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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない

 最近、「学歴なんか関係ないよ」とは、私にとって本音でもあり建前でもあるなぁと思うようになっている。例えば、まわりに東大卒はたくさんいるけど、どうしようもない人間や、東大卒ということで変な意識を持っていてそれが逆にあだになっている人たちがいる。そういう意味では「学歴は関係ないよ」というのは本音である。一方、東大卒が故に優秀な人もいるわけで、そういう人はさすがに東大らしい徹底した優秀さを見せている。これが、京大となるとまた違った個性を見せているのであって、個性的で、人とは違ったユニークな働きや見方をする人が多いように思われる。だからタテマエとして「学歴なんか関係ないよ」とはいってみても、「学歴」あるいは出身大学というのは無視出来ないと思ったりしているのだ。
 こういう前振りで書くのは安倍首相のことだ。彼の出身大学は成蹊大学である。この大学は戦後の1949年に開校されたというから、当時雨後のタケノコのように設立され、駅弁大学と揶揄された大学群の一つといってよいだろう。私の意識の中では聞いたこともない三流大学のランクだ。名家の子息の大学としてはいささか格が落ちる。名門安倍家の「家柄」からすれば、東大とはいわないまでも、せめて早稲田か慶応あたりが順当だ。想像するに安倍青年はあんまり勉強はできなかったのだろう。
 安倍青年についての妄想はともかくとして、上に挙げた二つの見方でいえば、「成蹊大学でも結構」という前者の見方より、最近は後者の見方が強くなっている。もっとはっきり言えば、
この人は今まで物事をじっくり深く考えたり、論理的に考えたりする訓練を受けてこなかったんじゃないのか?やっぱり、若い頃には無駄に見えても思索に耽ったり、教養というものをつけておくことは必要なんだなぁ
と思っているのだ。右とか左とかの政治的なスタンスではない。それ以前のもっと基本的な部分を問題にしているのだ。今までもこのblogで「論功行賞人事」や「広義の強制云々」の馬鹿馬鹿しさを取り上げてきたが、それはよく考えると、こういったことは政治的な立場というよりもそれ以前の基本的な考え方の問題だということが分かる。今回の集団的自衛権についての有識者会議なるものにもそれが如実に現れている。
政府、有識者会議を設置 集団的自衛権行使、今秋に結論、
 安倍首相が、集団的自衛権について研究するための私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置したとのことだが、要するに狙いは“解釈改憲”。それも、今まで歴代の内閣がはっきりと憲法上認められないと明言してきた「集団的自衛権」を安倍内閣の個人的解釈で可能にしようというものだ。私にはもうこの姿勢だけで十分Cheatなのだが、さらにこの“有識者会議”なるもののメンバーがひどい。
【有識者会議のメンバー】 岩間陽子・政策研究大学院大学准教授(国際政治)▽岡崎久彦・元駐タイ大使▽葛西敬之・JR東海会長▽北岡伸一・東大院教授(日本政治外交史)▽坂元一哉・阪大院教授(国際政治)▽佐瀬昌盛・防衛大学校名誉教授(国際政治)▽佐藤謙・元防衛事務次官▽田中明彦・東大教授(国際政治)▽中西寛・京大教授(国際政治)▽西修・駒沢大教授(憲法)▽西元徹也・元防衛庁統合幕僚会議議長▽村瀬信也・上智大教授(国際法)▽柳井俊二・前駐米大使
安倍首相のお仲間が並び、しかも憲法に関わる問題でありながら、憲法学者が1人しかいない。
 朝日新聞の社説はいう;
13人のメンバーを見渡せば、集団的自衛権の行使容認に前向きな意見の持ち主ばかりがずらりと並ぶ。
(中略)
特定の考え方のメンバーだけを集め、わずか数カ月の議論で解釈変更をめざす。そんな強引で一方的なやり方がまかり通っていいはずがない。
つまり、初めからどんな結論が出るか決まっている”有識者”会議なのだ。こんなものに「研究」だとか「諮問」だとかいう言葉を恥ずかしげもなくよく使えるなと思う。この”有識者”会議は
やらせ質問で世間を呆れさせたタウンミーティングと同じ発想である。
 この”会議”が秋に何らかの結論を出せば、安倍首相は臆面もなく
有識者会議で議論された結果貴重な答申を頂きました
とでも言って解釈改憲に突き進むのだろう。しかし、こんなメンバーで”議論”されたものにいったいどんな権威・意味があるというのか。
 繰り返すが、これは右とか左とか言った政治的立場の問題ではない。正しい見方、あるいはよりよい方策を探る時の基本的なものの考え方の問題である。真理とかいったものに対する謙虚さの認識とも言える。残念ながら私には安倍首相にその大事なものが欠けているとしか考えられないのだ。
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by hiroi22 | 2007-04-28 23:06 | じっと思う

