ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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点数だけ見ることはしない

 前回の橋下知事の話のつづきで、なぜ点数至上主義がいけないかを書き留めようと思ったのだが、手っ取り早く人のblogを参照することにした。手抜きである。
 紹介するのはこれ(↓)
橋下知事もなかなかよい (今こそ中国を見習え 大日本帝国復興を目指す愛国ブログ)
「今こそ中国を見習え 大日本帝国復興を目指す愛国ブログ」というタイトルがいい。中身を読んで、また納得。面白いなあ。こういう手もあるのは承知していたが、徹底しているのがいい。最新の「やはり安倍晋三しかいない」という記事もいい味出している。(一応確認のために注意しておくけれども、彼は正反対のことを書いているのだよ)
 はじめの記事に戻るが、私は彼ほどラディカルな意見は持たないけれど、向いている方向は同じだ。彼の内容とは別に、「答えが決まったものを見つけ出す時間と正確さを競う」点数至上主義の弊害と限界を挙げよう。
 弊害とは何か。まず、「本質を疑う」ということしなくなることだ。与えられた問題には天与の答えがある。したがって、その問題の本質を考えることは意味のないことであり、ただひたすらその答えを見つけ出すことが善とされる。しかし、多くの場合「何が問題なのか」あるいは「その問題を具体的にアプローチ出来る命題に変えること」がまず問題になる。そのような問題意識がなければ、現実には無力になる。言い換えれば、誰かが指示をしてくれなければ一歩も動けない、という事態になりうる。これは点数至上主義の限界でもある。
 もう一つの弊害。これは論理力、あるいは論理的スタミナの欠如だ。時間が限られた状態で解答しなければならない。そのためには、ときに記憶に頼ったり、あるいは条件反射的ないい加減な理屈で、ともかく、それらしい答えを書き出すことになりがちである。物事を本質的に考えている暇はない。
 これについて忘れられないことがある。ずいぶん昔にNHK教育TVで受験か何かの討論を放送していた。そこで現役の高校生が数学について
「自分は、数学の問題とその解答を全て記憶した。しかし、テストで良い点がとれなかった。受験というものは努力が報われないものだ。」
と不満をぶちまけていたのを覚えている。当たり前である。彼は数学の理解とは全く違う方向に努力をしているのだ。そんな努力が報われるわけがない。
 彼の勉強は喩えていえばこうだ。駅を降りて自分のうちまで帰ることを考えよう。彼がやっていることは、一度帰宅するまでの自分の歩く方向と歩数を正確に記憶したということにあたる。ご苦労様なことだ。しかし、お分かりだろう。こんなことは何の役にも立たない。例えば天候、信号機の状態や、車、他の人の歩いている状態で自分の歩行は規制される。上に挙げた彼の勉強法はこれと同じだ。言い換えれば、何にも考えていないのだ。帰宅の話でいえば、人はもっと論理的に考えているはずである。つまり、あの信号を右に曲がって、向こうのアパートの手前の道を左折.....とかである。それは何もかも記憶しようということよりも多少は頭を使う作業である。しかし、結局はそれが一番効率的であるし柔軟性もあるのだ。数学の勉強法でいえば、多少とも抽象的な概念の理解とその特質の理解がまず先決だ。それには多少の論理のスタミナが必要だ。

 人が与えた問題の答えに手早く到達するのが何よりで、論理は二の次ということに慣れたせいなのか、基本的な論理に対する無知が目立つ。自分の周りのオバさんは橋下知事を支持していないので、オバさんは橋下知事を支持しない、なんて言説を持ち出すのはその最たるものなんだよぉ〜 ついでに言えば、この指摘は特定の個別部分を見て全体を結論づけることへの異議なのだが、それを個人的意見への否定と見なすということをやらかすというのは、何だろうね、条件反射?

うーむ、手抜きといった割にたくさん書いてしまったわい。
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by hiroi22 | 2008-09-16 01:46 | ずっと思う

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