ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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ひとつの見識

 最近はたいていのニュースはWebで見ることができる。各新聞の社説なども同様である。しかし今のところ新聞のすべての内容がインターネットで見ることができるというわけではない。例えば読者の投書、意見などがそうである。昨日(12月26日)の朝日新聞の朝刊の投書欄にある「私の視点」で「ふむ」と思える投稿を目にした。「私の視点」というのは読者からの投書欄と同じ紙面だが、専門家の投稿が多く、一般の投書よりもやや格上の位置づけであると思われる。
 この投稿は医療費の話で投稿者は青山学院の社会保障法の教授。麻生首相の「予防にもっと力を入れることによって医療費全体を抑制できる」という発言をきっかけとしている。私のような素人は麻生首相の「不養生でなった病人の医療費をなんで私が払うんだ」みたいな発言は容認できないが、この発言はそうかいなとスルーしてしまう。しかしこの投稿は次の文章でそれをあっさり覆してしまった。
もっとも医療費のかからない国、それは多くの人が乳幼児のうちに死んでしまう国である。生き続けていたらかかっていただろう何十年分もの医療費が不要になるからだ。
なるほど・・・確かに説得力がある。目から鱗が落ちたとはこのことだろう。
 投稿者はこの中で医療費というものに対するこれまでの政治の姿勢を批判している。次のような文章が続く。
誰しも医療費のかからない短命の国よりも、医療費のかかる長寿の国に生まれる方を望むだろう。医療費や社会保障費の多寡とはかかわりなく、疾病が予防され、人が健康でいられることに価値がある。私たちは医療費のために生きているのではない。「より良い生」のために生きているのである。
 疾病予防はなぜ大切なのか。それは人間の命や健康そのものに価値があるからである。医療費のためではない。
 「医療費抑制」という言葉が錦の御旗になって医療現場に様々な「改革」がなされてきたこと、そしてそれが医療現場・患者に大きな弊害をもたらしてきたことは私も目の当たりにしている。投稿者の言う「人間の命や健康そのものに価値があるからである。医療費のためではない。」という主張は「改革」というものを押し進めてきた人々、特にその責任者に突きつけたい言葉である。
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by hiroi22 | 2008-12-28 01:14 | じっと思う

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