ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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つまりは科学の問題.

 例の毒入りギョーザ事件が混迷を深めている。お互いの捜査当局が対立の様相を見せているのだ。健康被害まで出ているのに,非難合戦とは大人げないというほかない。幸い,朝日新聞のWebで,これまでの捜査発表と日中両国の対応を見ることができる。冷静に見てコメントしておく。まとめたものは末尾に参考のため書き置く。色を付けたのはこちらで重要と思った箇所だ。

 とにかく,お互いに非難しようが真実は一つ。二国間をまたいでの事件なのだから,相互の捜査協力は不可欠だ。その点,日本側が中国側からの物証や鑑定結果を見たいという申し入れを拒否したのは理解に苦しむ。ましてや,両国の捜査幹部が「両国の当局が収集する証拠・事実を相手に速やかに提供」ということで合意したのだから。
 まず,お互いの「実験」でメタミドホスがパッケージの袋から浸透したかどうかが問題になっているのだが,当初の報道ではパッケージの内部だけからしかメタミドホスが検出されないギョーザもあったと記憶している。もし,それが本当であったのならば,そういうものは日本で混入されたとは考えにくく,今回の「実験」の価値も大きく下がるはずだ。両国の捜査陣の論点の中ではそれは問題としていないようなので,あれは誤りだったのか。そうであったのならば初期の日本側の捜査に混乱があったのだろうか。パッケージの両側にメタミドホスが検出され,しかも外側の量の方が多いのであれば,浸透したと考えるのが自然である。しかし,内側しか検出されないものがあったのならば,事情は変わってくる。
 さて,問題となっている,メタミドホスが浸透したかどうかであるが,解決ははっきりしている。お互いに実験結果を検証すれば良いのだ。どちらの意見が正しいかははっきりするはずだ。この点では純粋に科学の問題だ。お互い非難している暇があったら,さっさと相互に実験しなさいと言いたい。
 それはそれとしても,実際にこのようなものは状況証拠の積み上げとなる可能性が高い。そのような状況での判断は意見が分かれることが予想されるが,ともかくも妙な張り合いはやめて,大人の対応をとって欲しいものだ。

 この事件は事件としても,これを契機として中国からの食料品の検査がおこなわれ,残留農薬とおぼしき検査結果が多く出ている。これはこの事件とは独立に問題視すべきだろう。僕の個人的な経験に基づくものだが,中国には国際的に通用する衛生観念の見直しが必要だと思う。禁止されているメタミドホスにしても,依然として販売されているという報道もあるし,このような状況では安全をアピールしても信頼は得られない。

2/21:警察庁の吉村博人長官が定例会見で、「捜査経過からすれば、日本国内で混入された可能性は低い」との見解発表。理由は
(1)密封されたパッケージの内側からメタミドホスが検出された(2)検出されたメタミドホスには不純物が含まれていたが、日本国内で試薬として使用されているメタミドホスは高純度(3)千葉、兵庫両県で販売されたギョーザは中国から出荷後、別ルートで運搬され、国内での接点がない

同日:中国外務省の劉建超報道局長が定例会見で、「科学的な最終結論が出ていない段階での推測に基づく判断は、正確で責任ある態度と言えない」と批判。日本側の見方について「枝葉末節かつ一面的なもので、調査活動にマイナスになりかねない」と牽制(けんせい)。「互いが相手を非難することをやめて、真剣に全力で調査に当たるべきだ」と強調。

2/25:日中捜査幹部が「捜査促進」合意。警察庁の安藤隆春次長が25日夜、北京市内で、中国公安省の孟宏偉次官らと会談。互いに証拠・事実を交換し、捜査を促進させることで合意。26日に北京で捜査担当者による情報交換会議を開くことも決めた。 会談では「両国の当局が収集する証拠・事実を相手に速やかに提供することが事件の早期解決に向け最も重要」との認識で一致。

