ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

いかがわしい人々の厚顔無恥

 日本国憲法の前文にはこう書かれている.
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そして安倍晋三が最も忌み嫌う第九条はこうである.
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 4月にこのblogで集団的自衛権についての「有識者」会議(首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」)を強く非難した.
懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない
昨日,この「有識者」会議の議論が報じられた.
<集団的自衛権>「解釈変え容認」安保法制懇で意見大勢
 政府は11日、憲法9条解釈の見直しを検討する安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二前駐米大使)の第2回会合を開き、本格的な議論に着手した。首相が提示した4類型のうち「公海上で米艦が攻撃された際の自衛隊による護衛」について議論、「集団的自衛権の解釈を変え護衛すべきだ」とする意見が大勢を占めた。政府は従来、集団的自衛権は保有するが行使できないとしてきた。
上に挙げたblogで指摘したように,この懇談会は「有識者」会議とは名ばかりで,実際には安倍晋三のいかがわしいお仲間が集まった会議である.反対の立場の人間などいない.そのようなところで,自分たちが好き勝手に意見を述べて結論らしきものをまとめても,とてもまともな議論による結論と呼べるようなものではない.実際,この懇談会が発足した当初から,その点は朝日新聞などから手厳しく批判されていたところである.
 百歩譲って,この会議のメンバーが,その思想はともかくとして,多少なりとも知的な有識者であったとするならば,このようなメンバー構成による偏った議論を恐れて,慎重な議論,あるいは外に意見を求めるような態度をするだろう.付託されている議題はとてつもなく重大なのだから.ところが,彼らはそんなことはおかまいなしのようである.それは次の記事に如実に現れている.
 政府はこれまで、日本有事での米艦護衛は個別的自衛権で対処可能と解釈する一方、「自衛目的以外では米艦を守れない」と説明してきたが、11日の会合では公海上の護衛として(1)共同訓練中の補給(2)日米共同訓練(3)周辺事態での後方支援活動(4)同事態での船舶検査活動(5)弾道ミサイル発射の警戒監視、を例示した。

 このうち、(1)のように日米艦船が近接する場面では「集団的自衛権行使ではなく正当防衛」(久間章生防衛相)という考え方もあった。しかし委員からは「それでは限定的なことしかできない」と、解釈変更を支持する意見が相次いだ。

 (3)や(4)のケースについても「同盟で重要なのは情勢が緊迫した時」として集団的自衛権行使を求める意見が出た。朝鮮半島有事などを想定したものとみられるが、日本が自衛権行使に及んでいない状態で米艦防護のために集団的自衛権を行使すれば、事実上日本有事への移行を意味する。今後の議論の焦点となりそうだ。【古本陽荘】
厚顔無恥とはこういうことを言うのだろう.
 もう一度冒頭の日本国憲法を見て欲しい.
「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」
であり,
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
とある.ここに書いてあることをどう解釈すれば,アメリカ軍が攻撃されたら一緒になって戦うことができる,となるのか?解釈出来ると言うならば,それはペテンであり,欺瞞である.しかも,このような憲法の平和主義にのっとった集団的自衛権の解釈は,歴代の自民党政権によって,ことあるごとに確認されてきたところなのだ.
 安倍晋三は内閣総理大臣である.その権力の源泉は日本国憲法である.自分自身の権力のよりどころとしての憲法は認めるが,その平和主義はペテンと欺瞞によってないがしろにしようということらしい.
[PR]
by hiroi22 | 2007-06-12 22:22 | じっと思う

ブログパーツ

  • →:次の記事へ
  • ←:前の記事へ
  • Home:このページの先頭へ
  • End:最後の記事へ

最新のトラックバック

「オバマファクター」米国..
from 米流時評
シティバンク危機脱出!連..
from 米流時評
経済氷河期に春一番? C..
from 米流時評
警告!北朝鮮が即時臨戦態..
from 米流時評
作家フォーサイス 次の小..
from 米流時評
「事実は小説よりも奇なり..
from 米流時評
オバマのマンモス再生予算..
from 米流時評
ウォール街の真冬はいつま..
from 米流時評
ウォール街ブリザード!ダ..
from 米流時評
自由への厚い扉/エジプト..
from 米流時評

リンク

タグ

(119)
(60)
(49)
(45)
(45)
(39)
(32)
(26)
(26)
(24)
(16)
(15)
(14)
(12)
(10)
(9)
(8)
(8)
(5)
(2)

ライフログ


青の時代


オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える


風味絶佳


Antonio Carlos Jobim's Finest Hour


セゴビアの芸術

カテゴリ

全体
じっと思う
ずっと思う
Macintosh
iPhone

検索

以前の記事

2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
more...

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