ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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テロとは何なのだ?

 ロンドンで大規模な旅客機爆破テロ計画が発覚し、多数の逮捕者が出たというニュースは驚いた。また、海外旅行を予定している身としては不気味な恐怖心にかられている。
 確かにこういうニュースを目にすると、アメリカが叫ぶ「テロとの戦い」という主張が説得力を持ってくるような気がする。しかし、改めて思うのは「テロとは何なのだ?」ということである。
 イラクなどでは現在も爆弾テロで毎日多くの犠牲者が出ている。一方イスラエルはヒズボラとの戦争で、毎日のように無差別爆撃を繰り返し、罪のない市民が犠牲になっている。そしてよく知られているように、アメリカはあからさまにイスラエルを支持・支援している。私の目にはどちらもやっていることは同じに見える。どうして一方は戦いの標的であり、片方は支持される対象になるのだ?きちんとオーダーされた軍隊による殺戮はテロではないのか?たとえそれを「テロ」とは呼ばなくても、それによってもたらされるのは、テロと同じく出口の見えない憎悪の連鎖だけだ。この連鎖を止めない限り、無意味な殺戮は続く。それはアメリカのイラクでの失敗を見ても明らかだろう。
 そんなことを思っている時にこんな記事を目にした。
<ギングリッチ前下院議長>「第三次世界大戦の様相」指摘
なかなか刺激的なタイトルである。中身はというと:
【デモイン(米アイオワ州)及川正也】08年米大統領選に共和党から出馬が取りざたされているニュート・ギングリッチ前米下院議長は12日、当地で外国人記者団と会見し、イラクでの対テロ戦争やレバノン情勢など世界の紛争について「第三次世界大戦の様相を呈している」と指摘、テロに対抗するため国際社会が結束する重要性を強調した。
 「イラクでの対テロ戦争」と「レバノン情勢」とをあげて、「テロに対抗するため国際社会が結束する重要性を強調した。」ということらしいが、この人は現在の「イラクでの対テロ戦争」と呼ぶものの原因を作ったのがアメリカであることをお忘れなのだろうか。また、「レバノン情勢」と呼ばれるものが「テロリストとの戦い」であるとの認識をお持ちなのか?つまり、ヒズボラがテロリストでイスラエルはそれと戦っており、「国際社会が結束」して支持すべきとでもいわんとしているだろうか。
 9.11以降、アメリカは憎悪による報復という政策を一貫して行なっている。それは自ら「テロリスト」と呼ぶ者たちと同じレールの上を進んでいることになるのだ。
 
 安倍晋三政権が誕生しようとしている。私は、この政権によって日本も「憎悪の連鎖」政策をとるようになるのではないかと危惧している。「憎悪」の対象は第一に北朝鮮である。そもそも、あまりパッとしなかった安倍晋三が注目を浴びたのは、拉致問題に対する北朝鮮への強硬姿勢を見せ始めてからだった。彼はこの効果を忘れないだろう。そして、韓国や中国に対しても同じことを狙うのではないのだろうか。中身を読んでいないので言いにくいが、文春の彼の記事のタイトル「闘う政治家」(←嫌なタイトルだ)というものに、おそらくはその意識が現れていると思う。
 一人一人の人間が、「国家」というフィルターを通して憎悪の感情を持つ。旗を振る政治家がそれによって支持を得る。そんな危ない日本にしたくはない。
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by hiroi22 | 2006-08-15 00:34 | ずっと思う

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