ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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「高速道路無料化」についての覚え書き

 民主党のマニフェストにある「高速道路無料化」について思ったことを書いておこう.
 この「高速道路無料化」に賛成か反対かと問われれば,私は賛成と答える.私の知る限り,この案に対する反対意見は大きくわけて次の3つである.
1.財源.
2.無料化によって逆に渋滞することへの懸念.
3.地球温暖化防止に逆境する.
 1の財源を盾に取った反対論は与党・官僚側のお家芸だ.この反対論者,特に政権側に問いたいが,今までの彼らの「データ」なり「計算」「予測」といったものがどれだけ正しかったのか?自分たちの都合の良いデータ,資料で高速道路を建設し,赤字を垂れ流してきたのではなかったのか?したがって,そういう人々の言い分を鵜呑みには出来ないのである.財源云々の問題は,もっとトータルに「高速道路無料化」によって得られるメリットを冷静に判断すべきものだ.
 皆が使う道路が増えて渋滞が起こるという2の論点は非常におかしなものだ.首都圏や関西圏の一部の道路ではそれもあり得るかもしれないが,地方の道路でそれが起こりうるという判断はまったく妥当性がない.そんなことがあり得るのならば,逆にどうして「皆に使ってもらっては困る」そんな高速道路を高いお金を使って建設したのかということになる.そんな理屈が通るのなら,高速道路建設は自民党の道路族のためか,あるいは官僚の天下りのためだ言われても仕方があるまい.確かに純理論的に,道路が増えることが交通コストに逆作用することもあり得るのは知られている.しかしこういったことは部分的な現象であり,仮にそれが起こったとしても.それは無計画に高速道路を建設してきたツケでもある.「無料化か否か」という枠組みで論じるものではない.
 3に関しては一理あるだろう.私もアメリカのフリーウェイは何度も走った経験がある.これは確かに便利だが,このフリーウェイによってアメリカの公共交通が極めて貧しい状態にあることは言えると思う.高速道路無料化によって,年末年始あるいはお盆での新幹線の利用者の何割かが自動車利用に回るとすれば,環境と公共交通を支える企業にとって痛手になることは確かだ.結局この問題は,われわれの社会の交通体系をどうするかという問題であることに気づく.そして,今までそんな視点で高速道路は決して建設されてこなかった,だからこそ上に挙げた1.2のような批判がこれに反対する与党側から持ち出されてくるのだ.
 実際のところ,「無料化」によって生じる変化をどこまで把握出来るかは未知数だと思う.unknownパラメータが多く関与している複雑系になるだろうから.しかし,ともあれ,この閉塞した状況は一度ひっくり返さなければ何も進歩しないだろう.そう思うのである.
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# by hiroi22 | 2009-07-30 22:04 | じっと思う

「お前が言うな」ですね

私は民主党のマニフェスト,全部きちんと読んだわけではないが,100%支持というわけではない.宗教団体の信者でもない限り,そんなことは当たり前である.しかし,教育面での支援など,あるべき方向性はとらえていると思っている.この民主党に対する与党の反応がこれだ:
Excite エキサイト : 政治ニュース:<民主マニフェスト>「ポピュリズムの極み」閣僚ら批判
 麻生太郎首相は28日午前の閣僚懇談会で、民主党のマニフェスト(政権公約)について、「特に安保・外交政策が極めて不安だ。このような民主党に政権を委ねるわけにはいかない」と、強く批判した。河村建夫官房長官は同懇談会で、各閣僚に民主党のマニフェストを精査し意見をまとめるよう指示した。

 各閣僚の閣議後会見でも批判が相次ぎ、甘利明行政改革担当相は税金の無駄遣いをやめることなどで財源を捻出(ねんしゅつ)するとした点に関し「ポピュリズムの極み。突然、何十兆円も捻出される魔法の種を教えてもらいたい」と語った。

