ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


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戦争を知らない子供たち

「戦争を知らない子供たち」という歌が昔はやっていた。「戦争」は知らないけれど、平和と愛の歌は知っているよ、というメッセージを込めた歌だった。一種の反戦歌といってもよいと思う。この歌がはやっていた頃、もう35年ほど前のことだろうか、その頃に比べると日本も何か、きな臭くなってきていると感じる。やはり「戦争を知らない子供たち」という牧歌的なものではダメだったのだろうか?
ここでいう「戦争」とはもちろん太平洋戦争のことだ。零戦だ、紫電改だ、大和に長門だと無邪気に少年雑誌のグラビアを見て喜んでいた子供の頃を卒業して、少しは冷静に物事を考えられるようになってから、あの戦争を見てみた。
一言でいうと、ひどい戦争だった。日本軍のアジアの国々での蛮行については、いろいろな所で議論されているので、ここでは触れない。日本軍のそれ自体を考える。これもひどい。アメリカ軍の機関銃の隊列が三方で待っている見通しの良いところにほとんど丸腰で突進していって全滅したり、兵站路を確保できぬまま、高山を進軍して頓挫したりするなどの無茶苦茶な作戦、これらは当時の訳の分からない精神論に立脚していたのだ。しかし、こんな個々の作戦の愚かさはまだましな方だろう。一番ひどく、許せないのは当時の軍の上層部の「無責任さ」だ。
今年話題になったフジテレビとライブドアの騒ぎの時に、ライブドアの社長が盛んに
「もう詰んでいる。」
という言葉を連発していたが、戦争末期の日本がまさにこのとっくに「詰んでいる」状態だったのだ。燃料はない、弾薬・武器もない、飛行機も足りない、わずかに残った軍艦は呆れたことに、動けず港に放ったらかし。将棋でいえば、飛車角はおろか金銀桂香にいたるまで失って、歩が2、3枚、王将のまわりに張り付いている、そんな状況だった。まともな人間なら、とっくに投げている。それをまだ戦わせようというのだ。自分が戦うわけではない。戦うのは青少年、その犠牲は尊い人命だ。将棋の駒ではない。しかも卑劣なことに(この言葉を使う)、いわゆる「大本営発表」と称して国民からこの事実を隠し続けたのだ。帝国軍人とかいって格好をつけているけれども、やっていることはとんでもないことばかりだ。
あの戦争が終わった時に、こういった戦争を続けた指導者を日本人自身できちんと断罪すべきだったと思う。もし、あの戦争がもう少し早く終わっていたら、何百万という人々が助かったのだから。この責任はとても重い。
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by hiroi22 | 2005-08-15 22:45 | ずっと思う

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