ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

<   2009年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧

開戦前夜

 北朝鮮の外交を「したたか」だとか「計算されている」とか言う人達がいる.私の見る限り,そう言う発言は日本の外交の「未熟さ」とセットになっている場合が多いように思う.しかし,今回の核実験に始まる一連の北朝鮮の対応は--日本の外交が「未熟」かどうかは別にして--まるでお話にならないほど酷いものだと言わざるを得ない.周りが全然見えていない.自分たちの勝手な思い込みのみで動いている.オバマ大統領が「核廃絶」に歩みを進めている最中にこういった行為に出るのだから狂気としか言いようがない.

 金日成の時代だったか,北朝鮮の内情が日本でも明らかにされ始めた頃,その個人崇拝ぶりを見て私の周りの大人たちは
「まるで戦前の日本のようだ.」
と口を揃えた.当時の北朝鮮の様子が戦前の皇国史観という歪んだ考え方の日本を想起させたのだろう.戦前の日本はさらに無知かつ無責任な支配層により世界の中で孤立して滅亡の道に突き進んだのだが,これは全く今の北朝鮮にあてはまると思う.つまり再び「まるで戦前の日本のようだ」なのである.したがって,自分たちの無知と身勝手さで国際社会から孤立しつつある今,再び戦争を起こすことも十分あり得る.国連による制裁決議という最後通牒を突きつけられたとき北朝鮮がどんな態度に出るのか.戦前の日本のように憤然と退場するのだろうか?想像したくないが,朝鮮半島で再び火の手が挙がることも考えられる.アメリカ中国を含む国際社会はそんな事態にならないように知恵を絞っているんだろうが,何しろ相手が相手であり,すでに核実験をしているという状況だから打つ手は限られている気がするのだが.

One more thing;
 北朝鮮側から見れば,国際社会が何と言おうと自分たちの行為は自衛のための当然の行為ということなんだろう.安全保障理事会による制裁決議は「陰謀」ということになるのだろう.してみると,戦前の日本は,コミンテルンの陰謀だか何だか,ともかく諸外国によってやむなく「自衛」戦争を始められざるを得なかった,などとのたまう人々は当然北朝鮮の態度を正当化して,彼らに対する制裁決議には反対するんだろうね.

 
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-30 18:46 | じっと思う

いつも思うんだけれど

 いつも思うのだけれど,今の時代はかつてないほど忙しく,またかけ離れた情報と人々の意識がリンクしている時代なのだなあと思うのである.
 こんなことを書くだけではピンとこないが,たとえば俳優なり,タレントが亡くなったとしよう.話をわかりやすくするために,これが文明開化以前の江戸時代なんかだ考えてみよう.勿論,タレントなんかという職業はない.俳優といっても歌舞伎役者か旅芸人クラスしかなかっただろう.したがって,今の時代のタレントがもしそんな時代に生まれていたとしたら,よほどのことがない限り人知れず一生を終えたに違いない.歌舞伎役者であったとしても大同小異だろう.ところが現代では,少し名の通った人なら新聞でその訃報は掲載されるし,それを読んだ多くの人々に何かしらの感慨を呼び起こさせるようになっている.自分がその人と会ったこともないのにである.
 不謹慎な話であるが,私は新聞紙上でそのような人達の訃報を目にするたびに,ほとんどの場合こんなことを考えてしまうのである.そして時代が時代なら,ひょっとしたら水呑百姓として,あるいは地方の名も無い下級武士として一生を終えたかもしれない人達も,その才能とチャンスに恵まれれば人々の注目を集める仕事ができるのだと.
 こんな時代の風景はマスメディアなどの産業と大規模なエンターテイメントの世界の登場が作り出したものだろうけれども,おそらくそれは歴史の必然というよりも歴史の流れが作り出した結果と言うべきものだろうと思う.マルクスは歴史に必然を求めたが,現代科学の複雑系理論はそれを否定するものだ.それはマルクスどころかデカルトの哲学さえも根本的に否定している.長期的指標が否定された世界では眼前の最善策をとるしか無いように見える.

 今日,北朝鮮が核実験に成功したというニュースが流れた.この「ならず者国家」の行く末に歴史的必然はあるまい.また,世界がこの国家を扱う公式というものも無いだろう.実に厄介なことである.はるか昔,自分の身の回りの見聞だけで話が済んでいた時代,そういう時代でなくなったということのトレードオフもあるのだ.
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-25 23:44 | ずっと思う

