ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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大阪の町で「武士道」を思う

 先週末から関西方面へ出張に出かけたのだが、そのついでに、ちょっとした物見遊山で大阪をブラブラしてみた。大阪というのは何も考えずに歩き回っても面白い町なのだけれど、今回は「大阪まちあるき」という音声ガイドのポッドキャストをiPodに入れて、それを聞きながら歩き回ってみた。「大阪まちあるき」の音声ガイドというのは、ホームページのPR文によれば、
「大阪まちあるき」音声観光ウォーキングは、音声ガイドプレーヤー(i Pod)に取り込んだ音声ガイドを聴きながら、大阪の観光スポット、歴史スポットなどを巡っていただき、大阪の魅力を再発見していただく、全く新しい「まちあるき」のシステムです。
というものである。現在、「レトロ中之島タイムトラベル」「真田幸村と大阪の陣」「上方落語の舞台を歩く」という3つのコースがある。
 今回は、「真田幸村と大阪の陣」のコースを回った with 博学の美人。上方講談四代目旭堂南陵の音声ガイドを聞きながらのまちめぐりである。途中でこの写真のような真田幸村の碑にも巡り合ったりして、歴史にはあまり詳しくない私には興味深いものだった。連れの博学の美人にはちょっともの足りない内容だったようだったけれど...。
d0007533_2285677.jpg

 このガイドで見て回るのは、「大阪冬の陣・夏の陣」にまつわる場所である。講談師旭堂南陵さんが語るお話には聞き入ってしまうのだが、よく考えると中身は戦、つまり殺し合いで、血なまぐさいことこの上ない。血を見ただけで卒倒しそうになる私には,実はものすごく気持ちの悪い話なのだ。いちおう,私のご先祖様は武士ということになっているので、生まれてくる時代を間違えていれば、私自身がとても情けないことになっていたはずだ。それはともかく、この血なまぐさい殺し合いをしていた武士の規範としてあったのが「武士道」というものだとしたら、「 なんだかなあ 」と思いながら私は歩いていた。
 真田幸村が生きていた戦国時代に「武士道」の考え方が完成したわけでもなく,武士の役割も時代とともに変化したことは知っているが、基本的には武士というものは主従関係を基に、主人が何かあれば自らの身を差し出すということを前提に成立つ身分だ。つまり,主人から領地などをもらう代わりに主人のために殺し合いをいとわぬという階級である。しかも初期の頃を除き、武士階級は何の生産力も持たない支配階級であった。そして男子のみの身分である。つまり,とっても特殊な立場にあるほんの一握りの人々からなる階級なのだ。
 世の中には「武士道」といったものをもてはやす人がいるけれども、こんな武士の状況を考えてみると、そんなにありがたがるものでもないと思うのだ。また,「武士道」というものを日本人の心に流れている通奏低音のように語る人もいるけれども、本当にそうなのかは怪しい。むろん,当時と今とでは社会通念も全く異なる。だから,当時の考え方としては何も批判すべきものではないが、歴史は歴史としてみればよいと思うのである。現代には現代にふさわしいものの捉え方があるはずだ。美人の連れが披露してくれた博識に上の空では決してなかったのだが、こんなことをそぞろ考えていた。

******************
 大阪のとある地下鉄の駅でこんな注意書きを見た。
d0007533_22211999.jpg

携帯用の防犯ブザーを駅が貸してくれるとは驚いた。大阪の町と人間は面白いと思うのだけれど、治安は予想以上に悪いようだ。
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by hiroi22 | 2007-11-23 23:17 | じっと思う

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