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ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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ブログについての内省

 今年の3月からお遊びで始めたこのブログだけれど、12月の今も書き続けることができている。よく続いていると思う。その間、自分のブログだけでなく、他の人のものもずいぶん拝見した。
 「ブログ」なるもの、最初はどういうものかよく分からなかった、多分今も分かっていない。「日記をホームページで公開するものだ」みたいな説明も目にした。そういう使い方もあり得るけど、多くのブログは何らかの形で書き手のメッセージを発するものになっていると思う。少なくとも私の場合は日記ではない。日記なら3日で終わる(経験)。
 私のブログも、「日々の考えの備忘録」ではあるが、自分の考えを提示する場になっていることは確かだ。ただし、それを提示・発信してどうなんだと言われるとよく分からない。ただ、このような形で自分の考えを纏めることは、自分の中では意義があると思っている。
 振り返ってみて、自分の書いた内容を見直すのは面白い。我ながらいろいろなことを書いている。これは初めから意図していたのだけれど、ジャンルを三つだけに絞ったので、さらに題材に統一感がなくなっている。こういうのが好きなのである。思いつくまま逍遙するようなスタイルが。
 一方、危うく思っていることもある。それは、ブログだけではないが、インターネットで、浅薄な煽動みたいな意見が横行しないかということだ。
 例えば、今もまた日本と中国で外交官の自殺を巡ってよからぬ空気になっている。これは週刊誌文春の記事が発端であるが、いろいろな意味で、きわめていかがわしい。そして、これを契機に、おそらくインターネットの匿名掲示板などでは中国に対する偏狭・強硬な意見が飛び交っているものと思われる。この状況は相手側、中国でも同じだろう。これは何も今回に限ったことではない。過去にもあったし、日本の再軍備をもくろむ連中は、中国だけではなく韓国、北朝鮮などを相手に、今後も機会を見つけてこのような手段に出るだろう。ナショナリズムを刺激するのは簡単だ。さらにインターネットでの匿名掲示板などで、双方の市民の憎悪と互いの不信感を拡大させれば、事は運びやすくなる。
 個人として信頼し合える同士が、国家というフィルターを通して不信感を募らせていく。そしてその国家は市民が主体であると標榜している。矛盾しているし、市民にとって何の益もないことだと思う。これにはインターネットが一役買っている。なぜならインターネットのほとんどは自国語で語られるからだ。
 ただ、ブログという形態は少しは望みがあると考えている。個人として、匿名でも発信できるが、ブログにはヒストリーがある。つまり、匿名であっても、その個人の考え方が連続的に閲覧できる。それによって、受け手が短絡的な判断を避けることができるのではないかと思う。逆に、多くの人が説得力のある議論を重ねていけば、それによって建設的な方向に進んでいく事が期待できるかもしれないと思っている。
 甘いかもしれないが。
 
by hiroi22 | 2005-12-30 22:33 | ずっと思う

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