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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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ハイパーカード

昔のソフトについてひとくさり.
ハイパーカードはもう17〜8年ほど前に発売されたアップル社のソフトで,当時はMacintoshを買えば必ずインストールされてついて来た.いわゆるバンドルソフト.
ハイパーカード_d0007533_17553545.jpgでは何をするものかと言うのと,これが知らない人に説明するのにはとっても難しい.基本的には「カード型データベース」と言っていいのかも知れない.でも,お絵描きも出来るし,画像(白黒だったけど)やアニメーションなども扱える.
しかし,何と言ってもハイパーカードのハイパーカードたるゆえんは,“ハイパートーク”という一種のプログラミング言語を備えていたことだろう.ユーザーはこのハイパートークの知識さえあれば,自分でそれなりの作品(スタックと言う)を作って利用することが出来たのである.少し難しく言えば,“オブジェクト指向”のツール構成であり,ハイパートークは日常語に近い構造をしていたので,敷居が低くかなりのことが出来た.実際,当時私は研究集会の参加者の管理(旅費管理,事務書類管理など)をこのハイパーカードのスタックを自作してこなしていたのである.それまで,全くプログラミングの知識がなかった私でさえ出来たのである.
ハイパーカードに対するアップル社の扱いは過去のソフトとしてのそれである.もう新たな開発はなされていないと聞く.OS Xネイティブでは立ち上がらず,Classicモードでの起動となる.これはOS Xユーザーにとってはかなり面倒なことだ.コンピュータの使い方の主流がインターネット中心になった今,ハイパーカードの有用性はあまりないのかも知れない.しかし,データベースからグラフィックス,プレゼンテーションまで,ユーザーの創意工夫によって可能性がどんどん広がるツールとしてのハイパーカードを,もう一度見直して欲しいという人は私を含め少なくないと思う.
by hiroi22 | 2005-05-05 21:06 | Macintosh

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