ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ちょっとしたお話

今週の月曜日のこと.出張中でした.
JR東海道線,大阪と京都の間にあるとある駅で,京都方面の電車を待っていました.その駅のベンチに,わりと新しい杖が,忘れられたのか,ぽつんと置いてありました.すると,中年の太ったおばちゃんがやってきて,
「隣の駅で見知らんおばあさんに頼まれて,その人が忘れた杖を取りにきた.」
と言いながらその杖を手に取りました.そのおばちゃん,太っているのに横縞のTシャツを着て,綿パンを履いています.そして髪を短く剃り上げているので,ちょっと見たら男か女か分かりません.とにかく不思議な感じ.そのおばちゃんが杖を取り上げるのを見て,
「えー?見知らぬ人が忘れた杖をわざわざ取りにくるか?」
と思ったのですが,あんまり杖をネコババするような人も見たことがなかったので,半信半疑で眺めていました.
そのあばちゃんは話し好きなのか,杖を持ってベンチに座って,横にいたおじいさんにさかんに何事か話しています.しかし,おじいさんはあんまり相手をしてくれません.うさんくさい変なおばはんと思っているのかもしれません.
ほどなく,京都方面の電車がやってきて,そのおばちゃんも杖を持って乗り込みます.各駅停車だったので,次の駅にも止まりました.おばちゃんは杖を持って電車を降ります.



さあて,どうなるのかと見ていると,そのおばちゃん,ホームの端の方へ向き直って歩いていきます.そしてその先から,エンジのワンピースを来たおばあさんが...
「おばあさん!これやろ?」
とおばちゃんが尋ねます.おばあさんは何かお礼のようなことを言ったのでしょう,杖を受け取ります.そのとき,丁度おばあさんの顔が車内の僕の方に向き,その表情を見ることができました.
とてもうれしそうな顔.本当の話だったのです!

事の始終を僕なりに想像しました.
おばちゃんは京都方面のホームで電車を待っていたのでしょう.いつもの話好きで近くのおばあさんに何気なく話しかけたところ,おばあさんが杖を前の駅に忘れたことを知ります.それで,反対側のホームに移り,大阪方面の電車を待って,一駅戻り杖を取り返したということでしょう.
そんなことを思っていると僕の心はすっかり和んでしまいました.そして,その親切なおばちゃんに拍手を送りたい気持ちになりました.同時に,そのおばちゃんを少し疑ったり,変な目で見たことを反省しました.
とにかく,あなたはえらい!
[PR]
by hiroi22 | 2005-06-02 23:13 | じっと思う

ブログパーツ

  • →:次の記事へ
  • ←:前の記事へ
  • Home:このページの先頭へ
  • End:最後の記事へ

最新のトラックバック

「オバマファクター」米国..
from 米流時評
シティバンク危機脱出!連..
from 米流時評
経済氷河期に春一番? C..
from 米流時評
警告!北朝鮮が即時臨戦態..
from 米流時評
作家フォーサイス 次の小..
from 米流時評
「事実は小説よりも奇なり..
from 米流時評
オバマのマンモス再生予算..
from 米流時評
ウォール街の真冬はいつま..
from 米流時評
ウォール街ブリザード!ダ..
from 米流時評
自由への厚い扉/エジプト..
from 米流時評

リンク

タグ

(119)
(60)
(49)
(45)
(45)
(39)
(32)
(26)
(26)
(24)
(16)
(15)
(14)
(12)
(10)
(9)
(8)
(8)
(5)
(2)

ライフログ


青の時代


オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える


風味絶佳


Antonio Carlos Jobim's Finest Hour


セゴビアの芸術

カテゴリ

全体
じっと思う
ずっと思う
Macintosh
iPhone

検索

以前の記事

2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