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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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ユーザーインターフェイス

 明日から1週間ほど海外出張.そのため、今は準備に追われているが,息抜きに駄文を一くさり.
 iPhone 3Gは相変わらずしっかり使っている.そのため毎日充電しなければならない.それまで持っていたケータイが4、5日に一回の充電で済んでいたのとは大違いである.iPhoneが電気を食うデバイスということもあるが,それよりもまず使用頻度が比べ物にならない.iPhoneはついつい使ってしまう.それもそのはずで,かつて「極私的携帯電話論」であげた望ましい条件をiPhoneは,バッテリーの持続時間を除きすべてクリアしているのだから.
 極私的携帯電話論(2006.10.15)
 さて、タイトルのユーザーインターフェイスだが,私がこれまで使ってきた携帯電話とiPhoneの違い,それはハードウェアの違いもあるけれど,ユーザーインターフェイスで決定的な違いがある.
 例えば、電話をかけようとしたとき,私が使っていた携帯電話で電話のアイコンをチョイスしようものなら面倒なことになる.電話番号を入力せよという脅迫画面になるのだ.相手の電話番号なんか覚えているわけがない.で.電話帳を参照ということになるのだが,これが使いにくい.電話帳で相手を捜すのも面倒なのだが、首尾よく相手が見つかっても,電話をかけようという相手であるにもかかわらず,メールアドレスが最初に出てきたりするのだ.その画面を小さな矢印キーで操作するのだからストレスが溜まってしまう.iPhoneの場合は下のような画面になる.
d0007533_23155969.jpg

おわかりだろうか.一目で使いやすさが伝わってくる.この画面を見て,あらかじめ登録している相手先(よく使う項目)や履歴から発信することに迷う人はいないだろう.自慢じゃないが,ワタクシは前の携帯電話は2年以上も使っておりましたが,こんな機能は使ったことはございません.使えるかどうかもわかりませぬ.(使えるんだろうけど)
 つまり、人は電話をかけようと思ったら、まず電話の機能を呼び出すことをするのが自然というものである.それから、電話帳を調べようとか、リダイヤルでよいとか、どうしようかと考えるのだ.したがって、そういう行動がスムーズに行なわれるのが望ましい.電話をかける前に、電話帳からか、履歴から相手を選ぶとかの選択を先にしむけるような,あるいはそういう選択をまずした方が面倒がなくてよいような使用法では,ユーザーにストレスが溜まる.さらにいえば、そういう機能が全然明示的じゃなければ使う気も起こらない.
 これはメールに関しても同じで,前の携帯電話では新規メールを書こうと思ってメールアイコンを選ぶと、またまたややこしいことになる.相手のアドレスは当然ながら覚えていない.それでアドレス帳検索ということになるのだが,それを行なおうとすると,メニューの先頭が「送信」となって、それが選択状態になっている.まったく、アドレス欄が空なのだから「送信」なんぞできるはずがないのだが,毎回この状態で十字キーをシコシコ押して「アドレス帳検索」を選択しなければならない.だから新規メールをかく一番効率的な方法は、新規メールではなく,まずアドレス帳を呼び出すことなのだ.しかし、これも上と同様全く不自然な方法なのだ.新しくメールを書こうとする時に一番自然に選択するのは新規メールコマンドであるべきなのだから.
 iPhoneではもちろんこんな馬鹿な仕様ではない.新規メールを書こうとして,アドレス欄に名前の最初の文字(メールアドレスの最初の文字でもよい)を打つとアドレス帳に登録してある候補の名前がサ〜と出てくるのである.あとは名前を見て目的のアドレスを指で選べばよいのだ.
 下の画面は私のiPhoneのホーム画面である.並んでいるアイコンとその説明を見ればそれが何を表すかは、普通の成人ならばだいたい想像がつくだろう.機能を明示的に示して,心理的に自然な流れのユーザーインターフェイス.それがなければいくら機能満載でも意味がないのである.おおっと,旅行の準備をさぼってblog書きに思わず熱中してしまった!
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by hiroi22 | 2008-07-26 23:50 | ずっと思う

