ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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無責任な「責任政党」

 毎度ながらこの人たちには呆れる.
<参院選>「総裁責任論」封印、続投に強い意欲 安倍首相
 参院選で劣勢が伝えられる与党で、負けても安倍晋三首相(自民党総裁)の続投を支持する意見が相次ぐなか、首相の遊説にも公示前に言及した「総裁責任論」を封印し、政権維持に意欲をうかがわせる変化が生じている。首相は一貫して勝敗ラインは明示しておらず、逆風を戦い抜き、選挙後も国政を担当する「決意」を前面に打ち出してきた。【佐藤千矢子】
 議会制民主主義での民意の大きな反映はいうまでもなく選挙である.その選挙結果がどうなっても総理総裁たる安倍晋三の責任は問わないというのだから呆れた「責任政党」である.
 ついに塩崎恭久官房長官が24日の会見で「参院選は政権選択の選挙ではない」と発言。
「参院選は政権選択の選挙ではない」だって?それはいったい誰の定説かね?
 OK,たとえそれが正しかったとして,では聞くが
安倍政権はいつ政権選択の選挙をしたのかね?
キミタチが好き勝手に強行採決をした数々の法案や,ネット右翼並みの「有識者」会議の議論が有権者の支持の下であるという根拠は何かね?
 安倍首相は選挙演説で言う.
「責任政党なのでやれる事しかお約束しません.」
それは違うでしょう.
安倍政権は自分のやりたい事しかやりません!国民の支持は無関係です.
 かつて自民党の議員で「(選挙で)民意を問うのは憲政の王道だ」という発言をよく聞いた.昔から自民党というのはいけ好かなかったが,権力にしがみつこうとする安倍政権の人々を見ると,こんな昔の議員がとても立派に見えてくるのである.
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by hiroi22 | 2007-07-26 21:55 | ずっと思う

無資格者の傍若無人

 中学の修学旅行で長崎に行った.修学旅行の浮かれた気分に水をさすような訪問だったが,長崎で感じた原爆の悲惨さと,亡くなった人たちの悲しさは心に刻まれた.最近はどうかは知らないが,私がまだ野球少年だった頃,夏の高校野球の真っ最中,広島の原爆記念日には必ずと言っていいほど原爆の番組があった.それを見て嗚咽したことは今でも覚えている.また,広島の平和記念資料館を訪れたのは大学院の頃だったろうか,少しは学問を身につけて,物事を斜に見ることを覚えた私だったが,生の記録の持つ迫力にはなす術もなかった.
 広島と長崎,そこで記録されているのは,一人一人の人間の悲しい体験なのだ.「ここで100を失ったが,そのかわり相手を200叩きのめしたから良いのだ」のような机上のゲーム,あるいは将棋の駒のような話ではない.逆に言えば,人々をそういう風にしか見ない政治家はいらない.そんな社会は意味がない.税金払ってわざわざ政治家を雇う必要もない.
「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」 
この発言の久間防衛大臣,発言を撤回したようだが,こういう発言をする(出来る)という時点で,大臣の資格はない.政治家の資格もない.無名の市民が何人悲惨な目に遭おうが「しょうがない」のだろう.そして,我が賢明なる安倍首相は,またもや「問題ない」と宣うのだ.同病相哀れむか...
<久間防衛相>首相に陳謝 辞任は「必要ない」
 上に立つべき人間(首相)がボンクラ.そのボンクラの取り巻き(ブレーンっていうのか?)はトンデモ学者連.そういう人たちが選んだ閣僚,しかも論功行賞人事ならボンクラも当然か・・・・これが他所の国の話ならば笑っていられるが,我が日本国の話なのだから,
情けない,恥ずかしい,悲しい.

