ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

<   2008年 06月 ( 14 )   > この月の画像一覧

えっちを観ずにシッコを観る

 先日大阪に出張した.大阪という町は面白い.こんなものを発見した.どこにでもある「町を美しく」という張り紙だが,大阪は違う.まず,そのメッセージに反してとても汚い.しかしどういう訳だか大事なものを保管するようにガラスのケースに収まっている.まるで意味が分からない・・・・  003.gif
d0007533_2053739.jpg

 その大阪で泊まったビジネスホテルにはビデオオンデマンドのサービスがあった.つまりサーバーに置いてある番組を自分で選んでテレビで観ることができるのだ.最近ではこんなサービスも珍しくはないが,特筆すべきは,このビジネスホテルではこれがタダ,つまり無料で利用できるということだった.
 選べるジャンルはアダルトをはじめとして映画とかアニメとかが5つほどあったろうか.しかし番組の多さではおじさんの大好きなアダルトものが圧倒的だった.で,お前は喜んでアダルトものを無料で観たのだろうとお考えのお方が多いだろうけど,そんな当たり前の展開であればわざわざblogに書いたりはいたしません.おほほ.

 アダルトものをブラウズしていたのだけれど,何せ数が多いので何が何だかわからない.そうこうしているときに,映画のジャンルでマイケル・ムーア監督の「Sicko」を発見した.アダルトものとは対極の社会派映画である.つまらなければ再びアダルトもの探しに戻ろうとこの映画を見始めたのだが,引き込まれてしまい,とうとう最後まで観てしまった.
 この映画はアメリカの医療制度の問題点を鋭く追及した映画である.アメリカでは日本のような公的な健康保険はない.各人が民間の保険に加入して,何か病気などをした時にはそこから給付を受ける仕組みだ.しかし,保険会社は営利企業である.様々な理由で給付の支払いが拒否される.また,いろいろな理由で保険そのものに加入できないケースがある.病院・医師は保険会社と深く繋がっていて,そのことで患者に多大の不利益が起こる場合が少なくない.映画ではこのようなことを実例を挙げて糾弾し,最後には例の9.11の際に献身的な救助活動を行い,それが原因で病気になったにもかかわらず,アメリカでは満足な医療が受けられない数名の患者をキューバに連れて行って健全な医療制度のもとに十分な治療を受けるというエピソードを披露して終わっている.
 アメリカで病気やケガすれば莫大なお金がかかるということは聞いていた.しかし,それは日本人である自分がアメリカでは外国人だという理由によるものだと思っていた.だから,アメリカという大国のこのような非人間的な医療制度が真の原因であることを知ってショックであった.しかし,私が本当にショックを受けたのはこの映画で紹介されていたイギリスとフランスの医療事情だ.両国とも医療費は基本的に無料である.フランスでは,たとえ貧しい人でも,その健康を国民全体が支え合うという意識が徹底されているという.イギリスでも同様で,人々は病院でお金を払うことは一切なく,病院の会計は貧しい人に病院までの交通費を支給するためにあるという.
 この例がスエーデンやデンマークなどの北欧の高福祉国家の話であったならば,私はそんなに驚かなかったろう.このblogでも何度か書いたように,私はそれらの国は日本が目標とすべき国々だと思っているからである.しかし,フランスやイギリスとなると話は別だ.特にイギリスはサッチャー政権時代民営化の嵐が吹き,いろいろな面で国民の福祉が後退したと思っていた.しかし,そのイギリスでさえ医療費は無料なのだ.それどころか,貧しい人達に交通費の補助が出る!それにひきかえ格差社会の日本はイギリスにすら劣るのか・・・・イギリスにすらひけを取る部分が出ているのか・・・  そんな鬱々たる気分の時に飛び込んできたのがこのニュースである.
<無保険の子>大阪で628人 医療費は全額自己負担
 国民健康保険(国保)の保険料を滞納したため、保険給付を差し止められ、医療費の全額自己負担が必要になった世帯の子ども(中学生以下)が、大阪府内17市町で3月末現在、628人に上ることが民間団体の調べで分かった。大阪市、堺市など6市ではデータがなく、この団体は大阪府全体で子ども約2000人が「無保険」に陥っていると推計する。
 このニュースから受けた私の絶望感を理解していただけるだろうか.イギリスでさえも「貧しい人達の健康もみんなで支える」ということであるのに,貧乏人は医者にもゆけずに見捨てられる社会になろうとしているのだ,日本という国は.多くの勤勉な人々,優秀な人々が働いているはずなのにどうしてこんな国になっているのだ?
 大阪でのとあるパーティーで知人の開業医にアメリカの医療制度のこと,Sickoの映画のことを話したところ,彼は
「小泉・竹中の理想とするのがアメリカの制度なのだ.」
と語気強く語っていた.そう,おそらく根本的な原因はそれに突き当たるのだろう.そして何かといえば「自己責任論」を振りかざす人々もその一端を担っていると断言する.
 ということで,えっちな映画は観ずに終わったが,そんなものよりもずっと物事を考えた時間を過ごせたと自覚したのであった.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-28 22:34 | じっと思う

