ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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大きなつづらと小さなつづら

 先月、中村紀洋選手が契約更改で、当時所属していたオリックスが提示した大幅減棒を蹴って自由契約選手になったとき、私は「舌切り雀」の童話を思い出していた。意地悪なおばあさんが雀のお宿を訪ね、そのおみやげに出された小さなつづらと大きなつづらで、選んだ大きなつづらには妖怪が詰まっていたというお話だ。
 中村紀洋選手は昨シーズン、年棒2億円ながら、成績は85試合出場で、2割3分2厘、12本塁打。主力選手以前に、レギュラーの野手としてもお寒い数字だ。これを受けて球団側が提示した額は8000万円。減棒の割合が通常の限度を超えてたとはいえ、この成績では中村選手側としてもそんなに強気にはなれないと思っていた。2億という金額はもちろん、8000万円というのも一般人から見ればとてつもない額である。プロ野球界の水準でも昨年度打率2割そこそこの選手に8000万という年棒は高いからだ。ところが、中村選手側は何を勘違いしたのか、昨年の不振はケガによるものであり、またこのケガは“公傷”である。よって、この大幅減棒は承服しかねる、と主張したのだ。また、自らを「中村ブランド」と称し、その「ブランド価値」なるものを要求したのだとも聞く。いわば、「とてつもなく大きなつづら」を望んだのだ。
 中村選手側のこのような要求が通れば球団経営は出来ないだろう。したがって、オリックス側が突っぱねたのは当然だと思う。その後自由契約になって、どの球団から引き取り手がなかったのも、今シーズンの陣容が固まっていたことより、こういう要求をする選手を各球団が毛嫌いしたためではないだろうか。
 そして、今日中村紀洋選手の中日への入団が決まった。
<中村紀洋>育成選手として中日に入団へ 年俸400万円
 プロ野球のオリックスを自由契約になった中村紀洋選手(33)が25日、2軍の試合しか出場できない育成選手として、中日に入団することが決まった。年俸は昨季の2億円から50分の1にあたる400万円、背番号は「205」。中村紀は「お金じゃない。ユニホームを着て野球ができる喜びを感じている。早く(1軍の)試合に出場できるようアピールしたい」と抱負を語った。
 テレビのニュースを見る限り、「お金じゃない。ユニホームを着て野球ができる喜びを感じている。」という言葉どおりの清々しい表情をしていた。妙なプライドからは解放されたように感じた。ただし、だからといって活躍出来るほど甘くはないだろう。昨年は見ての通り不振であったし、一昨年は大リーグに挑戦するも、さっぱり通用しなかったのだから。つまり、少なくともここ2年間はまともな成績を残していないのである。今シーズンの成績はまったく保証されていないと言ってよいと思う。

 年棒8000万円という「小さな」つづらを嫌い、年棒2億円と「中村ブランド」という大きなつづらを望んだ中村紀洋選手は、結局、年棒400万円の育成選手というどん底まで落ち込んでしまった。これが彼にとって、結果的に良いことだったのかどうかは分からないが、今回の騒動は、舌切り雀の童話のごとく、反面教師としての教訓を世間に与えたと思う。
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by hiroi22 | 2007-02-25 23:05 | じっと思う

時々垣間見えるWindows

 私はMacintoshユーザーである。Windowsのことはよく知らない。それでも、時おりメールに添付されるWordファイルを読まないといけなかったりして、Windowsの世界を垣間みることはある。今日は、その小話である。
 最近、ちょっと訳あってプロバイダーを変更した。そのプロバイダーに接続するための機器を設定する際、付属の「接続設定ガイド」を見て驚いた。それにはPCの設定がWindowsとMacに分けて書いてあるのだが、両者の設定の面倒さが大きく違うのだ。Macだと設定の手順が4ステップしかない。一方、Windowsの場合、まずXPとか2000とかMeとか区別があって、それぞれで手順が8〜10ステップもある。ステップの多さだけでも面倒だが、中身を見るとさらにWindowsの設定は面倒だ。
 Mac OS Xの場合、設定といっても、本質的にはシステム環境設定の「ネットワーク」の「TCP/IP」の項目が何も書かれていない(=空白)ということを確認するだけなのだ。普通のユーザーならその項目は空白なので、4つステップの操作は、メニューを開けたり、OKボタンを押したりする単純なものである。ところがWindowsの場合はそうはいかない。「右クリックしてプロパティーを選びます」、「○○をチェックします」という言葉が並んでいる。2000やMeでは、ある手順まで来ると、「もう一度1に戻り...」とか書いてある。
 うーむ、これはなかなか安心出来ない操作だ。途中で間違える可能性もあるし、何より「もう一度1に戻って」という言葉が恐ろしい。Windowsで、これほど長い手順なら、何かの都合でもう一度接続設定をやり直さなければならない事態になった時に、この「接続設定ガイド」は必要だ。「接続設定ガイド」はいつまでも捨ててはいけないものになる。Macなら、とにかくTCP/IPの所が「空白」なんだということさえ覚えておけばよいのだ。「接続設定ガイド」はもういらない。私がWindowsの操作に慣れていないことを差し引いても、MacとWindowsでの手順の複雑さの差は大きい。これでは世の中にパソコン教室が氾濫するのも無理はない。

