ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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なぜ沈黙する「自己責任論者」たちよ

 私はもうそれは呆れるくらい生活力・たくましさに欠ける人間で,少し住環境,食環境が変わったところに行くとすぐに立ちいかなくなってしまう.だから,生活環境や文化の全く異なる海外へ渡って,ボランティア活動をしている人々には常々大きな尊敬の念を抱いている.特にイラクやアフガニスタンなど,身の危険さえある場所での活動に自ら進んで身を投じるという人々に対してはことさらだ.我が身の意気地なさと勇気のなさに恥じ入るばかりである.
 アフガニスタンで長年ボランティア活動をしてきた伊藤和也さんにも同じ思いを持っている.地元の人に慕われていた彼の捜索には,1000人以上の住民が進んで捜索活動をしたという.伊藤さんは,活動していたペシャワール会への入会動機に次のような言葉を残している(抜粋).
 私の現在の力量を判断すると、語学は、はっきりいってダメです。農業の分野に関しても、経験・知識ともに不足していることは否定できません。ただ私は、現地の人たちと一緒に成長していきたいと考えています。

 私が目指していること、アフガニスタンを本来あるべき緑豊かな国に、戻すことをお手伝いしたいということです。これは2年や3年で出来ることではありません。

 子どもたちが将来、食料のことで困ることのない環境に少しでも近づけることができるよう、力になれればと考えています。

 甘い考えかもしれないし、行ったとしても現地の厳しい環境に耐えられるのかどうかもわかりません。

 しかし、現地に行かなければ、何も始まらない。

 そう考えて、今回、日本人ワーカーを希望しました。
彼は不幸にして31年の短い生涯を閉じたのだが,私などよりもはるかに多くの人々を救ったのだと思う.彼のような若者の存在は,われわれの社会もまだ捨てたものではないということをあらためて認識させる.そして、何も出来ないわれわれは,せめて彼らのサポートをと思うのである.
 ここで私が忘れられない、決して忘れたくないのは,数年前イラクで同じようにボランティア活動をしていて人質になった人々に対する「自己責任論」をかざしての激しいバッシングである.イラクでストリートチルドレンの世話を献身的に行なっていた高遠菜穂子さんらの活動は,今回の伊藤さんの活動と何ら変わらぬ尊敬すべきものだ.当時私は、この激しいバッシングを見ていたたまれなくなり,「イラクで人質になった方々への敬意表明と激励の緊急アピール」というものに参加した.全くささやかな抵抗というべきものだったが...
 私は言いたい,当時あれほど高遠菜穂子さんらのバッシングを続けた読売新聞,週刊新潮,週刊文春よ,今回も沈黙せずに「自己責任論」をかざして伊藤さんや家族に対して激しいバッシングをするがよい.出来ないのならば、当時の自分たちの言説の誤りを認めなければならない.それをせずして沈黙することを卑怯と言う.
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by hiroi22 | 2008-08-30 14:21 | ずっと思う