こんな「有識者会議」はただ消えゆくのみ

 安倍前首相の肝いりで始まった”有識”者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)が“報告書”なるものを福田首相に提出したという.
<集団的自衛権>行使容認の報告書を首相に提出…安保法制懇
 憲法9条解釈の見直しを検討してきた「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)は24日、現行の憲法解釈では禁じられている集団的自衛権の行使を容認するよう求めた報告書を福田康夫首相に提出した。公海上の米艦への護衛など、検討された4類型すべてで、憲法解釈の変更を提言している。しかし、福田首相は集団的自衛権の行使は認めない意向だ。
この”有識”者会議のことは発足時にこのblogでボロクソに書いたのだった.
懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない
その一部のreminderとして掲げると;
つまり、初めからどんな結論が出るか決まっている”有識者”会議なのだ。こんなものに「研究」だとか「諮問」だとかいう言葉を恥ずかしげもなくよく使えるなと思う。この”有識者”会議は
やらせ質問で世間を呆れさせたタウンミーティングと同じ発想である。
で,今回の報告は;
<「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」報告書要旨>

 ▽公海上の米軍艦船が攻撃された際に自衛隊艦船が反撃するために、集団的自衛権の行使を容認

 ▽米国を狙った弾道ミサイルの迎撃のために、集団的自衛権行使を認める以外にない
(以下略)
全く期待を裏切らない内容で感心してしまう.005.gif
しかし,こんな報告ならどうして1年もかかったのか?「お仲間の井戸端会議」とまで揶揄された懇談会である.初めからの「予定通り」の内容なら出席者の同意を得るのにさほど時間はかかるまい.あとの時間は世話をする事務方の時間と我々の血税の無駄遣いに費やされたのだろう.いずれにしても,こんな馬鹿馬鹿しい懇談会はこれで打ち止めにして欲しい.そして,この懇談会のことは早く忘れよう,忘れよう.029.gif
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-25 23:55 | じっと思う

買うぞ買いますiPhone 3G

 「またiPhoneのこと書いているよ」とあきれられそうだけど,しつこく書きます.書かずにおられんわい.
 ソフトバンクからようやくiPhoneの料金体系が発表になった.
ソフトバンクがiPhone向けプラン発表、8GBモデルが実質約23000円に
iPhone 3Gを利用する場合は基本料金プランに加え「パケット定額フル」「S!ベーシックパック(i)」への加入が必要となる。ホワイトプラン(i)に加入した場合、980円+5985円+315円で、合計月額料金は計7280円。

iPhone 3Gはソフトバンク携帯電話取り扱い店で販売。直営店で新規・新スーパーボーナス(24回分割払い)で購入する場合、分割金は月々2,880円×24カ月、特別割引は月々1,920円×24カ月となり、実質負担額は月々960円×24カ月=23,040円となる。16GBモデルは月々3,360円×24 カ月、特別割引が月々1,920円×24カ月で実質負担額は月々1,440円×24カ月=34,560円となる。