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by hiroi22 | 2007-07-03 00:07 | じっと思う

真に日本を貶める人々

 誰にでも,昔の過ちというのはある.つまらぬことにこだわってひどい仕打ちをしたとか,他人に対して傲慢になったりしたとかである.もしそういうことがなかったという人がいれば,その人は大嘘つきか,あるいは自分というものを顧みることができない可哀想な人だと私は思う.過ぎてしまった過ちは取り返すことができない.ならば,その過ちをいかに糧にしていくかが重要だろう.それは国という単位でも同様だ.特に戦争という惨劇が国という単位でおこなわれたのならばなおさらだ.
 アメリカの下院外交委員会で従軍慰安婦への日本政府の謝罪要求の決議案が可決された.
<従軍慰安婦>対日謝罪要求決議案を可決 米下院外交委
賛成39,反対2という評決だったから,もう一方的と言ってよい.朝日新聞が伝える民主党のラントス議員らの言葉が上に述べた見識を支持している.
 ラントス氏は「日本政府が公式で明確な謝罪をいやがるのは、今日の世界での日本の役割と明確に相反する。日本は誇り高い世界のリーダーであり、貴重な米国の同盟国だ。それだけに、誠意を持って過去を説明しようとしないことには困惑させられる」と語った。また、共和党のロイス議員は「昨日のことに誤って対処すれば、正しい明日を得ることも難しくなる」と述べ、今回の決議案は過去の話ではなく、現在も重要な意義があると強調した。
 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者であるラントス外交委員長は「国家の真の力は、その歴史のなかの最も暗い一幕を突きつけられた時に試される」と語った。戦後、謝罪を繰り返したドイツを「正しい選択だ」と評価。一方で日本は「歴史の記憶喪失」を進めていると嘆いた。
 そもそも,この決議案がこじれたきっかけは,安倍晋三の「(従軍慰安婦への)狭義の強制はなかった」発言である.この発言にはこのblogで強く批判した.
情けない・・・
自らの言葉への国内外からの反発に驚いた(=ビビった)安倍晋三は、その後この問題に関して口をつぐんだばかりか,4月の訪米では「謝罪外交」あるいは「土下座外交」とでも言うべき態度を取り,この決議案阻止を図った.なり振り構わぬこの行動に一旦は事が収まりかけたのだが,空気を読めない阿呆どもによってこの目論見は灰燼に帰した.くわしくはココ↓
◆ 美しい壺日記 ◆:「慰安婦強制性否定の全面広告」にキレた
◆ 美しい壺日記 ◆:慰安婦強制性否定のワシントン・ポスト全面広告(英文と翻訳)
 この広告に対するラントス議員の(控えめな)批判を挙げておこう.
 ラントス委員長は採決に先立ち、日本の国会議員や有識者が14日付米紙ワシントン・ポストに出した広告で元慰安婦に対する強制性を否定した点を取り上げ、「元慰安婦を中傷する内容であり、事実に対抗するばかげた主張だ」と反発をあらわにした。
 この広告を出した国会議員や評論家は3K新聞や「正論」などでネット右翼ばりの“論理性”・”倫理性”で「活躍」している「有識」者が中心である.自分たち仲間内の井戸端会議で慰めあって,傷を嘗め合っている間は無害だが,ワシントンポストでアホな理屈を展開したとなると話は別だ.日本を貶めているとしかいいようがない.

 それにしても,このニュースに対して「朝日新聞が従軍慰安婦問題を取り上げたのが悪い」とか言ってるblogには呆れる(嘆息).アメリカ議会の議員の皆様が朝日新聞の愛読者とでも言いたいのだろうか.あほくさー
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by hiroi22 | 2007-06-27 23:10 | ずっと思う

いかがわしい人々の厚顔無恥

 日本国憲法の前文にはこう書かれている.
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そして安倍晋三が最も忌み嫌う第九条はこうである.
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 4月にこのblogで集団的自衛権についての「有識者」会議(首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」)を強く非難した.
懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない
昨日,この「有識者」会議の議論が報じられた.
<集団的自衛権>「解釈変え容認」安保法制懇で意見大勢
 政府は11日、憲法9条解釈の見直しを検討する安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二前駐米大使)の第2回会合を開き、本格的な議論に着手した。首相が提示した4類型のうち「公海上で米艦が攻撃された際の自衛隊による護衛」について議論、「集団的自衛権の解釈を変え護衛すべきだ」とする意見が大勢を占めた。政府は従来、集団的自衛権は保有するが行使できないとしてきた。
上に挙げたblogで指摘したように,この懇談会は「有識者」会議とは名ばかりで,実際には安倍晋三のいかがわしいお仲間が集まった会議である.反対の立場の人間などいない.そのようなところで,自分たちが好き勝手に意見を述べて結論らしきものをまとめても,とてもまともな議論による結論と呼べるようなものではない.実際,この懇談会が発足した当初から,その点は朝日新聞などから手厳しく批判されていたところである.
 百歩譲って,この会議のメンバーが,その思想はともかくとして,多少なりとも知的な有識者であったとするならば,このようなメンバー構成による偏った議論を恐れて,慎重な議論,あるいは外に意見を求めるような態度をするだろう.付託されている議題はとてつもなく重大なのだから.ところが,彼らはそんなことはおかまいなしのようである.それは次の記事に如実に現れている.
 政府はこれまで、日本有事での米艦護衛は個別的自衛権で対処可能と解釈する一方、「自衛目的以外では米艦を守れない」と説明してきたが、11日の会合では公海上の護衛として(1)共同訓練中の補給(2)日米共同訓練(3)周辺事態での後方支援活動(4)同事態での船舶検査活動(5)弾道ミサイル発射の警戒監視、を例示した。