野茂の”引退”

 野茂英雄がついにユニフォームを脱ぐことになった.これまで,このblogで僕は野茂について賛美を惜しまなかった.しかし,一方で野茂の力の衰えから「引退」という言葉を意識していたのも確かだ.それを表す言葉をいくつか拾ってみよう.
 どんな職業にも引退は避けられないが,スポーツ選手,特に野茂のような華やかな経歴を持った選手はその身の処し方が注目される.CMのように,もう一度這い上がるのか,それともこのまま引退となるのかはわからない.しかし,私は「もう一度勇姿を見せてくれ」とも「このまま潔く身を引いてくれ」とも言わない.言おうとも思わない.どういう道を選んでも「野茂」は「野茂」であるからだ.
 これまで,彼は自分の信じるところを愚鈍なまでに進んできた.それは私に強烈なインパクトを与えた.それが成功したかか否かは問題ではない.だから,私は今後のことについても,そういう彼の行動原理をそのまま受入れ、支持し,見守りたいと思うのだ.むろん,心の中では,もう一度勇姿を見たいと思っているのであるが.... 
(久し振りに野茂のことを書く 2007/6/10)
 彼によって勇気づけられたし,彼と同時代に生きたことは僕にとって幸運だった.しかし,実際のところ僕は野茂をどう賛美したらよいのかわからないのだ.陳腐な言葉の羅列で彼を表現したくはない.

 いつの日か彼もマウンドを去る時が来るのだろう.おそらくそのときも野茂らしく,じっと前を向いて去ってゆくに違いない.それまでにファンの一人としてきちんと心の整理をしておこう.  
(野茂という姿勢 2008/4/8)
 そして今更ながらだが,日米通算200勝を挙げた時に感じた悪い予感が当たってしまった.
しかし、今回ちょっと気になったのは,意外と野茂がこの記録を意識していたということだ.
いつもなら,
「一つの数字,通過点であまり意味はない.」
みたいなコメントをするところだろうが,そろそろ「通過点」ばかりではない状況になってきていると本人が思っているのだろうか.そうだとするとちょっと寂しい.
(野茂の前に道はない,野茂のあとに道はできる 2005/6/17)
 今回の引退について,「お疲れさま」とか「勇気をくれてありがとう」といったそんな陳腐な言葉は野茂には使えない.寡黙だが自分の言葉と行動で飾ることなく自分を表現した人間に,他人がどんな声をかけられるというのか?ただ,彼の姿勢を心に刻むのみ.
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by hiroi22 | 2008-07-22 22:50 | ずっと思う

知的レベル低下もここまで来たか

 今どき「大学生」,「学生さん」がかつてのように「教養のある人」とか「勉強をしている人」と一目置かれるようなことはない.それは実体を見れば致し方ないとは思うが,二十歳も越していれば多少なりとも物事を考える力が備わっていそうなものである.ところが現実はそうはいかず呆れるばかりだ.