そして不信だけが残った

 従軍慰安婦問題について「広義の強制」だのという訳の分からない言葉を発して、アメリカでメディア、民主党ばかりか共和党の議員からも反発を食らった安倍首相が、このままで訪米したくないと思ったのだろう、CNNのインタビューで
「20世紀は数々の人権侵害が行われた時代で、日本も無関係ではなかった。慰安婦の方々に大変申し訳ないと思っている」
と述べている。少なくとも訪米中、公式の場で自分の「広義の強制云々」の話に突っ込まれないよう、この話に一応の終止符を打ちたかったと思われる。その思惑はともかくとして、この問題については結局、(「元々信用してたのか?」という突っ込みは置いといて)安倍晋三への不信感のみが残る。
 思い起こしてみよう、彼が国会で
広義の強制はあったが、狭義の強制は疑わしい
と述べるやすぐに国内外で強い反発があった。このことは前にも書いた。すると途端に
誤解をさらに広げるので、もう言わない
と発言したのである。要するに「逃げ」に出たのだ。この態度の浅はかさ・情けなさについても前に書いた。しかし、この「逃げ」の姿勢にもかかわらず、その後も話は収まるはずもなく--本人はシラを切って無視していたが--ワシントンポストで酷評されたり、来日する共和党の保守系議員からさえも厳しい批判のコメントをうけていたのだ。その経過を受けての今回の発言である。
 私は思うのである、彼が「広義の強制云々」発言のあと、認識を改めて心の底から今回の発言をしたのだろうか?、と。もしそうであれば、訪米に際して、その心情を吐露するのも悪くはあるまい。しかし、残念ながらそうは思わない。今回の発言は、ただ単に訪米をつつがなく終わらせるための方便だと思うのだ。だから私には不信感しか残らない。

 ただし、安倍首相の訪米が思惑通り「慰安婦問題」抜きに済むかどうかは不透明だろう。冒頭のCNNのインタビュー後も、昨日のInternational Herald Tribuneでは、
New anger over Japan sex slaves
という記事を一面に掲げ、オランダで慰安婦支援をしている民間団体の女性の
I was furious and astounded by Abe's denial.
なる発言を紹介している。この問題についての訪米時のデモも予定されているようだし、自ら蒔いた種とはいえ、一悶着はありそうである。
 しかし、今回のことで安倍首相が、自らの史観がいかに国際社会で受入れられないかを認識してくれれば、それは十分価値あるものになる。更に言えば、こういう史観は国際社会の反発を招くだけではなく、国際社会における日本の地位をも貶めるものなのだ。この意味から「右翼自虐史観」と名付けるにふさわしい。
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by hiroi22 | 2007-04-27 00:05 | じっと思う

