ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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大阪日記

 橋下知事の話題が出たというわけではないが,大阪のことを書く.今でこそ遠く大阪を離れた地に流刑の身だが,元をただせば僕は大阪人である.正確には大阪府民.大阪市民ではない.「ふるさとは遠きにありて思うもの」と言うが,離れてみれば大阪というところは面白いところだと感心する.そこに住んでいる人達が面白いのだ.出張で大阪にいるが,今日もそんなことを感じさせる風景があった.

 その1:お昼前のことだ.バスを待っていた.バスと言っても,ある団地と最寄りの駅を結ぶミニバスの少し大きいものである.そのバス停には,子供連れの正装をした若い夫婦を含む数人の人がバスを待っていた.ちょうどそのとき,バス停の前のマンションから子供二人とその母親が出てきた.するとバスを待っていた方の若い母親が,その母親に声をかけた.子供同士が知り合いらしい.マンションから出てきた二人の子供というのは,小学校低学年と見える女の子とまだ就学前の男の子で,二人は兄弟のようだ.男の子は大きなタライを抱え,その中一杯に道具が入っている.そばの砂場にそれを置いたので,砂場で遊ぶ道具のようだ.それと,なぜか縄跳びも持っていて,母親同士が話し始めると縄跳びを始めた.どうやら,男の子の砂場遊びに母親とお姉ちゃんがついてきたようだ.お姉ちゃんの女の子の方は,母親同士の会話に入りたいような入れないような風情で,二人の話を聞いている.彼女たちの話では,バスを待っている子供(男の子)がピアノの発表会にこれから行くらしく,夫婦が付き添って発表会を見に行くところらしい.夫婦の正装の理由はそういうことだったのだ.
 母親同士が発表会の話をしているとき,ピアノの男の子が,マンションの彼女に向かって「おばちゃんも一緒に見にきたらええやん」とぽつりとつぶやいた.その言葉に,僕の前に並んでいた別のオバさん,こっちはだいぶ年配,が「子供は面白いこと言うなあ」と笑う.子供の砂場遊びに出てきた彼女も「おばちゃんはこんな格好ではちょっとまずいわな」と笑う.二人の笑い声に誘われたようにバスがやってきて,僕らはバスに乗り込んだ.
 これだけである.ひょっとしたら日常よく見かける風景かも知れない.しかし僕には新鮮だった.小さな弟の砂場遊びについてくるお姉ちゃんとその二人に付き添う若い母親.母親同士の他愛のない談笑と子供のつぶやき.それが起こした小さなさざ波に自然にとけ込んでくる別のオバさん.この一連の流れが僕には心地良い.

 その2:昼ご飯を市内のレストランで食べていた。何気なく入ったレストランだったのだが,そこは大阪のおばちゃんトーク爆発のレストランだった。ガヤガヤうるさいことこの上ない。特に隣の若いおばちゃん同士の話がおもろい。おばちゃんというには若すぎる。まだ20代後半か30代前半だろう。しかも,二人とも結構美人である。二人の話を別に聞く気もなかったのだが、声を落とすということもないので耳に飛び込んでくる。旦那の悪口から知人の噂話まで遠慮なくぶっちゃけトークを聞かせてくれる。例えばこんなことを言う,
(彼女の友達(?)の彼氏を見て)「『僕』と自分のことを言う男の子、初めて見たわ!」
って、あんたの知り合いは「ワシ」とか「ワイ」とかばっかりでっか?
クック!笑いをこらえるのが苦しかった。
 大阪のおばちゃんおよびその予備軍は何故あんなにパワーがあるのか。ホントに,そのパワーを昼ご飯を食べるだけで堪能させてもらった。
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by hiroi22 | 2008-03-23 01:12 | ずっと思う

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