 このうち、(1)のように日米艦船が近接する場面では「集団的自衛権行使ではなく正当防衛」(久間章生防衛相)という考え方もあった。しかし委員からは「それでは限定的なことしかできない」と、解釈変更を支持する意見が相次いだ。

 (3)や(4)のケースについても「同盟で重要なのは情勢が緊迫した時」として集団的自衛権行使を求める意見が出た。朝鮮半島有事などを想定したものとみられるが、日本が自衛権行使に及んでいない状態で米艦防護のために集団的自衛権を行使すれば、事実上日本有事への移行を意味する。今後の議論の焦点となりそうだ。【古本陽荘】
厚顔無恥とはこういうことを言うのだろう.
 もう一度冒頭の日本国憲法を見て欲しい.
「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」
であり,
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
とある.ここに書いてあることをどう解釈すれば,アメリカ軍が攻撃されたら一緒になって戦うことができる,となるのか?解釈出来ると言うならば,それはペテンであり,欺瞞である.しかも,このような憲法の平和主義にのっとった集団的自衛権の解釈は,歴代の自民党政権によって,ことあるごとに確認されてきたところなのだ.
 安倍晋三は内閣総理大臣である.その権力の源泉は日本国憲法である.自分自身の権力のよりどころとしての憲法は認めるが,その平和主義はペテンと欺瞞によってないがしろにしようということらしい.
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by hiroi22 | 2007-06-12 22:22 | じっと思う

言う方も言う方,黙って聞いている方も聞いている方

 ここ数日忙しくてblogの更新は出来なかったけれど,その間気になっていたのが共同通信のこのニュース.
集団的自衛権行使の容認迫る 先月の日米防衛相会談で
 ゲーツ米国防長官が先月末の久間章生防衛相との日米防衛相会談で、米国を狙った北朝鮮などの弾道ミサイルを日本のミサイル防衛(MD)システムで迎撃できるよう、集団的自衛権行使の容認を迫っていたことが分かった。複数の日米外交筋が15日、明らかにした。同席したシーファー駐日米大使も「米国への弾道ミサイルを迎撃できなければ、日米同盟が変質しかねない」と日本側をけん制した。
 アメリカの国防長官が「アメリカに向かって飛んでくるミサイルは,その前に日本が撃ち落としてしまえ.そのために集団的自衛権を行使するのだ.」と迫ったのだそうだ.要するに日本はいざという時はアメリカの盾となれと言っているのだ.こんなことをよく言うよと思う.また,こんなことを言われて黙っている方も黙っている方だ.日本はアメリカにとって将棋の駒の一枚だと言われているようなものである.いくらアメリカが傍若無人でも,例えばイギリスやフランスに対してはこんな要求はしまい.これをハイハイと聞いている「防衛」大臣にも呆れる.鈍感なのかボンクラなのか?
 もしもこんな状態になれば,アメリカと戦争をする国は当然前線基地の日本を狙うだろう.つまり,勝手にアメリカが敵と見なした国から日本はなーんにもしなくても被害を受けてしまうのだ.こんなことで日本の主権が一体どこにあるというのだ?!こんなことをするために憲法の解釈を変えるという姑息な手段を使ってでも,集団的自衛権の行使を図ろうとする安倍晋三とその一派に対してはもう罵倒の言葉が見つからない....
 これに比べれば,問題が多々あったとはいえ,集団的自衛権を一貫して否定してきたこれまでの自民党内閣は最低限の日本の主権は主張してきたと言える.比べる相手があまりにもひどいとはいえ,この点は再評価されるべきだろう.
 このblogでかつて「何を主張する外交か」と題して安倍晋三の外交姿勢を批判した.その中で,
つまり、「主張する外交」とは、これまでアメリカの忠犬として行動してきた日本の外交を変えて、「アメリカに対して主張する」ということではない。この言葉について言えば、彼はそういうことはまったく念頭にあるまい。逆に
アメリカ追従という国内の批判を毅然として拒否して、アメリカの言い分どおり主張する外交
そして近隣アジア諸国に対しては、
先の戦争は自衛のためにもので侵略戦争ではないと主張する外交
なのだろう。
ホント,これを書いた時はまさかこれほどまでとは思わなかった.情けない内閣....
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by hiroi22 | 2007-05-20 01:28 | じっと思う