iPhone 3Gの発売に際し購入した顧客に90日間の無償電話サポート(期間中1解決)を提供する予定。
 携帯電話の料金体系はややこしくてよく分からんかったけど,これはスッキリしてる.ともかく7千円ちょっとでよいのね.世間の皆様の携帯電話の平均的月額使用料というのは詳しくは知らないのだけれど,一万円以上払っているという人はゴロゴロいるんじゃないのかなあ?それに比べると安いと思う.願わくば,もう数百円安くして6千円台だったらインパクトはさらに上がったはず.私の家じゃほとんど携帯電話を使っていない人が自分を含め約2名いるので,自分はiPhone,もう一名は980円のホワイトプランにしてしまえばトータルとしてそんなに高くないぞ!といいうことで,これは買います.16GBのホワイトモデルを(きっぱり).

 しかし,発売日の7月11日に手に入れるのはほとんど無理だろうね.まあ,docomoから乗り換える手続きも必要だし,先に手に入れた人達の報告を読みながらじっくり準備をすることにしよう.とりあえず表面ガラスの保護シートは必要だ.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-23 22:55 | Macintosh

iPhoneが開国を迫る携帯鎖国ニッポン

 もうiPhone日本発売のニュースから2週間が過ぎ去ったが,未だに喧騒は収まらない.来月まで発売されない製品にもかかわらずあちこちで議論が起こっている.たとえばここ;
iPhone 3G、日本のモバイル業界を変えるか
 「議論したところで,意味ある?発売になったらすぐにわかるやん!」
と思うのはシロートなんだろう.ギョーカイ人,特にビジネスに深くかかわっている人達には,現在の身の振り方一つで今後の運命が大きく変わる可能性があるのだ.安閑とはしておれない.特にAppleにはiPodという先例がある.ただし上のCNETのパネルディスカッションもそうだが,「日本のケータイは大丈夫」といった強気論から「日本のケータイ業界の価値観が大きく変わる」といった警戒(期待?)論までケンケンガクガクの議論が渦巻いているのが現状だ.まるで泰平の夢を破る黒船来航による混乱を思わせ「(たった四はいで)夜も寝られず」といった感がある.
 iPhoneを否定的に見る意見のほとんどがその理由として「日本の携帯電話にあるいくつかの機能,例えばワンセグ・お財布ケータイなど,を装備していない」ということを挙げている.しかし,これは論理としておかしい.iPhoneは日本だけのために作られた”ケータイ”ではない.そしてそれは従来の枠組みから飛び出した新しいスタイルの「携帯電話」というべきものだ.したがって,従来の製品の機能の有無を言い出しても始まらない.それよりもApple iPhoneが打ち出そうとしているコンセプトの日本での妥当性を議論すべきなのだ.
 ビジネスとして最も影響が大きいのはiモードに代表される携帯コンテンツビジネスとAppleのApp Storeとの対立だろう.ソフトウェアの開発から言えば,日本だけで,しかも限られたキャリアユーザーを相手にしているiモードに対して,App Storeは初めから世界が顧客の対象となっている.また開発ツールもApp Storeの方が圧倒しているだろう.こういったことからApp Storeはiモードなど日本の閉じたシステムに対する黒船となりうる.
 ユーザーインターフェイスの面から見れば,iPod Touchを疑似体験としてiPhoneの操作は明解だ.おそらく誰が使っても使用に困ることはあるまい.ただしあれもこれもといった機能の多さはない.しかしWebブラウザー,メイル,アドレス帳,地図,天気予報,(世界)時計,スケジューラーなどの基本的なものは備わっている.もちろんiPodとしての機能(音楽,ムービー,写真)は申し分ない.このようなコンセプトを持ったiPhoneの上陸は,高機能・多機能化を至上命題として進化してきた日本の携帯電話の現状が「真の進化」だったのか,それとも閉じた競争社会での「ガラパゴス大トカゲの進化」だったのかが試される大きな試練となるはずだ.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-22 22:21 | Macintosh

