ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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「突然返位」の置き土産に苦しむNHK

 先日「創作四字熟語」なるものの優秀作品の発表があった.面白かったのは「突然返位」(とつぜんへんい)=所信を表明した直後に急に辞任すること.なかなかうまく考えてある.ほかに我竜天制(がりょうてんせい)=落合オレ流野球で中日ドラゴンズ53年ぶり日本シリーズ制覇,というのも人気があったようだが,これは個人的にはもう一つ.やはり権力者を皮肉らなくては面白くない.突然変異なお方は突然返位で消えてしまったが,例えば「教育再生会議」などもそうだけれど,主は去っても彼の残した妙なものがまだ幅を利かせている.

 NHKの次期会長の人選が揺れている.正確に言うと揺れているのはNHK次期会長選びを進めているNHK経営委員会というべきだろう.
<NHK経営委>古森委員長への批判、会長人選が暗礁も(記事は末尾に引用した)
古森委員長自らが明言した「全会一致で決めた」ことに2委員から反旗が翻されたわけであるから,委員会報告としては事実ではなかったことになる.少なくとも委員長として委員会運営が適切でなかったことは否めない.
 この記事の内容を見る限り古森委員長の肩を持つことはできない.彼はよくある「強引・強権的」な人間のようである.そういう人が富士フィルムなどの私企業でトップでいるのにはもちろん何の問題もない.企業とは利益を上げるのが第一だからだ.トップは関係ない.ただ,私としては
「富士フィルムの社員の皆さん,お疲れさん!サラリーマンは辛いね.」
と同情するのみである.
 ただここで喚起すべきは,彼が現在の委員長になったのは今年の6月26日だということだ.つまり半年前.そして,この人事は政治の介入人事であったということである.つまり,あの「突然返位」の安倍晋三の介入人事.この古森重隆という人は安倍前首相を囲む「四季の会」のメンバーであった財界人だ.
 「議会制民主主義」も何たるかも分からず,強行採決を繰り返した安倍晋三が,メディアもマスコミの何たるかも理解できるはずがない.結局は安倍晋三おなじみの「お友達人事」である.もちろん「お友達人事」であっても,NHKの経営委員会委員長としてまともな見識があれば問題がないが,「(参議院選挙中波)歴史番組の放映は控えるべきだ」と発言したり(どういう権限で口出しをするのだ?),やはりというべきかこの人もおかしい.さすがに前首相を囲む会のメンバーであっただけのことはある.
 そんな混乱を収める目的か,新会長の名前が浮上した.
<NHK>次期会長候補にアサヒビール相談役、福地茂雄氏
このアサヒビール相談役、福地茂雄氏という人がどんな人かは知らぬが,委員長自ら会長候補を担ぎ出して話を進めるというのは民主的とは言い難い.たとえ見かけ上すんなり決まったとしてもしこりは残るだろう.
<NHK経営委>古森委員長への批判、会長人選が暗礁も
 NHK経営委員会(委員長=古森重隆・富士フイルムホールディングス社長)の菅原明子、保ゆかり両委員は19日開いた会見で、橋本元一NHK会長の後任選出を巡る古森委員長の議事運営が独断的だとして、文書で抗議したことを明らかにした。経営委員が独自に会見するのは極めて異例。対応が改善されなければ、両委員とも辞任する考えを示している。

 菅原委員らに同調する動きが広がれば、25日の決定を目指して古森委員長主導で進められている人選は暗礁に乗り上げ、放送法により橋本会長が当面続投する可能性もある。

 菅原委員らがファクスで古森委員長に送った申し入れ書では▽威圧的と取れる言葉で議論を封殺せず民主的な議事運営▽委員長個人の「意中の人物」を押し付けず、各委員推薦の候補も平等に扱う▽委員のみで会長人事を議論する「指名委員会」の議論を議事録などで公開する――ことを求めている。

 また、菅原委員は13日の指名委でのやり取りのメモも公表。それによると、古森委員長が次期会長を内部から選ぶか外部にするか決めようと迫った。菅原委員によると、態度保留が2人で、他の2人がNHK内部がいいと答えた。しかし、古森委員長は「私の周りは全部、外部の方が良い改革ができると言っている」と強弁。会議終了後、全会一致で現執行部を除外する方針を公表した。さらに、各委員に推薦候補を挙げさせながら自分は明かさなかった。菅原委員は「25日の委員会でいきなり引き合わされ、決まる道筋になった」と述べたうえで、独自の候補を推薦する考えを明らかにした。【丸山進】

 委員2人が会見したことについて、古森委員長はコメントを出した。「本来経営委員会で議論すべき内容を、なぜ委員会内での議論を経ずにこのような運びとなったのか驚いている。備忘録と称する資料にも多々不正確で意図的ともとれる誤った記述もみられ、恣意(しい)的で無責任との印象を受けている」などとしたうえで「議事で一方的な運営をしたという事実はない。経営委の場を通じて両名の意見についても十分議論し、経営委としての機能を果たしていく」と結んでいる。

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by hiroi22 | 2007-12-21 22:27 | ずっと思う

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