在日学生差別、入部させず 日大弁論部が活動停止(朝日新聞)
 日本大学法学部(東京都千代田区)の公認サークル「弁論部」で今春、入部希望者の女子学生(21)が在日韓国人であることを上級生らが問題にし、結果として入部を断っていたことが分かった。大学本部は調査の結果、国籍・民族差別があったと認定。同部は先月末から活動を停止している。
 この女子学生は韓国籍の在日3世で、今春入学。民族差別で入部を断られたとして、先月上旬、同大本部に母親と申し立てをしていた。
 在日3世の女子学生云々よりも,正規に自分たちと同じ大学に入学してきた新入生に対して入部を拒否するという姿勢は,全く了見の狭い輩と言う他はない.下品な言い方だが,ケ○の穴の小さい奴らであると思う.ところが彼らはそれだけではなかったのだ.
大学が委嘱した弁護士らによる調査などによると、同部幹部の3、4年生3人が女子学生の受け入れを検討する際、「外国人だから付き合い方が分からない。不安だ」「過激な宗教にかかわっていたら怖い」などと議論していた。
 彼らは了見が狭いだけではなく,幼稚であった.
「外国人だから付き合い方が分からない。不安だ」
「過激な宗教にかかわっていたら怖い」
これが法学を学んでいる「弁論部」幹部の3,4年生が集まって検討している中で出た言葉なんだそうだ.小学生の言葉である.最高学府に学んでいるはずの溌剌たる若者の言葉ではない.
 しかし,こんな嘆きとは別に私が許せないのは次の記事の内容にある彼らの言動だ.
 報告を受けた人権侵害防止委員会(委員長=島方洸一副総長)は「重大な国籍・民族差別事件」と認め、先月末、法学部に再発防止などを要請。弁論部アドバイザー(顧問)の2教授と部員3人は女子学生に対し「心痛をおかけしました」と謝罪した。また、同部は当面の活動を自粛する、との届けを出した。

 しかし一方で、3人は関係者の話し合いの場でも「在日であることを理由に断ったわけではない。差別のつもりはなかった」と主張しており、女子学生側は謝罪を受け入れていない。
 つまり,彼らは「謝罪します.しかし差別はしていない.」というのだ.では,一体何に対して彼女に謝罪したのか?記事では「心痛をおかけしました」とある.つまり
「こんなことで傷つくとは思わなかったんで,ごめんね」
というわけだ.本質的に自分たちの行動にたいしての反省はない.彼らはこれが差別でないというが,これが差別でなくして一体何が差別だというのだ.これが差別でないと開き直れるのなら,この世に差別なんぞという行為はあるまい.こんな姑息な言い訳をするために「弁論」をやっているのなら彼らの活動に何の意味もない.弁論部は即刻解散させるべきである.この点で,「活動停止」という大学の処分は甘い.「国籍・民族差別があったと認定」したのなら,弁論部は解散して幹部は謹慎のため停学処分にすべきだ.
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by hiroi22 | 2008-07-20 21:19 | じっと思う

どこかデジャブなiPhone

 予定通り発売日にiPhone 3Gを(並ばないで)手に入れ,週末はあれこれ試しつつiPhoneを楽しんだ.すでにiPod touchは持っていたので,タッチスクリーンでのメールやSafariの操作はおなじみで目新しさはないけれど,改善された日本語入力,GPS機能とそれに連動した検索,携帯電話としての通話機能は目新しくて十分満足のゆくものだった.特に話題の(?)かなキーボードは面白い(下の写真).
d0007533_2050074.jpg