星野批判と言うけれど

 北京オリンピックで「星野ジャパン」が4位に終わり,当初豪語していた金メダルどころか銅メダルも取れずに終わった.このことで星野監督の選手起用,采配などに批判が集まっている.オリンピック史上初のオールプロという布陣で臨んだにもかかわらず,3A主体のアメリカ,プロ野球としては日本よりは後発の韓国に連敗したのだから批判は無理からぬところではある.相手も懸命にプレーしてでた結果であることを考慮してもである.
 しかし、ちょっと待って欲しい.彼に対する批判,短期決戦向きでない采配,情に任せた選手起用 etc.,その多くは初めからわかっていたことである.例えば、彼はチーム結成時に故障を抱えた選手が多いことに関して
「(ケガがあっても呼ばれれば)ついて来てくれるなんて、うれしいじゃないか
と言っていた.あるいは、調子の悪い選手に「やれるか?」と聞いて,当の選手が「やれます!」と言うのを聞いて採用していたという.そして
「選手を信じる」
と何度も繰り返していた.これらの言動に見られる星野監督の選手選考,選手起用によって,日本チームは故障だらけの選手の集まりとなり,さらに,選手の調子には目をつぶり「選手を信じる」という硬直した用兵によって手痛い敗戦を招くことになってしまった.
 しかしである、オリンピック前にこれらの言動を批判した言葉を私は聞いたことがない.今語られている多くの批判は負けたから出ているに過ぎない.仮に金メダルで終わったとすれば,
「選手がケガを克服して,星野監督の男気に応えた」
とでも褒めそやすのだろう.
 勝てば悪いことには目をつぶり,負ければそれをあげつらう.私はそういう態度は嫌いである.星野監督の持つ「浪花節的な」体質,古い精神論,体育会系の考え方になびくのなら,結果のみを見た皮相的な批判はするべきではあるまい.批判をするのならば,その前に彼の言動に無批判だった自らを省みてからでなければならないはずだ.そうでなければ同じことの繰り返しである.進歩などというものはありはしない.
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by hiroi22 | 2008-08-26 21:58 | ずっと思う

無題

 人間というものは新しい環境に対しての順応性がある.裏を返せば、古いことは忘れやすい.例えば、近所に新しい建物が出来たとする.その当座は違和感がある場合でも、すぐになじんでしまう.その建物が何年も前からそこにあるような錯覚にすぐに陥り,もはやその前には何があったのかさえ忘れてしまう・・・
 何の話かといえば、プロ野球中継の話である.関東圏ではプロ野球中継を見ることが極端に少なくなってしまった.ほんの少し前までは毎日のようにTVでは野球中継があり、さらにもう少し前までは,野球中継を延長せずに時間が来れば打ち切るということに視聴者から強い非難があった.こんなことを思い起こせば、今の状態はまさに隔世の感がある.シャツ一枚でお膳の前に座り,扇風機の風を浴びて冷えたビールをグイグイ飲んで野球中継に熱中する,というかつての「おじさんの正しい夏の夜の過ごし方」はすっかり消え失せてしまった.しかし、冒頭に指摘したように、もうみんな慣れっこになってしまったようである.ひょっとしたら大リーグ中継の時間の方が日本のプロ野球中継の時間よりも多いかも知れないのだが,世間の多くの人々はそんなことは気にも留めていないのだろう.
 このことは世間の人々にとっては気にも留めないことかも知れないが,プロ野球の関係者には重大問題のはずだ.ところが、おかしなことにプロ野球機構でこの問題にたいして取り組んでいるという話を聞かない.TV中継は各球団の問題であり,プロ野球機構全体として取り上げることではないとの認識なんだろうか.しかし、プロ野球は結局は「大衆娯楽」である.代わりはいくらでもある.TVというメディアに露出が少なくなれば人気が落ちるのは必定だ.プロ野球関係者は何もしなくても今の状態がいつまでも続くとでも考えているのだろうか.
 私がこんなことに思いをめぐらせたきっかけは、今回の「星野ジャパン」のメンバーを見てからである.オールプロの日本代表である.しかし、選ばれた選手には失礼だがあまりなじみのない名前が散見された.これには戸惑ってしまった.本来ならば各チームのそうそうたる選手の名前が並んでいるはずで、メンバー表を見ただけでワクワクするはずなのだ.ところがよく考えてみると私の戸惑いも,現状からは当然の結果ということと納得した.なぜなら私には「各チームのそうそうたる選手」というのが思い浮かばなかったからだ.ヤクルトや横浜のエースは誰か?日本ハムの4番は日本人か?ロッテでもっとも能力のある野手は?今のセ・パの首位打者は誰か?これらの疑問に全く答えられない自分を発見してしまったのだ.したがってどんなメンバー表であってもなじみのない名前が並ぶだけなのである.多少ともプロ野球に関心のある私がこの状態である.
 こんな現状に危機感を持った対応がプロ野球機構に見られないのは,関係者の能力とこれまでのあり方の二つが原因なのだと思う.「これまでのあり方」とは読売に代表されるように,プロ野球球団とは個々の球団が各々独立に行動する、全体の利害は共有しない,というあり方である.ジャイアンツのプロ野球中継で潤うのは読売だけであり、中継が減って困るのも読売の話ということになる.これが大リーグのようにTV中継で得たお金はリーグの各球団に配分するということになっていれば,もう少し危機感も出るだろうけど.
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by hiroi22 | 2008-08-24 22:09 | じっと思う