 与謝野馨財務・金融担当相は「マクロの財政、経済政策が入っていない。極言すれば、選挙用のフライフィッシング」と痛烈に批判した。

 中曽根弘文外相は外交安全保障政策について「平和と安全をないがしろにする無責任極まりないもの。『現実的対応』という発言を聞いたが、自分たちの変節をどう説明するのか」と厳しく指摘。斉藤鉄夫環境相は、民主党が温室効果ガスの排出量を20年までに90年比で25%削減するとしたことについて「ガソリン税の暫定税率の廃止は方向が逆ではないか」と批判した。【坂口裕彦】
「ポピュリズムの極み。」というが,自らの政権延命のためにバラマキ予算を組んだのはどこの誰なんだい?ホント,よく言うよな〜 呆れた.「財源,財源」というが,自分らは与党で好き勝手に予算をバラマキに使ってたんじゃない.納税者から預かったお金を与党で赤字国債連発してでも勝手に使えるんだから「財源」の心配はないわなあ〜 
 批判は結構だが,それは自分たちの過去の行いを総括してからの話ではないか?「責任政党」と胸を張るのならば.
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# by hiroi22 | 2009-07-28 22:24 | じっと思う

その後のiPhone顛末記

 このblogで先日,知人がiPhoneを買ったはいいが,メール関係でトラブってしまったことを書いた.その後どうなったということだが,結論から言うとトラブルは無事に解決され,彼女からのメールでは順調にiPhoneを使っている.これにはiPhoneの使いやすさもあるが,彼女の適応力が高かったことにもよる(と褒めておこう.このblogもチェックしていることだし 003.gif).たとえば,iPhone購入当初はメールアカウントはソフトバンクのものだけで,彼女が持っているGmailなどのアカウントをiPhoneに登録するつもりはないと言っていたのだが,今はちゃっかりと彼女の持っているアドレスを3,4個iPhoneに登録して,更にそれを一つにまとめるかどうかを悩んでいる.つまりiPhoneに相当ウェイトを置いたメールの取り扱いになってきたということだと思う.とはいえ,ここまでに成長出来たのは,助けを求めて駆け込んだAppleストアのやさしいおにぃ〜ちゃんの的確なアドバイスが役に立ったことは言うまでもない.

iPhoneを使い始めると,Macintosh(またはPC)を使う時間が減ってくる.メールのやり取りやインターネットは手許で出来るiPhoneで済ませることが多くなるからだ.しかも彼女のは3GSである.快適さはいうまでもない,と3Gの私は想像する.ただし,iPhoneにかけては1年先輩の私から見ればまだまだ使いこなしているとは言えない.たとえばGoogle mapなども,まだ単にGPSを使用して地図を表示して喜んでいるだけの使い方のようだ.すぐに使える経路検索なども便利だが,実はMap+検索+「連絡先」の連携は無敵なのである.それはいつか指南しなければなるまい.
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# by hiroi22 | 2009-07-21 21:45 | Macintosh

そうだったのとガックリ

 毎日新聞のWebでこんなニュースを見た.
箕面大滝:光の涼 落差33m 大阪・箕面
 大阪府箕面市の箕面公園一帯で18日夜、夏恒例のライトアップが始まった。落差約33メートルの箕面大滝は、投光器4基のスポットライトで浮かび上がり、涼を求めて集まった人々を楽しませている。

 07年5月に開通した「箕面グリーンロード」のトンネル工事の影響などで水量が減り、わき水をポンプでくみ上げて川の上流に返していることから「人工滝」との批判もあるが、美しさは以前のままだ。ライトアップは8月31日までの毎日、日没~午後10時に行う。【武井澄人】
 知らない人には恐縮だが,大阪府中北部,とりわけ北摂に住んだことのある人間にとって「箕面の滝」はかなり有名だ.昔からこの滝を見に多くの人が箕面を訪れる.特に紅葉の頃が賑わう.阪急電車は最初「箕面有馬電気鉄道」と名乗っていたほどなのである.箕面の滝へは阪急箕面駅から歩く.子供の頃何度か訪れたが,けっこうな距離で子供の足ではかなりの運動になった記憶がある.それでショックだったのは
 07年5月に開通した「箕面グリーンロード」のトンネル工事の影響などで水量が減り、わき水をポンプでくみ上げて川の上流に返していることから「人工滝」との批判もあるが、
という事実だ.実はこの記事にある2007年の11月,久々に箕面に紅葉狩りに出かけたのだ.もちろん滝も見て,子供の頃に見た思い出に浸っていたのだが,どうもその頃には既に人口滝になっていたようである・・・だまされた・・・
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# by hiroi22 | 2009-07-19 17:29 | じっと思う