一見,携帯電話のテンキーのようだが実は違うのであるのだよ,これが.このキーボードは携帯電話のように使うことも出来る.例えば,「こ」を打ちたければ,「か」を5回叩いてもよい.しかし,もっと手早くできる.「か」を長押しすると,「か」の周りに時計回りに「き,く,け,こ」と出てくる.「こ」は「か」の真下.そこで指を下にずらせばオッケー.もっと手早くするには「か」を押して真下に指をずらす.慣れたらこの方が早い.もちろん英語のフルキーボードを表示させて,それを使って英語や日本語のローマ字入力も可能だ.このおかげで,携帯電話で“極めて”打ちにくかった英語・日本語・数字混在の文章もストレスなく打つことができる.
 電話をかけるのも楽しい.アドレス帳に登録されていれば,指でちょんちょんとタップするだけで電話がかかる.これだけのことなのだが,携帯電話の矢印キーをシコシコ押すのとはまったく違う気分だ.これを一度経験してしまうと,もう今までの携帯電話なことはやれない.
 とまあ,良いことばかりに見えるがそうでもない.使って分かる弱点もあるのだ.
1.SOFT BANKの3G電波が弱い.
私の仕事場家共に都会であるが,3Gが弱い.特に屋内ではか細く,圏外になることさえある.まあ,家ならWi-Fiと電話機,仕事場では有線のネットと机に電話があるので実害はほぼゼロなのだが,まーSOFT BANKにはもっと頑張って欲しい.
2.システムが不安定.特にSafariがよく落ちる.
iPod TouchでもSafariはよく落ちていたが,iPhoneになるとその頻度が上がっているような気がする.「落ちる」といっても,突然ホーム画面に戻ってしまうのがほとんどなので,「あーあ」といいながらSafariをもう一度起動すればよいだけなのだが,せっかくの「いつでもどこでもインターネット」のうたい文句がそがれる気分だ.
3.日本語が遅くなる.
上に挙げた日本語入力のレスポンスが急に悪くなるときがある.そうかと思えば,全く問題なくサクサク動いてくれることもある.日本語関係のどこかが何かおかしくなるときがあるのだろう.これはバージョンアップで解決してくれると期待.
4.コピー&ペーストの機能がない.
基本的な編集機能が備わっていないのは不便極まりないが,これも早晩解決されるだろう.Appleとしてもいつまでもこの状態を放置している気はないだろうと思う.ただ,タッチスクリーンでコピー&ペーストを実現するユーザーインターフェイスを模索しているのではないかと想像する.iPhoneで実現されるであろう方法が,今後続々と現れるであろうタッチスクリーン搭載機器すべての標準となるのは間違いない.いわば業界標準仕様を作るのだから,妙なユーザーインターフェイスは採用できないはずだ.Appleの技術者たちが持ってくる提案をS. Jobsが不満げに突き返している様が目に浮かぶようだ.

 こういう風に考えているうちにハタと思い当たった.
不安定なシステム,やや弱い日本語,しかし使い勝手は抜群だ.他の追随を許さない
こういう気分は前にも感じたのだ.デジャブ(既視感)である.それは・・・
そう Macintosh・・・・
思えばMacintoshも,はじめの頃は不安定で日本語が弱いものだった.アイディアにハードソフトがついていけない部分があったように思う.iPhoneもまだそんなところだろう.

 もう一つ楽しいのは「着信音」,いわゆる着メロ,が簡単に作れることだ.簡単といっても,iLife(Macintoshを買えばおまけでついてくる)の中のGarageBandというソフトが必要だが.iTunesに入っている曲のほとんどを切り出して「着信音」として登録できる.私は
The Beatlesの「Here Come the Sun」のイントロ
南沙織の「色づく街」のイントロ
を着メロに採用いたしました.オジさんでございます. (^_^;
もちろんかかってくる相手ごとに変えることも可能だ.ただし,これは電話の着信音にしか使えない.メールに使えないのが残念.
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by hiroi22 | 2008-07-14 21:49 | Macintosh

