ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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懲りずに”やらせタウンミーティング”の発想--情けない

 最近、「学歴なんか関係ないよ」とは、私にとって本音でもあり建前でもあるなぁと思うようになっている。例えば、まわりに東大卒はたくさんいるけど、どうしようもない人間や、東大卒ということで変な意識を持っていてそれが逆にあだになっている人たちがいる。そういう意味では「学歴は関係ないよ」というのは本音である。一方、東大卒が故に優秀な人もいるわけで、そういう人はさすがに東大らしい徹底した優秀さを見せている。これが、京大となるとまた違った個性を見せているのであって、個性的で、人とは違ったユニークな働きや見方をする人が多いように思われる。だからタテマエとして「学歴なんか関係ないよ」とはいってみても、「学歴」あるいは出身大学というのは無視出来ないと思ったりしているのだ。
 こういう前振りで書くのは安倍首相のことだ。彼の出身大学は成蹊大学である。この大学は戦後の1949年に開校されたというから、当時雨後のタケノコのように設立され、駅弁大学と揶揄された大学群の一つといってよいだろう。私の意識の中では聞いたこともない三流大学のランクだ。名家の子息の大学としてはいささか格が落ちる。名門安倍家の「家柄」からすれば、東大とはいわないまでも、せめて早稲田か慶応あたりが順当だ。想像するに安倍青年はあんまり勉強はできなかったのだろう。
 安倍青年についての妄想はともかくとして、上に挙げた二つの見方でいえば、「成蹊大学でも結構」という前者の見方より、最近は後者の見方が強くなっている。もっとはっきり言えば、
この人は今まで物事をじっくり深く考えたり、論理的に考えたりする訓練を受けてこなかったんじゃないのか?やっぱり、若い頃には無駄に見えても思索に耽ったり、教養というものをつけておくことは必要なんだなぁ
と思っているのだ。右とか左とかの政治的なスタンスではない。それ以前のもっと基本的な部分を問題にしているのだ。今までもこのblogで「論功行賞人事」や「広義の強制云々」の馬鹿馬鹿しさを取り上げてきたが、それはよく考えると、こういったことは政治的な立場というよりもそれ以前の基本的な考え方の問題だということが分かる。今回の集団的自衛権についての有識者会議なるものにもそれが如実に現れている。
政府、有識者会議を設置 集団的自衛権行使、今秋に結論、
 安倍首相が、集団的自衛権について研究するための私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置したとのことだが、要するに狙いは“解釈改憲”。それも、今まで歴代の内閣がはっきりと憲法上認められないと明言してきた「集団的自衛権」を安倍内閣の個人的解釈で可能にしようというものだ。私にはもうこの姿勢だけで十分Cheatなのだが、さらにこの“有識者会議”なるもののメンバーがひどい。
【有識者会議のメンバー】 岩間陽子・政策研究大学院大学准教授(国際政治)▽岡崎久彦・元駐タイ大使▽葛西敬之・JR東海会長▽北岡伸一・東大院教授(日本政治外交史)▽坂元一哉・阪大院教授(国際政治)▽佐瀬昌盛・防衛大学校名誉教授(国際政治)▽佐藤謙・元防衛事務次官▽田中明彦・東大教授(国際政治)▽中西寛・京大教授(国際政治)▽西修・駒沢大教授(憲法)▽西元徹也・元防衛庁統合幕僚会議議長▽村瀬信也・上智大教授(国際法)▽柳井俊二・前駐米大使
安倍首相のお仲間が並び、しかも憲法に関わる問題でありながら、憲法学者が1人しかいない。
 朝日新聞の社説はいう;
13人のメンバーを見渡せば、集団的自衛権の行使容認に前向きな意見の持ち主ばかりがずらりと並ぶ。
(中略)
特定の考え方のメンバーだけを集め、わずか数カ月の議論で解釈変更をめざす。そんな強引で一方的なやり方がまかり通っていいはずがない。
つまり、初めからどんな結論が出るか決まっている”有識者”会議なのだ。こんなものに「研究」だとか「諮問」だとかいう言葉を恥ずかしげもなくよく使えるなと思う。この”有識者”会議は
やらせ質問で世間を呆れさせたタウンミーティングと同じ発想である。
 この”会議”が秋に何らかの結論を出せば、安倍首相は臆面もなく
有識者会議で議論された結果貴重な答申を頂きました
とでも言って解釈改憲に突き進むのだろう。しかし、こんなメンバーで”議論”されたものにいったいどんな権威・意味があるというのか。
 繰り返すが、これは右とか左とか言った政治的立場の問題ではない。正しい見方、あるいはよりよい方策を探る時の基本的なものの考え方の問題である。真理とかいったものに対する謙虚さの認識とも言える。残念ながら私には安倍首相にその大事なものが欠けているとしか考えられないのだ。
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by hiroi22 | 2007-04-28 23:06 | じっと思う

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