 最近発売されたWindows Vistaの記事やスクリーンショットを見ると、その機能や見てくれがMac OS Xのコピーであることは想像するに難くない。このVistaは販売パッケージの種類がたくさんあり、しかも値段が高い。過去何度かMac OS Xのバージョンアップは経験したが、販売パッケージはもちろん一つしかないし、値段ももっと安いものだった。Windowsユーザーだったら、どれを選べば良いか迷うし、3万円以上もする高い買い物になるのだから大変だ。
 機能や見てくれをMacからコピーするのもよいが、高いソフトを売りつけるのだったら、インターネットの接続設定などの基本的な操作性を真似るのが先決なんではないのかな?Microsoft殿。
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by hiroi22 | 2007-02-23 13:43 | Macintosh

アクセルを踏みながらブレーキをかける

 ちょっと日にちが経ったニュースだが;
教委見直し国関与案、はや暗雲 中教審から異論噴出
が目についた。先頃教育再生会議がまとめた報告に異議が出ているのだそうだ。
政府の教育再生会議が5日に案をまとめた直後から、文科相が教委に是正の勧告や指示ができるよう国の権限を強めるべきだとした点に批判が集中したからだ。

 翌6日には全国知事会、市長会、町村会の会長が「地方分権の観点から問題がある」と抗議。

 16日の会議では、北脇保之・静岡県浜松市長が「地方分権の議論を蒸し返す必要はない」、中村正彦・東京都教育長が「案からは教育委員会制度への不信感を感じるが、なぜこういうことが出るのか」と批判が相次いだ。
 これには役所の縄張り争いという側面もあろうが、私はそれだけではないと思う。教育再生会議の報告書に対しては、先日も書き留めたが、もっとはっきり私のスタンスを述べれば、
現場を知らない人間が、無責任に思いつきを並べたもの
である。教育再生会議では、おそらく今まで教育に関する議論なぞ一顧だにしなかったのだろう。したがって、その報告と従来の方針や政策のフィロソフィーと矛盾が出てきても何ら不思議ではない。いわば、アクセルとブレーキを同時に踏むような事態が起きているのだ。
 教育再生会議の報告を眺めていると、「ゆとり教育」の方がずっとましではないかという気がしてくる。しかし、話は大きくなるので、「ゆとり教育」についてはまた別の機会に書き留めようと思う。
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by hiroi22 | 2007-02-19 22:14 | じっと思う

その後のAirMac Extremeの顛末

 新しいAirMac Extremeを購入したのだが、前回の終わりで書いたように、旧AirMac ExtremeにUSB接続しているプリンターが使えない状態だった。しかし、昨日さんざんいじくり回した挙げ句、ようやく使えるようになった。
 仕組みはこうである。新AirMac(これを甲とする)と旧AirMac(これを乙とする)をWDS (Wireless Distribution System) というシステムで接続するのだ(もちろん無線で)。こうすると乙に繋がっているプリンターが甲のWirelessネットワークのマシンから印刷可能になるのである。すばらしい。
 つまずいていたのは、このWDSの設定だった。何度やってみても、WDSのネットワークが構築されない。メインの甲がリモートの乙を認識してくれないのだ。それでインターネットでいろいろ調べて、アドバイスももらい、最終的に乙のファームウェアをアップデートすることであっさり成功した。マニュアル、解説書の類を何度も読み返し、ベースステーションのリブートも呆れるくらい繰り返し、それでもうまくいかず、
「間違いはないはずなのに、なぜだ〜!」
と半ば怒り、半ば諦めかけていただけに大変うれしい。人間、最後まで諦めてはいかんのである。

