないとは,なるほど,日本でイジメが無くならないのも無理からぬことだ.
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by hiroi22 | 2008-04-14 00:00 | ずっと思う

この高い見識と反骨精神に乾杯--犬山市教育委員会

 夕刻,何気なくTVを見ていたら「バンキシャ!」というニュースショーに目がとまった.ある町の小学校の先生の日々の生活が映し出され,それを東京都の先生方が見ながら「うらやましい」とか「素晴らしい」とか褒めそやしているシーンだった.番組で紹介されていた「ある町」というのは犬山市である.番組の途中,その犬山市の教育委員会の委員長(だったと思うけど)が犬山市の教育について語るのを聞き,また同時に犬山市の小学校の先生たちの活動を見て,「なるほど!そうだよなあ〜」と思わず膝をたたいて深く同意してしまった.
 犬山市の彼らの教育は徹底した現場主義である.学校教育の基本は授業であり,子供たちと向き合うことである,という当たり前のことを最優先としていることにある.したがって,これらとは関係のない雑用からは教師の負担を排除し,子供たちに関わる時間や授業の改善に時間を割く.そのために先生たちの相互の協力関係を重視する.そこには,教師同士お互い分断させる教育への「競争原理」の導入はない.
 私が膝をたたいて同意したというのは,このblogでも似たようなことを書いたことがあるからだ.(たとえば書類作りで日が暮れる etc.)むろん,現場をあずかり,日々格闘している彼らの方がずっとしっかりした考え方であることは言うまでもない.

 この番組を見たあと,「どれどれ」と犬山市教育委員会のホームページを見にいって唸ってしまった.例えばこういう文章があった.
ウ「学び」を「生きる力」へ
 自らの生に喜びを感じられない者に他者を大切にする心を育てることは難しい。いま子どもたちは日々生きることに十分な喜びを感じているだろうか。子どもたちの様々な生活場面がそれぞれより充実したものになるよう努力するとともに、子どもたちが「学び」を通じて生の喜びを感じられるようにし、自らの生を切り開く力と展望を獲得できるようにすることは、我々おとなが総掛かりで取り組むべき課題である。
 こういう文章は,「いじめる生徒は出席停止にすればよい」ということを考えている人間には絶対に書けない文章である.さらに,
ア ティームティーチングの導入
 ティームティーチング方式(TT)の授業は、非常勤講師を補助指導員として加え、学級担任或いは教科担任と共に指導する協力指導である。各学校は、教科の特性、児童生徒の実態、学校の実情を十分踏まえた「ティームティーチング年間計画」を作成し、学校経営に位置づけて、教職員の共通理解を図ると共に、少人数指導授業と同様に家庭や地域への啓発に努める。
  1 TTの目的に応じた集団編成(課題別・方法別等)をする。
  2 時間割を工夫して、事前の打合せや準備ができるようにする。
  3 研究課題を設定して、研究的にTTを進め、評価をしていく。
「教育現場に競争原理を持ち込む」という方針とは真っ向から対立しているシステムである.そしてどちらがよい方向か,理想とすべき方向か,私は明らかだと思う.
 「犬山の教育の重要施策2007,学びの学校づくり -犬山の子は犬山で育てる-」という文章でこう謳っている.
犬山市教育委員会は、全国学力・学習状況調査への不参加決定を機に 、 犬山の教育のさらなる深化・発展をめざし 、 ここに示した考えにもとづき学びの学校づくりを推進する。
○犬山では 「 犬山の子は犬山で育てる」という考えのもと、子どもの人格形 成と学力保障をめざし、さまざまな教育改革に取り組んできた。
○犬山市教育委員会は 、 犬山の教育現場の実践をふまえ 、 国が進めようとしている国主導の教育改革に対してさまざまな問題点を指摘してきた 。 とりわけ 、 全国学力・学習状況調査については 、 犬山の教育理念に合わないとの判断に立ち、同調査に「参加しない」ことを決定した。
○この決定を機に 、 犬山の教育のさらなる発展をめざし 「犬山の教育の重要施策2 0 0 7学びの学校づくり 」 を策定した 。 ここに 、 教育の不易をふまえた犬山の教育理念について再確認し 、 この考えにもとづいて学びの学校づくりを推進する 。 学校・教職員に対しては 、 学校の自立を進めることによって教師の自己改革を促し 、 子ども主体の授業づくりをめざすとともに 、 すべての子どもの学びを保障する 。 保護者や地域に対しては 、 学校現場での授業における子どもの具体的な姿を通して 、 犬山の教育についてより深い理解が得られるよう努力を続ける。
 お上の唱える教育に敢然と反旗を翻している.しかも高い見識を持ってだ.いいねぇ〜 この反骨精神,高い理想
犬山市教育委員会に乾杯!
 それにつけて思い出すこと あまたありなん
絵に書いたような愚かさ
「教育の荒廃」の必然性
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by hiroi22 | 2008-03-30 21:13 | じっと思う

「教育を我らの手に」と言ってみる

 またアホなニュースを見てしまった.
過激?横尾忠則氏のポスター差し替え 美術教科書検定(朝日新聞)
 文部科学省が25日に公表した07年度教科書検定では、日本文教出版が高校用の「美術3(ローマ数字の3)」に収録しようとした横尾忠則さん(71)作製のポスターが「健全な情操の育成に必要な配慮を欠いている」と意見がつき、差し替えられた。文科省は「芸術的価値を否定するのではなく、高校生の教科書として配慮不十分との判断だ」と話すが、横尾さんは「表層的な判断で、芸術が何たるものか勉強していない」と憤る。
 その昔(いつごろなんだろう),展覧会で裸体画を公開する時に,その絵画に下着をつけさせようとしたことがあったという.この笑い話が21世紀の日本で再現されようとは.....
 ポスターは1965年、故・土方巽氏らが主催した「暗黒舞踏派提携記念公演」用に作製された。ルーブル美術館所蔵の「ガブリエル・デストレとその姉妹」などをモチーフとした作品だが、文科省は左上に「私の娘展示即賣會場」の文字があることなどを理由に意見をつけた。
 一体どこのおっさん(おばはんかも知れんが)がその意見やらをつけたのか知らないが,一握りの“専門家”または“検定官”なる人達の有り難〜いご意見の押しつけで教育内容が左右されるのはもうやめようではないか.何を題材に何を教えるのか教育現場の裁量に任せればよい.根拠のない価値観に盲目的に従わせようというのは教育でもなんでもない.
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by hiroi22 | 2008-03-27 00:40 | じっと思う

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