2/28:中国の公安省と国家品質監督検査検疫総局は28日午前、北京市内で記者会見。同省幹部は有機リン系農薬成分メタミドホスは包装の外側から染み込むという実験結果を公表。中国内で冷凍ギョーザにメタミドホスが混入した可能性は「極めて低い」と述べ、明言は避けたが、日本国内で混入したとの見方を強く示唆。
 公安省物証鑑定センターの王桂強副主任は、サンプル実験の結果、「完全に密封されたギョーザの袋の外側からでも、メタミドホスは内部に染み込む」との結論に達したと語った。
 日本の警察当局が日本国内での混入の可能性が低いと判断したことについて余氏は「時期尚早」であり、そうした見解をメディアに公表したことや、日本の警察当局に物証や鑑定結果を見たいと申し入れたが拒否されたことなどに対し「非常に遺憾」と述べ、日本側を批判。

2/28:中国製の冷凍ギョーザ中毒事件で、中国公安省が「(有機リン系農薬成分の)メタミドホスが袋の外から中にしみこんだ可能性がある」と指摘するとともに、日本側が捜査に非協力的と批判したことに対し、警察庁の吉村博人長官は28日、「看過できない部分がある。捜査に役立つだろうものはすべて提供している」と強い不快感を示した。ただ、真相解明に向けて協力関係は続けていく考えで、同庁は中国側に袋の浸透実験の結果提供を求める方針。
「日本での混入の可能性は極めて低い」と判断しており、根拠となる「包装袋の外側から内側へ浸透しない」との実験結果を中国側に渡していると反論。実験の手法や条件を詳細に示し、写真や袋の断面の層構造の絵なども提供したという。
 中国側から不満が示された物証の扱いについては、中国側の捜査が進展した段階で、立証のために不可欠とするならば提供する考えを示した。

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by hiroi22 | 2008-02-29 19:59 | じっと思う

法律よりも正義よりもヤクザの要求に頭を下げるのか?

 日教組の教育研究全国集会で、会場使用を拒否したグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)の経営陣らの記者会見があったそうな.その内容を伝える記事を読んで呆れた.ここ数日忙しくて睡眠不足気味だったのだが,思わず目が醒めた.
日教組への謝罪なし プリンスホテル会見 使用拒否問題(朝日新聞)

 少し長いがこの記事を引用する.
 日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会をめぐり、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が、いったん予約を受けた会場の使用を拒んだ問題で、ホテル側が26日、初めて会見を開いた。宿泊客やホテル周辺への「安全」を重視したことを繰り返し、会場使用を認める司法判断に従わなかったことや日教組への謝罪はなかった。 ホテル側には400通ほどの意見が届き、うち賛同は130通ほど。残りは「集会の自由をおかすのはおかしい」などの批判だったという。後藤社長は「憲法論議をするつもりはない。ホテル業としての安心安全を考えることも道義的責任と考える」と説明した。

 山田明文・顧問弁護士は、日教組側がどれほど混乱を招くか説明を事前に十分にしなかったという民法上の説明義務違反があると主張。他の客に迷惑をかける場合は利用規約上、解約できるとし、会場使用を認めた仮処分について「正しいとは思っていない。日教組が11月まで何の説明もしてこないのは異常。裁判所にもそこを分かってほしい」と述べた。

 日教組はこれに対し、「右翼の街宣車が例年来ていることや、警察に警備を依頼していることは、契約の段階からホテル側に説明している」(広報担当)と話す。

 一方、ホテルは組合員の宿泊も断っており、港区は旅館業法違反の疑いで調査中。渡辺社長は「宴会場と一体となった宿泊なのでお断りした」とこれまでの説明を繰り返した。
 早い話が,ヤクザに恐喝されてその要求を飲んだのだが,それを恥ずかしげもなく,いけしゃあしゃあと記者会見で開き直っているのだから呆れた.
「相手の要求が間違っていても,長いものには巻かれろでございます.」
と胸を張って述べているのだから,さぞかし子供たちのよいお手本になることだろう.
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 裁判所の仮処分に対しても
「正しいとは思っていない。」
で済ますのだから豪傑である.へー,
みんなの決めたルールなんて自分たちの都合で勝手に破っても構わないんだ〜
 なるほど,こんな根性だから右翼暴力団の暴力は見て見ぬ振り,一切不平なし.言論・集会の自由の価値は無視.さぞかし子供たちのよいお手本になることだろう.
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私はこんな大人にはなりたくありません.
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by hiroi22 | 2008-02-26 23:59 | じっと思う