 とにかく、これでプリンターは私の部屋から出て行ってくれた。図体の大きいプリンターがなくなって、少しばかり広い部屋になったのである。まことによろこばしい。
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by hiroi22 | 2007-02-18 15:16 | Macintosh

AirMac Extremeを使う

 
d0007533_231146100.jpg
先日報告したAirMac Extremeを使ってみた報告である。
 始めに私のネットワーク環境を書いておく。
・回線=ひかりONE(TEPCOひかりの光ファイバーでプロバイダーはDION)
・Macintosh=PowerBook G4, 1.25GHz with AirMac Card
・接続HD=Logitec 300GB, 7200rpm
・プリンター=USB接続複合機
何はともあれ、インターネットの速度を計ってみる。速度はここで有線の場合と比較して計測した。実は私はすでに旧AirMac Extremeベースステーションを持っていて、無線LANを行なっていたので、それとも比べてみた。
有線LAN=20~21Mbps
AirMac Extreme(新)=12~14Mbps
AirMac Extreme(旧)=7~8Mbps

という具合になった。数字の見方はいろいろあろうが、新しくなって1.5倍の速度は良い方ではないだろうか。
2月17日追加:別のサイト(http://www.usen.com/gyaost/top.html)でもっと早い結果が出たので挙げておく。
有線LAN=40Mbps
AirMac Extreme(新)=19~20Mbps
AirMac Extreme(旧)=測定せず
また、ネットワークの到達範囲も広くなったような気がする。この原稿は家の1Fのリビングで書いている。AirMacは2Fにあるが、電波の強さは依然として最大になっている。ネットワークの速度も13~14Mbpsぐらい出ている。これならストレスはない。マウスも無線であるし、あとはAC電源も無線化してくれれば言うことはないのだが....
 次にAirMac Extremeの「目玉」とも言うべきHDの無線によるアクセスをやってみた。HDをフォーマットしてAirMacに接続するとあっさり認識してアクセス出来るようになった。転送速度は40MBのファイルを移動するのに7,8秒。d0007533_031898.jpgこれは速いのか遅いのか?ともかく、これも格段ストレスを感じないので良しとする。なにしろ、突然300GBのHDがWirelessで使用可能になったのだから。ちなみに、このWireless HDのアイコンは左のようなものになっている。なかなかしゃれている。
 最後にプリンターの無線接続だが、これがまだ出来ていない。最初の予定ではAirMac ExtremeにプリンターとHDをUSB Hubを使って接続するつもりだった。しかし、上にも書いたようにAirMac Extreme(旧)をすでに持っているので、プリンターはそちらに接続して使うことにしたのである。つまり、AirMac Extreme(旧)につないだプリンターをAirMac Extremeを通して使おうとしたのだ(ややこしいけど)。ところが、これがうまくいかない。そのままではとにかくプリンターを認識しないのだ。設定などを、もう少し調べてみる必要がありそうだ。
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by hiroi22 | 2007-02-17 00:20 | Macintosh

高級感ビール飲み比べ

 私はビール党で、ほとんど毎日ビールを飲んでいる。最近、高級感ビールがはやっているようなので、その感想を書き留めておく。「高級感ビール」であり、「高級ビール」としなかったのは、350ml一缶せいぜい数十円ほどの高いビールを「高級」とは言い難かったためだ。
 d0007533_064424.jpgまずはプレミアムモルツ。「確かにうまい」というのがCMのキャッチフレーズだが、ふむ 確かにうまい。少なくとも私の好きな味である。全体の印象としては、自己主張の強いビールと思う。なので、おつまみは薄味のものが良い。餃子などよりも、チーズなどをかじっている方がこのビールを楽しめる。
 いつも買っているのは350mlの6缶パックだが、このあいだ買ったものには小さなグラスがついてきた(ついてあるものを買ったのだが)。これがなかなかよろしい。ちょうど良い大きさなのだ。このグラスでは350mlのビールが3杯弱で飲める。そうすると心理的に「飲んだ」という気がするのである。これが大きめのジョッキなどだと、たった1杯で飲み干してしまうので、何となくもの足りなさが残るのだ。
 というわけで、最近は「確かにうまい」プレミアムモルツを小さなグラスで程よい量楽しんでいる。
 d0007533_0264524.gif次はアサヒビールのプライムタイム。これはうまくない。発売当時試しに一缶だけ買ったのだが、一口でいやになった。一缶だけ買ってよかったと思ったものだ。味としては「ぬるい」。ちょっと発泡酒を思わせる。スーパードライの方がよっぽどましである。だからもう買わない。ちなみに、スパードライは私は好きである。スーパードライのほうは、プレミアムモルツとは違って、(CMどおり)料理を楽しむビールだろう。その意味ではプレミアムモルツと対極をなすと言っていい。
 d0007533_034323.jpg続いてキリンのブラウマイスター。こちらは悪くはないが、特別どうということもない。飲み慣れた「一番搾り」と大差がないという印象だ。好みからいえば、むしろ個性のある「クラッシックラガー」の方が好きである。
 キリンビールについていえば、来月新製品が発売になるそうだ。ベルギー・ビールっぽい雰囲気を漂わせている製品なのでちょっと期待。