Wiiがやってきたのでした

 ここ数日風邪で具合が良くなかったのだが、昨日あたりから回復してきた。そんな折に都合良く(?)Wiiが到着。病み上がりにもかかわらず、さっそく箱から出して設定から何からして遊んでしまった(私は機械好き)。
 Wiiはゲーム機だから「設定」とは何ぞやと思われるかも知れないが、Wiiはインターネット接続、それも無線LANで接続出来るのだ。すばらしい。私のところは以前書いたように新AirMacを導入して、まことに快適な無線LAN環境にある。この無線LANにWiiを参加させない手はないのである。「設定」とはこのネットワーク設定である。
 で、肝心のその「設定」だが、ワイアレスネットワークは暗号化されているので、そのパスワードを入力するだけで、これがあっさりつながってしまったのだ。そうするとWiiにあらかじめ入っているインターネットのチャンネル、お天気・ニュース・ショッピング、が利用出来る。「お天気・ニュース・ショッピング」なんぞは地味なものでつまらん!と思われるかも知れないが、この「ショッピング」というものが実は曲者だったのである。
 普通インターネットのショッピングというと、何かの商品をクレジットカードなりで決済するもの、つまりカタログショッピングのネット版ということになるが、今のところWiiの「ショッピングチャンネル」は「ダウンロードチャンネル」なのである。つまり、Wiiで使えるソフトウェアをダウンロードするためのものなのだ。それでもお金を使うことには変わりがないのかというと、必ずしもそうではないのだ。無料でダウンロード出来るものが2つ用意されているである。しかも大変有用である。1つは「みんなで投票チャンネル」。まあ、アンケートで遊びましょ、というものだろう。これはまだ使用していない。もう一つは、「インターネットチャンネル」。ややこしい名前だが、要するにブラウザーなのである。この「インターネットチャンネル」は今のところ無料である。以下のような説明がある;
2007年6月末まで無料でダウンロードでき、その後は有料(500Wiiポイント)となりますが、無料期間中にダウンロードされたお客様はその後も無料でご利用いただけます。
つまり、今年の6月末までにWiiを購入してダウンロードしなければ、500Wiiポイント=500円かかりますがそれ以前なら無料です、というわけである。大した額ではないけれど、得した気分である。d0007533_172755.jpg このブラウザーはOperaベースのブラウザーだというが、まあ何でもよろしい、とにかくWiiのおかげでTVでインターネットの閲覧が可能になったのだ。このblogもWiiから投稿するかも知れない(ウソウソ)。ただし、TV画面ではホームページの文字が、解像度の関係からか、にじんだ感じになる。また、Wiiのリモンコンでの文字入力は快適とは言い難い。しかしまあ、TVであんまり複雑なことをする気もないし、ネットサーフィン程度ならば「お気に入り」にURLを登録しておけばリモコン操作で快適に出来る。
 お金を使うダウンロードは、過去の様々なプラットフォームのゲームソフトが用意されている。ファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンのソフトがある。これらをWiiにダウンロードして使うのである。もちろんゲームカセットはいらない。値段は500〜900円程度のようだ。
 Wiiには初めからソフトが二つインストール(この言葉をゲーム機に使うのには違和感があるが)されている。TVのCMでさんまと松岡修造がやっている似顔絵ソフトと写真閲覧ソフト--これはSDメモリーカード対応--である。今まではゲーム機は遊ぶソフトがなければただの箱であったが、Wiiはインターネットとプレインストールのソフトのおかげで何にもなくてもテキトーに遊べてしまうのだ。任天堂もなかなかやる。
 肝心のWiiのゲームはどうなのかだが、いい年をしたおじさんがゲームを語るべきでもあるまいと思うし、実際まだあんまりやってないのです。
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by hiroi22 | 2007-04-23 17:34

受験産業はウハウハじゃない?

 「学力調査」なるものに反対ではないです。必要とあらば、教育効果を計る資料にはなりますし。ただしそれが全てでないことも当然で、教育効果を知るためのOne of themとしては理解出来ます。で、その「学力調査」が裁判沙汰になっているというのです。
<学力テスト>違憲違法と差し止め申請 京都の児童生徒ら
 小学6年生と中学3年生を対象に24日実施される全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は「プライバシー権を侵害し、家庭教育への国家の不当な介入で違憲違法」として、京都市と京都府京田辺市の市立小、中学校の児童生徒計9人が16日、各市を相手に実施差し止めを求める仮処分を京都地裁に申し立てた。同テストを巡る法的訴えは全国初という。
小中学生が原告かい?と突っ込みたくなるが、次のくだりを読んで「何!?」
 同テストは学校ごとに行われ、「教科調査」と、生活習慣や学習環境を聞く「質問紙調査」の2種類。いずれもクラス・出席番号を記入させ、小学校では氏名(例外規定あり)も書かせる。問題の発送・回収や採点、学校などへの結果提供を、小学校はベネッセコーポレーション(岡山市)、中学校はNTTデータ(東京都)が担当する。
ベネッセコーポレーションというのは、あの「進研ゼミ」の会社だろう?そして、この「学力調査」は文科省がおこなうものであるから、当然
税金を使っておこなわれるのだろう?
そして記事にあるように
いずれもクラス・出席番号を記入させ、小学校では氏名(例外規定あり)も書かせる。
とある。なんだぁ、これは?要するに
われわれの税金を使って受験産業を儲けさせるばかりか、彼らに生徒たちの成績の情報まで与える
ということなんじゃない!もう彼らにしてみれば
ウハウハじゃん!文科省さまさま