東アジア選手権雑感

 東アジア選手権の最終戦で韓国と1ー1で引き分けたが,北朝鮮が地元中国に1−3で負けたこともあり2位.この大会の成績は1勝2分け.悪くはないが引き分けた2戦とも先取点をとられてのものだというのが気になる.追いつかれて惜しくも引き分けたというのではなく,何とか引き分けたという印象が残る.
 昨日の韓国戦は所用がありテレビで見ることはできなかったが,北朝鮮と中国とのゲームは今ひとつの戦いぶりだった.岡田ジャパンとして世界の強豪国と戦うためにどういうチームを目指しているのかが見えて来ない.個々のプレーについての作戦,戦術はあるのかも知れないが,もっと大きな視点からの大局的な戦略というものが見えない.オシム前監督のアクシデントからチームを引き継ぎ,新しいチーム作りの半ばだというハンディを考慮してもなおその感は否めない.チーム作りのメッセージが伝わってこないのだ.

 人が集まってごちゃごちゃしたサッカーをする,というのがこれまでの岡田ジャパンの試合を見た感想だ.ボールが大きく動かないので躍動感に欠け,見ている方にはあまり面白くない試合が続いている.どうしてもオシムジャパンと比較してしまうのだが,「人もボールも動く」を目指した方向性と相容れない戦術だ.これでは「日本人の特性(=敏捷性,規律の高さとインテリジェンス)を生かすサッカー」だったオシムジャパン--その哲学は基本的に支持されていたと思うのだが--その遺産は放棄され,むしろ「結局は個人の能力である」となり,ジーコジャパンに戻ってしまう.ドイツワールドカップで否定された日本代表の過ちが繰り返されるのであろうか.
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by hiroi22 | 2008-02-24 12:58 | じっと思う

ブルーレイだってもったいない

 次世代DVD規格の一つであるHD DVD事業から東芝が撤退することになりそうだというのが話題になっている.この結果,もう一つの規格であるブルーレイが次世代DVDの標準となるのはほぼ確実だろう.
 市場のシェアではブルーレイが現状で優位を占めているというのが東芝撤退の主な原因とされる.これは,国内では例の矢沢永吉の「ブルーレイディスクじゃないともったいない」というSONYのCMがインパクトを与え,特に年末商戦で消費者の購買意欲を牽引したのが大きいと個人的には思っている.しかし,僕に言わせれば「ブルーレイだってもったいない」のである.理由は簡単である.悪名高い「コピーワンス」のためである.
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 パソコンのHDに保存してある写真をDVDなりCDに保存することがある.しかし,多くの人はその写真を見るためにいちいちDVDやCDをパソコンに入れて使うことはあるまい.そういうことは皆無とは言わないが,そんな面倒なことはせずに,出来るだけ普段使うHDの中に残しておいて,それを見るのが簡単だろう.つまりこれらのディスクはバックアップ用として使っている場合がほとんどなのだ.では,ブルーレイディスクはどうか.これは少なくともデジタル放送の録画ということに関してはバックアップ用としてはまったく役に立たない.そう,日本独自のアホな規格「コピーワンス」のおかげで.デジタル放送をHDに録画した後,DVDやブルーレイディスクに保存した瞬間にHDの中のその番組は消えてしまうからである.さらに,こうして記録したDVDの中の映像は今のところパソコンでは再生出来ない.とにかく,利用者にとってはこれでもかというくらいの不便な仕様なのだ.ブルーレイにしろHD DVDにしろハイビジョンなどのデジタル放送の録画には優れた規格だと思うが,日本独自の愚かで無様な仕様がその能力をフルに生かせないようになっているのだ.だから僕は「ブルーレイだってもったいない」と思うのだ.
 現在僕はHD レコーダーでTV番組は録画している.その中の一部はDVDに保存しているし,昔保存したビデオ録画もせっせとHDに入れてDVDに焼いている.しかし,こうして大量に作ったDVDはどれだけ見ているかといえば「ほとんど再生していない」である.
 整理が悪い&自分がものぐさのせいもあるが,目的のディスクを探してプレイヤーに挿入してTVに映し出すまでの操作が面倒なのである.一方,HDに入っている映像ならばリモコン一つで見られる.この差を認識してしまうと,手間がかかる方はどうしてもおっくうになってしまう.だから,どんなにブルーレイの利点を強調してもらっても,コピーしたら元の番組が消えてしまうようでは,まったく魅力を感じないのだ.むしろ内蔵HDの容量を気にしてしまう.
 こう考えると番組のネット配信やAppleがアメリカで始めている映画などのネットでのレンタルというのが現実味を増してくる.しかし,まー 実際のところそんなにテレビや映画は見ないんだけどね.
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by hiroi22 | 2008-02-17 14:48 | ずっと思う