気を取り直してiPhone

 blogを書いている他の人はどうだか知らないが,私は結構自分の書いたblogを読み直す方である.昨年の今頃は新たに発表が予想されるiPhoneの話をうれしそうに書いていた.ここ最近,あんまりいい話がないので,気を取り直してiPhoneをまたうれしそうに書き留めておこう.
 来月始めにSFのモスコーンセンターでAppleのWWDC (World Wide Developers Conference)が開催される.昨年は新しいiPhoneの発表があったように,今年も新たな大きな発表があることは確実だ.ほぼ確実なのはiPhoneのOSのバージョンアップ.Appleのホームページによれば100の新しい機能があると言う.その中には待望の(!)コピー&ペースト機能もある.私が以前使っていたケータイでは,コピー&ペースト機能はあったが,メールのテキストだけ.しかも操作がややこしい.一方,iPhoneのはAppleらしくこのケータイの使いにくいコピー&ペースト機能を大きく上回る機能だ.すなわち,テキストだけでなく写真などのコピーも可能で,iPhoneお得意のマルチタッチで操作もストレスがない.もう一つ地味だが,検索機能も追加される.実体はまだよくわからないが,読みたいメールを探すときに役に立つと思われる.
 このOSのバージョンアップはもちろんソフトウェアの話だが,ここに来て新しいiPhoneの噂が相当現実味を帯びて飛び交ってきている.カメラの画素数が上がり動画の撮影が出来るだの電子コンパス(旭化成製らしい)装備とのことである.まー 私は今のiPhone+新しいOSで100%近い満足度だろうから,すぐに新しいiPhoneに飛びつかない.
うん,飛びつかない.
飛びつかないぞ.
飛びつく予定はない.
飛びつくと予想するのは間違いだ.
飛びつくと断定しないでほしい.
飛びつくかどうかは製品を見て見当する.
飛びつくとは限らない.
出来るだけ飛びつかないよう努力する.
すぐには飛びつかない.
飛びついても物欲に負けたわけではありません・・・
(高田渡風)
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-24 00:53 | Macintosh

集団ヒステリー

 相も変わらず新型インフルエンザ騒動である.それもはっきり言って
集団ヒステリー.
専門家が「予防には気休め程度」というマスクが品不足になり,ネット上で途方もない値段で取引されたり,患者に差別・バッシングがあったりといった嘆かわしい事態になっている.われわれの社会の弱点・恥部というのを垣間みた気がする.しかし,もうこんなことで嘆くのは馬鹿馬鹿しくなった.理性を失った集団ヒステリーの人々には何を行ってもすべてが無駄なのだ.これからは「上から目線」でその滑稽さを「鑑賞」しようと思う.その方が私個人にとって健康的である.
 今日,TVでプロ野球を見ていたら,恒例の7回のジェット風船上げが新型インフルエンザのためにやらないことになったそうである.その理由が「風船で唾液が飛散する恐れがある」というものらしい.ジェット風船なんぞという子供のおもちゃが無くなってもいささかの痛痒も感じない,むしろすっきりしてよいが,「風船で唾液が飛散する恐れがある」というこじつけにはひっくり返った.「唾液の飛散」が心配なら,次は居酒屋でのおっさんたちの口論規制かな.
「ビールの中ジョッキ以上のアルコールを飲まれた方のマスクなしの会話はご遠慮ください」
 もっといえばなぜ満員電車を規制しない?
「座席とつり革は一つおきにお使いください.それ以上のお客様は乗せません.次の列車をご利用ください.」

マスクにしろジェット風船規制にしろ,結局何も考えることなく「溺れるものは藁をもつかむ」ということでしかないんだなあ・・・とまたぼやいてしまった.

 今回の騒動で,「この壷を買わないと地獄に堕ちる」とか「この水を飲めばガンが治ります」とかいうのに騙される人が後を絶たないのがよくわかりました.
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-22 23:36 | じっと思う

わけが分からん新型インフレ対策

 新型インフルエンザの感染者が急増している.それも,海外渡航者との接触が認められない場合ばかりである.これはすなわち「水際作戦」なるものが虚しく失敗に終わったことを意味する.厚生労働大臣は「時間稼ぎの意味はあった」と弁明するが,あれだけの人間を動員し,大変な数の乗客を拘束した結果が(効果があったかどうか疑わしい)「時間稼ぎ」とは・・・このblogで前回(はあ?「水際作戦」?)指摘したけど,当然ながら大した意味もない作戦だった.「水際作戦」のような無駄なことにエネルギーを費やすべきではなかったのだ.と思っているところに,今朝の朝日新聞に米英の対策が紹介されていた.
 簡単に言えば,
「アメリカでは重症化する症例が毎年の季節性インフルエンザとほぼ同じとわかってからは落ち着いている.力点は治療に移っている.」
ということだ.当然ながら,高校の休校もほとんどない.感染者が出ても,休養を薦めるという対策のようである.日本が躍起になった「水際作戦」もオバマ大統領が
「馬が逃げてしまったのに小屋の扉を閉めても仕方がない」
と発言するようにまるで重視されていない(しかし,なかなかうまいことを言う).
 冷静な対応,理性的な対応ということはどういうことなのか?ごくわずかの生徒が熱を出した(しかもそのほとんどは回復している).それだけのことで学校を休校する,地域のイベントを中止する,修学旅行を中止する.そんなことでよいのか?休校なりイベントの中止によって確実に失うものがあり,しかもそれは大きい.しかし,一体それでどんな効果があり,何が得られるのか?これはまるで不確実であり,誰も責任を持っていない.ただもう,慌てふためいて,イベントなどを実施することによる失敗の責任が怖くて全てを取りやめているとしか思えない.こんな状態を作っておきながら「落ち着いた対応を」と叫ぶのだから,笑止千万というほかはない.いやしくも「対策」というものを考えるのならば,現状をよく分析してどういうことがもっとも社会として望ましいかを考えるべきだ.少なくともなぜ日本が欧米と違う対策をとるのかは説明する必要がある.それが「説明責任」というものだろう.
 「新型インフルエンザウィルス」なので,ウィルス自体がこれから変化する可能性があるとも聞く.しかし現状では重症化する症例は「普通のインフルエンザ」と大した違いがないのなら,治療・観察に重点を置き,無駄なパニックのような対策は止めるべきだ.「水際作戦」で空港に張り付いている医師たちは早急に治療に向かわせるべきだと思う.