小中学生の「学力テスト」が受験産業でなければ出来ないなんてことはない。断じてない。いったいこんなこと誰が決めたのか?そのベネッセコーポレーションに依頼することをどういう理由で決めたのか?その決めた人物はベネッセコーポレーションと利害関係がないのか?

あ、それから「このテストの個人情報は守られる」なんてノー天気なことは信じませんからね、ワタクシ。これが守られるような社会であれば「耐震偽装」も「原発の事故隠し」も起きていませんから。ハイ。

も一つついでに、この記事に対して原告にいちゃもんをつけるblogも予想どおりあります。原告の言い分を読んで反対するならともかく、
「お上に対してたてつく奴らは許さん」
としか読めないようなものばかり。権力者には甘いお方が多いことです。そういう人に限って「公務員はけしからん」という話題になると目の色を変える人なのよのぉ。こういうことを決めているのもお役人=公務員なんですけど。
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by hiroi22 | 2007-04-19 22:24 | じっと思う

暴力団は卑怯卑劣

 丸腰の人を背後から銃で撃つ。これは卑怯・卑劣な行為だ。どんなに口汚く罵ってもまだ足りない。言論を暴力で圧殺しようとする。これもまったく野蛮な行為で、卑劣だ。
 私は去年の8月、加藤紘一議員の実家を放火した右翼に対して、
 日本では「右翼」というと、少しは「男らしい」とか「潔い」とかいうイメージを自ら振りかざしているような輩が多いけれども、実態はとんでもないのですね、これが。
断じた。これをもう一度ヤクザに対して繰り返そう。
 丸腰の相手に対して自分は拳銃を持って、しかも背後から攻撃する。これを私の基準では
卑怯・卑劣
といいます。日本では「ヤクザ」というと、少しは「任侠」とか「男らしい」とかいうイメージを自ら振りかざしているような輩が多いけれども、実態はとんでもないのですね、これが。
 それにしても、この事件直後の安倍首相の白けたコメントはなんだ?
捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む
事の重大性、深刻さがまるでわかっていないんじゃないのか?それとも意図的なのだろうか...
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by hiroi22 | 2007-04-18 23:31 | ずっと思う

今更ながらのiLifeと.Mac

 「このblogのAppleネタはつまんな〜い」とお叱りをうけたりするんですけど、書きます。(^_^;
 アメリカのAppleのサイトでGet a Macという一連のCMを見ることができます。最近のが"Stuffed"と題したこれ(↓)。
d0007533_13523568.jpg

左のおじさんがPC役で、ご覧の通り「役に立たないお試しソフト類がハードディスクに詰まっていて、簡単に身動き出来ない」体になっています。右のMacintosh役の青年は「MacintoshもiTunes、iPhotoとかのiLifeがはいっている」と言っています。CMなんでかなり誇張されていますが、うちの親の富士通のノートPCには、確かに色んなソフトが入っているようです。でも、まったく使っていません。というより、あんなにたくさんあっても使わんだろ、と思います。そういうことから考えると、iLifeのパッケージはよく出来ています。音楽、写真、映像、ホームページに関する必要なソフトが一通り揃っていて、さらにそれらの連携が大変よいのです。
 この連携に.Macが加われば、さらに強力になります。私は最近知人のために、先日の沖縄旅行の写真集をホームページに公開しました。やったことは、iPhotoで編集・管理したフォトアルバムをiWebでホームページにして、.Macに公開しただけです。「だけです。」と書いたのは本当に「だけです」だったからです。つまり、インターネットに関する煩わしいことを考えて作業をしなくてすんでいるのです。しかもスライドショーもある見栄えのよいフォトアルバムが出来ます。もちろん、完成後の写真の配置替え、削除、追加も簡単です。これとは別に、iPhotoのPhotocastにすればRSSで配信してくれますので、自分のiPhotoでの変更は何にもしなくても即座に反映されます。
 世の中にWeb上でフォトアルバムを公開する道具やサイトは山ほどありますが、私の知る限り、写真の削除や追加などの作業が煩雑だったり、全体の見栄え・出来映えが今ひとつのものが多いように思います。そういう意味では、この「ステップ」というCM(↓)は正しいのです。
d0007533_14385996.jpg