聖徳太子--知らなかったのは私だけ?

 以前にも書いたのだけれど,僕の高校時代の日本史の先生はなかなかユニークだった.とにかく授業では,ことあるごとに“常識”を木っ端微塵にしてくれるのだった.曰く,
「吉田松陰?あいつはトンデモナイやつで・・・」
「堺の仁徳天皇陵?あれはウソ.あそこには何もありません.」
「水戸光圀?あいつは不良.」
「邪馬台国なんてありません.魏志倭人伝は白髪三千畳の中国人の書いた大法螺.信用したらあきません.」
等々.歴史上の有名人,偉人をバッサリ切ってくれるので,悪童どもは授業そっちのけで大喝采.その先生自身,高校教師ながらも考古学者として当時から有名で,のちにある大学の教授として迎えられるほどの実力の持ち主だったので,聞き耳を立てていたわれわれ生徒もそれなりの信憑性を感じていた.おかげで世の中の既成概念を無批判に丸ごと受入れるなどという姿勢から脱却出来たと思っている.彼にとって,むろん”万世一系”の天皇制とて容赦はなかった.
 こういった懐かしい日本史の授業の雰囲気を思い出させてくれたのが,昨日の中日新聞の社説だ.
書き換わる聖徳太子像 週のはじめに考える
ちょっと引用してみよう.
 実在から非実在へ、聖徳太子像が大きく書き換えられようとしています。戦後歴史学がたどりついた成果とも、真実追究の学問がもつ非情さともいえるでしょうか。
 聖徳太子を知らない日本人はまずいません。教科書風にいえば、六世紀末から七世紀前半の飛鳥時代、日本の伝統精神に仏教や儒教の外来思想を身につけ、日本の国力と文化を飛躍的に高め世界の先進国入りさせていった皇太子です。
 「和を以て貴しと為す」との教えや貧しい者への優しい眼差(まなざ)し、太子の言葉とされる「世間虚仮(せけんこけ)唯仏是真(ゆいぶつぜしん)」の無常観などは、いまも人の心にしみて揺さぶります。
 常識になった非実在
 もっとも、一時に八人の訴えを聞いて誤りなく裁いたことから、八耳皇子(やつみみのみこ)と呼ばれたとの伝承や生まれたときから言葉を話し高僧の悟りに達していたとの伝説、その未来予知能力や中国の高僧の生まれ変わりで、最澄は玄孫などの輪廻(りんね)転生の説話などには訝(いぶか)しさを感じさせるものではありました。
 誇張や粉飾があったにしても、実在と非実在では話の次元が全く違ってしまいます。ところが、積み重ねられた近代の実証的歴史学の結論は「聖徳太子はいなかった」で、どうやら決定的らしいのです。
 びっくりした.聖徳太子はいなかったというのだ.太子の有名な業績についても次々と否定されているらしい.
 このうち十七条憲法については、既に江戸後期の考証学者が太子作ではないと断定し、戦前に津田左右吉博士が内容、文体、使用言語から書紀編集者たちの創作などと結論、早大を追われたのは有名です。
 三経義疏は仏教の注釈書で太子自筆とされる法華義疏も現存しますが、これらも敦煌学権威の藤枝晃京大教授によって六世紀の中国製であることが論証されてしまったのです。
 世に知られた法隆寺の釈迦(しゃか)三尊像や薬師如来像、中宮寺の天寿(てんじゅ)国●帳(こくしゅうちょう)も、その光背の銘文研究や使用されている暦の検証から太子の時代より後世の作であることが明らかになってきました。(●は繍の旧字 )
うむむ、これは一体どういうことなんだろう....ここでは日本書紀にその原因があると指摘している.
 大変革の時代の日本書紀の任務は誕生した天皇の歴史的正統性と権威の構築です。それが、高天原-天孫降臨-神武天皇-現天皇と連なる万世一系の思想と論理、中国皇帝にも比肩できる聖天子・聖徳太子の権威の創作、書紀は政治的意図が込められた歴史書でした。
 大山教授の指摘や論考は、歴史学者として踏み込んだものですが、隋書倭国伝との比較などから「用明、崇峻、推古の三人は大王(天皇)でなかったのではないか」「大王位にあったのは蘇我馬子」などの考も示しています。「日本書紀の虚構を指摘するだけでは歴史学に値せず、真実を提示する責任」(「日本書紀の構想」)からで、日本書紀との対決と挑戦が期待されます。
なるほど,天皇制を権威づけるためのでっち上げが濃厚というわけか・・・ これに便乗するわけではないが,日本書紀を信じるのは確かにおかしい.普通に考えれば,当時の権力者にとって都合のいいテキトーな嘘が散りばめられているはずだ.で,この社説の結論はこうだ.
 千年を超えた執念
 日本書紀が展開した思想と論理は千三百年の現実を生き現代に引き継がれました。憲法と皇室典範は「皇位は世襲」で「皇統に属する男系の男子がこれを継承する」と定めています。
 しかし、万世一系は子孫を皇位にと願う持統天皇のあくなき執念と藤原不比等の構想によって成り、その父系原理も日本古来のものとはいえないようです。建国記念の日に永遠であるかのような日本の原理の由来と未来を探ってみるのも。
ふむ,世が世ならば不敬罪にあたる思い切ったことを書くね,中日新聞も.でも,冒頭の高校時代の恩師もきっと同じ意見だろう.
 聖徳太子不在説は知らないわけではなかったが,正直に言って,おかしな学者の空想と思っていた.知らなかったなあ〜!実は昨年法隆寺を訪れて見学したのだが,まんまと坊主にだまされたのか!
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by hiroi22 | 2008-02-11 22:46 | じっと思う