あらら予約ができたiPhone

 一週間ほど前,職場近くにSOFT BANKの小さなショップがあるのを見かけた.iPhoneのことが気になったので立ち寄って販売台数などを聞いてみた.しかし店員とおぼしき人は,あいにく現時点では何も知らされていない,と申し訳なさそうに返事をするのみであった.SOFT BANKも情報はあまり持っていないということはネットなどの情報からわかっていたので
「ああわかりました.しょうがないね」
と引き下がると,その店員が名刺を差し出し
「何か分かればお知らせしますから,後日電話を入れて下さい」
といってくれた.それで,その数日後に電話を入れると
「何台入るかはわからないが.発売日当日(7月11日)は“世界同時発売”ということで正午に発売するそうです.」
と信じてよいのかわからない意味不明のことを教えてくれた.なぜなら日本が7月11日正午であってもサンフランシスコはまだ7月10日,発売日前日なのだから.つまりAppleのあるアメリカ西海岸ではまだiPhone 3Gは売れないのだ.したがって”世界同時発売”はあり得ない.(でも,正午発売は正しかった)さらに当日は並んで買わないと手に入らないようなことを言っていた.
 これでiPhoneを7月11日に手に入れることはほぼ諦めた.小さなショップである.入荷する台数もわずかだろう.たとえ30分並んでも手に入れることは難しいにちがいない.おまけにショップのある商店街は職場の知り合い,関係者の往来が多い.恥ずかしくてそんな場所に長い間並んでいられない.さらにいえば,大阪人の私は行列に並ぶのが嫌い!当日は頃合いを見つけて立ち寄って,せめて予約だけでもしておこうと思っていた.
 そんな心持ちで今日漫然とネットを見ていたら,こんなニュースが目についた.
O2のiPhone 3Gオンライン予約システム、アクセス殺到で閉鎖
 英国でiPhoneを取り扱う通信事業者O2は、Appleの新型iPhoneの発売予定日である現地時間7月11日に注文の殺到が予想されることから、予約注文を受け付けることにより、注文の殺到を回避しようとした。O2は7日朝に既存のiPhoneユーザーにテキストメッセージを送り、 iPhone 3Gへのアップグレードが可能であることを知らせた。しかし、それが原因で7日にO2のウェブサイトにアクセスが殺到し、O2は開始わずか数分後にアップグレードプロセスの中止を余儀なくされた、とThe Registerは報じている。O2はさらに、新規顧客向けの予約注文システムも閉鎖せざるを得なかった。

イギリスではすでにiPhoneが販売されている.今回のiPhone 3Gはいわば新機種である.したがって日本ほどのiPhoneに対する枯渇感はないと思うのだが,この人気.やはり性能と予想外の低価格がインパクトを与えたのだろうか.このニュースで件のSOFT BANKのショップのことが気になって,また電話を入れてみた.応対したのは今までと違う店員だ.何でもこれまで対応してくれていた人が今日は休みという.さっそく
「今まで,電話でiPhoneのことをうかがっていたものなんですけど・・・・」
「ああ,そうですか.実は今日あたりから予約を受け付けようかなと思っていたところなんですよ.」
「!!!えっと,事前予約できるのですか?」
「ハイ.数はわかりませんけど確実に入荷はしますので.予約をご希望なら,お時間のある時にご来店ください.」
「い,い,行きます.今から行きます!」
というわけで,めでたくiPhoneの予約を済ませてきたのである.応対した店員さんの口ぶりでは,どうも私がこのショップの予約第1号のようである.したがって当日iPhoneを手にするのは100%確実である.ドコモからの電話番号の移動の準備も整えた.あとは予約券を持って,長蛇の行列の皆さんにご苦労さんの挨拶をしつつ,悠々とiPhoneを手に入れるだけである.ふひゃっひゃ〜 emoticon-0102-bigsmile.gif

 思い起こせば,今日は朝からついていたような気がする.駅に行く途中,信号はいつになくスムースだったし,駅に着けば電車はすぐに来たし,乗換駅でも待っていたかのように急行が来たし.こんな日もあるんだわ.
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by hiroi22 | 2008-07-08 22:17 | Macintosh