 .Macを使って便利だと最近感じたのは「同期」機能です。私は職場と自宅でMacintoshを使っていますが、例えばホームページのブックマークを職場のSafariに登録しておくと、自宅のSafariのブックマークに自動的に登録されています。このブックマークは.Macに保管されているので、出張などで人のPCでFirefoxなどを使っていても、自分の.Macにアクセスして自分のブックマークを見ることができます。つまり、どこにいても同じ環境を実現することが出来るのです。

 う〜む、読み返してみるとAppleの宣伝みたいな今回の記事になってしまいました。これじゃまた、「つまんないので読まずにスルーしました」と言われそうですが、blogは自分の「備忘録」というスタンスですからいいでしょう。
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by hiroi22 | 2007-04-15 15:44 | Macintosh

これで「反日」とは狭量な---ユンソナ発言

 私はユンソナが好きです。初めて彼女をテレビで見た時、一目で惚れました。美人だけれどもとても親しみやすい印象でした。チェ・ジュウよりも数段上です。そして何となく「いい娘(こ)だなあ」と思ってました。だけどまあ、ファンと言えるほど執着心もなく、テレビで見かけると鼻の下を伸ばして見ていた程度ですが。そんな私の気持ちは置いておいても、この記事の書きっぷりにはカチンと来ました。
ユンソナ「豹変発言」の真相 もともと日本が嫌いだった?
と題する記事で、
タレントのユンソナさんがソウル市内で開いた記者会見で、「歪曲された日本の歴史教育に傷つき苦しみました」などと話したことが報道され、ネット上ではこれを「反日発言」だとし、ガッカリしたというコメントが並んでいる。しかし、過去の報道を調べると、彼女が豹変したわけではなく、どうやら考えは一貫していたらしいのだ。
とまあただならぬ雰囲気を漂わせた書き出しです。しかし、少なくともこの記事に見られる彼女の発言を読んだ限りでは何を騒いでいるのかと思います。私の感想はこんな感じです。
「日本の番組に出演しながら文化的差をよく感じた。『私達は教科書で日帝時代や (慰安婦だった) お婆さんたちの胸が痛む話を皆聞いて育ったが、私と同じ年齢の日本の友達はよく分からない人が多い』と切なさを現わした」
その気持ちはわかる。日本の若い人たちは日本の過去を知らないから。
「日本で一番聞かれるのが『韓日戦になぜ韓国の人は熱狂的になるのか』です。歴史的な流れを知っていれば容易に理解できることなのに。『ただ日本に負けたくないだけなのではないか』と言われた時は悩み苦しんだんです」
「日本で働きながら韓国の大事,家族の大事さをもっとたくさん感じました」
なるほど、あなたは正直な人だと思います。しかし、もう一歩進んで日本の友達とこのことを突っ込んで話して欲しかった。
「朝日新聞」の02年2月9日の記事には、日本行きを決めた時の両親の反応について、

「娘の日本行きに反対しなかった。反日感情はあるけど、日本で成功したいと願う娘に『行くな』と言えなかったのでしょう」
と反日家庭であることを証言。さらに、

「祖母から従軍慰安婦の話を聞かされたことがある。『心が深く傷つき、結婚もできず、今でも病院に通っている人の話を聞いて泣いてしまいました』」
他人の不幸で涙を流せるやさしいいい娘です。やっぱり私の印象は正しかったと思います。逆に言えば、こういう話に心を動かされない人たちの人間性を私は軽蔑します。
「(日本に対し)怖い。過去の歴史もあるし重いイメージがあった。現在も、『ワリカン』など過度の遠慮にもどかしさを覚えることは多々ある」とコメントした。
それはそうでしょうね。それぞれの国で文化や習慣は違うから違和感を持つのは当たり前。私も中国に行った時は正直「何だかなぁ」と思いました。