よーするに「何にも考えてません!」ってことじゃん!?

 憲法改正について毎日新聞社が世論調査をした結果が報道された。
<憲法改正>改憲賛成51%、反対19% 毎日世論調査
この記事によれば;
 毎日新聞が4月28、29の両日実施した電話による全国世論調査で、憲法を改める方がいいかどうかを尋ねたところ、「改める方がよい」は51%になった。「改めない方がよい」は19%、「分からない」は22%だった。改正賛成の理由は、60年の歳月を経たことを挙げる人が8割近くと圧倒的に多く、「米国の押し付けだから」「自衛隊と9条のかい離」を挙げた人は共に1割に満たない。一方、改正反対の理由は「9条改正につながる」「議論が尽くされていない」が7割に達した。
改正賛成の8割を占める理由というのが「60年の歳月を経たこと」とは笑止千万です。日本国憲法はいつからファッションと同じ感覚で語られるようになったのでしょうか?
 記事はさらに続きます;
 改正賛成の理由は▽「時代に合っていない」49%▽「一度も改正されていないから」28%——の順に多い。別の質問と照らし合わせると、改正賛成の人の8割以上は、戦後の日本にとって憲法が「かなり役立った」「ある程度役立った」と評価している。具体的に不都合があるというよりは「時代に合わせて新しくしたらよい」という意識が働いているようだ。
安倍首相とその取り巻きの一味がどんなにさりげない言葉で憲法改正をアピールしても、彼らの狙いは日本の軍事化です。もっといえば、日本を彼らの意志で戦争可能な国とすることであり、そのために目障りな前文や第9条、国民の諸権利の保障など、現憲法の持つ「平和憲法の精神」を抹殺したいのでしょう。この現状を見れば、「憲法改正」というのは一般論で語られるものではないのです。「時代に合っていない」というのは、完全に彼らのプロパガンダに乗せられた回答だと思います。

 そもそも憲法というものを、誰が決めたかわからない「時代」というものに合わせる必要があるのですか?自分たちがよりよいと思う社会を実現するための基本が憲法というものでしょう。ならば、「時代」などという実体のないものに惑わされる必要はないと思います。

 また、賛成と答えた人の約3割が挙げている「一度も改正されていないから」という理由に至っては、軽佻浮薄としか言いようがありません。結局「自分はなーんにも考えてません」と告白しているようなものではないでしょうか。

 慰安婦問題についての安倍首相とそのお仲間の発言などが示すように、彼らは日本の起こした戦争について何の反省もないことは明らかです。その彼らが企む「憲法改正」が恐ろしいものであること、そしてその結果、災厄を被るのは、憲法改正を叫ぶ彼らではなく、プロパガンダに乗せられた人々とその子供たちであることを実感すべきだと思います。
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by hiroi22 | 2007-05-04 23:13 | じっと思う

懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない

 最近、「学歴なんか関係ないよ」とは、私にとって本音でもあり建前でもあるなぁと思うようになっている。例えば、まわりに東大卒はたくさんいるけど、どうしようもない人間や、東大卒ということで変な意識を持っていてそれが逆にあだになっている人たちがいる。そういう意味では「学歴は関係ないよ」というのは本音である。一方、東大卒が故に優秀な人もいるわけで、そういう人はさすがに東大らしい徹底した優秀さを見せている。これが、京大となるとまた違った個性を見せているのであって、個性的で、人とは違ったユニークな働きや見方をする人が多いように思われる。だからタテマエとして「学歴なんか関係ないよ」とはいってみても、「学歴」あるいは出身大学というのは無視出来ないと思ったりしているのだ。
 こういう前振りで書くのは安倍首相のことだ。彼の出身大学は成蹊大学である。この大学は戦後の1949年に開校されたというから、当時雨後のタケノコのように設立され、駅弁大学と揶揄された大学群の一つといってよいだろう。私の意識の中では聞いたこともない三流大学のランクだ。名家の子息の大学としてはいささか格が落ちる。名門安倍家の「家柄」からすれば、東大とはいわないまでも、せめて早稲田か慶応あたりが順当だ。想像するに安倍青年はあんまり勉強はできなかったのだろう。
 安倍青年についての妄想はともかくとして、上に挙げた二つの見方でいえば、「成蹊大学でも結構」という前者の見方より、最近は後者の見方が強くなっている。もっとはっきり言えば、
この人は今まで物事をじっくり深く考えたり、論理的に考えたりする訓練を受けてこなかったんじゃないのか?やっぱり、若い頃には無駄に見えても思索に耽ったり、教養というものをつけておくことは必要なんだなぁ
と思っているのだ。右とか左とかの政治的なスタンスではない。それ以前のもっと基本的な部分を問題にしているのだ。今までもこのblogで「論功行賞人事」や「広義の強制云々」の馬鹿馬鹿しさを取り上げてきたが、それはよく考えると、こういったことは政治的な立場というよりもそれ以前の基本的な考え方の問題だということが分かる。今回の集団的自衛権についての有識者会議なるものにもそれが如実に現れている。
政府、有識者会議を設置 集団的自衛権行使、今秋に結論、
 安倍首相が、集団的自衛権について研究するための私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置したとのことだが、要するに狙いは“解釈改憲”。それも、今まで歴代の内閣がはっきりと憲法上認められないと明言してきた「集団的自衛権」を安倍内閣の個人的解釈で可能にしようというものだ。私にはもうこの姿勢だけで十分Cheatなのだが、さらにこの“有識者会議”なるもののメンバーがひどい。
【有識者会議のメンバー】 岩間陽子・政策研究大学院大学准教授(国際政治)▽岡崎久彦・元駐タイ大使▽葛西敬之・JR東海会長▽北岡伸一・東大院教授(日本政治外交史)▽坂元一哉・阪大院教授(国際政治)▽佐瀬昌盛・防衛大学校名誉教授(国際政治)▽佐藤謙・元防衛事務次官▽田中明彦・東大教授(国際政治)▽中西寛・京大教授(国際政治)▽西修・駒沢大教授(憲法)▽西元徹也・元防衛庁統合幕僚会議議長▽村瀬信也・上智大教授(国際法)▽柳井俊二・前駐米大使
安倍首相のお仲間が並び、しかも憲法に関わる問題でありながら、憲法学者が1人しかいない。
 朝日新聞の社説はいう;
13人のメンバーを見渡せば、集団的自衛権の行使容認に前向きな意見の持ち主ばかりがずらりと並ぶ。
(中略)
特定の考え方のメンバーだけを集め、わずか数カ月の議論で解釈変更をめざす。そんな強引で一方的なやり方がまかり通っていいはずがない。
つまり、初めからどんな結論が出るか決まっている”有識者”会議なのだ。こんなものに「研究」だとか「諮問」だとかいう言葉を恥ずかしげもなくよく使えるなと思う。この”有識者”会議は
やらせ質問で世間を呆れさせたタウンミーティングと同じ発想である。
 この”会議”が秋に何らかの結論を出せば、安倍首相は臆面もなく
有識者会議で議論された結果貴重な答申を頂きました
とでも言って解釈改憲に突き進むのだろう。しかし、こんなメンバーで”議論”されたものにいったいどんな権威・意味があるというのか。
 繰り返すが、これは右とか左とか言った政治的立場の問題ではない。正しい見方、あるいはよりよい方策を探る時の基本的なものの考え方の問題である。真理とかいったものに対する謙虚さの認識とも言える。残念ながら私には安倍首相にその大事なものが欠けているとしか考えられないのだ。
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by hiroi22 | 2007-04-28 23:06 | じっと思う