よくわからない人々

 いつかも書いたかも知れない.またどこかで他の人も書いていたかも知れない.最近しばしば感じるのは「(何か誤りなどをして)攻撃できる相手は,どんな些細なことであれ,とにかく執拗に攻撃する」という風潮だ.特にインターネットを通してのそれがひどい.私が見るに,このような異常な攻撃ぶりは,攻撃する側の劣等感か何かの裏返しではないかと思う.そうやって自分の優越感を作ろうとしているのではないかと思う.
 さて,そのカテゴリーではないと思うが,よく分からないのが,例の朝日新聞の「素粒子」に載った「死に神」と鳩山法相を揶揄した記事に「犯罪被害者の会」とやらが噛みついた騒動だ.件の「素粒子」の言は鳩山法相の死刑執行について向けられたものだ.「犯罪被害者の会」の活動をどうこうするものではない.犯罪被害者の救済を目的とする会の趣旨と死刑執行の速度は無関係である.「素粒子」の言葉が犯罪被害者の主張を軽んずるものではない.何も犯罪者の刑を減刑させろという話ではないのだから.百歩ゆずって,その言が犯罪被害者の会のメンバーの感情を逆撫でしたとしてもそれは単なる感情論でしかない.ただし,感情論は感情論として抗議するのはよいだろう.どうぞご勝手にである.しかし,これには驚いた.(↓)
<犯罪被害者の会>朝日新聞に再質問 「死に神」問題で
 死刑執行の件数を巡り朝日新聞夕刊1面コラム「素粒子」(6月18日)が鳩山邦夫法相を「死に神」と表現した問題で、全国犯罪被害者の会(あすの会)は7日、朝日新聞社に「質問に正面から答えていない」として、6月25日に続き再度の回答を求める文書を送った。前回は「被害者遺族が死刑を望むことすら悪いというメッセージを国民に与えかねない」と抗議。これに対し同社は「犯罪被害者遺族の気持ちに思いが至らなかった」と回答していた。
 まだやっていたのだ.しかも「犯罪被害者遺族の気持ちに思いが至らなかった」という回答を受け取ったにもかかわらずである.これでは朝日新聞を攻撃することだけが目的のネット右翼と同じである.こういう行動をする「犯罪被害者の会」とは一体何だぁ?よく分からない人々の集まりなのか?と思ってしまった.
 インターネットの便利なところはこういう情報はすぐに検索できることだ.例えばこんなHPがある.
犯罪被害者の会幹事を辞任しました。

「犯罪被害者の会」の元幹部の独白だ.ここから少し抜粋すると,
辞任の理由は、大きく3つあります。

1、復讐権について
  被害者の会幹事会は、遺族がほとんどです。幹事の多くは、加害者に死刑を望み、復讐を刑事司法のなかで実現したいと強く主張しています。

 私は、『復讐権』を認めた社会は、人間の文明を滅ぼすと考えています。被害者の『復讐したい』という情念を社会に伝え体(ママ)という思いを否定しがたいものがあります。しかし、国家が被害者に代わって復讐することを刑罰として捉え刑事司法の改革を世論として確立する働きかけをすることは、私にはできません。

 死刑を廃止すること、それに真っ向方対立して死刑執行を求める動きもあります。

私は、被害者の権利確立は、加害者の刑罰に係らず進めたいと考えています。しかし、「犯罪被害者の会」の幹事会では、加害者の刑罰が少しでも重いことが、被害者の権利確立に通じるという情念で働いているように感じられます。そのため、修復的司法とか、和解という意味会いの言葉がどこかででてくると、犯罪被害者の会幹事会では、被害者に対しての裏切り行為のように感じられるようで、加害者を擁護することになるらしく、激しい攻撃にあうことがあります。
(中略)

3、民主的な運営とはいえないこと
  犯罪被害者の会は、日弁連元副会長の岡村勲さんを代表幹事として動いています。男性社会の企業など、組織運営の一つの形態として、トップダウン方式で権威者の言 動を自らの決定とする構造があります。

「犯罪被害者の会」にも、「代表幹事=犯罪被害者の会」の構造があり、そこから脱することができない幹事会の追従と幹事への縛りがあります。

 地方議会も男性社会ですが、とりあえず議会には民主的運営のルールがあります。そこを突破口に家父長的な運営を民主的な運営に変革する努力ができます。

「犯罪被害者の会」は、被害者の怒り、絶望感・あきらめ・人への憎悪、復讐・怨念という感情が渦巻いています。このような情念を持続的に燃焼させていこうとするグループのなかで、民主的なルールにしたがってやっていこうよという働きかけは、「遺族ではないからわからない」、「遺族の感情を損なう人」という反発を招くようです。