野球とサッカーの代表監督

 暑い.しかし夏らしくて私は好きだ.ただし、今年はお盆休みもなく忙しいのが困る.暑さよりもそちらの方がキツい.というわけでblogの更新もままならない.

 オリンピックもたけなわなので,スポーツについて考えることも多くなっているので,例によって書き留める.
 野球とサッカーの代表監督の話である.野球とサッカーは団体競技ではあるが,両者はその性格はだいぶ異なる.野球の方は,打者と投手が居ずまいを正して「いざ、勝負」と始まり,得点も走者が決められた走路を進むことによって加点される.サッカーはせわしなくボールが動き,点が入るシーンも様々だ.代表監督にしても,選手をピックアップする哲学は両者で全く異なると思う.ちょっとそれを書いてみる.
 代表選考については,野球の方が簡単ではないかと思う.選考基準がはっきりしていると言うべきかも知れない.選考基準は,投手にせよ野手にせよ成績が第一である.監督の個人的な哲学で最終的なメンバーについての任意性は残っているが,シーズン中の数字が悪い選手は候補にも挙がらないだろう.最終選考またはその直前の候補選手たちは誰が監督になって選んでも大差はないと思われる.
 これがサッカーとなると、一筋縄ではいかないと思う.まず、個人として数字に表れる成績が少ない.ゴール数だアシスト数だといっても,それはチームの中の話である.チーム構成が変わった時にでも同じ数字が残せるという保証はない.ゴールキーパーなどの守備陣に対しては,そのように目に見える数字すらない.代表選考においては,選手個々の能力を見極める力と監督自身が持つチームに対する考え方が代表選考の拠り所になっているのだろう.
 実際の試合での采配となると,今度は野球の監督の方が悩みどころが多くなる.打順,投手の起用から始まって,試合中の様々なシチュエーションに応じて判断すべきことが多くなる.他方、サッカーの試合においては野球ほど監督の采配が前面に出ることはないと思われる.90分間で交代が許されるのはたった3人だし,どんな指示を出しても選手が動かなければ無意味だからである.逆に言えば、選手を選んだ段階である程度戦略・ゲームプランは見えているはずである.無論、監督の采配で勝敗が動くこともあろうが、それは野球に比べるとはるかに少ないだろう.つまり、代表チームにあっては,野球では試合に臨んでの作戦によって,サッカーでは選手選考がチームの力を決めると思うのである.

 オリンピックでは早々に日本の男子サッカーは姿を消した.これは個人的には,ちょっと相手が強すぎた,不運な組に入ってしまったと考える.他方、野球は戦前の意気込みとは裏腹に,今日は韓国に負けて2勝2敗という成績になっている.この成績が日本の実力として不本意なものとすれば,上に述べたことから試合の臨んでの采配ということが問題になるのだが,どうも今回は選手選考そのものに疑問がつくとずっと思っている.星野監督の「お友達コーチ陣」も何だか頼りないのだけれど....まあ、負けたから批判しているようで心持ちが良くないので,今回はこれ以上はコメントしないことにする.
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by hiroi22 | 2008-08-17 00:51 | ずっと思う

いいのかな?

 SOFT BANKの孫社長が4〜6月期の決算発表会で、時間の大半を使って「iPhone 3G」を賞賛したという.