 上にも少し書いたが、ビールと料理(またはおつまみ)との関係は重要である。うまいビールとうまいつまみが合うかといえばそうでもない。そのときにビールと料理のどちらを重視するかによって、もう一方が決まると思うのである。
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by hiroi22 | 2007-02-16 00:51 | ずっと思う

どういう態度で調査したのか--「あるある大事典」

 先週末からインターネットが使えなくなり、何年ぶりかでインターネットなしの生活を強いられた。そのためblogが更新出来なかった。この間起きたことで一番書き留めたかったのが、例の「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題に関する「調査報告書」のことだ。朝日新聞の記事が、総務省への報告の一部を報道している。それによれば;
関西テレビ(大阪市)が総務省に提出した社内調査報告書で、「調査中」としている「みそ汁ダイエット」(06年2月)についての説明部分が9日、明らかになった。研究者のコメントの日本語翻訳が正確でなかったとしながらも、捏造を認めない理由を「ダイエット効果がないとまで断言することはできない」と記している。
とある。この記事の内容が正しいとすれば、この「調査報告」なるものは一体なんだと思う。ひどい報告だ。
 今回のねつ造事件の問題点は何か。それはありもしない実験データ、言われてもいない発言のでっち上げ、あるいは改ざんである。そしてそれが繰り返し行なわれてきたことにある。こういった行為は、テレビのみならずマスコミにおいてはあってはならないことだろう。しかし、社内報告書では
「ダイエット効果がないとまで断言することはできない」ので捏造を認めない
とのことである。
 はい?一体何を言っているのだ?「ねつ造」という言葉の意味を知らないのか?正しく報道したのなら「ねつ造」はなかったのであり、そうでない部分があったのならば「ねつ造」されたのだ。報告書の論理としてはそれ以外にない。「『ダイエット効果がないとまで断言することはできない』からねつ造があったとは言えない」などというふざけた報告はない。これは完全に論理のすり替えである。こんな理屈をつければごまかせるとでも思っているのか?視聴者を馬鹿にした報告書だ。
 社内報告書とはいえ、関西テレビほどの大きな組織である。この報告書には社内でそれなりの地位と責任のある人々が関わったのだろう。それにもかかわらず、このていたらくでは、あのようなねつ造番組が生み出されるのもむべなるかなと思わせる。そして、こんな報告書を堂々と作っているようでは今回の反省もあるまい。
 
 関テレさん、どうせならもっと奇想天外なことをやっては?たとえば、
・縄跳びの2重飛びを20回連続出来るようになると学力が増進する
あるいは
・般若心経を毎朝唱えるとダイエット効果がある
ことを証明する番組を作れば?ナニ、データなどはいつものようにスタッフがでっち上げれば良いのです。こんなことはアホらしくて誰も検証しようとしません。だから「効果がないとまで断言することはできない」のです。何をやっても「ねつ造」じゃないです。:-p
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by hiroi22 | 2007-02-13 22:39 | じっと思う

AirMac Extreme到着!

 Apple Storeから注文していたAirMac Extremeが到着した。つまり「AirMac極み」。箱はこんな感じである。横に並べたテレビのリモコンと比較すれば分かるが、小さい。ちょうどちらし弁当ぐらいの大きさである。
d0007533_23552291.jpg

続いて本体を取り出すときの写真。取り出しやすいようにビニールの取っ手がついている。こんな細かな配慮もAppleならではだ。
d0007533_23595879.jpg

これで箱の中身全部。左上に見えるのがマニュアル(設定ガイド)。薄っぺらい。「簡単に済ませられますよ」というAppleからのメッセージが読み取れる。
d0007533_012671.jpg

 で、これで何をするかと言えば、第一にはもちろん無線によるインターネット接続。それから無線によるプリンターの接続。最後にこのAirMac Extremeの目玉ともいえる、無線によるハードディスクの利用である。すでに300GBのハードディスクはスタンバイしている。また、AirMac ExtremeはUSBポートが一つしかないので、プリンターと共用するためのUSBハブも買ってある。準備は万端。
 実際の作業は今週末にするつもりだ。うまくいったら使い心地、ハードディスクのファイル転送具合などについて報告したい。
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by hiroi22 | 2007-02-09 00:15 | Macintosh

だって、論功行賞人事だも〜ん!

