ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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よくわからない人々

 いつかも書いたかも知れない.またどこかで他の人も書いていたかも知れない.最近しばしば感じるのは「(何か誤りなどをして)攻撃できる相手は,どんな些細なことであれ,とにかく執拗に攻撃する」という風潮だ.特にインターネットを通してのそれがひどい.私が見るに,このような異常な攻撃ぶりは,攻撃する側の劣等感か何かの裏返しではないかと思う.そうやって自分の優越感を作ろうとしているのではないかと思う.
 さて,そのカテゴリーではないと思うが,よく分からないのが,例の朝日新聞の「素粒子」に載った「死に神」と鳩山法相を揶揄した記事に「犯罪被害者の会」とやらが噛みついた騒動だ.件の「素粒子」の言は鳩山法相の死刑執行について向けられたものだ.「犯罪被害者の会」の活動をどうこうするものではない.犯罪被害者の救済を目的とする会の趣旨と死刑執行の速度は無関係である.「素粒子」の言葉が犯罪被害者の主張を軽んずるものではない.何も犯罪者の刑を減刑させろという話ではないのだから.百歩ゆずって,その言が犯罪被害者の会のメンバーの感情を逆撫でしたとしてもそれは単なる感情論でしかない.ただし,感情論は感情論として抗議するのはよいだろう.どうぞご勝手にである.しかし,これには驚いた.(↓)
<犯罪被害者の会>朝日新聞に再質問 「死に神」問題で
 死刑執行の件数を巡り朝日新聞夕刊1面コラム「素粒子」(6月18日)が鳩山邦夫法相を「死に神」と表現した問題で、全国犯罪被害者の会(あすの会)は7日、朝日新聞社に「質問に正面から答えていない」として、6月25日に続き再度の回答を求める文書を送った。前回は「被害者遺族が死刑を望むことすら悪いというメッセージを国民に与えかねない」と抗議。これに対し同社は「犯罪被害者遺族の気持ちに思いが至らなかった」と回答していた。
 まだやっていたのだ.しかも「犯罪被害者遺族の気持ちに思いが至らなかった」という回答を受け取ったにもかかわらずである.これでは朝日新聞を攻撃することだけが目的のネット右翼と同じである.こういう行動をする「犯罪被害者の会」とは一体何だぁ?よく分からない人々の集まりなのか?と思ってしまった.
 インターネットの便利なところはこういう情報はすぐに検索できることだ.例えばこんなHPがある.
犯罪被害者の会幹事を辞任しました。

「犯罪被害者の会」の元幹部の独白だ.ここから少し抜粋すると,
辞任の理由は、大きく3つあります。

1、復讐権について
  被害者の会幹事会は、遺族がほとんどです。幹事の多くは、加害者に死刑を望み、復讐を刑事司法のなかで実現したいと強く主張しています。

 私は、『復讐権』を認めた社会は、人間の文明を滅ぼすと考えています。被害者の『復讐したい』という情念を社会に伝え体(ママ)という思いを否定しがたいものがあります。しかし、国家が被害者に代わって復讐することを刑罰として捉え刑事司法の改革を世論として確立する働きかけをすることは、私にはできません。

 死刑を廃止すること、それに真っ向方対立して死刑執行を求める動きもあります。

私は、被害者の権利確立は、加害者の刑罰に係らず進めたいと考えています。しかし、「犯罪被害者の会」の幹事会では、加害者の刑罰が少しでも重いことが、被害者の権利確立に通じるという情念で働いているように感じられます。そのため、修復的司法とか、和解という意味会いの言葉がどこかででてくると、犯罪被害者の会幹事会では、被害者に対しての裏切り行為のように感じられるようで、加害者を擁護することになるらしく、激しい攻撃にあうことがあります。
(中略)

3、民主的な運営とはいえないこと
  犯罪被害者の会は、日弁連元副会長の岡村勲さんを代表幹事として動いています。男性社会の企業など、組織運営の一つの形態として、トップダウン方式で権威者の言 動を自らの決定とする構造があります。

「犯罪被害者の会」にも、「代表幹事=犯罪被害者の会」の構造があり、そこから脱することができない幹事会の追従と幹事への縛りがあります。

 地方議会も男性社会ですが、とりあえず議会には民主的運営のルールがあります。そこを突破口に家父長的な運営を民主的な運営に変革する努力ができます。

「犯罪被害者の会」は、被害者の怒り、絶望感・あきらめ・人への憎悪、復讐・怨念という感情が渦巻いています。このような情念を持続的に燃焼させていこうとするグループのなかで、民主的なルールにしたがってやっていこうよという働きかけは、「遺族ではないからわからない」、「遺族の感情を損なう人」という反発を招くようです。

『被害者や遺族は正義である』という情念のなかでは消耗が大きく、かかわりたくないという思いが強くなりました。
 私はこの会の実態を知らないのだから,この意見にたいして確たる賛否を言うことはできない.しかし,今回の対応を見ているとこの人の意見もさもありなんと思うのである.
 で,ついでと言っては何だが,返す刀で次のことも言っておこう.
北朝鮮への制裁継続要望 拉致被害家族会などが集会(朝日新聞)
 日朝協議で拉致被害者の再調査と引き換えに対北朝鮮制裁の一部解除を合意したことなどを受けて、拉致被害者家族会と支援団体の「救う会」、拉致議連が7日夜、東京・永田町で緊急集会を開き、被害者の帰国が実現するまで制裁を一切解除しないように政府に求めていくことを確認した。

 家族会の飯塚繁雄代表(70)は「制裁を加え続けて、北朝鮮も相当な痛手を受けたと解釈していたが、制裁の(一部解除の)カードが無駄に切られた今の状況を非常に心配している」と訴えた。約600人の参加者は、制裁継続のほか、再調査が不十分だった場合の追加制裁を政府に要望し、米国にはテロ支援国家の指定解除手続きの中断を求める決議を採択した。
 拉致被害者家族会の人達の言っていることもわからない.「被害者の帰国が実現するまで制裁を一切解除しないように政府に求めていく」そうだが,この人たちは制裁を続ければ北朝鮮が
「はい,参りました」
と頭を下げて被害者を帰国させてくれるとでも思っているのだろうか?そんなことはあり得ないだろう.相手にもプライドというものがあるのだ.これはむしろ逆効果で,まとまるものもまとまらなくなると考えるのが自然ではないのか.一体この人たちは解決のためのどんな青写真を描いているのだろう.はっきり言えば,この人たちは,対外的に勇ましいことを言えば人気を上げられると考えている政治家に利用されているだけなのだと思う.
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by hiroi22 | 2008-07-08 01:42 | ずっと思う

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