ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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外務省はどちらを向いているのだろう

 1年半以上も前(04年5月)の在上海日本総領事館での出来事が、なぜか突然問題になっている事件だが、
中国政府声明の事実ない 外務省が職員自殺で反論
によれば、
 外務省は1日、在上海日本総領事館男性職員の自殺問題について、「日本側は職務の重圧のために自殺したと表明」したとの中国政府声明に対し、「日本側がそのような立場を表明したとの事実はない」と反論する文書を発表した。
さらに、
 文書は「日本政府として、中国政府に対し、事件発生直後から、事実関係の究明を求めるとともに、厳重な抗議を行っている」とし、「職務の重圧」との見方は取っていないことを指摘。
とある。どうも、えらい剣幕のように見える。しかし、これ、そんなに血相を変える問題か?私の理解では、もし日本側の抗議どおりの内容ならば、今回の事件は、
1.在上海日本総領事館男性職員が中国側の誘惑(?)に引っかかり、弱みを握られた。
2.その弱みにつけ込んで、彼に対して中国側から情報提供の要求があった。
3.彼が自殺した。
ということになる。亡くなった彼には悪いが、ただでさえ悪い日中関係をさらに悪化させても抗議するような問題だろうか。
 そもそも、大使館とか領事館とかは、その国の情報収集が大きな目的の一つではないのか。もっといえば、スパイ活動である。ならば、今回のような状況は日常茶飯事に起こりうることだろう。それとも、日本の外務省の職員の情報収集は全て公式ルートを通して行っているとでも言うのだろうか?そんなことはあるまい。したがって、もし今回の抗議を、額面通り真剣に行っているとすれば、国際社会の笑い者だろう。
 私は、外務省は今回の「抗議」は無意味であることはよく分かっていると思う。今回の行動は中国側に向けられているのではないのだ。それはこの記事の、
当初から「中国公安当局関係者による遺憾な行為」に対し毅然(きぜん)と対応してきたことを強調した。
からもうかがえる。今回の行動は、批判をかわすための国内向けのポーズと私は見る。「強調した」というメッセージは国内に向けて発せられたのだ。
 情報収集活動の現場から見れば、自殺した在上海日本総領事館男性職員の監督不行き届きが一番の問題だろう。当然、外務省の責任である。また、国内の対中批判派からの非難もある。これらを意識しての行動と思う。
 しかし、このような国内向けのポーズで外交問題を処理するのは愚の骨頂であろう。外交機密を盾にして、週刊文春の記事は黙殺するべきだったのだ。
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by hiroi22 | 2006-01-02 00:32 | じっと思う

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