 柳沢大臣がまたやらかした。
「2人以上の子どもを持ちたいという健全な希望」
ときたもんだ。「呆れた」を通り越して、もう笑ってしまう。言葉は思想だ。特に政治家なら。「健全」という言葉で括る神経が理解出来ない。「産む機械」発言はボキャブラリー不足と穿った見方も出来たが、再度こんな発言を繰り返すとは、これはまったく厚生労働大臣として不適格だと断定せざるを得ない。
 偶然にも、今日の朝日新聞の朝刊に柳沢大臣についての裏話がのっていた。それによると、彼が総裁選の折、安倍氏の選挙対策本部長を務めたため入閣確実だったが、柳沢氏の希望であった財務大臣就任は安倍総理との政策の違いから見送られ、厚生労働大臣になったという。この話で思い起こすのは、安倍内閣発足の際に、その論功行賞人事を批判して、このblogで次のように書いたことだ。
「論功行賞人事」というのは、裏を返せば「そのポストに最適の人間がいても、その人よりも総裁選で自分の名前を書いてくれた人にそのポストを与えよう」というものだ。これは適材適所とは相容れないもので、国の政治という大きなものに関わる立場の人間がすることではない。だから変な人間がとんでもない立場につくことがある。
(中略)
 まあ、この内閣、これから先いろいろトンデモないことをやってくれるに違いない。
 この予想が当たりつつあるのは喜ぶべきか悲しむべきか...(そういえば、高市早苗「内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策/科学技術政策/イノベーション/少子化・男女共同参画/食品安全)」大臣は何してんのかなぁ〜?)。例の「教育再生会議」といい、今回の件といい、情けないというか哀れというか頼りないというか、とにかく批判の前にこんな内閣の陣容で大丈夫かという心配が先に立つ。

 それにしても、こういう話になると、定番のように「どっちもどっち」みたいなblogを見かけるが--言いたくないけど--毎度ながらうんざりする。そういうことをしたり顔で書けば偉いとでも思っているんだろうが、いったいこの発言している人間が厚生労働省という権力のトップにいるということを認識しているのか?分かりやすく言えば、この人の「厚生労働行政」の為に、我々の税金を預けて使わせてよいかという話なのだよ。権力者がその資質を疑われる発言をし、それに抗議が出たという構図で、言った方も悪いが抗議する方も悪いという論理はない。それは単に現状追認、権力側擁護でしかない。ホントに、権力者擁護、「お上には逆らいません」人の多いことよ。
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by hiroi22 | 2007-02-06 23:10 | じっと思う

「うむ」と唸った言葉

 先週の火曜日(1月30日)の朝日新聞の朝刊に評論家の鶴見俊輔とアーサー・ビナードという詩人との対談が掲載されていた。鶴見俊輔はともかく、片方のビナードという人はまったく知らない。経歴では、アメリカ出身ながら日本語詩集で中原中也賞を受賞したいう。なかなかの才能の持ち主のようだ。
 この二人の対談、紙面の半分もないものだったが、機知に富んだ言葉が随所にちりばめられていて楽しめた。中でもビナード氏の
「国益」は一部の人の利益のためにみんなをこき使う口実
がガツンと来た。そう、そうなんだ。私はこれが言いたかったんだが、上手に言えなかった。言われてみれば実に簡単明瞭。さすが詩人だ、うまく表現している。また、鶴見俊輔が志賀直哉の言葉として
名文を暗記して型にはめてはならない。日本語と英語のどぶに落ちて、もがけば、自分の文体が出来る。
というのを紹介している。これは正直まだピンとこない。折に触れて思い出したい言葉だ。

 自分の哲学と言葉を持った人たちのこんな対談を読むのは楽しい。紙面はもちろん切り取って残してある。
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by hiroi22 | 2007-02-04 22:41 | じっと思う

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