「iPhoneで人生観変わった」と孫社長 2990円プランでライトユーザーにも拡販

私もiPhoneユーザーで,今までのクソ携帯(汚い言葉ですいません)から解放されて,iPhoneの快適さを満喫しているだけに,彼の言葉はよく分かる.しかしである.これでいいのかな〜?と思ってしまうのである.だって、彼はSOFT BANKという日本第3の携帯キャリアの社長なのである.SOFT BANKの携帯はiPhoneだけじゃない.いくらユーザーインターフェイスがタコのクソ携帯(また言ってしまった)の製造元でも大事なパートナーじゃないの!?だから一つの会社の携帯をここまでバックアップする発言はちょっとまずいんじゃないかな〜 まあこれが彼の流儀で,その流儀でここまでやってきたんだと言われれば返す言葉もないけどね.それに人の会社だし、別にいいんですけど....

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by hiroi22 | 2008-08-07 00:38 | Macintosh

レトリックの虚しさ

 オリックスの清原選手が「引退も視野に入れて」1軍復帰するという.

<オリックス>清原、引退も視野に 3日に2年ぶり1軍復帰

ここ2年間,野球選手として何も働いていないにもかかわらず1億5千万もの年俸をもらっている選手である.自分が支払っているわけではないからとやかくは言わないが,まあ日本球界というのは甘い世界である.いやいや,甘いのは球団だけではない.

2シーズンぶり1軍の打席 清原復帰、三振にも拍手
 プロ野球オリックスの清原和博内野手(40)が3日、昨年受けた2度の左ひざ手術を乗り越え、京セラドーム大阪で行われたソフトバンク15回戦の7回、代打で出場した。1軍戦出場は06年9月8日以来。同内野手の名前がコールされると、球場全体から大きな歓声が起こった。今でもプレーの際には、ひざの周辺に約1キロの器具を装着しなければならない。三振に打ち取られたが、スタンドからは大きな拍手を送られた。
代打で出てきて三振した1億5千万もの高給取りの選手に拍手をするファンも甘い.オリックスに限らず,若手からベテランまで揃っているチームということを考えれば彼のような存在にはもっと厳しい目が向けられるべきだ.

 最初に挙げた記事の中で、清原選手が面白いことを言っている.彼の考え方が見て取れる.
 「自分から話させてほしい」と切り出した清原内野手は、「以前のようなバッティング、プレーができるのか。無様な姿をさらけ出すかもしれない」と不安な胸の内を吐露。「このままの状態では、来年はグラウンドに立てないと思う」と悲壮感をあらわにした。
(中略)
――(背水で臨む)決意を家族に伝えたか。

 ◆やっぱり両親に伝えるのがつらかった。1軍復帰が決まり、先祖の墓参りに行った時に母親をおんぶしながら伝えた。(母親は)泣いていました。

 ――高校野球も始まった。壮絶な戦いが始まるのか。

 ◆それ以上の僕も経験したことがないような、23年間の最後の一番の壮絶な戦いが始まると思っている。
自ら切り出した話の内容は,私に言わせれば,自分で自分をドラマ化している,と思う.はっきり言って、私はこういうのはあまり好きではない.
 ドライな言い方をすれば,一人の選手が衰えて引退間近なだけである.無論,彼の個人的なファンの人達にはそれ以上の感慨があるだろう.しかし、野球ファンは彼の個人的ファンだけではない.したがって、上述のようなことをとうとうと述べるのはある種の思い上がりを私は感じる.

 野球というのは,ボールを投げてそれをバットで打って、走って得点を競うというものだ.速い球を投げる,ボールを強く上手く叩く.ただそれだけである.それをお金を払ったファンがどう感じるかはファン一人一人の問題である.それに対して選手の側が「23年間の最後の一番の壮絶な戦いが始まると思っている。」と言い放っても鼻白むだけである.選手のプレーをどう感じるかは見ている側の領分で,プレーする側が規定する話ではない.これは今開催されている高校野球でも同じで,高校生には「感動を与えるプレーをします」などと宣言して欲しくないのである.(一体いつからあんな言葉をいけしゃあしゃあと言うようになったんだろうか?)誰かが知恵をつけたのかも知れないが,変なレトリックは虚しい.
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by hiroi22 | 2008-08-04 00:24 | ずっと思う

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