 今回の「水際作戦」でもう一つ気に入らないのは意味のない仰々しさである.この言葉に戦時中の「絶対防空圏」とか「本土決戦」などという言葉と同じflavorを感じる.つまり,本当は大した意味もない,または単なる思い込みなのだが,それを発することで何かを行っているポーズが出来る,そんな風に利用されていると感じるのだ.
「『水際作戦』に万全を期すよう指示した」
とかね.だけど,万全じゃなかった責任や反省はしないのである.言ったそのときに勇ましければよい,そんな軽さを感じるのである.
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-18 23:29 | じっと思う

つまり結局は何も考えずにムードだけ

 連休ボケで漫然と過ごしているうちにずいぶん長い間blogをほったらかしにしていた....

 小沢民主党代表が辞任した.このblogでは今回の捜査に大きな疑念を表明してただけに残念な結果と言わざるを得ない.今日の朝日新聞の朝刊でも元検事の郷原弁護士が「捜査の問題点,徹底検証を」と題する意見を載せていた.郷原氏は,今回の件が違反にあたるかどうか疑問だし,仮に違反だとしても罰則を適用するほど悪質かどうかとの疑問を呈している.さらに捜査についても,単なる見込み捜査で誤算によるものではないかと述べている.
 私はこの郷原氏の意見に賛同する.今回の辞任劇はこういった検察側の不当捜査に加えて,それをほとんど問題にしないメディア報道が大きな役割を果たした.検察側の情報の無批判な垂れ流し,根拠のない感情論が横行し,理性的な論調・記事は全く見られなかったと言っても過言ではない.例えば,いつだったかあるTVで今回の事件を批判するのに,
「企業が何の見返りも期待せずに献金なんかするはずはない.賄賂は明らかだ.」
といった風なことを自慢げに発言しているコメンテイターを見かけたが,もう心底アホと断定.政治献金規制法のこともなんにも分かっていないし,企業献金の話をするならば政権与党の自民党,それももう何十年も財界べったりで,企業献金で成り立っている政党を批判すべきだろう.こんなことは昨日今日の話ではないのだ.
 私をさらに失望させたのは,こういったことを無批判に受け入れる「世論」というやつである.何だ怪しいというムードだけで判断している.周りを見るだけで自分で何も考えていない.そんな「世論」だ.この事件の当初,漆間巌官房副長官(当時)が、西松建設の違法献金事件について「自民党議員には波及しない」と発言した.現在の情勢はまさに彼の言った通りのことになっているが,もう誰もそんなことは忘れて問題にもしない.さらに言えば,職務権限という観点から考えれば,ずっと問題が大きい与党議員の献金は検察側は本気で手を伸ばさない.そんな状況に頭が回らないようである,この「世論」というやつは.
 私はあまり「日本人というのは...」という総括的な言い方は好まないのだが,日本人というのは情緒的で論理的なものの見方が苦手なようである.マッカーサーに看破されたという精神年齢12歳からどれほど成長したんだろうね....そうだね,親の跡を継いで子供が代議士になるんだもんね.特に本人が亡くなった後だったら,夫人だろうが孫だろうが親族ならば当選確率はぐっとアップだもんなあ.
[PR]
by hiroi22 | 2009-05-14 23:23 | ずっと思う

ブログパーツ

  • →:次の記事へ
  • ←:前の記事へ
  • Home:このページの先頭へ
  • End:最後の記事へ

最新のトラックバック

「オバマファクター」米国..
from 米流時評
シティバンク危機脱出!連..
from 米流時評
経済氷河期に春一番? C..
from 米流時評
警告!北朝鮮が即時臨戦態..
from 米流時評
作家フォーサイス 次の小..
from 米流時評
「事実は小説よりも奇なり..
from 米流時評
オバマのマンモス再生予算..
from 米流時評
ウォール街の真冬はいつま..
from 米流時評
ウォール街ブリザード!ダ..
from 米流時評
自由への厚い扉/エジプト..
from 米流時評

リンク

タグ

(119)
(60)
(49)
(45)
(45)
(39)
(32)
(26)
(26)
(24)
(16)
(15)
(14)
(12)
(10)
(9)
(8)
(8)
(5)
(2)

ライフログ


青の時代


オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える


風味絶佳


Antonio Carlos Jobim's Finest Hour


セゴビアの芸術

カテゴリ

全体
じっと思う
ずっと思う
Macintosh
iPhone

検索

以前の記事

2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