人間関係は難しいんだけど

 今日は個人的日記風.
 職場のアルバイトの女性が突然退職した.昨年10月から働いていたのだから,半年も勤めていないことになる.原因は”人間関係”.かかわっていたのが女性中心の職場だったのだが,そこの同じ仕事仲間とそりが合わなかったようだ.何でも一人の同僚と「激しい口喧嘩」を起こしたらしい.その同僚というのも同じアルバイトの女性であるが勤務歴はかなり長い人だ.たぶん,本人としてはもうこんな人とやってられないと思ったのだろう.ともかくも突然の退職願であったため,彼女の上司にあたる人が翻意を試みようとしたのだが,本人が興奮状態でとてもお話にならなかったらしい.彼女たちの間にどんないざこざがあったのか知る由もない.まあ,知ったとしても理解は出来なかったと思われる.
 いかなる理由があったにせよ,現在やりかけの仕事を放り出して退職するとは少しばかり見識を疑う.アルバイトであっても,責任感というものをどうとらえていたのだろうかと思う.採用の際の見極めが足りなかったと言えばそうかも知れないが,想定外の常識はずれな人だったとも言える.
 実は,今回ほど極端ではないにしろ,私の周りでは昨今この手のトラブルが目立っている.とりわけ女性中心の職場,特にアルバイトが多いところで起こりがちだと思う.男の多い職場はそれはそれで問題が多いことは承知しているが,女性の場合,今回のように難しい,理解出来ないデリカシーが元でトラブルが生じる場合がある.おじさんはお手上げである.こんなことを書くと反感を買うのは分かっているけど,「女子と小人は扱いがたし」って実感してしまうのである・・・・
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by hiroi22 | 2008-02-10 20:39 | ずっと思う

