ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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無題

 人間というものは新しい環境に対しての順応性がある.裏を返せば、古いことは忘れやすい.例えば、近所に新しい建物が出来たとする.その当座は違和感がある場合でも、すぐになじんでしまう.その建物が何年も前からそこにあるような錯覚にすぐに陥り,もはやその前には何があったのかさえ忘れてしまう・・・
 何の話かといえば、プロ野球中継の話である.関東圏ではプロ野球中継を見ることが極端に少なくなってしまった.ほんの少し前までは毎日のようにTVでは野球中継があり、さらにもう少し前までは,野球中継を延長せずに時間が来れば打ち切るということに視聴者から強い非難があった.こんなことを思い起こせば、今の状態はまさに隔世の感がある.シャツ一枚でお膳の前に座り,扇風機の風を浴びて冷えたビールをグイグイ飲んで野球中継に熱中する,というかつての「おじさんの正しい夏の夜の過ごし方」はすっかり消え失せてしまった.しかし、冒頭に指摘したように、もうみんな慣れっこになってしまったようである.ひょっとしたら大リーグ中継の時間の方が日本のプロ野球中継の時間よりも多いかも知れないのだが,世間の多くの人々はそんなことは気にも留めていないのだろう.
 このことは世間の人々にとっては気にも留めないことかも知れないが,プロ野球の関係者には重大問題のはずだ.ところが、おかしなことにプロ野球機構でこの問題にたいして取り組んでいるという話を聞かない.TV中継は各球団の問題であり,プロ野球機構全体として取り上げることではないとの認識なんだろうか.しかし、プロ野球は結局は「大衆娯楽」である.代わりはいくらでもある.TVというメディアに露出が少なくなれば人気が落ちるのは必定だ.プロ野球関係者は何もしなくても今の状態がいつまでも続くとでも考えているのだろうか.
 私がこんなことに思いをめぐらせたきっかけは、今回の「星野ジャパン」のメンバーを見てからである.オールプロの日本代表である.しかし、選ばれた選手には失礼だがあまりなじみのない名前が散見された.これには戸惑ってしまった.本来ならば各チームのそうそうたる選手の名前が並んでいるはずで、メンバー表を見ただけでワクワクするはずなのだ.ところがよく考えてみると私の戸惑いも,現状からは当然の結果ということと納得した.なぜなら私には「各チームのそうそうたる選手」というのが思い浮かばなかったからだ.ヤクルトや横浜のエースは誰か?日本ハムの4番は日本人か?ロッテでもっとも能力のある野手は?今のセ・パの首位打者は誰か?これらの疑問に全く答えられない自分を発見してしまったのだ.したがってどんなメンバー表であってもなじみのない名前が並ぶだけなのである.多少ともプロ野球に関心のある私がこの状態である.
 こんな現状に危機感を持った対応がプロ野球機構に見られないのは,関係者の能力とこれまでのあり方の二つが原因なのだと思う.「これまでのあり方」とは読売に代表されるように,プロ野球球団とは個々の球団が各々独立に行動する、全体の利害は共有しない,というあり方である.ジャイアンツのプロ野球中継で潤うのは読売だけであり、中継が減って困るのも読売の話ということになる.これが大リーグのようにTV中継で得たお金はリーグの各球団に配分するということになっていれば,もう少し危機感も出るだろうけど.
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by hiroi22 | 2008-08-24 22:09 | じっと思う

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