ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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国立博物館にゆく

 先日、上野の国立博物館で開催されている「陽明文庫創立70周年記念特別展」を見に行った with 博学の美人。僕は情けないぐらい和歌も俳句も解さない無粋な人間なのだが、平安時代からの貴族のお宝をちりばめたこの特別展には唸ってしまった。展示品は、藤原鎌足から代々続く近衛家の陽明文庫から出展されたものだが、なにしろあの大化の改新の藤原鎌足である。僕にとってはほとんど神話上の人物といってよい名前だ。そこから代々続く家柄ということ自体驚きだが、その展示品がすばらしい。まさに中世のJapanese art。
 たとえば書。無粋な僕にはとてもじゃないが何が書いてるのか読めない。しかし、その美しさは観賞出来る。中国伝来の漢字と日本のひらがな、情報伝達の道具にしか過ぎないこれら文字だが、その美を極め尽くさんとする姿勢に日本の文化を感じる。
 例えば絵。精緻な描写と鮮やかな色使い。ほとんどが名もない絵師たちによるものだけに、技の広がり・底辺の大きさを感じる。そこに描かれている生き生きとした表現を目の当たりにすると、天才手塚治虫を生み、世界中を席巻する日本の漫画・アニメの隆盛も必然なのかなと納得してしまう。
 こういった芸術・文化は中世の貴族という極めて限られた富裕な人々によって形成されたものだが、それが今にたどり着いて日本社会の文化基盤になっているんだろう。

 僕は海外の博物館、美術館のいくつかに足を運んだことがある。大英博物館などは規模も大きく、世界中から見事な展示品が並んでいる。それはそれで平伏して「参りました!」と言う他はないのだが、この陽明文庫展のような純日本テイストの文化に絞った展覧会も味があるなあ、と博物館の学芸員顔負けの解説を聞かせてくれる同行の博学の美人の声を聞きながら思ってしまったのだ。
 しかし、この陽明文庫を持つ近衛家は藤原氏の末裔の名家。こういう家の子供が自分のクラスの生徒だったら歴史の先生は困ると思う。授業で「平安時代に藤原氏などの貴族が権勢を振るい、贅沢三昧の暮らしをしました。」なんて言いにくいもんなあ〜。
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by hiroi22 | 2008-01-27 16:25 | じっと思う

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