利権が一つだけ発覚しました

 日本の人口は1億余り.その日本人一人一人から1円をかすめ取ることができれば,1億円を手にすることができる.しかも,一人1円ではうまくいけば誰も気にしないかも知れない.おおかたの「利権」の構造とは結局こういうことなんだろうと思う.国民の税金を流用するのに曲がりなりにも理由を付けるという以外は.
 またまた,分かりやすい,しかし重大なことが明らかになった.
<道路整備特会>国交省すべて随意契約 51件25億円
 ガソリン税など道路特定財源が主に投入されている道路整備特別会計を原資として国土交通省本省が06年度、所管する独立行政法人と公益法人(社団、財団)に発注した500万円以上の事業、全51件はすべて入札を経ない随意契約だったことが分かった。これらの団体には同省を含め中央省庁OBが天下りし、総数は200人を超える。道路予算で身内を優遇する姿が明らかになった。

 会計法は100万円前後の少額事業にのみ随意契約を認めている。それを超える場合は一般競争入札が原則。緊急を要する場合や特殊な業務の場合は随意契約が許されるが、発注者側が意図的に業者を選定できるため不透明として批判が強い。
(中略)
法政大の五十嵐敬喜教授(公共事業論)は「特殊業務との言い訳は通用しない。道路特定財源は『地方のための予算』などと言いながら、実際は天下り先を優遇するために使われていることを表している。中央官僚が利権化してきたといえる」と話している。【日下部聡、高橋昌紀】
 なるほど,道路特定財源で集めた税金を国土交通省の息のかかったところに発注するわけか.なかなか分かりやすい利権構造である.しかも随意契約である.事業にかかる経費がどこまで適正であったか知れたものではない.いやいや,常識的に考えて相当水増しがおこなわれていたことだろう.水増しして支払われた代金=税金は官僚OBの懐に消えたわけである.ははは,税金をかすめ取られた側は単純過ぎて涙も出ない.確かに,こんなうまい話が出来る道路特定財源だ,一般財源化して自分たちの手の届かぬところへいってしまっては困るだろうよ.彼らがなり振り構わず守ろうとするのも理解出来るというものである.
 さて,これで官僚の方の利権の一つが明らかになった.それならば族議員の利権もドンドン出してもらわないと不公平というものだろう.族議員が日頃お世話になっている官僚の皆様の利権を守るためだけに奮闘努力しているなんて,そんなおめでたい話もあるまいに.
 もううんざりである.こんないいい加減な体制があり,その一方で貧困とも言うべき福祉や教育政策が続いている.僕は民主党の政策にもろ手を上げて賛成しているわけではないが,民主党政権でも何でもよいから,ともかくこのボンクラと不正が跋扈する状況は一度ひっくり返すべきなのだ.そう思う.

 ところで,この分かりやすい利権のことを明らかにしてくれたのは,またまた民主党の長妻議員である.鋭い,実に鋭いと言わなければならない.さぞかし追及を受ける方にとっては恐い相手と想像される.そのためこんなアホなことも起こるようだ.
<議事録削除>長妻議員の与党批判、厚労委長が職権で勝手に
 民主党の長妻昭氏は8日の衆院予算委員会で、昨年10月の衆院厚生労働委員会で与党を批判した自身の発言が、茂木敏充厚労委員長(自民)の職権で、長妻氏の了解なく議事録から削除されていたことを明らかにした。議事録削除は通常、委員会の理事の合意を受けて行われており、職権での削除は異例。

 衆院委員部によると、長妻氏は昨年10月24日の厚労委で「与党というものは一度でも(政府の)不祥事を追及したことがあるのか」と発言。委員会後の理事会で与党側が議事録削除を求めたが折り合わず、茂木氏は1月15日、委員長職権で発言を削除した。

 この日の予算委で長妻氏は「理事会の合意もなく強制的に自民党の委員長が(発言を)削除する。今は戦前ですか」と激しく批判した。民主党は1月18日、茂木氏に抗議文を送っている。【葛西大博】
 まったく,委員会の討論の一部を議長が勝手に削除するとは無茶苦茶もいいところだ.この茂木敏充厚労委員長という人の頭の中はどうなっているんだ?
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by hiroi22 | 2008-02-08 23:58 | じっと思う