とまあ、こんな感じである。彼女の発言はまったく自然な人間らしいものです。だから、
こうした一連の発言を、「週刊新潮」(07年4月5日号)、「週刊文春」(同)、「週刊ポスト」(同13日号)が相次いで取り上げた。「週刊ポスト」は「ユンソナが韓国でぶちまけた『反日発言』全部書く!」という見出しの記事で、
という記事の見出しはおかしいと思うのです。これが「反日」というのならば、まともな心情を持った人は皆「反日」となってしまいます。過去の誤りを指摘されたり、被害を受けた人たちがその気持ちを吐露したというだけで、自分に敵意を持っていると思い込むとはまったく狭量としか言いようがありません。ついでに;
「日本の番組で『君の国は貧しいからそうなんだろう』と、ひどいことをいわれ、その人は冗談だといったが、そのときとても頭にきたので放送中にすごく怒ったこともある。外国にいると愛国者になるのは当然」
いくら冗談でも、言っていいことと悪いことがあります。こんな発言を公共の電波に乗せたのは何処のどいつなんでしょう!名前がわかればそのタレントの番組はこれから見ないことにします。
 もう一つ、
もっとも、彼女の所属事務所は「週刊新潮」の取材に対し、

「日韓の橋渡しをしたいというのが、彼女の希望ですからね。日本が嫌いということはありません」
と、「反日」を否定している。
「日本が嫌いということはありません」という発言を私は信じます。それにともかくこれから理解を深めてゆけばよいのですから 「日韓の橋渡しをしたい」という彼女の希望はもっともでしょう。ですが、日本のTV局で、こんな記事が出てもなお彼女を出演させようという気骨のある局があるかなぁ。それにそんな局があったとしても、今度は彼女に対する陰険な嫌がらせが心配ですけどね。いるんですよねぇ、陰湿で卑怯な輩が。
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by hiroi22 | 2007-04-11 23:43 | じっと思う

Cheatということ(つづき)

 で、前回の冒頭にも書いた松岡大臣とか最近の原発にまつわる不正、プロ野球の裏金等々を見聞すると、日本人って結局cheatだし、cheatに対して甘いのではないかと思う。しかも、これらの不正をはたらいた人たちはいい年をしたおじさんたちなのだ。最近の若いものの話ではないのである。昔を振り返ってみても、真珠湾攻撃は宣戦布告をしなかった攻撃であり、結果的にだまし討ちとなってしまった。そして、このことがアメリカの日本に対する戦意高揚を促したのだ。当時の軍部の目論見としては、開戦と同時にアメリカの太平洋艦隊を壊滅しておけばアメリカの厭戦気分を呼ぶのではないかと期待していたようだが、まったく逆の結果を引き起こしてしまったというわけである。宣戦布告もせずにいきなり攻撃してきたということで、アメリカ世論が激高したのだ。ところが日本では当時はもちろんのこと、戦後でさえ両国のこの意識の差を認識しているとは思えない。だからcheatに対して甘いのではないかと思うのである。
 いつの頃からか、私はお役所の報告、原発の「環境に影響はない」という発表を信じなくなっていた。実際、今回の一連の騒ぎを見るとこういった不審の念も当然という気がする。しかし、これはまったくおかしな話で、一体どこの未開国のことなのかと言いたくなる。
 ところがこの「美しい国」に対して同じことを怒っている人はやっぱりいるもので、今朝の新聞の広告に「偽装国家」と題した本が載っていた。
ウソと建前で、この国は何を隠蔽しようとしているのか?その影で得をしているのは誰か。
と本のさわりにある。著者の勝谷誠彦というオッサンはちょっとあぶない感じの人だが、考え方はどうあれ、こんなに不正がまかり通る「美しい国」に怒らなければウソである。
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by hiroi22 | 2007-04-08 23:04 | ずっと思う

