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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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相撲界--事の重大さの認識

 大変なことが起きてしまった.時津風部屋の17歳の若者が「稽古」という名の暴行を受けて亡くなってしまったのだ.
兄弟子が金属バットで暴行 時津風部屋の力士死亡事件
 この記事によれば,
 大相撲の時津風部屋の力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=が兄弟子らから暴行を受け、死亡した事件で、兄弟子の1人が「金属バットで斉藤さんを殴った」と愛知県警に話していることが26日、分かった。金属バットの使用は、斉藤さんが死亡した6月26日当日のしごきや暴行の際だったとみられ、県警は経緯などを詳しく捜査している。
 別の記事には,時津風親方自身もこの暴行に関与したことが明言されている.
 時津風部屋といえば,あの69連勝の双葉山が親方であった由緒ある相撲部屋だ.双葉山自身、時津風理事長として相撲界に貢献した人だし,そのあとを継いだ大関豊山も理事長になっている.伝統ある時津風部屋でこのような不祥事が起こるとはどういう事なんだろうか.

 例の「朝青龍事件」とそれにまつわる対応で,私は相撲界を強く批判した.
体育会系の荒っぽさじゃダメだ
相撲協会は批判に耐えうる組織なのか
 批判の一つは,体育会系の「精神論」ですべてを解決しようとする姿勢であり,もう一つは相撲界の伝統的無批判な体質である.はからずも,この事件でもう一度このことを想起せざるを得ないことになってしまった.しかし,一人の若者の尊い命を奪ってしまったという事態に至ったからには,外部からの批判云々よりも,まず相撲界が自らこのことを重く受け止め,再びこのようなことが起こらないような決意と対策を表明すべきであろう.
 ところが,今のところ北の湖理事長にはそのような切迫感は見受けられない.

警察の捜査に任せてる 暴行・死亡事件で理事長
 日本相撲協会の北の湖理事長は26日、時津風部屋の力士が兄弟子から暴行を受けて死亡した事件で「警察の捜査中なのでお任せしている。親方本人が捜査に協力するのが一番だ」と捜査の行方を見守る姿勢を示した。協会は27日午後、定例の理事会、師匠会を開く。時津風親方は師匠会を欠席する見通し。時津風一門の伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)は「親方からは以前に事情を聴いている」と慎重に話した。
 今回の事件は明らかに相撲界に巣食う慢性的な問題が引き起こしたものだ.他のプロスポーツで,このような形で人の命が亡くなるという事は聞いたことがないし,ありえないだろう.相撲協会の最高責任者として,北の湖理事長はこのことを真剣に考え,再発防止にリーダーシップをとるべきである.しかし,残念ながら上のコメントを見る限りまるで他人事である.これではだめだ.
by hiroi22 | 2007-09-26 22:07 | ずっと思う

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