ギョーザより道路

 こんな表現をすると顰蹙を買うかもしれないが,中国ギョーザ事件はなかなかミステリアスだ。毎日なにがしかの「謎の報告」が明らかになる。しかし,忘れてはいけないのは例の道路特定財源問題だ。こちらは真面目に考えると血圧が上がるような事態になっている。
<参院予算委>道路特定財源の使途などで必死の防戦 政府
道路財源でマッサージチェア23台 国交省が職員娯楽用
 一昔の話だが,まだ「道路特定財源」が聖域で犯すべかざるとき,ある討論番組で一人の政治家が「道路特定財源のことを変えようとすると,血が流れる」と口を滑らせたことがあった。これを聞いて腰を抜かさんばかりに驚くとともに,「道路利権」なる者の大きさと深さを感じたのだった。
 国土交通省や道路族の議員がどんなに抗弁しようと,道路整備のための税金が適切に使われてきたなどとは誰も信じない。早い話,毎年年度末近くになると,用もない道路を掘り返す道路工事が長年行なわれてきたではないか。予算消化のために無駄な工事をしていたのは明らかだ。こういう実績がありながら,今更何を言っても信用しないもんね。
 国土交通省の中期計画では道路整備に59兆円が必要なそうな。だから「道路特定財源はびた一文余りません」と言っているそうな。んなもん,だあれも信用せんかんね。ここは野党の皆さん,ビシビシ追及しておくんなまし。
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by hiroi22 | 2008-02-06 00:42 | ずっと思う

まだ何も言えない中国ギョーザ事件

 太平洋戦争も敗色が濃くなった昭和19年、台湾沖航空戦というものがあった.当時台湾にあった日本軍の航空基地からアメリカの機動部隊に攻撃を仕掛けたというものだったが,その攻撃の帰還機からは大戦果が次々と報告され,大本営は色めき立ったという.この大戦果によればアメリカ機動部隊は壊滅的な打撃を受けたことになり,天皇からこの攻撃に対して賞賛の言葉まで出たらしいから,当時ウソで固めた「大本営発表」とは違う本物の大戦果があったと軍首脳部の誰もが思ったようだ.ところが実際はまるで違っていたのだ.壊滅的打撃を受けたのは日本の航空兵力の方で,アメリカ機動部隊こそ軽微な被害だったのだ.
 こういう見込み違いはその後の日本の敗色をよりいっそう濃くした.なにしろ,もういないと思っていたアメリカ機動部隊が健在だったのだから.大丈夫と思ってノコノコ出かけていって,取り返しがつかない敗北で完膚なきまでやられてしまったのだ.この台湾沖航空戦の「大戦果」がどうして報告されたのか,現在でも諸説があるようであるが,とにかくこの虚偽の「大戦果」のおかげで日本軍の計算の全てが大きく狂ってしまったことは確かである.
 なぜこんな前ふりをしたか.それはいい加減な数字や報告は真相を隠すということを再確認したかったのである.問題にしたいのは例の中国ギョーザ事件である.ここで気になったのは,
厚生労働省は3日、中国産冷凍食品による健康被害が疑われる発生報告は、同日午後3時現在で、前日の集計より273人多い1242人に上ると発表した。
というニュースである.今日のNHKのニュースでも事件のニュースの中で取り上げられていた.他のニュースソースではもっと大きな数字を報道している所もある.
 数字が一人歩きしている.そんな印象を持った.実際に厚生労働省の調査では有機リン系中毒とされた例はなかったという報告だったのだから,結果的には今回の事件とは無関係と結論づけているものだ.この数字をむやみやたらと印象づけるような報道は風評被害を煽っているのではないかと勘ぐってしまう.また,信頼性のない数字にとらわれることはこの事件そのものの見方を誤らせる.