非国民じゃぞ森毅

 今日は帰りがてら何となく発泡酒が目にとまり1本買って帰った.その発泡酒をグビグビやりながら,今日も夕刊の森毅センセのインタビュー記事にまたまた笑ってしまった.話はいきなり戦時中の旧制中学(北野中学)と旧制高校(三高)の話から始まる.
 無理に分けるとね、北野は非国民派が4割で愛国派が6割。三高では、非国民が6で愛国派が4ぐらい。
うぷっ!年とともに非国民が増えとるやん!?ホンマかいな?
勤労動員先でも「戦争が負けるのは丁の月か半の月か、賭けせえへんか」とか。戦争終わった時点で寮でね、9割ぐらいのやつは喜んでるのね、1割ぐらいのはものすごう怒ってるわけ。
自国の戦争の負ける月で丁半博打をするとはさすがの非国民の私にも思いつきませんでした.参りました.あなた,これは筋金入りでございます.
 とまあ,こんなどこまで本当か分からんような人を食ったとぼけた話が続くのである.どこか安っぽい発泡酒に合うような,なんとなくおもろいジイさんである.このシリーズは,ちり紙交換に出す前に忘れずに切り取って残しておこう.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-18 00:38 | じっと思う

森毅のオッサン

 朝日新聞の夕刊に「人生の贈りもの」という連載インタビューがある.一口でいえば年寄り有名人にこれまでの人生の自慢話をしてもらうというものだ(というのはちょっと皮肉すぎるか).そのインタビューに今日から森毅京都大学名誉教授大先生がご登場なさった.
 私に言わせれば,森毅センセぐらい幸せな人はいないと思うのだ.なにしろ世間がまだ素朴で,京都大学教授しかも専門は数学,ということだけで一目置いてくれて引っ張りだこになった人なのだから.そういう古き良き時代をゆっくり過ごしてきた人なのである.じっさいに80になっても天下の朝日新聞のインタビューに対して理路整然風に答えるのだ.これはよっぽどストレスのないお気楽な人生を送ってきたに違いない.まったくうらやましい,うらやましい.(^0^) これが最近だとそう簡単にはいかない.大学教授といっても無闇には尊敬してくれない.藤原正彦先生のように文才という武器がなければダメである.もっとも森センセとて無芸ではない.テキトーに話を広げて何となくわかった気にさせるテクニックには長けているような気がする.
 そのインタビュー,おそらく今週一杯続くだろうが,初めから森毅節が炸裂している.堂々と「僕は物好きで,ものぐさ。」と公言するのだから,「公務員は楽して給料もらい過ぎ,キー!」といっている方々が聞けば卒倒しそうな話である.そういえば,記憶違いでなければ森毅センセは“公務員イジメ”で一部の人の溜飲を下げている橋下大阪府知事と同じ高校出身じゃなかったかな? ふふふ.
 今日のインタビューはこんな言葉で締めくくっている.
ただ教育問題で一番気に入らんのはね、クラスの人数が少なければ目が届いて、みんなに愛情が注げるって、あれは上からの論理でやり過ぎですよ。僕の一人っ子体験からしても。そんなに目を届かされたら、かなわんし、そんなに愛情を注がれたら、困るの。
う〜む,このジイさんはホンマに素直やないのぅ・・・・
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-16 23:13 | ずっと思う

やれやれ またパフォーマンスか

 小泉元首相の言動で味をしめたのかどうか知らないが,浅薄なスタンドプレーでもすれば人気がでるとでも思っているのだろうか.
「不服なら職かえて」 給与カットで橋下府知事
 大阪府庁で12日開かれた朝礼で、8月から職員の給与を16-4%カットする府の財政再建策に対し、男性職員が「士気が下がった」と猛反発。橋下徹知事が「私のやり方が合わないなら職をかえて」とやり返す一幕があった。朝礼には健康福祉部などに所属する46歳以上の約140人が任意で参加。知事は「団体交渉の場ではない。上司としてその言い方に注意する。民間では考えられない」と反論したという。
 財政が危機的な状況ならば,経費節減は必要だろう.大阪府のトップとして選挙で選ばれたのだから,その重責と信頼を感じて職務にあたることはよしとしよう.しかし「私のやり方が合わないなら職をかえて」という言はあるまい.気に入らぬものは出て行けと言わんばかりだ.「民間では考えられない」とのことだが,民間では社長の言うことしか聞かないイエスマンばかりを集めているとでも思っているのだろうか.大組織のトップならばトップにふさわしい言動があるだろう.
 言うまでもなく,大阪府は橋下知事が独裁者として君臨する団体でもないし,彼の私的企業でもない.これではそこらの居酒屋でクダを巻いている酔っぱらいのオヤジの論理である.また,いやしくも弁護士の肩書きがあるのならば,日本では公務員の労働三権が制限されていることも承知の上だろう.そういったことを考え合わせると,またぞろ人気取りのパフォーマンスを感じさせる今回の言動だ.
 私は橋下知事の政策に100%賛成ではないが,まったく認めないというわけでもない.しかし,大阪府の財政状況が深刻であるのならば,真摯に物事にあたり,このような薄っぺらなパフォーマンスはやめるべきだ.この程度のパフォーマンスで計算通り喜ぶような人達の方を向いて政治を語るべきではあるまい.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-12 23:16 | じっと思う