『被害者や遺族は正義である』という情念のなかでは消耗が大きく、かかわりたくないという思いが強くなりました。
 私はこの会の実態を知らないのだから,この意見にたいして確たる賛否を言うことはできない.しかし,今回の対応を見ているとこの人の意見もさもありなんと思うのである.
 で,ついでと言っては何だが,返す刀で次のことも言っておこう.
北朝鮮への制裁継続要望 拉致被害家族会などが集会(朝日新聞)
 日朝協議で拉致被害者の再調査と引き換えに対北朝鮮制裁の一部解除を合意したことなどを受けて、拉致被害者家族会と支援団体の「救う会」、拉致議連が7日夜、東京・永田町で緊急集会を開き、被害者の帰国が実現するまで制裁を一切解除しないように政府に求めていくことを確認した。

 家族会の飯塚繁雄代表(70)は「制裁を加え続けて、北朝鮮も相当な痛手を受けたと解釈していたが、制裁の(一部解除の)カードが無駄に切られた今の状況を非常に心配している」と訴えた。約600人の参加者は、制裁継続のほか、再調査が不十分だった場合の追加制裁を政府に要望し、米国にはテロ支援国家の指定解除手続きの中断を求める決議を採択した。
 拉致被害者家族会の人達の言っていることもわからない.「被害者の帰国が実現するまで制裁を一切解除しないように政府に求めていく」そうだが,この人たちは制裁を続ければ北朝鮮が
「はい,参りました」
と頭を下げて被害者を帰国させてくれるとでも思っているのだろうか?そんなことはあり得ないだろう.相手にもプライドというものがあるのだ.これはむしろ逆効果で,まとまるものもまとまらなくなると考えるのが自然ではないのか.一体この人たちは解決のためのどんな青写真を描いているのだろう.はっきり言えば,この人たちは,対外的に勇ましいことを言えば人気を上げられると考えている政治家に利用されているだけなのだと思う.
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by hiroi22 | 2008-07-08 01:42 | ずっと思う

これではドコモとauは戦々恐々だろう

 iPhoneの発売まで一週間を切った.カウントダウンが始まっている.携帯電話における”黒船来襲”で日本のメーカーは心静かにはいられないと想像する.そんな時にこんな調査結果を見せられては更に不安が募るだろう.
iPhone 3G購入検討者の6割が「今のキャリアを解約」、カカクコム調査
 カカクコムは7月3日、iPhone 3Gに関するアンケート結果を発表した。調査は6月19日から同25日まで、価格.comにて行われたもので、回答者数は7963人(男女比率は男性89.8%、女性10.2%)。

 購入したいかどうかの問いに対して、「必ず購入したい」「既に予約した」と強い購入意思を示す答えを含めると18.1%が購入したいと回答しており、「検討中」(32.8%)も含めると、約半数が何らかのかたちで購入を検討しているという結果となった。
 調査のサンプル層がどれだけ実体に近いものかということに関しての不確定要素はあるものの,約8千人の2割近くが購入意思を明らかにし,検討中が3割というのはすごい数字だ.さらに
 「検討している」「購入したい」「必ず購入したい」と答えた回答者へ購入方法を尋ねると、機種変更と新規(追加)契約は7:3の割合となった。既存のソフトバンク契約者は約8割が機種変更を希望しているが、他キャリア契約者でもその割合が約6割になるという。「ソフトバンク以外のユーザーの約6割が、キャリアを変更してまでiPhoneを購入したいと考えていることが驚き」(同社)。
 iPhoneを購入する人の大半が機種変更ということだが,これはまあその価格から見て当然の結果だろう.安い買い物ではない.iPhoneを使いつつ他の携帯電話も使うというユーザーが少ないのは当然だ.そうなると顧客を奪われるドコモとauは気が気ではあるまい.
 もちろん,これは単なる事前調査と無視することも可能である.しかし,たとえ無視したとしてもあと1週間足らずで確実に「黒船」は現れるのである.

さあて,日本の携帯電話の歴史における「幕末」を拱手傍観して楽しむことにしよう.

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by hiroi22 | 2008-07-05 18:06 | Macintosh

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