ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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エスカレーター談義

 よく注意したわけではないのだけれど,ここ数日朝日新聞の投書欄では「エスカレーターの片側を空けるべきかどうか」で議論になっているようである.昨日も,
小さな子供と一緒にエスカレーターに乗るときは,手をつないで横に立たすのが常識だが,そうしていたらあるとき後ろから来た男性の荷物が,追い越しざまに横にいた子供の頭に当たり危険であった.だから,エスカレーターの横を空けるのは反対である.
という趣旨の投書があった.”小さな子供と一緒にエスカレーターに乗るときは,手をつないで横に立たすのが常識”とは一体どこの「常識」なのかと思う.もし子供の安全を考えるのならば,子供は自分の前に立たせればよいのだ.確かにこの男性の行為は非難されるべきものだと思うが,しかしこのような乱暴な人は例外的だろう.その例外的な人の行為をもって反対の根拠とするのは論理の飛躍と言わざるを得ない.
 このような投書の暴論は論外として,私の見るところ「エスカレーターの片側空けない派」の論拠は次の2点であると思われる.
1.エスカレーターを駆け上ったり,駆け下りたりするのは危険である.
2.片側を開けていると(特に長いエスカレーターでは),その空けている側の人の通行が少ない.したがって,輸送効率が悪い.
 最初の理由に対しては,それは個人の責任の範疇の問題であると断言しよう.危険というのならば,階段の駆け下り,酩酊状態での乗車などいくらでもある.これらはほとんど全て各人の自己責任の範囲での行為のはずだ.「危険」というだけで,一律に禁止するのはおかしい.2番目の理由については,これは物事を都合の良い方からしか見ていないと言おう.確かに,空港などで見かける長いエスカレーターでは,人々が行儀よく1列に並んで乗っている.空いている片側を考えると,輸送効率は半分である.この面ではこの主張も一理ある.しかし,ラッシュ時の駅のエスカレーターを一目見れば,この主張は論拠を失う.そこでは多くの人々がエスカレーターの片側を--時には両側を--歩いている.つまり,この場合片側を空けて急ぐ人を通すことによって,輸送効率が大幅に上がっているのである.そもそも,エスカレーターにじっと乗っている人が,急ぐ人のためのマナーの反対理由として,エスカレーターの輸送効率を挙げるのは自己矛盾である.輸送効率を上げたければ,じっと止まらずにエスカレーターを歩くべきなのだから.
 私は”いらち”なので,もちろんエスカレーターは片側を空けるべきだと思っている.しかし,そういう意見は別にして,この「エスカレーターの片側空けない派」の人々には“自分勝手”さを感じる.世の中にはいろいろな事情の人がいるのだ.いつも時間に余裕がある人達ばかりではない.そういう人達の便を考えて,立つ位置を考えるということがどうしていけないことなのか分からない.何も「エスカレーターに乗れば,全員立ち止まらずに歩くべきだ」などと言っているわけではない.「立ち止まりたい人はどうぞ.しかし,急いでいる人もいることも考えて下さい」という至極当たり前のマナーを確認しているに過ぎないのだ.

と書いていたら,こんな記事に遭遇した.
エスカレーターは「片側をあけない」のがマナー?
で,書いているのはまたまた田幸和歌子クンである.内容を読むと,やっぱりこの人は相変わらずである.
「エラい人が言ったことは無批判に信じます」主義
で書いている.再度言うけれど,もうちょっと自分の頭で考えたらどうなのだ?
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by hiroi22 | 2007-09-01 21:22 | ずっと思う

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