ボーッと何かを・・・ 日々の考えの備忘録


by hiroi22

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iTMSの成功と音楽文化

世間は、郵政民営化法案の参議院での否決を受けての解散総選挙で大騒ぎであるが、それでも見逃せないiTMSの話題について。
私も幾分かは貢献したのだけれど、予想通りiTunes Music Store(iTMS)は幸先よいスタートを切ったようだ。
米アップル、日本での音楽配信が開始4日で100万曲突破
ジョブズのコメントによれば、「iTMSは日本国内における、他の音楽配信サービスの1カ月の販売実績の2倍を、たった4日間で達成した。」ということらしい。一口に100万曲と言うが、大変な数である。この事態を日本の音楽業界の人はどう捉えるのだろう。昨今のCDの売り上げ減については、日本の音楽業界は、その主な原因をパソコンなどを使ったユーザーによる違法コピーによるものであるとしてきた。だが、CDの売り上げ減は、ユーザーの違法コピーなどが原因ではない。良質の音楽を適切な価格と方法で提供すれば、人々は音楽を求める。iTMSの活況はそれを示している。CDの売り上げ減は、良い音楽を提供してこなかった自らの不明の結果であることを、音楽業界は認めるべきだ。
さらに、ごく一部のユーザーの所為をもって、それがあたかも全てのユーザーの所為であると決めつけ、CCCDのような後ろ向きの技術、アーティストとユーザーの不利益にしかならない代物を押し付けた、このことは間違っていたたことも認めるべきだ。
多くの人が指摘するように、iTMSは日本の音楽業界にとってのいろいろな意味で黒船となるだろう。その一つの理由は上のようなものだが、実際に利用してみて、もう一つ気がついたことがある。それを述べる前に、iTSMの「使い勝手の良さ」について説明しないといけない。
実は、今回他の音楽配信サービス(全てではないけれど)も少し覗いてみた。iTMSと比べてとても使いにくいと感じた。決まったアーティストの曲をダウンロードするのには大差がないかもしれない。しかし、その曲にたどり着くまでの過程が分かりやすいとは言えないものもあった。何よりも大きな違いは、「一体どんな曲があるのか」という「ブラウズ」の機能の差だ。
d0007533_22121897.jpg左は、iTMSのブラウズ画面の一部である。ジャンルとしてJ-POPを選択すると、このようにアーティストの欄が現れるのである。このウィンドウを上下に行き来することによって、いろいろなアーティストの曲を知ることが出来る。他にも、ロック、ポップスなどのジャンルがあるので、それを選択することで、iTMSの提供する楽曲を見て回ることが出来る。ちょうどMacintoshで、フォルダーを選んで中のファイルを見て回る感覚である。これがマウスのクリック一つで出来る。大変使いやすい。
このように使いやすいブラウズ画面だが、私はこの画面はもっと大きな意義があると思う。それは、
この画面上では全てのアーティストが平等に扱われる
ということだ。人気のJ-POPアーティストも今や名前しか残っていない歌手もこの画面では同じである。宇崎竜童も宇多田ヒカルも越路吹雪も同じく並んでいる。年齢もレーベルも関係ない。そして、ユーザーはたった30秒とはいえ、彼らの曲を自由に聴くことができ、気に入ったものを買うことが出来る。これは、例えばTVやラジオなどの音楽番組で、限られた歌手の曲を“押し付けられる”状況とは大きく異なる。iTMSのこのブラウズ画面では、ユーザーは楽曲中心に選択できるのだ。アーティストの提供する音楽の質のみが問われる。そういった意味では、大変意義深いと思う。
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by hiroi22 | 2005-08-08 22:53 | Macintosh

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