そして不信だけが残った

 従軍慰安婦問題について「広義の強制」だのという訳の分からない言葉を発して、アメリカでメディア、民主党ばかりか共和党の議員からも反発を食らった安倍首相が、このままで訪米したくないと思ったのだろう、CNNのインタビューで
「20世紀は数々の人権侵害が行われた時代で、日本も無関係ではなかった。慰安婦の方々に大変申し訳ないと思っている」
と述べている。少なくとも訪米中、公式の場で自分の「広義の強制云々」の話に突っ込まれないよう、この話に一応の終止符を打ちたかったと思われる。その思惑はともかくとして、この問題については結局、(「元々信用してたのか?」という突っ込みは置いといて)安倍晋三への不信感のみが残る。
 思い起こしてみよう、彼が国会で
広義の強制はあったが、狭義の強制は疑わしい
と述べるやすぐに国内外で強い反発があった。このことは前にも書いた。すると途端に
誤解をさらに広げるので、もう言わない
と発言したのである。要するに「逃げ」に出たのだ。この態度の浅はかさ・情けなさについても前に書いた。しかし、この「逃げ」の姿勢にもかかわらず、その後も話は収まるはずもなく--本人はシラを切って無視していたが--ワシントンポストで酷評されたり、来日する共和党の保守系議員からさえも厳しい批判のコメントをうけていたのだ。その経過を受けての今回の発言である。
 私は思うのである、彼が「広義の強制云々」発言のあと、認識を改めて心の底から今回の発言をしたのだろうか?、と。もしそうであれば、訪米に際して、その心情を吐露するのも悪くはあるまい。しかし、残念ながらそうは思わない。今回の発言は、ただ単に訪米をつつがなく終わらせるための方便だと思うのだ。だから私には不信感しか残らない。

 ただし、安倍首相の訪米が思惑通り「慰安婦問題」抜きに済むかどうかは不透明だろう。冒頭のCNNのインタビュー後も、昨日のInternational Herald Tribuneでは、
New anger over Japan sex slaves
という記事を一面に掲げ、オランダで慰安婦支援をしている民間団体の女性の
I was furious and astounded by Abe's denial.
なる発言を紹介している。この問題についての訪米時のデモも予定されているようだし、自ら蒔いた種とはいえ、一悶着はありそうである。
 しかし、今回のことで安倍首相が、自らの史観がいかに国際社会で受入れられないかを認識してくれれば、それは十分価値あるものになる。更に言えば、こういう史観は国際社会の反発を招くだけではなく、国際社会における日本の地位をも貶めるものなのだ。この意味から「右翼自虐史観」と名付けるにふさわしい。
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by hiroi22 | 2007-04-27 00:05 | じっと思う

暴力団は卑怯卑劣

 丸腰の人を背後から銃で撃つ。これは卑怯・卑劣な行為だ。どんなに口汚く罵ってもまだ足りない。言論を暴力で圧殺しようとする。これもまったく野蛮な行為で、卑劣だ。
 私は去年の8月、加藤紘一議員の実家を放火した右翼に対して、
 日本では「右翼」というと、少しは「男らしい」とか「潔い」とかいうイメージを自ら振りかざしているような輩が多いけれども、実態はとんでもないのですね、これが。
断じた。これをもう一度ヤクザに対して繰り返そう。
 丸腰の相手に対して自分は拳銃を持って、しかも背後から攻撃する。これを私の基準では
卑怯・卑劣
といいます。日本では「ヤクザ」というと、少しは「任侠」とか「男らしい」とかいうイメージを自ら振りかざしているような輩が多いけれども、実態はとんでもないのですね、これが。
 それにしても、この事件直後の安倍首相の白けたコメントはなんだ?
捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む
事の重大性、深刻さがまるでわかっていないんじゃないのか?それとも意図的なのだろうか...
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by hiroi22 | 2007-04-18 23:31 | ずっと思う

