ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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終身刑についての覚え書き

 今朝の朝日新聞に「耕論」と題してそれぞれの立場から終身刑を論じた企画記事が掲載され,目にとまった.読んでみて,死刑と無期懲役の“緩衝地帯”としての終身刑について考えさせられた.死刑制度については最近問題になっているが,これについては僕は知識もない上に格別興味もなく,あまり考えたことがなかった.この「耕論」に惹かれたのは,終身刑について推進,懐疑的反対,反対の3つの立場からの意見が載せられ,それぞれを比較が面白かったからだ.
 いったい健全な議論は,多様な立場からの意見をぶつけ合ってこそ成立するものだろう.その観点から,対立する意見を並べて見せるこの「耕論」という企画記事は精読に値すると思う.ということで,居ずまいを正して3人の意見を読んでみると,それぞれそれなりに説得力があるが,僕の感想としては,結局「終身刑は反対」である.理由は,けっして出所することができない,どのような更生があっても一生刑務所で過ごさなければならないという刑に意義を感じないからだ.
 例の光市の殺人事件の死刑判決が下された日,NHK-BS2で「ベーブルース」の映画が放送されていた.この映画は昔何度も読み返した「ホームラン王 ベーブルース」の伝記を思い起こさせる一方,僕にはある意味象徴的示唆的な放映だった.というのもベーブルース自身,とんでもない不良から立ち直った人物だったからだ.荒くれ者で孤児院に入れられ心が荒んでいたルース少年を導いたのは,その孤児院のマシアス先生だった.プロ野球の選手になった後,一時スランプでルースの心が荒れそうになったときもマシアス先生は厳しく,温かく彼を諭し立ち直るきっかけとなったという.
 僕は死刑制度そのものに対しては確たる意見は今のところない.しかし,少なくとも感情的・私刑的な判断による死刑判決はあってはならないと思っている.また,仮に死刑でない量刑が下されたのならば,将来の更生に希望を託す処置がなされるべきだと思う.その必要性は,ベーブルースが証明しているのではないか.もし,少年時代の行為で一生失格者の烙印を押されてしまえば,偉大なホームラン王は生まれなかったのだから.こういった観点から,“中途半端な”終身刑というものに反対なのである.
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by hiroi22 | 2008-06-08 14:54 | じっと思う

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