ここに至っても見識のないバラマキ

 アメリカの高官が民主党の幹部と会談するなど,世の中の動きはもはや民主党政権を見越して動いているように見える.もちろん,いくら事前の情勢が有利とはいえ,これから選挙があるのだから確定した事態ではない.しかし,少なくとも来月以降も当然のように自民党が政権を担当するという仮定で物事を考えるべきではあるまい.ましてや麻生首相がこのまま政権を担当するというのはほとんどあり得ない想定なのだから,首相たるものはこの期に及んでは不要不急の事業について決裁するようなことはすべきではない.それが真の責任というものだろう.国民の税金を預かる最高権力者として,そんなことは当然の判断だと私は思うのだが,この国の内閣総理大臣はそうは思わないらしい.
 今日の朝日新聞の夕刊の小さなコラムに,今週末で応募が締め切りになる科学研究費の話が載っていた.何でも一件あたり90億の研究資金を30件ほどのプロジェクトに今後3〜5年間支給するというものだそうだ.総額は最大で約2700億円(!!).これをたった1ヶ月で決めるというのだ.その選考は政府の総合科学技術会議というところが中心だが,議長は麻生首相で,自ら「私の責任で決める」と述べているとのことだ.このコラムでは,こんなことを今の内閣が駆け込みで決めることではない.もっと長い期間をかけてじっくり選考すべきだと主張している.これには私も100%同意する.しかし,そもそもこの計画自体,麻生首相お得意のバラマキで,その適切性は疑わしいと思う.
 いったい麻生首相が科学技術研究にどれほど見識があるのだろうか.私はほとんどないと断言する.今回の1件当たり90億を30件,という計画自体どういった必然性があるのか彼には絶対に説明出来ないだろう.研究にはお金がかかる.しかし,お金を掛ける研究が質が高いというわけではない.必要な研究費の多寡は,研究の質ではなく研究の性格による.一般に実験系は理論系よりもお金がかかる.同じ実験系にしても研究対象の規模に研究費の額は左右される.今回の計画はすべての理論系と大半の実験系の研究を排除するものだ.社会科学系の学問は当然ながら想定外だろう.本当に年間90億も必要になる科学研究が日本にいくつあるのかは知らぬが,それが日本にとって必要な上位30の研究とはとても思えない.大した考えもなく,ただ自分が大きな予算配分を決めたという手柄が欲しいのだろう.つまり,目先の人気取りのために巨額の税金をばらまくことがまた行われようとしているのだ.それも今後5年間に渡ってだ.
 このコラムではオバマ大統領の方針も紹介されていた.全米科学財団に今回とほぼ同額の2800億円が配分されたそうであるが,その3分の2で既存の研究プログラムで,予算が足りずに却下されたものを救い上げるという.オバマ大統領と麻生首相とでは能力が違いすぎるのは重々認識しているが,地味ながらも足下を見たしっかりした予算の使い道で,毎度のことながら彼の健全さを実感してしまう.
 麻生首相は極端なことを言えば,自分の政権延命の人気取りのために税金を惜しげもなく使っているとしか私には思えない.「予算が足りずに却下されたものを救い上げる」などという地味で自分の宣伝にもならないようなことは,たとえそれが日本の科学研究にとって健全であっても,予算を振り分けるということは考えつきもしないのだろう.
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# by hiroi22 | 2009-07-18 23:18 | じっと思う

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