ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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「教育の荒廃」の必然性

 何気ない(?)ニュースが目にとまった.
<学力テスト>障害持つ児童の答案を採点から除外 足立区
学校ぐるみで成績向上「不正」の疑いも 足立区立小
 朝日新聞の記事によれば,
 東京都足立区の区立小学校で、区独自の学力テストの採点から障害のある児童3人を外したことが明らかになった。なぜ問題は起きたのか。区教委は7日の会見で「今後の調査を待ちたい」と明言を避けたが、教育関係者からは、学校ぐるみで成績を上げる「不正行為」をしていたのでは、との疑惑も出ている。
(中略)
 問題が発覚した小学校の成績は05年度、72校中44位。ところが、3人を採点から外した06年度は1位に。この両年は、同種の問題がほぼ9割を占めていた。今年度からは業者が代わり、テストの内容も変わった。5日に公表された今年度の成績は59位に落ちていた。
 要するに足立区独自の学力テストの実施にあたって,小学校ぐるみで不正があったらしいという.学力テスト結果の不自然な上下や,その他の証言から考えて,成績に不正操作があったことは間違いあるまい.多少とも分別があると思われる人たちがいる教育現場で,どうしてこんなことが起こりえるのか?
 このblogはその時々に自分が考えたことを,正しい・間違っているにかかわらず,かなりくわしく述べている.そのおかげでピンと来た.以前(昨年の11月)にこんなことを書いていたのだ.(↓)
絵に書いたような愚かさ
 これは”足立区教委が07年度、区内の公立小中学校(72小学校、37中学校)で実施した学力テストの結果を基に、予算配分に差をつける方針を決めた”(この方針は以後撤回)に対して怒りのコメントをしたものだが,ちょっと引用すると;
「学力テスト」の結果で予算配分に差をつけるとは一体何を考えているのだろう。その「学力テスト」なるものはそんなに有り難いものなのか?そんなに絶対的なものなのか?考えても見よう、そんなものはどんなにがんばってみたところで、児童生徒たちへの教育の限られた部分しか表さないものだ。そもそも「学力テスト」といっても、結局は業者テストかそれに毛の生えた程度のものだろう。そんなもので税金の配分を決めてどうするのだ?
 この決定で、足立区の教育委がどうしようもないボンクラの集まりであることが明らかになった。彼らの頭の中には多様な価値観という言葉はないようだ。また、子供たちにある色々な可能性というもの、それを育てることの大切さというものも全く理解していないようだ。
 上に挙げた朝日新聞の記事にはこんなことも書かれている.
 足立区の中学校の教諭(59)も「成績の悪い子の答案を採点しても、上にあげない学校があるという話はきいていた」という。同区は学校選択制をとっており、保護者にとっては調査結果が数少ない判断材料になっていることが「大きなプレッシャーにもなっていたのではないか」と話す。
 確かに今回伝えられたような不正は許されるべきもではない.しかし,これは足立区の教育現場の荒廃の一部が露見したに過ぎないのではないのか.
 「学校選択制」というのは聞こえがいいかも知れない.しかし,足立区が独自の学力テストを実施しているということは,つまりはその「学力テスト結果」が選択の判断基準になると言っているようなものではないのか?したがって,「学校選択制」のその実体は「学力テスト結果」という一元的な価値で小学校を選別するに過ぎないものだ.児童を育てるということに対して責任ある制度とは思わない.また,このような一元的な価値観で小学校の教育現場が振り回されて,教育の荒廃を招かないはずがない.再度,足立区の教育委員会はボンクラの集まりだと断定しよう.
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by hiroi22 | 2007-07-08 23:05 | ずっと思う

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