 この事件が最初に報道され,中国野菜の残留農薬による被害と思われていた時は,「さもありなん」と思っていた.僕自身が以前中国に滞在した時に,中国での衛生観念のなさに辟易した経験があったからだ.しかし,その残留農薬説が消え,中国の工場の設備に関する報道を見ていると考えが変わった.これはまだ何も確かなことは結論づけられない.兵庫県で売られていたパッケージで小さな穴が発見され,どうも毒物がそこから注入されたらしいという疑いがある.それならば,工場で袋詰めされるまでの工程はシロということになる.実際に中国の工場の設備はその考えを支持するものだ.ならば,毒物の注入は完成品の出荷から消費者の口に入るまでとなる.むろん,日本で注入された可能性だってあるのだ.メタミドホスは日本で流通しないという「専門家」の意見も聞くが,さてその話をどこまで信用出来るか?

 関連したこととして,この事件の初期のNHKの9時のニュース,特に中国食品の危険性を報道する女性キャスターの過度とも思える深刻な表情が忘れられない.突然の事件で安全な対応を強調するのは分かるが「中国の食品は危険」一辺倒の内容をくどくどとやっていた.他にもニュースがあるだろうに,なぜこんなに長時間同じような内容を報道する必要があるのだと思っていた.まさか会長が変わったせいでもあるまいが,当初とは事件の風向きが幾分変わってきた状況で,あの報道姿勢をどう総括するんだろう.万が一日本で行なわれた犯罪ということだったら一体どう責任を取るのだろう.落ち着いて考えてみれば,事件発生当初はあらゆる可能性があったはずだ.それを中国野菜=危険という刷り込みで判断したことは,この事件の結末がどうであれ,反省すべきだろう.これは自分自身も含めてである.
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by hiroi22 | 2008-02-03 22:38 | じっと思う

信念なき人々

 解散が決まった「教育再生会議」の最終報告、もうどうでもよい話なので気にも留めなかったのだが、「世界の片隅でニュースを読む」さんのblogを読んでずっこけた。ちょっと引用してみよう。
 全文を読み始めてまず笑ってしまったのは、冒頭で唐突に「生活者重視」というフレーズが登場することで、これは言うまでもなく福田首相の施政方針に沿ったものだが、図らずも報告の政治性を証明してしまった。もし安倍政権が続いていたら、間違いなく「美しい国」というフレーズを強調していたはずだ。
つまり、安倍政権では「美しい国」、福田政権では「生活者重視」と謳うわけである。メンバーが同じの「教育再生会議」がである。「世界の片隅でニュースを読む」さんはこれを「政治性の証明」と断じているが、僕に言わせればそんな高等なものでも何でもない、単に「自分たちの主張に信念を持っていないだけ」なのだと思う。
 このblogでは度々「教育再生会議」の批判をしてきた。その矛先は彼らの考え方であり主張である。しかし、彼ら自身の考え方をすること、主張すること自体には何の問題もないと思っている。個々人にはそれぞれの違った考え方がある。それは当然だからだ。しかし、上の最終報告のような、安倍内閣で美しい国、福田内閣では生活者重視を宣う、とは一体どういうことなんだ?何という節操のなさ.....まるで自分たちの主張に信念を持っていないのだろう。これほどまでとは思わなかった。

 呆れた信念なき人々をもう一つ。先日、日教組の教研集会の会場として予定されていたホテル、グランドプリンスホテル新高輪が、右翼の街宣活動に恐れをなして、裁判所の仮処分さえにも反して使用を拒否した。このことはblogを始め、いろいろな所で問題視されているのでここではあえて論じない。ここで批判するのは、使用拒否を”勝ち取った”右翼の方である。朝日新聞には、右翼幹部のコメントとして
「我々が迷惑であるという理由で貸すのを断念したとしても、それはそれで結果が出たと考える。」
というのが紹介されていた。要するに結果オーライだというのである。
 「人に迷惑をかけて自分たちのやりたいようにした。」よくまあ、こんなことを臆面もなく言えるものだと思う。これはもうヤクザそのものである。用心棒代と称する上納金を収めるのを拒否した商売人に対して、いろいろな形で嫌がらせをして商売の邪魔をするというのと同じことだ。自分たちの主義主張に信念など持っていないことを自ら告白したようなものだ。なるほど、右翼暴力団とはよく言ったものである。
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by hiroi22 | 2008-02-02 23:23 | ずっと思う

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