夢か うつつか iPhone 3G

 またしても,S. Jobsの“現実歪曲”の術にかかってしまったのだろうか.いやいやそうではない.これはまごうかたなき現実の話なのだ.iPhone 3Gが7月11日発売!
d0007533_004392.jpg

「みんなが待っていたiPhone。」かぁ・・・
確かにいいキャッチコピーだ・・・
 そうなのだ,思い起こせばほぼ1年前,アメリカでiPhoneが発売になる直前,iPhoneが日本で発売にならないことの不満をさんざん書き散らしたのだった.
iPhone見せびらかしたいけど,携帯鎖国のニッポン
そのときこのように書いた.
携帯鎖国ニッポンのアホー,ボケー,カスー!!!
お財布ケータイ?そんなもん使わん!
ワンセグ?狭い画面で電波の弱いTVを見てどーする.
着うた?iPodにかなわんやろ〜
そんなどーでもよい機能はいいから,iPhoneを発売してくだされ
m(_._)m
 iPhoneで惹かれるのは,それが携帯電話に何かを付加したものではないということだ.電話はiPhoneの機能の一つに過ぎない.そしてiPhoneが持つ機能は高機能,多様性を主張するのではなく,その使いやすさを前面に押し出している.S. JobsのキーノートでもiPhoneの使用者は80%が10以上のiPhoneのtoolsを使っているという.私はdocomoの携帯電話を使って2年以上になるが,これまで通話以外はカメラ・メール・アドレス帳・目覚まし時計・iモードの機能程度しか使ったことがない.これらはけっして使い勝手がよいとはいえず,使う度にストレスを感じるものだった.(どうしてこんなに使いにくいんだろう(携帯電話)2参照.)
 iPhoneは通信を武器でiPod革命を携帯電話の世界に起こそうとしているのだろう.これまでの携帯電話の機能はその武器を使うツールの一つに過ぎない.したがって,そのツールは常にすぐに使えるユーザーインターフェイスを備えていなければならないのだ.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-11 01:22 | Macintosh

サッカーとは思い通りにいかぬものだが

 日本が完勝したオマーンとの第1戦は所用で見られなかったが,敵地で行なわれた第2戦はしっかり見た.暑さによる動きの悪さはあったが,どう見てもサッカーのレベルは日本が上.それでも結果は1ー1のドロー,それもPKを楢崎が止めなければ負けていたかも知れないのだからサッカーはわからない.
 ボールの支配率は日本が圧倒していた.前半の早い時間に相手に隙をつかれて失点したが,焦らず攻撃を重ねていけば決定機は何度も訪れるだろうと高をくくっていた.が,どうも期待したほどチャンスは訪れない.後半に何とか同点に追いついたがPKによってである.流れるようなパス回しからシュートを決めたわけではない.後半相手の足が止まっているのだが,日本の攻撃で得点の期待を抱かせるものが少ない.もやもやした気持ちが残った一戦だった.
 次のタイ戦でよもや負けることはないだろう.引き分けたとしても,バーレーンがオマーンに引き分けか勝てばほぼ日本の3次予選突破が決まる.日本がタイに勝ってしまえばそれでもよい.そういう意味では敵地での引き分けは1歩前進で悪い結果ではないが,なんだかスッキリしない.
 サッカーはプレイヤーもボールも常に動いている.だから,いくら能力の高い選手ばかりを集めてもちょっとしたタイミングのずれでプレーがうまくいかないことがある.逆に苦戦をしていても思わぬ偶然で得点してしまうことだってある.したがって結果は大事とはいえ,結果論だけで全てを語れないのだけれど,見ていて「あー!惜しかったなー」と感じる攻撃が少なすぎたのは問題じゃないのかなあ〜 それとキリンカップの2戦とも日本代表は後半になると,相手に比べて運動量が落ちるのが気になる.最終予選に向けてセーブしているのだろうか....
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-09 22:17 | じっと思う