これで「反日」とは狭量な---ユンソナ発言

 私はユンソナが好きです。初めて彼女をテレビで見た時、一目で惚れました。美人だけれどもとても親しみやすい印象でした。チェ・ジュウよりも数段上です。そして何となく「いい娘(こ)だなあ」と思ってました。だけどまあ、ファンと言えるほど執着心もなく、テレビで見かけると鼻の下を伸ばして見ていた程度ですが。そんな私の気持ちは置いておいても、この記事の書きっぷりにはカチンと来ました。
ユンソナ「豹変発言」の真相 もともと日本が嫌いだった?
と題する記事で、
タレントのユンソナさんがソウル市内で開いた記者会見で、「歪曲された日本の歴史教育に傷つき苦しみました」などと話したことが報道され、ネット上ではこれを「反日発言」だとし、ガッカリしたというコメントが並んでいる。しかし、過去の報道を調べると、彼女が豹変したわけではなく、どうやら考えは一貫していたらしいのだ。
とまあただならぬ雰囲気を漂わせた書き出しです。しかし、少なくともこの記事に見られる彼女の発言を読んだ限りでは何を騒いでいるのかと思います。私の感想はこんな感じです。
「日本の番組に出演しながら文化的差をよく感じた。『私達は教科書で日帝時代や (慰安婦だった) お婆さんたちの胸が痛む話を皆聞いて育ったが、私と同じ年齢の日本の友達はよく分からない人が多い』と切なさを現わした」
その気持ちはわかる。日本の若い人たちは日本の過去を知らないから。
「日本で一番聞かれるのが『韓日戦になぜ韓国の人は熱狂的になるのか』です。歴史的な流れを知っていれば容易に理解できることなのに。『ただ日本に負けたくないだけなのではないか』と言われた時は悩み苦しんだんです」
「日本で働きながら韓国の大事,家族の大事さをもっとたくさん感じました」
なるほど、あなたは正直な人だと思います。しかし、もう一歩進んで日本の友達とこのことを突っ込んで話して欲しかった。
「朝日新聞」の02年2月9日の記事には、日本行きを決めた時の両親の反応について、

「娘の日本行きに反対しなかった。反日感情はあるけど、日本で成功したいと願う娘に『行くな』と言えなかったのでしょう」
と反日家庭であることを証言。さらに、

「祖母から従軍慰安婦の話を聞かされたことがある。『心が深く傷つき、結婚もできず、今でも病院に通っている人の話を聞いて泣いてしまいました』」
他人の不幸で涙を流せるやさしいいい娘です。やっぱり私の印象は正しかったと思います。逆に言えば、こういう話に心を動かされない人たちの人間性を私は軽蔑します。
「(日本に対し)怖い。過去の歴史もあるし重いイメージがあった。現在も、『ワリカン』など過度の遠慮にもどかしさを覚えることは多々ある」とコメントした。
それはそうでしょうね。それぞれの国で文化や習慣は違うから違和感を持つのは当たり前。私も中国に行った時は正直「何だかなぁ」と思いました。

とまあ、こんな感じである。彼女の発言はまったく自然な人間らしいものです。だから、
こうした一連の発言を、「週刊新潮」(07年4月5日号)、「週刊文春」(同)、「週刊ポスト」(同13日号)が相次いで取り上げた。「週刊ポスト」は「ユンソナが韓国でぶちまけた『反日発言』全部書く!」という見出しの記事で、
という記事の見出しはおかしいと思うのです。これが「反日」というのならば、まともな心情を持った人は皆「反日」となってしまいます。過去の誤りを指摘されたり、被害を受けた人たちがその気持ちを吐露したというだけで、自分に敵意を持っていると思い込むとはまったく狭量としか言いようがありません。ついでに;
「日本の番組で『君の国は貧しいからそうなんだろう』と、ひどいことをいわれ、その人は冗談だといったが、そのときとても頭にきたので放送中にすごく怒ったこともある。外国にいると愛国者になるのは当然」
いくら冗談でも、言っていいことと悪いことがあります。こんな発言を公共の電波に乗せたのは何処のどいつなんでしょう!名前がわかればそのタレントの番組はこれから見ないことにします。
 もう一つ、
もっとも、彼女の所属事務所は「週刊新潮」の取材に対し、

「日韓の橋渡しをしたいというのが、彼女の希望ですからね。日本が嫌いということはありません」
と、「反日」を否定している。
「日本が嫌いということはありません」という発言を私は信じます。それにともかくこれから理解を深めてゆけばよいのですから 「日韓の橋渡しをしたい」という彼女の希望はもっともでしょう。ですが、日本のTV局で、こんな記事が出てもなお彼女を出演させようという気骨のある局があるかなぁ。それにそんな局があったとしても、今度は彼女に対する陰険な嫌がらせが心配ですけどね。いるんですよねぇ、陰湿で卑怯な輩が。
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by hiroi22 | 2007-04-11 23:43 | じっと思う

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