Cheatということ

 今朝の朝日新聞の社説に「恥を知る—日本の美徳はどこへ」という一文が載っていた。ちょうど一月前にこのblogで「恥の文化」も今は昔と書いたことと発想は同じだといってよい。そのときは例の柳沢大臣のことを批判したのだが、今日の社説では;
 「日本人の恒久不変の目標は名誉である」。外国人による優れた日本人論として読み継がれる「菊と刀」の一節だ。その著者ルース・ベネディクトがいまの日本を見たらどう思うだろう。

 巨額の光熱水費の使い道を「何とか還元水」と言ったまま開き直る松岡農林水産相。子供だましの言い訳をかばい続ける安倍首相。「これほど恥辱に鈍感な人たちが、誇り高い人々の子孫だろうか」と嘆息するに違いない。
とあの松岡大臣を槍玉に挙げている。この批判は尤もなのだが、ワタクシ的にはこの松岡大臣には「恥を知れ」という気にもならないのである。安倍内閣が発足した時にこういう風に書いた。
この内閣の閣僚の名前を見て、一番驚いたのは農林水産大臣に松岡利勝議員がなったことだ。この人、いわゆる「族議員」のシンボルみたいな人ではないのか。その彼を「利権の宝庫」ともいえる農林水産行政のトップに置いて、一体彼に何を期待しているのか?まったく安倍晋三氏は何を考えているのだろう。
私としては、このコメントが正鵠を突いていたと思っている。松岡大臣は何と言われようとも農林水産行政の族議員としての利権を守りたいのだと。

 で、話はガラッと変わるが、間もなく今シーズンの大リーグが開幕する。近頃は日本の選手の活躍のおかげで大リーグを真剣に見ることが多くなった。同じ野球でもかなり違うなあというのが正直な感想だけれど、その中で驚いたのは、大リーグでは
大差の試合の後半に、勝っているチームが盗塁をすることが許されない
という暗黙の了解があることだ。どうも「男らしくないプレー」だとか「ずるいプレー」だと見なされているらしい。大リーグで大差で勝っている試合の後半にもしも盗塁でもしようものなら、大ブーイングを受けるばかりか、次の試合に荒っぽいプレーの洗礼を受けるのも避けられないようである。これが日本ならば、
「大差の試合でも気を抜かずに隙あらば次の塁を狙う姿勢は素晴らしいですね。」
と解説者からお褒めの言葉の一つもいただくところだ。
 この例から推察するに、日本とアメリカでは野球のスタイルも違うがプレーする際のメンタリティーもかなり違うということだ。他にも、今では日本でも禁止されているようだが、二塁走者が塁をリードするふりをして、バッテリーのサインを盗むというものかつては普通におこなわれていた。これなども日本では頭脳プレーと言われていたが、大リーグではずるい、人を騙す(cheat)プレーということになる。
 日本では高校野球でも試合開始前と終わりには礼がある。礼で始まり礼で終わるというわけだ。そして「全力プレー」というのが礼賛される。逆に言えば、「礼儀正しく、全力プレー」でありさえすれば、ルールの範囲内で何をしても、たとえ相手の裏をかいても、相手の気に触ることをしてもさほど罪悪感がないようだ。先ほども書いたが、このようなプレーは逆に「頭脳プレー」ということになる場合が多いように思える。
 他方、アメリカンフットボールでは、勝っているチームが攻撃の時に積極的にプレーせずに時間だけを進ませて、そのまま試合を終わらせる作戦に出ることがある。今では日本もチームも当然のことのようにおこなっているが、一昔前は「最後まで全力プレーをせず卑怯だ」と非難されたこともあると聞く。
 つまり、こういったことを考えると日本では、「礼儀」と「全力プレー」がまず第一にあり、相手の裏をかくのがいけないという気持ちは薄いように感じる。「礼儀を欠く」あるいは「手を抜いたプレー」はあからさまに非難されるが、”頭脳プレー”はおとがめなしどころか逆に賞賛されることもある。これは何もスポーツに限ったことではなく、例えば巌流島の決闘で、定刻に大幅に遅れてやってきた宮本武蔵はあまり非難されない(私は十分卑怯だと思っているんだけど)。
(つづく)
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by hiroi22 | 2007-04-01 22:34 | ずっと思う

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