終身刑についての覚え書き

 今朝の朝日新聞に「耕論」と題してそれぞれの立場から終身刑を論じた企画記事が掲載され,目にとまった.読んでみて,死刑と無期懲役の“緩衝地帯”としての終身刑について考えさせられた.死刑制度については最近問題になっているが,これについては僕は知識もない上に格別興味もなく,あまり考えたことがなかった.この「耕論」に惹かれたのは,終身刑について推進,懐疑的反対,反対の3つの立場からの意見が載せられ,それぞれを比較が面白かったからだ.
 いったい健全な議論は,多様な立場からの意見をぶつけ合ってこそ成立するものだろう.その観点から,対立する意見を並べて見せるこの「耕論」という企画記事は精読に値すると思う.ということで,居ずまいを正して3人の意見を読んでみると,それぞれそれなりに説得力があるが,僕の感想としては,結局「終身刑は反対」である.理由は,けっして出所することができない,どのような更生があっても一生刑務所で過ごさなければならないという刑に意義を感じないからだ.
 例の光市の殺人事件の死刑判決が下された日,NHK-BS2で「ベーブルース」の映画が放送されていた.この映画は昔何度も読み返した「ホームラン王 ベーブルース」の伝記を思い起こさせる一方,僕にはある意味象徴的示唆的な放映だった.というのもベーブルース自身,とんでもない不良から立ち直った人物だったからだ.荒くれ者で孤児院に入れられ心が荒んでいたルース少年を導いたのは,その孤児院のマシアス先生だった.プロ野球の選手になった後,一時スランプでルースの心が荒れそうになったときもマシアス先生は厳しく,温かく彼を諭し立ち直るきっかけとなったという.
 僕は死刑制度そのものに対しては確たる意見は今のところない.しかし,少なくとも感情的・私刑的な判断による死刑判決はあってはならないと思っている.また,仮に死刑でない量刑が下されたのならば,将来の更生に希望を託す処置がなされるべきだと思う.その必要性は,ベーブルースが証明しているのではないか.もし,少年時代の行為で一生失格者の烙印を押されてしまえば,偉大なホームラン王は生まれなかったのだから.こういった観点から,“中途半端な”終身刑というものに反対なのである.
[PR]
by hiroi22 | 2008-06-08 14:54 | じっと思う

ブログパーツ

  • →:次の記事へ
  • ←:前の記事へ
  • Home:このページの先頭へ
  • End:最後の記事へ

最新のトラックバック

「オバマファクター」米国..
from 米流時評
シティバンク危機脱出!連..
from 米流時評
経済氷河期に春一番? C..
from 米流時評
警告!北朝鮮が即時臨戦態..
from 米流時評
作家フォーサイス 次の小..
from 米流時評
「事実は小説よりも奇なり..
from 米流時評
オバマのマンモス再生予算..
from 米流時評
ウォール街の真冬はいつま..
from 米流時評
ウォール街ブリザード!ダ..
from 米流時評
自由への厚い扉/エジプト..
from 米流時評

リンク

タグ

(119)
(60)
(49)
(45)
(45)
(39)
(32)
(26)
(26)
(24)
(16)
(15)
(14)
(12)
(10)
(9)
(8)
(8)
(5)
(2)

ライフログ


青の時代


オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える


風味絶佳


Antonio Carlos Jobim's Finest Hour


セゴビアの芸術

カテゴリ

全体
じっと思う
ずっと思う
Macintosh
iPhone

検索

以前の記事

2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